豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

住宅の社会資本化政策を…福島町~北斗市

2010-07-07 19:49:33 | ファース本部
我国日本は、住宅そのものを耐久消費財として扱われてきました。
そのため住宅の資産価値は、15年程度でただ同然となってしまいます。
通常の自家用車と同じような消耗品扱いが日本の住宅風土となってきたようです。

家も自動車も、購入した時点で一番資産価値が高く、時間が経過するごとに資産価値が15年で無価値、いや無価値どころか撤去や処理経費を見込むと負債資産になる事もあります。
世界の住宅資産価値は、社会資本財としての位置づけし、半永久的に資産価値が保持出来るとの前提で家づくりを行っています。我国の住宅平均寿命が30年、これを世界標準なみの社会資本化するには工務店の仕事が大量に存在します。

国家が税金を投入しても現在の既存住宅の再築を図り、社会資本化リフォームを行えば、投入資金の何十倍もの資産価値が膨れ上がります。またそのリフォームの仕事は、下請けをさせる構図ではなく、地域密着の工務店が直接担当する事に意義があります。

地域の工務店が受注を行えば、地域に存在する販売代理店、資材問屋、建具、基礎、屋根、左官どの協力業者に、人、モノ、金が行き渡ります。地域活性化、地域おこしにも繋がります。既に数百万戸もの住宅が余剰しており開発型の需要はありません。

ところが既存住宅を地域工務店で社会資本化するリニューアル事業は、地域おこし、省エネ、エコ政策としての波及効果が伴います。
日本では、住宅を消耗品扱いの耐久消費財としてきた事を改める政策を実践すべきです。
参院選真っ最中ですが、内需拡大で景気浮揚を促し、住宅の社会資本化政策を優先する政治家を応援したいものです。

写真は、今日の夕方に撮った福島町でのファースの家上棟式、餅撒き行事の様子です。
人の暮らしには家に関わる仕事があります。それは地域に密着して工務店だからでしょう。
今日の七夕の日も、天気に恵まれ気温25℃の過ごし易い道南の一日でした。
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