旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

鴎が鼻・寺泊

2022-07-20 12:00:00 | ドライブ

佐渡弥彦 米山国定公園 鴎が鼻 (新潟県柏崎市青海川)

糸魚川市より上越市を経て柏崎市まで戻ってきた。青海川駅の駅前まで行ったが、車が一杯で警察車両も停まっていたので(問題はないが)降りずに鴎が鼻にやって来た。恋人岬とも言うそうだが一人で来ても問題あるまい。


海を挟んで国道8号米山大橋が見える!


海岸近くにはJR東日本信越本線青海川駅が!










恋人岬無料休憩所シーガル (新潟県柏崎市青海川)

こちらで休憩していきます。


ソフトクリーム(380円) アイスコーヒー(200円)

冷房の効いた室内で冷たいものをいただく。このソフトクリームが濃厚で旨い。アイスコーヒーとよく合う。景色も最高。ごちそうさまでした。



休憩を終えて出発する。国道8号を柏崎市街地まで戻ってきた。ガソリンを入れておきたい。セルフ店で給油。1L164円だった。国道8号より国道118号に入る。国道8号は往復2車線だったが、国道118号は往復4車線ある。柏崎市より刈羽郡刈羽村に入る。二つの市と村に跨って東京電力柏崎刈羽原子力発電所がある。見える送電線は関東へと続いているが、現在発電所の1号機から7号機まで全て停止中となっている。越後線に沿うようになり刈羽村から再び柏崎市に入る。かつての刈羽郡西山町。北陸自動車道西山ICの手前で往復4車線より2車線となったが線形は良くて走りやすい。柏崎市より三島郡出雲崎町に入る。国道118号が走りやすいので忘れていたが、次の目的地は日本海沿いにある。出雲崎駅の手前で国道352号に入り海沿いを目指す。良寛さん関連の場所がいくつもある。出雲崎は良寛さん生誕の地である。海に面した出雲崎で国道402号に入る。越後線は内陸を通るので駅と港町とは少し距離がある。本当は柏崎から海沿いを来るつもりだった。この辺りの多くの建物の外壁が板で見ていて実に美しい。


国道402号を行く


佐渡島が見える

写真ではよく見えないが、薄っすらと佐渡が見える。フェリーで海上から見たような見えなかったような曖昧な記憶だが、陸上より見るのは初めてである。出雲崎町より長岡市に入る。かつての三島郡和島村。そして寺泊町へ。和島村と寺泊町は平成18年に他2市町とともに長岡市と合併している。寺泊町は無くなったが、今回の旅の目的地のひとつ寺泊に到着した。


寺泊魚の市場通り(新潟県長岡市寺泊下荒町・荒町)



午後5時過ぎ、どのお店も閉店している。おそらく昼食時に合わせて開店し、夕方には閉まってしまう気はしたが、開いている店もあるだろうやって来た。しかし開いている店は見当たらない。西暦1996年に初めて海外に行き、米国カリフォルニア州サンフランシスコで交通公社の現地ツアーを利用したところ、添乗員さんがフィッシャーマンズワーフを寺泊に例えていたのが記憶に残っている。ちなみにフィシャーマンズワーフでは初日はフィッシュアンドチップス、翌日はクラブサンド(蟹のサンド)を食べている。屋台で麦などを原料とした飲み物も買ったが、何故か缶を紙袋で包んで供された。後年知ったところでは屋外で御法度の飲み物があるそう。そんな想い出のサンフランシスコ・フィッシャーマンズワーフ(京阪じゃないよ)から26年越しに念願の寺泊にやって来たがお魚が食べられないとは。



失意のうちに駐車場を出たが、路肩に車を停めて思案していたところ、海側にある施設の「お食事だけのご利用もできます」の看板が目に入る。日帰り入浴出来る宿泊施設らしい。せっかくなので寺泊でお魚を食べたいし、お風呂に入らず食堂だけ利用させてもらおう。


寺泊 きんぱちの湯 (新潟県長岡市寺泊松沢町)

下駄箱に靴を入れ、下足札をもって受付へ。食事のみの旨を伝え、お食事処に案内される。イス席のテーブルには固形燃料を使う小さな鍋が見えるので、宿泊客の夕食の席なのだろう。イス席ではなく座布団の席に案内される。こちらは日帰り入浴のお客さんだろう、湯上りに一杯やっている。温泉ではなく佐渡海洋深層水だそう。海の見えるお風呂に入ってもよかったが、湯上りにお酒が飲みたくても飲めないからやめておく。入浴料金も高額という訳ではない。しかし湯上りの人が麦酒を飲んでいるのがうらやましい。


ノンアルコールビール(440円)

ノンアルコールです。乗るなら飲むな。お茶とお水はセルフです。


鯛の炙り丼(1,320円)

ノドグロもあったが飲めないので鯛にした。鯛でも飲みたいが。


いただきます♪

ちょっと炙った鯛が旨い。絶対お酒に合うはず。きんぱちさんは市場通りにもお店があるけど、今回は座敷でゆったり寛いで食事が出来たのでこれはこれでよかった。しかし市場通りで浜焼きも食べてみたい。ごちそうさまでした。



国道17号新三国トンネルで関東に戻るのなら寺泊から長岡市街地へ向かうのだが、別の道で関東に戻ろう。国道402号を新潟へ向かう。大河津分水路を渡る。長野県では千曲川、新潟県では信濃川となり新潟市で日本海に注ぐ日本一長い川だが、途中から日本海に流してしまう分水路がある。これの完成で越後平野の水害は減少したそう。長岡市より新潟市に入る。新潟市も合併でかなり大きくなっている。



絶景の越後七浦シーサイドライン。駐車場があり車を停める。


夕日と佐渡島を望む







海岸沿いの道が終わると環状交差点(ラウンドアバウト)があった。糸満、安心院に続いて三箇所目の経験となる角田浜交差点。だいぶ慣れてきた。ロータリー交差点とはまた違う。


環状交差点(ラウンドアバウト)の標識
※内閣府のウェブサイトより

新潟市街地に向かう。明らかに道路は砂丘を走っている。タモさんの番組で新潟に砂丘がある事を知ったが思ったより規模が大きい。「飛砂注意」の標識も見える。砂丘で沿道に住宅や店舗などがあまりないせいか交通量は多いが車の流れは良い。さてお手洗いに行きたくなった。右折して南側へ砂丘を降りればギッシリと家屋の建ち並ぶ住宅地でガラリと変わる風景に変わり不思議な思いがする。セブン-イレブンでお手洗いを借り、車内で飲むお茶の他に新潟のお酒を買ってゆく。再び砂丘の国道に戻る。沿道にファミリーマートがあったけど、砂丘と住宅地が隣り合う様子が見られてよかった。新潟へは内陸を鉄道などで入るのでこんな地形だったとは気付かなかった。関屋分水路を渡る。ここも信濃川の水を短絡して日本海に流す。砂丘から市街地に入る。国道402号は右に曲がってしまったがそのまま直進する。最後は一方通行となった。護国神社の側で丁字路に突き当たり、また海沿いに道に出る。都市高速のように立派な新潟みなとトンネルで信濃川の河口部を渡る。信濃川右岸の市街地も帰宅時間か交通量は多い。取りあえず目的地にしていた新潟空港に到着する。


新潟空港 KIJ RJSN (新潟県新潟市東区松浜町)

写真では明るく見えるが、午後7時25分でもう暗くなってきている。駐車場は最初の30分間は無料なのでちょっとお手洗いを借りてくる。




屑物入を見ると…


キリル文字の注意書きが!

キリル文字を使う国は複数あるがこれは露文。新潟から浦塩などへの航路があった。英文の注意書きもあったが、要は「吸殻を入れないで」という事であった。





哈爾浜、上海、仁川、桃園へも航路があるが、このご時世で国際線は運休となっている。


佐渡のたらい舟


国内線出発

この時間、あとは福岡と小牧便が出発するのみ。





無事に空港の駐車場を無料で出庫する。さて空港の近くで寄っておきたいところがある。


新日本海フェリー 〔ゆうかり〕 (新潟港山の下埠頭)

北海道航路のある新潟港。この船は新潟から秋田に寄港して苫小牧東港に行く。週に一度は敦賀-新潟-秋田-苫小牧東となる。以前、新潟から苫小牧東の航路を利用したが、夜に新潟を出港し、一夜明けて秋田に寄港中にレストランで朝食をとった。津軽海峡通過では駒ケ岳も見えた。夕方苫小牧東にト到着。また船で北海道に行きたい。


これまで令和4年6月23日撮影



北海道どころか明日の朝には成田にレンタカーを返却しなければならない。今夜は宿には泊まらない。国道49号を会津若松方面へ。大変立派なバイパスを進む。交通量も多い。阿賀野市の市街地を抜けると交通量は減ってきた。線形は良く走りやすい。平成8年に若松まで昼間に走った事があるが交通量もあったせいか快走した記憶はない。新潟県より福島県に入る。会津盆地の灯りが見えて、日付の変わる前に若松に着いた。国道49号を離れる。市街地に入り3月に泊まったホテルの前を通る。しかし今日は宿泊出来ない。市内で休憩するつもりだったが道の駅まで行く事にして国道121号を南下。通行止め区間があり迂回して南会津郡下郷町へ。国道289号を白河へ抜けるつもりだったが警備員の方がいて夜間通行止めと知る。トンネルで作業しているか何かだったと思う。会津より中通りに抜けなければならないが、若松からそのまま国道49号で郡山に抜ければよかったか。栃木県に入り今市から宇都宮に出る手もある。若松まで戻らずとも湯野上温泉駅付近から国道118号で須賀川に抜けられる。国道289号甲子道路が走りやすいのは判っているが通行止めでは仕方がない。通った事のない山道を深夜に通るのは不安である。



少し若松方面に戻り国道118号に入る。特に走りにくい事もなく下郷町より岩瀬郡天栄村に入る。今日まで名前を知らなかった村だが集落の家屋のある所を走ると安心する。しかしダム湖を過ぎたあたりで線形が悪くなった。霧も出て視界が悪くなった。ゆっくりと進む。日本海と太平洋との分水嶺を悪天候の深夜の山道で抜ける事になるとは。ここ鳳坂峠は鳳坂トンネルを含むバイパスが建設中である。日付は変わり令和4年6月24日金曜日となっていた。霧も晴れ峠を抜けると走りやすい道になった。天栄村より須賀川市に入る。国道4号と立体交差。このまま行けば福島空港に至る。途中で国道118号は南に折れて水戸方面へ。何度か利用しているが線形は良い。大型トラックとも頻繁にすれ違う。東白川郡棚倉町で当初通る予定だった国道289号と合流。重複区間だった国道289号と分かれ塙町の道の駅に到着する。


国道118号 道の駅はなわ (福島県東白川郡塙町大字塙字桜木町)
これより令和4年6月24日撮影

深夜、店舗は営業していない。



さっそくお手洗いへ。途中でコンビニエンスストアで借りてもよかったが、道の駅まで我慢してしまう。新潟から5時間、休憩もせず夜道を走ってきたが、ここで50分くらい休憩する。道の駅ではお休み中の方もおられるからエンジンは止める。午前2時頃に出発。



福島県最南端の矢祭町に入り、会津より走っていた国道118号より国道349号に入る。どちらでも水戸に行けるが国道349号の方が早いようだ。峠を越えて福島県より茨城県に入る。線形は良くやはり大型トラックと頻繁にすれ違う。去年まで知らなかったが茨城県と福島県を結ぶ主要な国道らしい。道の駅もある。さっそくトイレ休憩。


国道349号 道の駅さとみ (茨城県常陸太田市小菅町)



常陸太田市より日立市に入り再び常陸太田市に入る。バイパスに入ると往復4車線となった。那珂市に入り水戸市中心部を避けるべく県道を経由してひたちなか市で国道6号に移る。夜も明けてきた。水戸市に入る。大都市である。どこかで給油したい。道路左側でセルフでと思うが早朝で閉まっているスタンドもある。入らないうちにどんどん東京方面に行ってしまう。東茨城郡茨城町、小美玉市、石岡市、かすみがうら市まで来てしまった。道路右側のセルフに入る。2,000円だけ給油。1L168円で柏崎より高い。これから成田に向かってもまだ時間が早い。常磐自動車道から茨城空港へ至る道路が開通したと聞いていたので国道6号から入る。茨城空港アクセス道路は常磐道石岡小美玉SICより茨城空港に至る県道で自動車専用道路ではないが、無料で通行出来る線形の良い道路である。茨城空港に着いたが門が閉まっている。駐車場は午前5時30分からだそう。最寄りの道の駅へ。最寄りと言っても10km以上ある。


国道354号 道の駅たまつくり (茨城県行方市玉造甲)




霞ヶ浦に架かる霞ヶ浦大橋

道の駅の側の霞ケ浦を見てくる。







道の駅は橋のたもと、かすみがうら市より行方市に入ったところにある。 


霞ケ浦を望む




道の駅の地図で現在位置を確認



土浦方面より鹿行地域に向かう経路に橋が架かっている。再び茨城空港へ。駐車場もターミナルビル(午前6時より)も開いている。


茨城空港(百里飛行場) IBR RJAH (茨城県小美玉市与沢・百里)


スカイマーク(BC) [B737-800] JA73NK (百里飛行場)

スカイマークの機体が3機駐機している。


スカイマーク(BC) [B737-800] JA73NC (百里飛行場)

成田だと金網に撮影用に隙間が大きな部分があるのだが、ここは全面ガラス張りである。柵の隙間から撮ろうとするが難しい。柵の上からの撮影は禁止。基地と民間の共用だからだろうか。丸見えでは保安上問題があるか。岩国飛行場では空港ビルから駐機場しか見えない。




来港記念 WELCOME! 茨城空港 IBARAKI AIRPORT






国際線は運休中

桃園、上海、西安に便がある。


国内線


国内線出発

スカイマークさんのみなのか。




空港内のコンビニエンスストアはセイコーマート

午前6時30分から営業。まだ開いていない。


航空自衛隊 F-4EJ改 要撃戦闘機

百里基地で実際に使用されていた機体を空自より借受して展示している。


航空自衛隊 RF-4EJ 戦術偵察機


駐機場を望む


スカイマーク(BC) [B737-800] JA73NL (百里飛行場)



茨城空港は駐車料金無料。駐車場を出て空港の外にあるセイコーマートに入る。こちらは午前6時からの営業。本社札幌市のコンビニエンスストアで北海道に多数店舗があるが、道外では埼玉県と茨城県に店舗がある。


ガラナ(100円)

リテールブランド(プライベートブランド)のガラナ。北海道で何故ガラナなのか知らないが、何となく買ってしまう。全国でガラナを発売してほしい。


ホットシェフ 大きなおにぎり 鮭(210円) 昆布(190円)

店内のキッチンでご飯を炊いて手作りしているホットシェフのおにぎり。炊き立て熱々で実に旨い。ちょっと塩っ辛いところも含めて旨い。ガラナに合うかと言えば緑茶の方がいいでしょうな。セイコーマートが近くにあればと思う。ごちそうさまでした。



茨城まで帰ればもう帰ったような気になったが、茨城空港と成田は結構離れている。通勤時間になって交通量も増えてきた。利根川を渡り茨城県より千葉県に入る。佐原の道の駅で時間調整するつもりでいたが渋滞もあるので成田に直行する。国道51号が往復2車線となり起伏のある地形なのでより渋滞するのかと思う。道の駅ではなくセブン-イレブンでお手洗いを借りてアイスコーヒーを飲んでひと息つく。レンタカー店は目の前なので返却時間は問題ない。ガソリンスタンドで満タンにする。セルフではない。価格は1L168円でかすみがうら市のセルフと同額。それなら途中で給油しなくてもよかった。レンタカーを返却。走行距離は1,111kmとなっていた。ガソリンは3箇所で計50.44L給油した。夜中に山道を走ったので車体は虫だらけで汚くなって申し訳ない。さすがに疲れた。空港まで送迎で他の人が運転してくれる車に乗るのが何と楽な事かと思う。
(おわり)

cat2 おしらせ

旅の記録」が容量一杯となったので、平成30年4月以降の記事はこちらに書いてゆきます。これまでの記事は「旅の記録」でご覧ください。
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