夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

腹黒いのは駄目です  三番叟

2009年01月03日 15時36分56秒 |  岬な日々


お正月ですから、恒例の三番叟。
(なぜか高齢の三婆躁とでました、、、、周りを見渡して納得)
と、思いましたけど、こちらには舞台もないし、止めておきましょう。
どうせぎっくり腰になるのが落ちですからね。

ということで、三羽奏といきましょうか?
でも、お正月だから、腹の黒いのは駄目ですよね。白くなきゃ。
ということでトップを飾るのは、いすみ市トンボの沼のコハクチョウさん。

仲間が怪我をして飛べなくなってみんなと餌をとりに行けない状態が続いていました。ほんと優しいんです。彼らは何かあったら傷ついた仲間のところにすぐに駆けつけられるようなところに餌場を変更していたのです。でも、その仲間も傷が治り、みんなと一緒に跳べるようになりましたので、以前の餌場へ行っています。ほろりとさせてくれるじゃありませんか。
餌場に行って見ましたが、ちゃんと11羽おりました。

次に控えているのは、貫禄十分のミサゴちゃんですね。
こちらもお腹はちゃんと白いでしょ。



さて、次はどれにしようと考えていましたら、ワタチ~って必死になって飛んできたのがいました。可愛いですね。お腹も白。というシギになりました。



どうです、真っ白。白洋舎のロイヤルクリーニングに出したみたい。なんて書くと安くしてくれないかな?



ってところで、今日のお開きと参ろうとしましたら、問題発生。
「俺だって、見方によっては白く見えるぞ、、、」なんてのたまう御仁が出てまいりましたよ。
「駄目ですよ、あんたはロットバルトの親戚でしょうが。一度白鳥さんをだませたからって、みんながあんな馬鹿ばかりと思ったら大間違いですからね」って、お引取り願いました。ねえ、大判でも袖の下に入れてくれたら目をつぶったのに。



やれやれと思ったら、今度は「俺だって、腹は白いぜ、見せてやろうか」なんてやってくるのがいる。



あんたはがあがあ、下品で五月蝿いから駄目だって追い返しましたよ。
だって、こっちは鳥鍋は昨日食べたばかりだから、もう食傷しているんですから。
そして、幕を引こうと思いましたら、なんと!
マガモが出るんだったら、ワタチタチの方がもっと白い! って大群でお腹を見せに押し寄せてきたのがおりました。




今年のご宣託。
単純な物事ほどもめることが多い。
心を引き締めて。
今年も、前途多難でありましょう。