豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

住宅寿命30年の実態は…函館市~北斗市

2019-01-15 18:10:36 | ファース本部

日本の住宅寿命は30年だとする論評が多く発せられている。
私は50年間も家づくりや住宅システムの研究開発を生業にしてきましたが、1棟たりとも30年で朽ち果てた住宅などは見た事などありません。

日本の住宅が30年で朽ち果てる訳では絶対にありません。
居住者自身が30年以上、その家に住む意欲を失って、叩き壊しているのが現状なのです。
叩き潰す要因は、断熱性能などの意識が希薄で造られ、寒い暑いなどと住み心地が悪いからに他なりません。

アメリカやイギリスは100年以上、フランスやドイツでも80年以上寿命が常識です。
メンテナンスを行うごとに付加価値を増す、居住文化の違いも大きいようです。
日本は高温多湿の風土で、安易な断熱性能を高めると様々な事象が発生し易いことも要因かも知れません。
断熱材が、腐朽菌を発生させている要因になっている場合もあります。

日本の建築の場合の多くは、個別暖房をメインとしてきました。
冬場に暖房している居間の温度が25℃、隣の部屋が10℃と、気温差の多い家もあります。
私達が生活で発生する湿度が低温で露点温度の部分のそれが結露となって表面化します。

窓やガラスの見える結露なら拭き取れますが壁体内では、断熱材や木材が露点温度以下になるため多湿となり、カビやシロアリの被害を受ける場合もあります。
また、ビスや釘が錆びて構造的弊害も少なくありません。

このような家づくりは、高度成長期の大量生産大量消費の風習で見えなくなる断熱材の在り方や、住み心地を後回しにされたのが要因だと思っております。
今こそ見えない部分にお金を注ぎ込む意義を知って頂きたいものです。
写真は施工の簡単そうで難しい、グラスウール断熱材の施工方法を検証中に撮りました。

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