夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

長崎市長狙撃犯に死刑判決

2008年05月26日 16時13分27秒 |  これがまあつひのすみかか我が日本
長崎の伊藤市長狙撃犯に死刑の判決が下りた。
去年の4月17日の衝撃をまた思い出している。

先進諸国からは日本が死刑を存続させていることにかなりの批判が出ていることは知っている。
でも、家族、友人、近しい人を犯罪によって失くした人の気持を無視できるのかと言う素朴な感情もある意味でよく判る。
遠いケースであればなんとでもいえるけど、、、

今後の問題だけど、法的な部分とは別に、裁判員制度が取り入れられていった場合に死刑といった極刑を相当とする判断を示さなければならない場面で、彼らがどのような心理的な抑圧を感じるのだろうか。アメリカでは陪審員によりMurder(謀殺) それも死刑または保釈の可能性のない終身刑だけしか量刑のない First Degree Murder(第一級殺人)の宣告がなされるようなケースも多いと聞いているけど。


カトリック信者であった伊藤市長は、天国でこの判決を聞いてどう思うのだろう。
それも知りたい。

でも、それも叶わぬこと、、、


城尾被告に死刑判決 長崎市長射殺(朝日新聞) - goo ニュース

理髪? 美容?? ベランダの花の床屋さん

2008年05月25日 16時42分42秒 | 日記


知人の日記では猫のお風呂の話で持ちきり。
私のところでは、それに対抗して床屋さん。
撫子とベルフラワーの花のピークが過ぎました。
撫子はここで床屋さんをしてあげると一年中咲いていてくれますので、床屋さんをいたしまして、さっぱりとしたところです。

こちらのはシクラメンは去年こちらに来たもの。
先輩たちに負けないようにと花をつけてはいますけど、まだ我が家の家風には完全には馴染んでおらず、身体ができていないのですね。夏を迎えて、葉っぱが枯れ出しました。こうなったら、後は水遣りを控えて、お休みさせて上げましょう。
秋にまた会えるといいですね。



こちらは大先輩。もう何年も一年中花をつけています。
今は花が少なくなる季節で、写真を撮られるのは恥ずかしいのだそうですけど、新人との比較ですからってお願いして、出ていただきました。



ナスタチアも蔓延っていますね~
これでは見えませんが、プランターから身を乗り出して、もうプランターの何倍もの先まで伸びていっています。
こちらは、まだ元気、伸び盛りなので、そのままにしておきましょう。


コクリコ  (ポピー)  与謝野晶子と雛罌粟

2008年05月24日 14時19分13秒 |  気になる詩、言葉


ああ皐月 仏蘭西の野は火の色す
    君も雛罌粟 われも雛罌粟
             与謝野晶子


           (雛罌粟はコクリコってフランス風に呼んでくださいね) 
           


雛罌粟(ヒナゲシ)、虞美人草、コクリコ、アマポーラそしてポピー;
日本でもいろんな名前が知られていますけど、それほど愛されてきたのですね。

ですから、さてタイトルを何にしよう、虞美人草にしようかなとも思ったのですけど、そうすると項羽のお后 虞妃(ぐき)にまで行かなければならなくなる。それはいいけど、項羽と劉邦なんて面白すぎて、話が止まらなくなってしまうと困るからやめました。

それに音的にはアマポーラの方が好きだけど、こちらでは引用したいものを知らない。

ヒナゲシもあまりにも普通すぎるよね~
ってことでコクリコ。




与謝野晶子の詩です。
与謝野鉄幹が一度目の渡仏に失敗し、二度目にフランスに渡ったときに、しばらくして合流した晶子が、車窓からのひなげしの花をみて作ったって言われています。
噂では、晶子は雛罌粟を、最初はヒナゲシって読ませたらしいのですけど、鉄幹がフランス語で言っていたので、コクリコって読ませるようにしたらしいです。

今頃、オランダに行って、車窓から眠い目で外を見ていると、淡い緑のなかにポピーの赤やオレンジの花が咲いている。晶子が目にしたという赤いじゅうたんってほどではないのですけど、緑の中にぽつん、ぽつんと咲いているポピーを見るとなんだか気持ちが素直になるような気がします。
花言葉が「慰め、労わり、思いやり」だそうで、この気持ち私だけのものじゃないのだなって思います。


ところでこのヒナゲシ。大きいですね。どこからみても「雛」って感じはない。
でもつぼみはしっかりとイガに包まれていましたので、あっちのほうではないですよね。ご安心ください。
なんせ茨城の方では市が河川敷に植えたポピーのなかに、あっちの方の芥子が入っていて、大慌てで引っこ抜いて焼却処分にしたってのがごく最近ニュースになっていましたので。
これはいすみ市の土楽の里というJAの産品売り場に植えられていたものです。このちょっと先に遠山の金さんの菩提寺があるのですけど、、これは関係ないか。






鬼も十八 蛇も二十  薊の花も一盛り

2008年05月23日 21時41分58秒 |  岬な日々

昨日、「キョン? だったら嬉しいな」って日記をアップしましたけど、Mixiのいすみのコミュにも同様の話を載せましたら、「キョンに知人の猫が食べられた」ってコメントが付きました。キョンは小型の鹿。草食性だから猫は食べないのじゃないでしょうかって返事をしましたら、野生のキョンには凶暴なのがいて、咬まれたのかもしれないとのことでした。

おとなしそうな顔をしているのですけど、凶暴なのでしょうか。

なんだか、人事ではなく、身近にもそんな例がよくありそうで、、、、しくしく、、、

薊もそうですね~
あんなにきれい花なのに、手に取ろうとすると棘で引掻いてくる。
これまた、身近に非常にありうることで、、、、またまた、しくしく、、、、

ちなみにそれが原因なのでしょうか、万葉集や古今、新古今には薊を詠った詩を見たことがありません。(たんに、勉強不足かもしれませんけど)


タイトルは、鬼でも蛇でも18(20)になれば可愛くなる。薊の花も花が咲いたときには綺麗になる、、、、(その前後はどうにもならないってこと)

Mixiのマイミクさんには自称、小鬼もいれば、何べん脱皮したか忘れたっていう「古びた」蛇さんもいて、


男の人生って茨の道なのですね~

今日の岬の風景

2008年05月23日 19時27分19秒 |  岬な日々


なんとまあ、そっけないタイトルでしょうか。
こう暑いとタイトルを考える気力もなくなってしまったってことなんでしょうね~
ほんとうに暑い日でした-って、言っても、まだ30度にはなっていないのですけど、暑く感じる日でした。

今日は早朝にコゲラ君から起こされてしまいました。
「もうおてんとさんはとっくにでてるよ、はよ、おきんしゃい」
もうちょっと寝ていたかったんですけど、しかたありません。



家をでたところの田んぼではダイサギさんたちが朝の点呼。
そう言えば、コハクチョウさんたちも点呼を取っていましたね。彼女たちは今、北国で元気にしているでしょうか?



この辺のいつものコースをドライブして、とんぼの沼へ。
日差しは暑いけど、風はさらっとしていて最高!



睡蓮がきれいでした。
そう言えば去年もいすみの環境の里で撮ろうとしたのですけど、お目当ての大賀蓮には振られてしまって、代わりに昭和堰で撮ってましたね。(あらどっかに飛んで行っちゃってる。探せませんわ)
なんてことを言いながら、去年のこの時期のブログを見返していましたら、多摩川の風景写真を撮っていますね。私としては珍しい被写体だけど、このカメラになって解像度が上がってきているのだから、もう少し風景も練習したほうがいいのかななんて思ったり、、、



この辺で一眠りしたいのですけど、私は日差しに照らされると汗疹がひどいんです。多摩川でも長袖のシャツは冬でも欠かせませんし、それでも手の甲には汗疹ができてしまいます。ということで残念ながら、お昼寝はやめ。
あざみは咲き誇り、仕事師たちは必死で仕事に邁進しています。
世の中は、遊んでいないんですよね。



ジムニーちゃんの初回点検に行ってまいりました。ジムニーちゃんはなんの問題もないそうで、よかった、よかった。

ブランチをだるま庵で食べていましたら、すぐ近くに写真をやるご夫婦が引っ越されて、庭を開放されている。庭も写真もすばらしいから、ぜひ行って御覧なさいと勧められましたので、連絡もなしに訪問してしまいました。奥さんはバラが大好きということで、庭はバラがたくさん植えられていまして、ちょうどそれが満開。ご夫婦にとっては胸躍る、最高の時期なのですね。ブログを拝見しましたが、やはりバラの花の話がとても素敵でした。お近くなので、今後もこの方の話が出てくるかもしれませんね。私の知人もすでに訪れられていたりして、私もだんだん岬に根を張れるようになれるのでしょうか、、、それとも雑草として根こそぎ放り出されるでしょうか、、それは今後の私の精進しだいということで、、、インシャラー!

その後、いすみ市に納める税金を支払いに「農協」により、、、、(うっとりするほどすばらしい響き。ボクちゃん100%田舎の人になってしまった。だって千葉以外で支払えるところが、郵便局を除くとほとんどないのです。今どき横浜の水道代だってコンビニに行けば全国どこででも支払えるのに、、、)

家に帰って、喉を潤そうと、一服。
でも、これがえらくまずい。缶を開けてからほとんど使わないで冷蔵庫にしまいっぱなしだったので、慢性肺炎にかかったみたいです。
灰を篩うだのなんだのって騒いでいて、本筋のお茶を点てていないのがもろに響いていますね。恥~~~~

そう言えば、あの灰。一回目のはまだ、ほっぽってあって、もしかしたらコンクリートブロックになってしまったかも。鉢も棒も高いんですよね、これが。あんなのを入れてゴリゴリやったら割れてしまったら嫌だな、、、
二回目のは、いまだに水責めの刑のまま。上澄みが赤茶になって、なかなか澄んでこないんです。
後の二つはいつになったら取り掛かれるのでしょうか????




キョン? だったら嬉しいな

2008年05月23日 00時17分03秒 |  岬な日々

いすみ市岬町に来ています。

今日、家から歩いても5分くらいのところで犬を見ました。
車の前を横切っていきましたが、イタリアングレーハウンドによく似た体型。
イタリアングレーハウンドの写真はここをクリックしてくださいね
はて、こんなところにイタリアングレーハウンドの野良犬がいるわけがないと目を凝らしましたけど、もしかしてこれはキョンではないかと思い至りました。
体長は多分80センチくらい。お尻の部分が高くなっていて、足が細く長い。
もう少し近ければ、そして順光だったら特徴のある4つ目が確認できたのでしょうけど、あっと言う間に草の中に入ってしまいましたので、それは見えませんでした。


ご存じない方のためにキョンの説明が載っているWikipediaのページをご紹介します。
この辺の方でも結構見たことがない人が多いと思います。
もしこれがキョンなら嬉しい。
残念なことに写真が撮れませんでした。
次回は写真付きでアップできるようにがんばりましょう。

今日は家の入り口で五位鷺を三羽みました。
家から100メートルも行かないところで狸や兎も見ています。
岬って本当にすばらしい。
こちらに住めて幸運です。

ヒルガオ  高円の野邊の容花

2008年05月21日 21時37分15秒 |  気になる詩、言葉


高円の野邊の
容花おもかげに
見えつつ妹は忘れかねつも
         万葉集 大伴家持

高円(たかまど)の野原に咲いている容花(かほばな=ヒルガオ)が貴女の面影に似ていて忘れることができない

普通にこの辺で咲いているのはコヒルガオで花も小さく、花の付け根にぎざぎざがあって、葉っぱもちょっと違います。写真はコヒルガオ。



Gather ye rosebuds while ye may; Robert Herrick

2008年05月21日 21時01分26秒 |  気になる詩、言葉


Gather ye rosebuds while ye may
Old Time is still a-flying
And this same flower that smiles today
Tomorrow will be dying
    Robert Herrick
    To the Virgins, to Make Much of Time

あなたが摘める間に薔薇の蕾を摘みなさい
時は流れる
今 微笑んでくれているこの花は
明日にはもう 散ってしまうのだから




コアジサシのダイブ  多摩川散歩

2008年05月19日 13時53分29秒 |  多摩川散歩


多摩川にコアジサシが戻ってきました。
このことはすでにお知らせしています。
気候もよくなったし、嬉しいシーズンの到来。

でも、今までは、コアジサシがいましたよっていう記録写真のアップでしたね。
コアジサシといえば、鳥の写真を撮る人たちにはダイブの写真を押さえるということが一つの楽しみなのだそうです。
今回はそれに挑戦してみましょう。
まだシーズンに入ったばかりですし、初心者ですから、指慣らし、ウオーミングアップの段階ですけど、これから少しづつがんばります。



でも、先日横浜に行きましたら雑草が生えていましたし、植木も剪定待ち。
雨が降ると地面や木の枝がぬれている間は機械が使えない。
こちらもコアジサシの撮影のスケジュールとばってんするのです。
草刈は民にやってもらうのが一番だけど、、、
あの方は今、ゴマの宣伝でお忙しいみたいだから、きっと駄目ですね。
なんて撮れなかったときの言い訳を用意しておかなきゃ。

">



あそこにいそうだぞ。



いるいる、、、



進入角度を微調整してっと



そうれっ!



毎回、頭に血が上るんだよね~



獲れた、獲れた!




でも、生きていくって、たいへんだね。御同役。



さてと、お次は?




どうでした?



多摩川の雑草たち   多摩川散歩

2008年05月18日 22時41分08秒 |  多摩川散歩
本来なら、今頃は暖かく照る太陽と青空に恵まれているのでしょうけど、今年は天候がおかしいですね。寒さが急に暑くなって、と、思ったらまた寒さがぶり返したり。
花にも、鳥にも影響が出ているみたいです。
亜麻鷺の時にも、コアジサシの時にも去年と比べてずいぶんと遅いし数が少ないと書いていました。これは私だけの感想ではなく、鳥を撮っている人たちが異口同音に書いたり、話したりしていること。
これも温暖化による天候の異変の影響なのでしょうか。

でも、今日のようないい天気に恵まれて多摩川のいつものコースを歩くと、確実に初夏が訪れていることに気がつかされます。
気持も軽く、うきうきとするようです。
一年で一番陽気な季節ですね。

トップはシロツメクサ。堤防にはたくさん咲いています。


こちらは、これだけ見ていれば、綺麗な花と言えるのでしょうけど、繁殖力の旺盛さはちょっと困り物。一頃のようなドクダミ健康法なんてブームが来て、皆が刈り取ってくれるとありがたいのですけど。



岬のアカバナユウゲショウはすでに今年もアップしていますが、これは多摩川のもの。よく見るとこれも綺麗な花。



岬の姫女苑は紹介しましたけど、こちらは春紫苑。



もう一つ。乗っているものが違います。



ヘラオオバコは何度かアップしていますね。



これは赤い風車バージョン



ところでこちらはアジサイです。
もうすぐ開花するよ~って教えてくれました。



でもこちらは葉っぱはアジサイの葉のスマートな形。
園芸図鑑を見てみましたら、花はドイツィア・ロゼアというウツギの一種、葉っぱはマルバウツギがよく似ていました。名前をお分かりの方、お教えください。