豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

誰もが平等に年齢を重ねる…伊達紋別~函館~北斗市

2009-08-08 17:30:40 | ファース本部
公平と平等は、全く異なるのだと言う内容を以前、このコラムで記載した事があります。公平とは、能力を持っているものと持っていないものを其れなりに評価し合い、頑張る人には頑張った分だけの報酬や立場を授けると言う事でしょうか。

ある学校の運動会では、競い合いが序列をつけ、それが差別だと言う理由で競争競技では手を繋いで一緒にゴールさせると言う所もあるそうです。好むと好まずに関らず社会全体、人生そのものが競争なのですから、強く生き抜く地力を付けさすもの教育なのでしょう。

運動会でいつも一等賞をとる子供がそのまま生存競争で一位になる事など在り得ません。運動神経は鈍いけど勉強が出来るとか、音楽が得意だとか、絵が上手だなどと、それも全て競争の原理が働いています。個性を引き出して持ち味を生かし、人生における自信を与える工夫が必要です。

平等とは、一律に全て同等にしよう言う事なのでしょうか。頑張っても頑張らなくとも、全員が一緒と言う事になりますが、とても無機質な人生になるだろうと思います。
私は人生で一番平等と言えるのが、誰もがみんな一緒に年をとる事だと思います。

人は年齢を重ね、いずれその生涯を終えて行きます。年をとったと言う事は、先の時間が短くなる事です。自分の年齢を実感した時は、誰もがきっとモノ悲しさを感ずるでしょう。しかし、人生とは、幾つになってもこの未来に希望を抱き続けなければなりません。

年齢を実感し、その宿命を嘆き、無気力になると一気に「老人化」が進みます。
人生競争を生き抜くには、自分自身に強い生き甲斐を与えなければならないのでしょう。人生経験を積んだからこそ出来うる社会貢献の仕方も多くあります。

高齢化社会と言っても、その当人が精神的な抑圧を克服してマインド維持が出来さえすれば、年齢の重ねた人だからこそ、そのキャリアで社会貢献する事が可能となるでしょう。

今日のメールで昔に一緒に働いた同じ年のトビ職の職人が亡くなったと言う連絡がありました。彼とはまさに兄弟分で、いつも一緒に現場100回と言えるような繰り返し身体で覚える仕事をしたものです。

亡くなった昔の仲間の冥福を祈りつつ、彼らによって現場なりたっていた事を実感します。今日は特急北斗で噴火湾(写真)に北斗市、本社に戻りました。
明日の日曜日、本社で木工教室のイベントがありますが、午後には関西へ…
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