夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

なんともはや

2010年02月08日 22時24分29秒 | 日記


今、私の知人達はユキホウジロに夢中みたいですね。
いすみ市からはそんな遠くないところに来ているみたいで、前回、いすみに行ったときにはちょっとだけ回り道をすればその場所にいけたのですけど、場所の詳細が分からなくてパスしてしまいました。

このリンクは、私の知人のものではありませんが、ユキホウジロが綺麗に撮れていますのでご紹介しておきます。

私は、先週多摩川散歩10連荘でグタグタになっておりまして、その後は岬でも、東京でも、引き篭もり、韓流ドラマにのめり込んだ生活を楽しんでおります。

ということで、お蔵から、雀や烏程度のどこにもいるものの写真を引っ張り出してお茶を濁すしかないのですね、、、

絶妙  訂正あり

2010年02月06日 21時48分51秒 |  食べるために生きる
今日のお昼は一宮のナヤでと固く決めて、行って参りました。
(ナヤはHPがありませんし、店内の写真もだめなのだそうです。ということで、こちらにお店の情報は出しません。ごめんなさい)
  訂正 ナヤのHP
  http://www.naya-78.net/
  でした。ごめんなさい。付け加えておきます。
ここのパンの材料の味、調理したときのけっして派手ではない甘さ、そしてパンの味、歯ごたえ、絶妙に私の好みに合うのです。
こう思っているのは私だけではないのですね。
家の近くのプリムローズでも、ナヤの先(ごめん、いすみから行ってってこと)にあるcafé fuchsia à côté de la mer (fuchsiaって私のハンドルの風車とは関係ありません。園芸店に出ているホクシャのことです)でも、ここのパンを使っています。
いすみ市ってどういうわけかパン屋さんがおおいのですね。
マイクロビオティックで売り出して、東京の自由が丘の有名パティシェのお店におろしているようなパン屋さんも家のすぐそばにありますけど、私には味も、歯ごたえもちょっと合わない。
ほのかな甘さ、皮と中身の固さのバランス。ナヤのはまったくもって私の好みとぴったりなのです。
でも、1時をちょっと過ぎたころだというのに全部売り切れ。
明日、パンを買って東京に戻るしかありません。
棚に載せられた注文の品の入った紙袋を侘しく見ながら、ふと気がつきました。
この風景、最近どこかで見たよな、、、、
そうなんです、空也、銀座の最中屋さんで見たばかり。
あの時も最中は売り切れで、カウンターや後ろの棚には注文のお菓子が紙袋に行ってたくさん並んでおりました。
しかたなく、空也では、最中ではなくお菓子の詰め合わせを買って参りました。
空也の最中もあの控えめの甘さや、皮の食感、、、、なんともいえず私好み。
最中はよく食べますし、美味しいものもありますけど、私にとっては空也を出されたら、他のものは色あせる。
でも、空也の季節ごとのお菓子もまた美味しい。
特に今の時期の黄味瓢は、甘さを控えたつくりだけど、もう最高!


空也のお菓子には店主のお詫びが同封されています。
支店も作らないし、クレジットカードなども受け付けない、発送もしない。お客様に対して大変失礼だとは思うのだけど、その日に作って、その日に売り切る。そして自分の味を大切にすることがお客様に対しての一番の礼儀であると思いますみたいなことが書いてありました。

京都の「一見さんお断り」とは違う、お客さんを大切にする心、やり方ですね。
もっとも、京都でこれをやっている蕨餅屋さんの話では、「家はこんなに小さくって、昔ながらの材料、製法で作りますので、一日にできる量も本当に少ないのです。昔からのお客さんに出したら、他の方にまわす分がないのですよ~」ってことでしたけど。
一年に1,2ヶ月、この月になればこのお店の蕨餅って何十年、何百年も贔屓にしているお客がいるってことは素晴らしいことだな~
そのお客のために、昔ながらの製法で、お菓子を作る。このお店だけでなく、このお店に原料をおろしている農家も連綿と同じようにやっている、、、
歴史ってすごいことなんだと思いました。
紹介者のおかげでその蕨餅は食することができましたけど、これまた、いまだに忘れられない、微妙に私の好みに合うもの、、、、、
この味が記憶に残っている間は、どこの蕨餅を食べても、満足できない、、、、
不幸な人生を送る羽目になったってことですね~

この「一見さんお断り」を真似たお店が京都だけでなく、東京でもあります。
特に、皇居近くのクッキー屋さん。
でも、これは本当にお客のためにそうしかできないのかかなり疑問ですね。
ただただ宣伝のため、お店の格を上げるためにやっているような、、
なんとも似非っぽい臭いがして、、、



さて、ナヤのパンは買えませんでしたが、その後に行きましたcafé fuchsia à côté de la mer での昼食にナヤのパンが出てきて、思わずニヤリ。やはり美味しいな~
でも、このカフェの味付け、これまた私好み。
アイスバインに塩豚に、ジャガイモを煮付けたものって聞くと、どうみてもドイツ料理みたいですけど、この店ではフランス風にしてだしております、、、ってどういうこと? ってお聞きの方はお店に直行すべし。
私は酢が苦手なのですけど、ここでだす酢を使った料理、キャベツの酢漬けなどなどは、その酢を微妙に控えめに使っています。それに酢もワインビネガーだったり、果物の酢であったり、、、、材料にあわせて使っていますので、私でも美味しくいただけるのです。
この店は本来、デザートのお菓子と、紅茶のお店。ですから今日のデザートタイムは私にとっては新しい藁に包まった豚の気持ち、、、
今日はクリームブリュレに紅茶。
「紅茶はなんになさいます」って聞かれましたので、「お任せします」って答えました。だってあちらは専門家なのですからね。そしたら、「前回はダージリンのセカンドフラッシュをお飲みでしたので、今回は同じもののファーストフラッシュをお試しになったら」ということで、あっさり目のお茶をいただきました。常連でもない私の注文をよく覚えているのですね、、、、
そういえば、隣の客もお任せしますって言っていて、前回はフレーバーティをお飲みになってあまりお好きじゃないようでしたのでって、選んでおりましたけど、、、客の顔と注文を覚えちゃうのですね。プロってすごいな~

銀座に家の学校の卒業生たちがたむろするバーがありました。大正時代からやっているというママボス(もう亡くなったでしょうけど)、70近いのじゃないかと思われるチイママ。 半年ほどして裏を返しましたら、前回話していた話の続きから話が始まった。仰天しましたね。始めていった客との話を全部覚えている、、、、これが接客のプロなんだな~って。
バブルがはじけて、銀座も遠くなり、その店がまだ存在しているかどうかもわかりません。

café fuchsia à côté de la mer の広いガラス窓の外には、真っ青な空と、夏を思わせるような入道雲が、、、、
あぁ、今日は実に最高の日でありました。

証拠写真がない?
写真は何もないからメモ代わりに撮るだけ。
こんなに満ち足りていたら、何もする必要はないのですよ。

写真を撮らない日が続けば、、、、
もっと、欲張って日記も書かない日が続けば、私は最高に幸せな時間を送っていると思ってください。
(もしかして、日記を書かないのがあっちの世界に行っちゃったからだとしても、「最高に幸せ」には違いないでしょう?)


ひぇ~  その何番目か

2010年02月05日 11時33分39秒 | ジョーズなジョーク 

ちょっと、これ見て

"I think you enjoy this!
BRITAIN'S GOT TALENT
Another surprise from Britain's Got Talent.
This is absolutely NOT what you might expect.
What a shocker!"

ですと、
確かに、確かに。

怪鳥さんからの贈り物でした



もう一つはこれ



あの方も暇ね~

朋有り遠方より来る 亦た楽しからずや

2010年02月04日 18時07分54秒 | 日記


有朋自遠方来不亦楽乎

何度も使っている、論語の一番最初に出てくる文言ですね。

この前には、
学びて時にこれを習う、亦た説(よろこ)ばしからずや
があって、その後にこの言葉が出てきます。(本などで勉強していて頭で理解していることに、得心がいったときには嬉しい)

本来は、学問や、修行の時のこと、勉学にいそしんでいるときに、同門の人々が名前をしたって訪ねてくるのはうれしいな~ってことなのですけど、

なら、無学な私には無縁の言葉なのですよね。
っていうのはあまりにも寂しすぎません?
なので、長い間消息のなかった友達がひょっこり訪ねてくるのはとても楽しいってことにしておきましょう。

人によっては、
「婆さん、酒出して」って、来客を口実にお酒が飲める楽しさ、、、、なんてあまりにも下賎すぎますか?
それが人間って物でしょうに、、、、

海外遠征中の姫様。カイロやアレキサンドリア、アンマンなどでのコンサートを大成功裏に終わって、明日帰国だとのこと。
なかでも、「おてもやん」が好評だったんだって。
この曲、聴いたことがないので聞きたいけど、はて、帰国子女の日本民謡のバリエーション、怖いような気もするな~
なんてことをいうと、会長さんから首にされるかな?

以前、仕事場のレセプションで、ジャズ系の人が演奏してくれたことがある。
最初はなんだかもやもやして、はて、これは4拍子なのだろうか、それとも無拍子? はたまた、複雑怪奇なインドとかトルコ風の音楽なのだろうか。
どこまでが第一主題なのだろうかと、聞きながら、胃の腑がぎしぎしいっていた。それが曲が進んでくるにしたがって、「あれ? これは日本の音楽なのかいな~」ってことになって、、、、
そうなんです、特に民謡とか日本の音楽をベースにしたものじゃないのだけど、日本のいろんな音を感覚的に取り込んだものだったんですね。
私よりも少し上の世代の、もちろん日本人だったのですけど、、、
日本のリズムってこんなんだっけ? それ以来、頭から離れられません。
これが本来の日本のリズムなら、日本のリズムも複雑怪奇なのだな~
でも、ほんとうにそうなんだろうか~????

以前にも書いたことがありますけど、オランダの音楽の学生が日本の能の笛を学んでいます。彼が言った言葉。
「最初、聞いたときには、演奏を間違ったと思ったけど、何度聞いても同じように演奏されている。これが日本のリズムなのだとわかって、今まで自分の身についたリズムを白紙に戻した。そのためにものすごく苦労した、、、」
そうなんでしょうね~

ヨーロッパの中でも、これまた以前書きましたけど、ウィーンの3拍子とドイツの3拍子は違うものなのですよね。ましてや、東欧なんかで育つと、音感自体が違ってくる。
これはもう大変な問題。

高校を卒業して以来、ずっとヨーロッパで演奏してきたフルーティストが言いました。
「イタリア人はイタリア語で笛を吹く」
ほんとそうなんです。
プロならこんなことはわかって弾いているはずなのですけど、でもドイツ人の奏でるイタリアンバロックなんてやはり、「できれば、聞きたくないな~」なんですものね~

なんて思っていたら、友人から電話があって、そのフルーティストの彼女が上京してくるから飲み会をやりましょうなんだそうです。
あぁ、「有朋自遠方来不亦楽乎」ですね~
しかも、こんどCDを出すのだそうですけど、それが「イタリアの現代音楽」
わぁ~


ブログでご紹介しましょうかって、彼女に連絡を入れましたけど、
私の紹介記事って、私のひねた性格丸出しだもんね。
嫌われるかもしれないな~

とにかく、以前書いているのを見てみてよ。
板橋文雄  
柴田浩一
熊本マリ

嫌なら、断ってね。
自分の変態ぶりはわかっているから、気にしないから。

ところで写真は何の関連もなく、いつもの帰宅の際のお家へのご挨拶。
またまた、馬鹿にされるといけませんので、申し添えておきます。
トップも下の写真の椿も、挿したときには、まだ初々しい蕾でございました。
私の暖かい心根にほだされて、開きすぎてしまいましたね~






雪の降る日は

2010年02月04日 09時29分12秒 |  岬な日々


昨日から岬に来ております。
昨日は寒かったですね~
ここ、外房の海そばのいすみ市岬町でも雪に見舞われました。

雪!
犬でさえ、雪を見ると、外へ出て走り回りたくなる。
まして、お犬様の元祖狼様の私としては、車を走らせてしまいました。
茂原まではちらちらと降る雪を見ながら、高揚した運転を楽しむ余裕がありましたけど、有料道路に入って土気のあたりではかなり激しく雪が降っており、道はもう真っ白。
真っ赤に高揚した顔が、青くなりましたね~

そりゃ、これだけ歳をとっておりますと、雪道ドライブなんて、何度も経験ありですが、スキーや冬に山に行くときなんかは、当然スノータイヤを履いております。今回は、ぐずぐずしていてまだ履き替えていない。
それに、私は大丈夫だとしても、雪に慣れない人たちの車がどう動いてくるのか予測がつかない。

東金道路から、外房有料に入って一宮あたりまでは、道路は白くはなってなかったけど、回りの木々や草はかなり白くなっておりました。
小腹が空いたので、カーニャあたりで、何か食べようかと思いましたが、定休日なのかな、看板の明かりはおいでおいでをしておりましたけど、お店は閉まっておりました。
空きっ腹には余計に寒さがこたえますな。


という長話は、今日の写真のキャプションに代えてということで、
蠟梅。(トップの写真は違いますからね、老狼心まで、、)



ずいぶん前にも掲載しましたけど、今や終わりを迎えております。
水仙も終わり、山も枯れ果ててまいりました。

(ところで、人間、終わりを迎えると、動きたがるのだそうです。
神様が遣り残したことを片付けさせようとするのだそうですけど、、、
雪だ~って、夜中に車を走らせるのも、それが原因だったりして。
香典、前払いはお安くしておきますって、、、)



こんなときには、色っぽいものが温まるのではないかと思ったのですけど、
冷たい赤だし、寒そうな黄色に見えた?
思いは伝わらなかったのね~

思いを伝えられるのが、プロとしての最低基準。
評価はその思いがどう受け止められるかということなのでしょうね、、、
ということは、やはり私にはプロの道は遠すぎるってことか~
まだ、「天国よいとこ」には行けそうもないな~
一度はおいでって誘われているのに。
しくしく、、、、


冬の夕暮れ

2010年02月02日 21時09分06秒 |  多摩川散歩


雪の降った翌日は、本来ならば私としては、日の出とともに河川敷にすっ飛んでいって、雪と戯れているはずなのですけど、なんせ多摩川散歩9連荘。
あちこちがぎしぎしいっておりまして、多摩川へ出たのはもう日没の時間でございました。



見渡しても花も紅葉も見当たりません。もう秋の夕暮れではなく、真冬の夕暮れなのですから仕方がありませんね。でも、枯れた草の間にはもう春の用意、時間は連綿と留まることを知らないのですね。
いや、私の歳のことを言っているのですけどね~

でもほんと、冬枯れの夕景、、、、どこかおどろおどろしいものがあります。
秋ならもう少しロマンティックなのでしょうけど、、、
枯れ果てた年寄りの心には悲しく思うことなんてなにもないはずなのに、秋ならそれでも心が乱れる。
(宮内卿のこの詩、別な日記でも引用していました)
冬はなおさら、、、、秋の残り火のような感情の温もりさえも、果ててしまって、、、、






なんちゃって、カラスが鳴くから、もう帰ります。





鳥や、犬、猫、花なんてのはどこを撮りたいってすぐ分かるのですけど、風景写真ってのは何を、どう撮っていいのか皆目見当もつきません。
苦手だって言っているのに、またまた苦手の写真。
お許しあれ。


雪になるか?

2010年02月01日 13時34分44秒 | 日記

予報よりも早く雨になりました。
予報ではこの後、東京でも雪になるとのこと。
雪が困る人もたくさんいるのですよね、、、

でも、九州育ちの私としては、雪は格別なもの。
1メートルでも降ってくれると、もう大喜びで、はしゃぎまわるのでしょうけど、、、


洗濯や、ベランダの鉢植えの動かしなどを終えて、なんとなくうきうきした気分で、外の曇り空を見ています。