東久留米の『世界』が9日行なわれました。
温暖化とはいえ冬で、体調を悪くされる方も多く、7名の会でした。
特集1の「コロナ災害下の貧と困」で、大半の時間を使うことになりました。
コロナ対策と経済対策との関係がどうあるべきか。コロナ禍が最貧層や弱者を直撃するものになっていることを教えてくれる論考であり、話し合いでした。のんびりしていては見えない状況ですが。コロナ対策で経済を止めることが、最弱者を追い詰めている現状にどう対処すべきか、熱く討論されました。
その話題の中で、11月号で登場している斎藤幸平の名前が出てきて、「成長」、「脱成長」に関してもそれぞれの意見が主張され、世界のあり方を問う議論の場に斎藤幸平が一石を投じていることは確かなようです。
もう一つのテーマの、入管政策の課題は、あまり時間を取れませんでしたが、「難民問題」と「外国人労働者問題」という、似た所があるが別々の問題があるのだということで、どちらにも日本の対応は大きな課題を抱えているのだなということでした。『世界』は継続的に「入管」問題を取り上げていますが、世間的には見逃されがちなことが問題なだ、と。
今回の共通テーマは、
○ 「コロナ災害のもとのSOS」 雨宮処凜
○ 「脆弱化した日本経済」 山家悠紀夫
○ 「極貧がつくられる社会と雇用」 後藤道夫
○ 「キャッシュレス社会のワナ」 笠井哲也
○ 「女性を直撃するコロナ災害」 竹信三恵子
でした。
その他のお薦めは、以下のモノでした。
● 須山 「但馬日記 第20回」 平田オリザ
でした。
◎ 東久留米の『世界』を読む会、1月例会のお知らせ
●日 時 1月13日(水) 午後6時
●場 所 市民プラザ会議室(市役所1階)
●持ち物 雑誌『世界』1月号
○共通テーマ
・「瀬戸際の地方自治」 岡田知弘
・「深き分断 アメリカのこれから」 久保文明×古矢 旬
・「バイデンは安全な選択ではない」 ナオミ・クライン
・「権謀の人(下)」 斎藤貴男
※ 第2水曜が定例です。ご承知ください。
● 連絡先 須山
suyaman51@mail.goo.ne.jp

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