ちょっと前に春紫苑と姫紫苑、そして姫女苑の問題を書いていました。(っていってもほとんど写真だけでしたけどね)
「姫女苑(ヒメジョオン) 問題ありよ」
いや、分類するのは本当に大変。
毎日の出来事を分類して記録しようとしても、これはどこに???ってのか必ずでてくるはず。
これは、こっちだけど、あっちにも関係あるし、そっちにも影響しているよね、、、なんて、、、、
何? 私の女性関係、とんでもない、そんな幸福な状態なんて私の人生には過去にも、現在にも、そして将来にも、「ありえない」、、、
なんて誇らしげに言っていてどうするのよ。
なんてことは別にして、昨日の散歩では亜麻鷺の他にもいくつかの花を撮っておりました。今日、写真を見てみるとこれがまたまた、「問題ありよ」なのですね。
さて、今日のテーマは卯の花。
卯の花は正式にはウツギと呼ばれます。
問題は、ウツギはユキノシタの仲間に分類されています。(ユキノシタ科)
この仲間にはマルバウツギやバイカウツギがそうですね。
ところが同じウツギでも、よく見られるハコネウツギはスイカズラの仲間。(スイカズラ科)
こちらの陣営にはタニウツギやニシキウツギ
(あのね、私はずっと錦だと思っていました。錦空木だとね。でも本当は二色空木なのです、幻滅ですね~)
そしてまた、ミツバウツギは自分の科を持っています。(ミツバウツギ科)
おまけに、ガマズミやオオデマリ、サンゴジュはこの親戚だったのが、新しい分類では離縁されてしまいました。
あぁ、頭が痛くなった。
専門家って、重箱の隅をほじくって、ああでもない、こうでもない、、
あげくに重箱を、あっち置いて、こっち置いて、、、
おかげで、その影響を受ける私のような無能な人は頭痛の連続。
ねっ、いやですね~
というブツクサはこっちにおいといて、
昨日はすばらしい天気で、いい気持ちでこの辺の野山の花を撮っておりました。
今日は雨、家にこもって、写真を整理していましたら、なんと上のスイカズラ科、その他もろもろ、(あっちの親戚、こっちの仲間、そして三行半のモトカレたち) がびっしり写っておりましたよ。
ほんでもって、雨の今日、そして先日のホトトギスの写真もありましたし、卯の花にはふさわしい詩。
かくばかり雨の降らくにほととぎす
卯の花山になほか鳴くらむ
大伴家持
万葉集(10-1963)
あぁ、そしてしばらくぶりの蛇の足。
今の季語である「卯の花くたし」も同じ家持の
卯の花を腐(くた)たす霖雨(ながめ)の水始(みすはな)に
縁る木糞(こずみ)なす縁らむ児もがも
大伴家持
万葉集(20-4217)
が、発端だということを聞いたことがあります。
どうせみんな親戚だからタイトルをつけるのが面倒なので、名前なしで行きましょう。
なんて、下を見てもらえば判りますけど、みんな疑問符だらけ。確認するのが面倒ってことです。ごめんなさい。
スイカズラ?
ヒメウツギ?
サラサウツギ?
三行半をもらっちゃったガマズミ?
これが本家のウツギ?
ハコネウツギ?