夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

チュウシャク シギ子の華麗なる いすみグルメガイド

2009年05月05日 21時23分46秒 |  岬な日々


こんにちは、シギ子でぇ~す 
あら、シギ雄かしら、、、
まっ、そんなことはどうでもいいわよね。
今日はいすみ市のグルメスポットに皆様をご案内しますから楽しみにしていてね。



えぇっとね~
地図ではこの辺のはずなのだけど、、
私って地図が読めないのよ。だからシギ子よね~ たぶん。



ほら、美味しい匂いがしてきたじゃない。きっとこの辺よ。



やっほ~。
ここ、ここ



みささん、ここが今日のグルメスポットです。



今日のお勧めは何でしょうね。
よだれがたれちゃうゎ~



わ~~ぉ、蟹の踊り食いなんだって、、、
私の大好物よ!



美味しいものを食べるのに、気取っていたって始まらないでしょ。



いすみで美味しいものを食べたかったら、いすみグルメマップを見てね。
いすみ市の商工会でもらえるわよ。
いすみ市商工会のアドレスはこちらね。
http://www.isuminavi.jp/

オオヨシキリ

2009年05月05日 18時39分40秒 |  岬な日々


先日来、知人のブログでオオヨシキリのことが出ています。
多摩川でも聞こえるのだそうですけど、声はすれども姿は見えずって嘆いていらっしゃいました。

ということで、いすみのオオヨシキリ。
やっと鳴き出しました。今年の初見です。

でも、去年の写真のほうがまだましでしたね~
いや、もちろん彼氏の歌ではなくて、私の写真のことね。

とは、言いながら、彼氏の歌も、、、、
あの、その、あまり大歌手になれるとか、歌で将来が開けるとか、、、
そんな夢は、、、あの、その、、、なんですな~ 世の中には上手な人もたくさんいるし、、、、

えっ、私の写真?
え~~っつと、私はオオヨシキリのことのつもりだったのですけど、
そうですか~ 私の写真もそのレベルなのですね~  
オオヨシキリに泣きかたを教わらなきゃ

ギョギョエギョエ~~~

ジャコウアゲハ  いすみ市環境と文化の里

2009年05月05日 18時16分08秒 |  岬な日々


先日の日記の多摩川のモンシロチョウの羽が傷ついていました。
いすみの蝶は綺麗ですよってコメントに書いておきましたけど、昨日、こちらの環境と文化の里で撮ったアゲハの写真をご紹介しますね。



アザミの花に引き寄せられているアゲハが4頭ほどいましたけど、どれも健康優良児。見ていて、ほんとうに妖精の動きを見ているような、そんな感じを受けました。



ジャコウアゲハだと思いますけど、もし間違っていたらコメントをください。



うぅ~ん 認知症が進んでいるのか? いすみの散歩

2009年05月05日 11時22分00秒 |  岬な日々


時々時間が分からなくなります。
例えば6時は記憶している、ふっと気がついて7時ころかなと思うと、8時とか9時になっている。でもその間そんなに時間を費やした覚えがない、、、、
今も、そうです。2日にこちらに来たつもりなのですけど、3日は何をしていたのでしょう。こちらに来てまだ一日しか経っていないような気がするのです。
ブラックボックスに隠れてしまった一日はどうやったら取り出せるのでしょうか?

なんて思いながら、昨日のいすみの散歩。
トップの写真は、話の内容とはまったく関係なく、昨日のスナップ。

前回来た時には亜麻鷺を探していました。二年程前にはこの時期にはトラクターの後を追っかけている亜麻鷺のグループがいくつもみられました。
去年は、岬では少なかったけど、岬の行き帰りにけっこうあちこちで見かけています。
でも、今年はまだ見ていないのですね。

去年の暮れぐらいから、鳥が少なくなったって騒いでいましたけど、その一環なのでしょうか?
なんて思っていましたら、昨日やっと今年のお初の亜麻鷺を見ました。
写真を撮りましたけど、あまりピントこない。なので捨ててしまいました。
まだゴミ箱に残っているようなら、記録用に後ほどアップしておきましょう。

そして亜麻鷺を探しているときに、今年はまだ五位鷺も見ていないなって思っていましたが、五位鷺も亜麻鷺と同じところにおりました。

嬉しくない初見。蛇も2匹。まあこんな自然の中では仕方のないことだとは諦めますけど、こちらは嬉しくないですね~


今日は雨。小雨が止んだり、ふったりしています。(あら、ざぁざぁ降りになってきましたよ)
今朝、早くにカケスの声がしていました。そしたら姿を見せてくれました。ベランダのフェンスから1メートルくらいのところにある百日紅の枝をなにやら嘴でくわえていましたけど、何をしていたのかな?
梟の声も聞こえていましたけど、こちらはまだ姿を見たことがありません。恥ずかしがりやさんなのですね。

昨日は風もちょっと強かったですね。昨夜の蛙の声を聞きながら、今度の日記では、

風が吹くと年中濡れている海の岩のように私の袖は濡れっぱなし、、、
田んぼには雨も降らないのに水がたくさんあって、蛙の声が相応しい。

なんて問答を書こうかと思っておりましたけど、雨が降ってはそれもお預け。
台風が来そうですね。とすると、これは次回に岬に来るときまでの宿題になるのかな。忘れてなければですけど、なんせ認知症まっしぐらですからね~

でもウエットな伊勢物語もどきなんかよりも、このきっぱりした五月雨の新緑に降りかかる雨音を聞いているほうがどれだけさっぱりするか。
さっぱりして全てを忘れてしまいましょうね。
はて、私は何を書こうとしていたのでしょうか?


チガヤ(浅茅)  時過ぎてかれゆく小野の浅茅には

2009年05月05日 05時14分25秒 |  気になる詩、言葉


今、いすみのどこにでもこのチガヤの群落が見事な穂をつけて風になびいています。
日本人が古来から見慣れた景色なのでしょう。
万葉集などで桜の花をたたえる歌を見ても、いつも気持ちのどこかに、これは万葉人が見たものかなって疑問符が点滅しています。現代のわれわれに一番見慣れた桜はソメイヨシノなのかもしれません、そうすると万葉人やその後の古今、新古今の時代にもてはやされたものとは違うものですよね。
前の日記で、コブハクチョウや、キョンの話をしました。本来日本になかったものが入ってきて、それが定着していく。周りの畦や野原を彩っているタンポポだって、今やセイヨウタンポポの勢いの前に在来種の日本タンポポは探し出すのが大変な状況になってきています。
でも、このような雑草、、、であれば、なんの疑問もなく万葉人と感興を共感できるのでしょうか。多分、そうなのでしょうね、、、、でも、ちょっと調べてみないとどう変わっているか分からない、一抹の疑問も残りますね、、、、

万葉集には身近な植物がたくさん詠みこまれています。チガヤもその代表的な例です。他には稲や稗、薄などもそうですね。



浅茅原つばらつばらにもの思(も)へば
     故(ふ)りにし郷し思ほゆるかも
          大伴旅人 3-333

あるいは、山部赤人の

印南野(いなみぬ)の浅茅おしなべさ寝る夜の
     け長くしあれば家し思(しの)ばぬ
          6-940

のように、旅人の歌は、浅茅はらをみて、自分の故郷の風景を思い出している詩。赤人のものは、旅の途中で浅茅を分けて寝ようとすると、なかなか寝付かれなくて家のことなどが思い出されてしまうという詩。
万葉の歌は浅茅や浅茅の原を見てストレートに湧き上がってくる思いを詠っているものが多いのですね。




それに対して、古今集や新古今集ではもう一ひねり加わってきます。
古今集の14-725 詠み人しらず

おもふよりいかにせよとか秋風に
   なびくあさぢの色ことになる

あの人をこんなに愛しているのに、(あの人は)それ以上何を求めているのでしょうか、なぜ秋風に吹かれる浅茅の葉っぱの色のように、どんどんと心が変わっていくのでしょう、、

そして、同じ古今集の15-790には小野の小町の姉の詩として

時過ぎてかれゆく小野の浅茅には
    今は思ひぞたえず燃えける

この詩には詞書がついていまして
あひ知れりける人の ようよう離れかたになりけるあひだに 焼けたる茅の葉に文を挿してつかわせりける
と書かれています。

枯れ行くなんて書かれているので上の詩と同じ秋の詩かと思えば、この詞書によって、だんだんと疎遠になっていく恋人に野焼きで焼けた茅の葉をつけてだした恋文だと分かりますね。

時が経って枯れていく小野(自分の名前を織り込んである)の茅の葉は、今でも消えない思いを持っていますって、、、、

強烈な恋文ですよね、、、、
これを貰った人はどんな感じでこれを読んだのでしょうか、、、

いつも思うけど、仕事上のビジネスレターならともかく、個人の消息、それも恋人に当てた恋文なんかはこんな風な詩を送り、受け取る、そんな余裕が欲しいですね。われわれはかって、こんなに素晴らしい文化を持っていたのですから。
なんて、じゃ、あなたがやってみればって言われると、穴に入ってしまうしかないですけど、、、、
  

いすみ市のコブハクチョウ

2009年05月05日 04時47分46秒 |  岬な日々


4月8日に「困ってしまって、ワンワンワワ~ン  いすみ川のコブハクチョウ」という題で岬に飛来しているコブハクチョウのことをご紹介しました。
あの翌日、食パンを持って、もう一度たずねたのですけど、ほとんど手から食べるくらいまで近づいてきました。昭和の森のオオハクチョウは餌を持っていそうだと、手を突っついて催促するそうですけど、こちらはまだそこまではずうずうしくない。
オオハクチョウにお尻を突っつかれたって怒っている知人がおりましたけど、このコブハクチョウなら多分、、、、多分、大丈夫。

その後、見えなくなりましたのでどこかへ飛んでいったのかなと思っておりましたら、昨日また見ました。 
以前見たところの近くの田んぼにおりました。近所の方の話だと、いつもこの辺にいるよということ、この方は仲間が帰るときにはぐれて残ったのかなって心配していましたけど、コブハクチョウは元来日本には飛来しない鳥。多分どこかの動物園から逃げてきたのでしょう。

「前に食バンをくれたお兄ちゃん(いえ、私がそういったのではなくて、コブハクチョウが「お兄ちゃん」って呼んでくれたんですよ)じゃない、食べるものもって来てくれたの」って近づいてきましたけど、生憎、この子に会うなんて思いもしなかったので何も用意がありませんでした。チェッって捨て台詞を残して離れてしまいました。ご免ね。


ちなみにここから歩いてもいけるようなところには孔雀が住んでいます。
こちらは最近、トンと見ませんけど。
いすみでは、この手のはぐれものの最たるものがキョンですね。
毎晩、ギャ~、ギャ~ってうるさく鳴いています。

こんなふうにはぐれたものが、あちこちで見つかるということは、動物園などから逃げるのものがかなりの数になるのでしょうか。逃げ出しても生き延びられるのはいいけど、冬を越せない、食べ物がないで死んでしまうものもあるのでしょうね。
民間の施設などで経営がうまく行かなくなると、管理が不十分になってしまうところがあるようですけど、育てるのなら、最後まで責任を取れなければって残念に思いますね。


早起き鳥

2009年05月05日 04時29分30秒 |  岬な日々


今日の予報は曇り、夕方から雨になるとのこと。
空は白んで来ましたけど、いつもよりも明るさが少ないような気がします。
空気は水気を含んで、顔や体にぴったりと馴染んできます。
人間がウエットなのでこんな湿気の多い空気が好きなのです。
しかし、暑いと、温性ジンマシンがでてくる。
寒いのは苦手ということで、この時期の早朝のこの空気がそのしっとり感を楽しむ唯一の時期なのです。
空気の中には若葉、新緑の匂いや、花の匂いがそこはかとなく漂っています。
風もなく、音もなく、、、

訂正。
音はありました。
先ほどから小鳥たちが朝の挨拶を交わしています。
聞こえるものはそれと蛙の声だけ、、、、


写真は昨日のいすみの環境と文化の里の堰。
山笑うというのは本来はもっと早い時期の言葉なのでしょうけど、深い山の地方と違い、いすみは海洋性の気候。あの深山の一日、一日と山に生気が戻ってくるというような荘厳な美しさは願うべくもありません。
でも、冬も枯れないこちらの常緑の山でも、若葉に彩られた今の時期の丘陵はほんとうに嬉しそう。