豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

見えない熱を可視化する研究…東京都内

2016-12-08 18:54:18 | ファース本部

とかく温熱環境は、言葉で語ってもユーザーに実感して貰えない事が殆どです。
私は、30年前、高気密・高断熱を云っても、誰からも見向きもされない時期がありました。
暖かい、涼しい、冷暖房費用が安価だと云ってみても、見せる事など出来ません。
「快適そうに観える家」の方がはるかに売り易いのです。

この「快適そうに観える家」と「真に快適な家」では、住んでから違いが判ります。
住宅販売会社は、住んでから判る家でなく、今売り易い家を開発しなければなりません。
それが「快適そうに観える家」と云うことになります。

大きな吹き抜け、開放的な間取り、幾方にも開口部や窓飾りがあり、見るからに「住んでみたくなる家」なのです。このような家は、住んでから予想外の事象が発生します。
暖房熱はすべて天井付近に挙がり、足元が冷たく、暖かくしようとすると暖房費用が膨大となります。
夏ともなると冷房機のない部屋には行けない状態となります。

今日は、法政大学デザイン工学部建築学科・工学博士の川久保俊先生(写真)の川久保教室を訪問しました。
川久保先生は、建築物の平面図、立面図を基に日射熱や外気温など自然環境で変わりゆく室内の環境変化を、三次元で表記するソフト開発して活用していました。
その建造物の中で暮らす人のカラダが受ける状況も、三次元で可視化させています。

この研究は、家づくりを計画するお施主様に「快適そうに観える家」と「真に快適な家」の違いを三次元で見て貰うことが出来ます。
川久保先生が研究する法政大学デザイン工学部建築学科は、単なる高気密・高断熱でなく、都市環境と家づくり、それに住む人の健康との関わり合いを可視化する研究です。

私達ファースの家の健康調査票も、川久保先生や首都大学東京の星旦二先生のグループが中心となり監修して行っております。
1000棟のファースの家に健康調査票を送付しましたが12月22日締め切り日を前にして、この1週間で250通の回答がありました。ファースの家ユーザー様に感謝です。
開封せずにそのまま川久保教室に届けます。どのような結果なのか不安と期待が。

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