豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

寒冷地でのエアコン暖房の仕組み…北斗市

2019-02-09 16:04:12 | ファース本部

大寒波が襲い、先ほど弊社の扇専務から、道北の-30℃地域にいるとの報告がありました。
写真は、ファース本部の裏側の駐車場、資材置き場、実験ハウス敷地ですが、約2,000坪もあるため、除雪した雪の山の捨て場所に苦慮しております。

この-30℃の地域でも快適なエアコン暖房が出来ております。
エアコンの仕組みは、室外機のフィンに外気-30℃を送風機で接触させると循環している冷媒ガスが自動的に10℃低い-40℃になるように設定されています。

この10℃を室内機に汲み上げ、室温にこの10℃加温する仕組みとなっています。
ところが外気温-30℃で冷媒ガス-40℃だと、たちまち室外機のフィンが凍ってしまい、外気温を汲み上げられなくなります。

このフィンの凍るのを事前察知して、冷媒ガスを瞬間的に熱する技術があるのです。
冷媒ガスを熱するには、電気ヒーター、室温フィードバック、室外機に溜めた熱などと、エネルギー消費効率(成績係数)を上げるため、各メーカーが競争しています。

例えば室温5℃の部屋に10℃加温すると吹き出し温度が15℃となります。
家に断熱性能があれば直ぐに15℃になり、15℃で吸い込めば25℃噴き出しとなり、制御装置が稼働して省エネモードに入ります。

断熱気密の伴っていない家は、隅々から熱が逃げて、吹き出し温の15℃を上昇させることが難くなり、極めて悪いエネルギー消費効率となり、膨大な電気量を消費しています。断熱性能とエアコン省エネは比例しているのです。
ファースの家は、天井裏エアコンからの空気循環で床面、壁面、天井面からの輻射熱暖房を行っています。
この寒い時期は、エアコン暖房が標準装備でクオリティの高いファースの家の暖房を、お近くのFAS加盟工務店で体感してください。

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地域密着工務店が生き残るために…東京都内~羽田空港~函館空港~北斗市

2019-02-08 17:52:49 | ファース本部

講演や著書には成功事例が多く披露されているようです。
私は多くの工務店経営者と会う機会があります。
彼らは、確実に失敗事例を求めていのです。

他人の失敗事例には、多少なりとも安堵して、自分はその失敗をしないように心を固めます。
ヒトの失敗を見聞きして自信と勇気が涌いてくると言います。
一見哀しい光景に感じますが、このような地域工務店経営者を責めることはできません。

そもそも地域密着工務店には、その経営手法、経営のセオリーなど通用しないものです。
他人の成功事例は、環境の番う工務店経営者には殆ど通用せず、お念仏のよう聞こえます。
とにかく地域工務店経営者には、生々しい失敗事例の情報が欲しいのです。

失敗事例のネガティブ情報は、モチベーションを危惧されますがその心配はありません。
一方で工務店経営者は、勉強、研鑚、勇気、努力、根気、感謝、笑顔が必要です。
家づくりを生業にする工務店経営は、経営者の人柄や家族の協力度合い、大工さんや協力業者の度量、過去の実績と対応実例、地域事情などの複雑な環境が絡み合っています。

お施主様には、住む事の喜びを知って戴ける家の性能とアフターフォローが。
経営の在るべき姿を語る前に現場を知り、家の在るべき姿を知り、そして自分自身を鳥瞰的に見定めることが必要なのでしょう。

混沌とする住宅産業は、他人の成功を喜べるような包容力や優しさを工務店経営者に求めるのは無理なのでしょうか。
いや、ヒトの上手くゆくことを喜べる人間力こそ地域工務店経営者の姿なのでしょう。

気温+10℃の東京から-10℃と気温差20℃の北海道北斗市本社に帰社ました。
写真は車の温度表示で-10℃を示しています。

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親切はさり気ないほど価値がある…北斗市~函館空港~羽田空港~東京都内

2019-02-07 20:30:39 | ファース本部

「車椅子 そっと差し出す 手と心」
何とも奥深い言葉で家づくりも通じる標語です。
「車椅子」とはハードそのものです。

そのハードを上手に活用させるには、優しさ、慎ましさ、奥ゆかしさなどの真心が必要であると言う事をとても解り易くまとめた言葉だと思います。
私達の家づくりは、住む人に快適性、安全性、経済性などの性能(ハード)をまずは確立させるために日々奮闘しております。

今日も北海道では、多層断熱ガラスの熱負荷実験を行っています。
午後には東京に移動してサッシメーカーである、三協アルミの方々と新しい開口部の開発などを協議してきました。

このような研究や実験を経て出来上がった住宅システムは、お施主様に押し付けてはいけません。
良い家には良いお施主様が自然とついてくるものです。
それは、竣工してから施工者側と建主さん側との心の通う人間関係が出来上がります。

「良い家は そっと差し出す 真心で」
どんなに良い住宅システムでも押し付けてはいけないのですね。
真心が伴えば、慎ましくとも自然に手を貸したくなるような施主と工務店の関係が必要だと思っております。

今日は吹雪の北海道から滑走路の除雪作業で大幅に遅延したフライトでしたが、何とか総ての用務をこなせました。
写真はサッシメーカーさまにご来社頂いた弊社東京事務所ですが、居酒屋「天狗」の入ったビルの3階です。
現在の北海道北斗市に気温-9℃、そして今滞在している東京は+14℃です。

これは、北海道で温室に入ったような感じです。
それでもこの寒さを活用して様々な住宅システムの研究開発が実践できるのです。

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高断熱住宅を日本列島全域に…北斗市

2019-02-06 17:40:05 | ファース本部

私達は、31年前の平成元年に熱損失係数1.4wの高断熱システムを構築しました。
外部の寒さだけの断熱構造に加えて、湿度の持つ「潜熱」をも遮断するように。
快適な温湿度と云われる、気温20℃、湿度50%では、その50%の湿度に18.5℃の潜熱があり、合わせて38.5℃の全熱となります。

真の断熱とは、この18.5℃の潜熱の遮断も含めることが必要です。
夏場の気温30℃、湿度80%では、80%が50℃潜熱で30℃気温を合わせ全熱が80℃となるのです。
潜熱の段階では「蒸し暑い」程度にしか感じませんが、その湿気がエアコン室内機のフィンに吸着すると凝縮熱となって具現化します。

今日の北斗市は、最高気温が-2℃の真冬日でしたがカラカラに乾燥しています。
北海道に限らず、日本列島すべてが真冬は乾燥状態になります。
室内のヒトの生活で発生した湿気も熱なのですが、その潜熱を保有することも大切です。

今日はファース本部の札幌事務所、東京事務所、研究開発室、推進事業部の幹部とスタッフが一堂に介して事業推進の全体会議を北斗市本社で行いました。
私の隣から東京事務所の中島、推進事業部の柳田、研究開発室の冨田と室長の村上、智社長、東京事務所の藤原、研究開発室の藤木、新入社員で東京事務所配属の加治、扇専務、札幌事務所の中村です。

ファース本部で研究した技術を日本全国に推進販促、サポート活動を行っている面々です。
仲間の多い九州からは、梅の花の開花の便りを聞きつつも、道北では氷点下15℃の地域もあります。
その日本列島各地に存在するFAS加盟工務店さんの安定受注を促しつつ、ファースの家ユーザーさまの幸せづくりを行っております。

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ハイカラな大正時代様式…函館市~北斗市

2019-02-05 17:43:16 | ファース本部

北海道開拓の原点でもある北海道函館市には様々な歴史的な見どころがあります。
特に函館山の麓には、ハリストス正教会や外人墓地、立待岬などがあります。
函館空港近くの東部地区、湯の川温泉とは、まったく線質の異なる谷地頭温泉がある。

その谷地頭温泉から宝来町に繋がる坂道をロマンス坂と云います。
世界的にも珍しい坂で940mの長い坂道が左や左に曲がりながら続きます。
ここには路面電車が通っており、ロマンス坂の下り坂は電車の運転手さんも緊張するそうです。

このロマンス坂から函館山ロープウェイ乗り場を超え西側にハリストス正教会、公会堂などがあり、その坂道を函館湾方面に下って行くと大正時代の建造物が多く現存しています。
15年間の短い大正時代でしたが函館には、多くの大正ロマン溢れる建物が建ったようです。

明治時代は木造バラックが多かったようですが大正時代の建物は、軒先や外部意匠に大正ロマンを感じさせる細工を施しております。
外壁は羽目板(下から木板を重ねて張る)で薄いグレーのペンキで仕上げ、窓や出入り口、軒天などを少し濃いグレーでコントラストつけています。(写真)

いわゆる「ハイカラ」な建築物が多くあります。
ハイカラとは英語のhigh collarから来たようですが、西洋風の様式を云うようです。
明治後期から昭和初期まで使われた単語で、洒落た服装、建物などを「ハイカラ」と云ったとことから時代はまさに大正時代とフィットいたします。

設計企画やデザイン構成のヒントを得るには、この函館山の麓に広がる大正時代の街並みを見れば閃くものが出てきそうです。
この大正ロマンを見てから帰社し、さっそく断熱高機能ガラスの実験に入りました。

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日本は優秀な官僚国家…北斗市

2019-02-04 17:38:47 | ファース本部

学校で勉強の成績の良い人は、すべてが優秀だとしている現実があります。
中学校しか出ていない私には無縁の世界ですが、高級官僚と言われる人々は、学校で常にトップクラスの成績だったのでしょう。
東大(写真は東大安田講堂)などの難関校を通って就いた官僚等の地位です。

高級官僚は二十歳代後半で地方の税務署長に就く例が多いそうです。
高級官僚を若年で税務署長に就かせるのは、帝王学的な目論みも在るのでしょう。
しかしながら人間教育の基本は、何処で身に着けるのかを考えると疑問も残ります。

それでも優秀な官僚が、我国の戦後復興の実務を行ったことは歴然とした事実です。
戦後の高度成長では、海外との輸出入交渉において官僚達の奮闘が際立っていたそうです。
政治家は選挙の落選で唯の人になりますが、官僚はひたすら国家運営の実務を実践しています。

その官僚達が構築した我国全体の仕組みは、今において大改革の嵐が吹き巻いています。
官僚組織は、官僚だけが都合の良い仕組みを構築しているようにも感じます。
官僚の優れたディベート力が、今は「言い逃れ」問答に活かされているのか。

私達経営者の新人教育は、謙虚で「人に頭を下げるところから」が基本となります。
人間社会は大勢の人々に支えられ、その人々の尽力によって構成されています。
高級官僚の中にも偉ぶらず、心情に入り込める立派な人が大勢おります。

私は中学しか出ておりませんが、東大卒や慶応卒などの学識者とも技術な連携を行っています。
そのような方々の殆どは、パーソナリティの確立した人ばかりのように思います。
人は学歴ではなく職能を試されるべきなのでしょう。

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高齢者を豊かに過ごさせる動機づけは工務店のミッション!…北斗市

2019-02-02 14:35:59 | ファース本部

日本には数百万兆円もの預貯金があると云われます。
その殆どは高齢者が預貯金しているそうです。
国家予算の10年分に相当する資金は、断熱リフォームや断熱住宅の新築市場に回すと景気浮揚にも寄与するだけでなく、自らも健康、元気で豊かな老後を過ごせるのです。

お金を使わず預貯金しかしない「金持ち高齢者の疾患治療」を、働く世代の血税である医療費負担を負う状態となっているのです。
金持ちが寒い家に住み、挙句に疾患率を高め、血税である医療費が年々増すのは、懸念すべき問題です。とはいえ誰もが確実に写真のような高齢者になるのです。

9千万円も預貯金ある高齢者(87歳)の方に聞いたことがありました。
「そんなにお金があってどうして使わないのですか?」その答えが「老後が心配」だと。
87歳は既に老後の域に達しているのですが、お金を預金しておかなければ周りの人が、誰も相手にしてくれなくなるとの不安が募るようです。

結果としてお金持ちは、そのまま寒い家に住みながら亡くなり、残したお金の相続権争いという因果な紛争の種を残すことになります。
このような不幸な人生は辿りたくないモノです。
金持ち高齢者に生きた金の使い方をアドバイスするのは、地域工務店の大切な仕事です。

高齢者はお金を使わないから預金額が多いのです。
その金持ち高齢者を暖かく気持ち良く、豊かな生活を過ごすための動機づけを行えるのは地元に根付いた工務店経営者なのでしょう。
金持ち高齢者は、ネクタイ姿のハウスメーカー営業マンを信用しないからです。

さて今日は自宅の隣に住む義兄が亡くなり1年となり一周忌法要に参加してきました。
88歳でしたが、ピンピンコロリの人生を羨ましくも思うのです。

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厳寒地・家の性能とエアコンの在り方…北斗市

2019-02-01 19:10:41 | ファース本部

暖房方法には様々な方法があります。
昔は薪ストーブを燃やし、北海道の家の何処からも煙突から煙が立ち昇っておりました。
それから石油ストーブなどのセントラルヒーティングなどへと進化して行きます。

セントラルヒーティングになった事を進化と呼べるかどうかは、考え方によります。
その昔は、囲炉裏を家族で囲んで団欒を過ごすことが普通でした。
必然的に家族の融合が出来て家族間紛争などは起き難かったような気がします。

一方で断熱性能が上がると必然的に家全体の温度差が少なくなります。
家中を自由に動き回り真冬でも運動量が自然に多くなり、病気になる確率(疾患率)が低くなってきました。

私達のファースの家は、15年ほど前から天井裏エアコンと居室エアコンの2台方式を採用するようになりました。
天井裏に取り付けたエアコンからの温熱を床下に強制的に引き込んで外皮のインナー通気層を通じて空気循環を行います。
床面、壁面、天井面の温度と室温とが同温になるようになっています。

今日はエアコンメーカーの富士通ゼネラルさまの方々が、はこだて未来大学のご案内でご来社されました。
写真、私の隣から未来大学講師の高森満さん、未来大学教授の大場みち子さん、富士通ゼネラル・室長の横尾謙さん、主席部長の森田純恵さん、担当部長の今井幸彦さん、富士通関西中部ネットテック執行役員の新山晃さん、シニアマネージャーの内藤荘司さん、富士通九州ネットワークテクノロジーズ・シニアーキテクトの梅本武司さんです。

今日は-7℃の厳寒日でした。
この寒さの中で実際にファースの家を輻射暖房で家中何処でも23℃にキープされた家を体感して頂きました。
皆さんにはカラダで体感してもらい、実際の輻射熱暖房の違いに感動して頂きました。

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