夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

多摩川の雑草たち   多摩川散歩

2008年05月18日 22時41分08秒 |  多摩川散歩
本来なら、今頃は暖かく照る太陽と青空に恵まれているのでしょうけど、今年は天候がおかしいですね。寒さが急に暑くなって、と、思ったらまた寒さがぶり返したり。
花にも、鳥にも影響が出ているみたいです。
亜麻鷺の時にも、コアジサシの時にも去年と比べてずいぶんと遅いし数が少ないと書いていました。これは私だけの感想ではなく、鳥を撮っている人たちが異口同音に書いたり、話したりしていること。
これも温暖化による天候の異変の影響なのでしょうか。

でも、今日のようないい天気に恵まれて多摩川のいつものコースを歩くと、確実に初夏が訪れていることに気がつかされます。
気持も軽く、うきうきとするようです。
一年で一番陽気な季節ですね。

トップはシロツメクサ。堤防にはたくさん咲いています。


こちらは、これだけ見ていれば、綺麗な花と言えるのでしょうけど、繁殖力の旺盛さはちょっと困り物。一頃のようなドクダミ健康法なんてブームが来て、皆が刈り取ってくれるとありがたいのですけど。



岬のアカバナユウゲショウはすでに今年もアップしていますが、これは多摩川のもの。よく見るとこれも綺麗な花。



岬の姫女苑は紹介しましたけど、こちらは春紫苑。



もう一つ。乗っているものが違います。



ヘラオオバコは何度かアップしていますね。



これは赤い風車バージョン



ところでこちらはアジサイです。
もうすぐ開花するよ~って教えてくれました。



でもこちらは葉っぱはアジサイの葉のスマートな形。
園芸図鑑を見てみましたら、花はドイツィア・ロゼアというウツギの一種、葉っぱはマルバウツギがよく似ていました。名前をお分かりの方、お教えください。




コアジサシ  多摩川散歩

2008年05月18日 21時11分55秒 |  多摩川散歩
15日にコアジサシをアップしていました。
でも、多摩川の下流、ガス橋あたりではまだ大きな群れになりません。
去年はこのくらいになるとかなりの数のコアジサシがいたのですけど。
鳥の写真を撮っている人たちからも、今年はどうしたのだろうって話が上がっています。




エゴノキ(ちさ)  気の緒に思えるわれを

2008年05月18日 20時08分52秒 |  気になる詩、言葉


エゴノキ。(たぶんそうですよね?)
ちさ(やまちさ);知佐、萵苣、山治佐、山萵苣

図鑑によれば、日本各地の産地や野原に生える落葉小高木。5-6月ころ、小枝の先端に1-6個の5弁の白い花をつけるとあります。

タイトルの詩は、万葉集から

気(いき)の緒に思えるわれを山ぢさの花にか君が移ろひぬらむ

           柿本人麻呂(11-2469)

命の綱とも思っている私なのに、あなたは山ぢさの花のように移ろってしまったのでしょうか。

日本には心変わりを嘆く詩に、花が移ろい行くというような表現が多いですね。
花そのものがしぼんだり、色が変わっていくということもありますけど、、昔は花で衣類を染めていたりしたので(花摺り) 色の定着ができなくて、色があせていくことが身近にあったからなのでしょうね。

人の心変わりは昔も今も代わりませんけど。。。。


こんなときにも、飛び物が入るのは私の常か?