豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

家づくりと湿度管理の難しさ…北斗市

2019-02-18 17:44:58 | ファース本部

日本列島の本州の冬は、例外なくどの地域もカラカラの乾燥状態になっています。
乾燥した空気は、呼吸で侵入すると悪玉菌が極めて繁殖し易い環境になるのだそうです。
風邪の菌やウィルス菌が活性化して、ヒトのカラダを傷めることになります。

外気湿度は、気温がマイナスになると見掛け上は高くなります。
-10℃、湿度80%で絶対湿度(実際の水分量)は1.4gです。
ちなみに理想的な気温+20℃、湿度50%の室内の絶対湿度は7.3gとなります。
本州でありがちな+3℃、湿度50%の絶対湿度は2.3gしかありません。

加湿器を稼働させ、生活発生水を出しても隙間から外部に放散してしまうのが実状です。
またポリフィルムで気密層を構築した程度では、外部の乾燥空気や内部の生活発生水を保持したままにしておくことはとても困難なのです。

また湿度も潜熱と云う熱なのですが、+3℃、湿度50%で約5℃、+20℃、湿度50%で18.5℃の温度に相当します。湿気を逃がさないことは、熱を逃がさないことと同じ事です。
私は30年以上も前に断熱とは温度と湿度を管理する事に気付き燃焼ガスを出さないオール電化住宅システムを構築したのが昭和60年でした。

その当時から乾燥剤シリカゲルに注目し、湿気を抱える事は抱えた水分を乾燥した際に放出させるようにシリカゲルの処方を行いました。
ファース工法は床下に200リッターもの水を溜め込むキャパシティのシリカゲル(ファースシリカ・写真)を敷いております。
それで乾燥と多湿を緩和させています。

これを効果的に機能させるには、家を樹脂でシームレス状に包み込む必要があり、繊維系断熱材や100倍発泡のように湿気を通す断熱材で意味をなしません。
湿度管理は断熱手法や換気方法も含め、高度な技術が必要となります。

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