豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

オール電化住宅市場の裏側…札幌~千歳空港~函館空港~北斗市

2010-07-22 18:14:00 | ファース本部
昭和60年後期には、深夜電力の需要がとても少なく発電設備が極度に余剰しておりました。深夜電力の需要を促すと、余った電力がお金に出来るだけでなく、深夜時間帯の発電効率が向上するため、エネルギーコストも抑制され一石二鳥の効果があります。
平成初期、「負荷平準化」を唱え各電力会社が一斉に深夜電力需要の喚起運動を行います。

平成元年、私達のオール電化仕様のファース工法が完成します。全てを電気にと云う私達の工法に電力会社は、かなり戸惑った様子でした。ファースの家は、家全体の湿度管理を行うため、燃焼機器が使用出来ないと云う理由でしたが電力会社とは方向性が一緒です。

当初は、ガスや石油事業関連の猛烈反撃は必須の市場環境です。
その中にあって発信元となった北海道電力の営業開発グループ面々の活躍が発端となり、今現在の電化住宅市場が出来上がったと云えそうです。

今日はその時の同志とも云える方々とお会いしてきました。写真左は、ほくでんサービス㈱札幌支店、理事営業部長の小野好幸さんと営業課長の古川利昭さんです。初期の電化住宅市場は戦乱の様相でしたが、両人は同志であり戦友とも言えるかも知れません。

深夜電力需要は、東京電力のような大規模設備を持った会社にまだまだ余裕があります。しかし発電キャパの小さな電力会社でこのまま累積すると昼夜逆転状況になる事が心配されます。負荷平準化トップランナーの北海道電力は、既に深夜電力集中方式から、通電時間の分配方式にシフトする体制に変更しつつあります。

写真後ろの応接室に貼ったポスターにも当時と全く異なる電化方式を提案しています。
ファースの家は、既に北海道でも寒冷地用エアコン暖房のオール電化を供給しています。今月から札幌往復は、丘珠空港から千歳空港になりました。
飛行時間が僅かに30分、強い雨の札幌でしたが北斗市は晴れて、涼しい風が吹いています。blogram投票ボタン
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