斉藤政喜(まさき)著、内澤旬子イラスト、文藝春秋刊
斉藤さんの書籍を初めて読みました、と思っていたら、実は下のURLで、私は斉藤さんの著作を結構読んでいる事を知りました。それは、「シェルパ斉藤」というペンネームの著作を何冊か読んでいるためです。耕耘機やリアカーで旅をする物語などの、「行きあたりばっ旅」シリーズです。これは面白かった。亡き母にも読んでもらったら、喜んでいました。懐かしい想い出を作って . . . 本文を読む
藤沢周平さん原作の小説を映画化したものです。主演に豊川悦司さん、ヒロインに池脇千鶴さん。その他にも岸辺一徳さんなど味わい深い俳優が出演しており、クオリティの高い作品でした。
岸辺一徳さんは、グループサウンズのタイガースでデビューしましたが、何とも暗くて影の薄い人でした。その後、テレビドラマに出始めた頃は、悲惨なほど下手くそで、見ている方が赤面してしまいましたが、今では非常に存在感のある優れた役者に . . . 本文を読む
鳴海章著、角川文庫刊
惰性で生きる会社員である主人公が、会社を首になり途方に暮れた時、行きずりで身体を交えたことのある年増のホステスに勇気を与えられ再生して行く物語です。前半に登場する会社の同僚達がある程度詳しく描かれているので、物語に絡んでくるのかなぁ、と予想していると肩すかしを食らいました。そいつらが、結構良く描けていてもったいないし、複線と思われる部分が多々あるのに、もったいない。なんでそん . . . 本文を読む
大沢在昌さんの原作を映画化したものです。原作を読んでいますが、生憎、詳細なストーリーを覚えていません。しかし、大筋を外さないものの、かなり脚本でいじっているように感じました。映画の方が、作品の奥行きが広がっているように思います。
俳優陣も中々に優れています。主演の大沢たかおさん、佐田真由美さん、脇役では萩原健一さんなど、中々に渋い演技で感心しました。年を取るのも悪くないなぁ、と感じました。(萩原さ . . . 本文を読む
石谷孝佑(たかすけ)、水口眞一、大須賀弘著、日刊工業新聞社刊
欧米と日本の社会の基本的な仕組みは同じです。何年も前にアメリカを旅した際、日本との食事の違いなどに気が向きましたが、その一方で、社会の基本的な仕組みは同じであることに気付きました。日本が欧米の文化に追いつくことを目指してきたのですから、考えてみれば当然のことです。また、台北、北京、ソウルでも、社会システムの基本的な部分は欧米化しているた . . . 本文を読む
ディンデル・ワシントンとアンジェリーナ・ジョリーの主演による1999年(平成11年)公開の映画です。原作は読んでいませんが、非常に優れた脚本で、最後までハラハラしながら見る事が出来ました。アンジェリーナ・ジョリーはこの映画が公開された年に、合計4本の映画に出演しており、取り分「17歳のカルテ」でアカデミー助演女優賞受賞を受賞しています。今ほど、演技が確率しているとは言えないかもしれませんが、当時2 . . . 本文を読む
佐藤尚(ひさし)著、ASCII刊
パソコンで出来ることは無限大。音楽、絵画、調査、コミュニケーションなどなど。私は、その可能性に惹かれ様々な周辺機器やソフトを購入しました。その一つにペンタブレットと描画関連のソフトです。まぁ、写真編集ソフトなどは、最低限使いますが、ペイント系のソフトはほとんど使っていません。それは、私が絵を描くことが非常に不得手だから、試しに使おうとしても、何も描けないないので、 . . . 本文を読む
原作はクライブ・カッスラーの作品です。原作を大分前に読み、大変面白く読みました。何しろ、南北戦争のアメリカから物語が始まり、それが一気に現代のアフリカに場面が変わるのでした。正に冒険小説の王道を行く作品でハラハラドキドキの連続で、適当に恋愛もある優れた作品でした。それをどのように映像化したかというと、大筋では変わらないのですが、砂漠での苦闘のリアリティさが出ていませんでした。しかし、娯楽作品として . . . 本文を読む
大澤文孝著、秀和システム刊
はじめてのAccess2010[基本編]に続いて読みました。そこでも書きましたが、昨今のパソコンソフトの解説本は、大変に分かり易く書かれています。昔、「ワード」と「エクセル」の使い方を教える際に初心者向けの本を選びましたが、当時出始めたのが「できる」シリーズでした。それまでの解説本が、文字中心の物であったのが、操作画面を掲載して、手順を具体的に示していました。当時として . . . 本文を読む
角田光代さんの原作を読んでいるので、どのように映像化しているのかに、非常に興味を持ちました。原作は、ある家族のそれぞれ、その祖母とある女性の一人称で語り継がれた、その辺に転がっていそうな家族の肖像、とでも言うべき内容でした。何とも救いのない「ゲロゲロ」という感じの、しかしながら不思議に読後感が悪くないものでした。それを、映画にするには、いくつかのハードルがあったと思います。一人称の物語をどう統合す . . . 本文を読む
マイケル・バー=オズハー著、早川書房刊
途中まで、少し底の浅い、ありきたりの冒険小説と理解し読んでいました。そして、紙数が残り少なくなって来て、予想する展開には紙数が足りないが?? と思って読み進めると・・・、「やられちまっったー!!」 どどーんと来る結末でした。これは久方ぶりにやっつけられた感じです。著者紹介によれば、著者は1938年ブルガリア生まれ。ナチスの迫害を逃れてイスラエルに移住。ヘブラ . . . 本文を読む
題名の「Informant」とは、「密告者」という意味のようです。主演は私の好きなマット・デイモンです。本作は、1990年代に実際にあった事件を元にした作品だそうで、日本の味の素など、実名が出て来ます。
内容は、本来シリアスなものであるのですが、音楽が喜劇調です。なんとも混乱した思いで見ていました。例えば、本を読んでいる時にドキュメントか小説かで読み方というか心構えが違うと思いますが、本作は、FB . . . 本文を読む
米山公啓(きみひろ)著、集英社新書刊
現在の日本は世界に冠たる長命の国です。それは、豊かで文化的な生活と十分に発達した医療保険制度によって、達成されているようです。その現代にあっては、長寿だけでなく死ぬ直前まで元気で生活したい、と願っているお年寄りがほとんどです。いわゆる「ピンピンコロリ」を願っている。私の母も、ひたすらそう願い、大分足腰が弱ったものの、寝たきりの期間は数ヶ月でしたから、ほぼ願いを . . . 本文を読む
シリーズの第2作だそうですが、私はこのシリーズを初めて見ました。まぁ、何とも脳天気で十分に楽しめる娯楽作品です。
主人公のダニエル・モラレースを演じているサミー・ナセリがハンサムで軽い役を上手に演じており、その恋人役のマリオン・コティヤールが、育ちが良いながら我が儘な女性という感じのキャラクタを巧に演じています。その他、ドジな刑事役、自慢話の好きな将軍、出世ばかり考えているドジな署長など、それぞれ . . . 本文を読む
井上耕一著、丸善刊
実に興味深い書籍です。著者の経歴が記されていないのでネットで調べましたが、良く分かりません。下のURL程度でした。
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URL => http://www.bk1.jp/books/authorSearchResult/?authorId=11000298453 . . . 本文を読む