熊本地震は最後の警告
須山敦行
私は、感覚的に、熊本地震から川内原発を止めて欲しいと感じた。
でも、それは、素人のしょうがない恐がりなのかと思いながら。
海渡弁護士は書いている。
「熊本の地震は大噴火を前に原発を止め、早く使用済み燃料の運び出しをはじめるようにという最後の警告かもしれない。」
私は川内原発が差し止められないという判決だと聞いて、
判決が出た、ということから、危険を感じるのは間違いかと思ってしまった。
海渡弁護士は書いている。
「決定は、総論では安全性を証明する責任は電力会社の側にあるとしていた。
そして、その立証が完全に破綻していることは決定自ら認めている。
にもかかわらず、社会通念というわけのわからないものを根拠として、
決定自体が火山の爆発の予見は困難としたにもかかわらず、
その不可能な予見を住民側に求め、
これができていないことを根拠に住民の請求を否定したのである。」
つまり、判決は、電力会社側の、地震、火山からの安全性の証明は全て破綻していると認めながら、「社会通念」というわけのわからないものを根拠に、抗告を棄却したのだ。
そこで、海渡弁護士は呼び掛けている。
「ここで認定された事実をもとに、
川内原発は、そしてすべての原発は止めておくべきであるという「社会通念」を作り上げる仕事は、一人一人の市民の手に委ねられている。」と。
私は、声を大にして言おう。
地震国・火山国、日本のすべての原発はなくそう、と。
以上、『世界』6月号、「川内原発をこのまま動かしていいのか」海渡雄一
から学びました。
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