人間を襲いそうになった犬を警官が射殺したという記事が出ていた。
仕方がないのだろうなって暗い気持ちでこの記事を読んでいた。
私の小さな恋人達というカテゴリーで私の身近な猫や犬、そして山羊などの話を書いていたりしていますので、ブログを見て下さっている方は、私が猫や犬などの小動物を大好きだということはご存知だと思います。
人間だってただの生き物の一つ、他の生き物に対して横暴に振舞う権利はないという普段からのメッセージとは矛盾するようだけど、仕方がないのだろうなって暗い気持ちでこの記事を読んでいた。
人間の社会の中で動物を飼い、育てることは、飼う人間にもその動物に対する責任だけでなく、周りの社会への責任も負う事なんだと思います。
近くのドッグレストランのオーナーが秋田犬を飼って、毎日散歩させている。先日、話をしていたときに、「この犬が暴走を始めたら、犬を殺す」っておっしゃっていた。犬が大好きで、ドッグレストランを始められ、レストランに入ってくる犬達を嬉しそうに目を細めてみておられるこのオーナーですら、そこまでの覚悟がなければ犬を飼う事はできないのですね。
父の飼っていた柴犬の子供を、知人に紹介してあげたことがあります。その知人と話をしていて、どんなに可愛くても、家族の一員であっても、最後には犬は犬という気持ちがなければ飼っちゃいけないんですって彼が話をしていたことで、逆に私は安心して柴犬を託しました。
犬も猫も可愛い。飼い主がそのような気持ちでいれば、犬や猫はそれに答えてくれます。家族の一員になれます。でもいつなんどき暴走するか分からない、そのときにはどうするのか覚悟を決めておかないと本当の意味でこのような小動物は飼う資格はないのだと思わなければいけないのですよね。
この警官の方は、飼い主の責任を代行させられたのだと思います。
警官の方が可愛そうです。
もしかしたら、この方も犬が大好きだったかもしれないのに。
でもね~
この冬、一番の寒さ、職を失い、家を失った人が何万といるというのに、こんなニュースが全国紙に取り上げられるというのは、他に流すニュースがなかったのでしょうかね。
射殺された犬は土佐犬3歳 飼い主から事情聴く (朝日新聞) - goo ニュース