旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

メヒカリ

2023-09-10 06:00:00 | たべる

JR東日本 特急〔ひたち7号〕 7M列車 [E657系K2編成] (勝田)

令和5年9月7日木曜日。福島県へ出掛けてきた。勝田まで普通列車でやって来たが、ここから特急列車を利用してみる。品川いわき行特急〔ひたち7号〕に乗車。特急〔フレッシュひたち〕みたいなデザインの車両だった。


乗車券 勝田 ➡ 四ツ倉(1,690円)

特急券はチケットレスなので紙の切符はない。勝田までの普通列車のクロスシート(ボックスシート)もよかったが、特急列車の座席は格段に快適である。特急〔ひたち〕では車内販売がある。特急〔ときわ〕を利用する事が多いが、こちらは車内販売は廃止されている。車内販売があると思っていなかったので、勝田で飲み物を購入して乗車していたが、こちらで買えばよかった。


車窓には太平洋(大津港-勿来)

勿来関を越えて(実際には越えていないが)茨城県より福島県、常陸国より陸奥国に入る。明治元年に陸奥国を分割した磐城国に当たる。陸と城で常磐線。



東北に来るのは今年初めてか。


JR東日本 特急〔ひたち7号〕 7M列車 [E657系K2編成] (いわき)

終着のいわきに到着した。




「ひたち海浜公園」と「スイセン」


JR東日本 常磐線 普通 675M列車 [E531系K472編成] (いわき)

いわき原ノ町行普通列車に乗り換える。以前は仙台から来る列車に乗り換えていたので東北に来たなという感があったが、現在は引き続きいつもの水戸支社の常磐線のE531系である。そもそも福島県内の常磐線は水戸支社管轄なのだそう。


metro 常磐線でいわきを出発symbol6

楽興の時♪の発車メロディに送られて出発。


JR東日本 常磐線 普通 675M列車 [E531系K472編成] (四ツ倉)

四ツ倉で下車する。


metro 常磐線で四ツ倉に到着symbol6

特急〔ひたち7号〕 7M 勝田(11:11)→いわき(12:07) クハE657-2
常磐線 普通 675M いわき(12:14)→四ツ倉(12:23) クハE531-1022

◆勝田-いわき間の特急料金920円(えきねっとチケットレス割引)
◆勝田-四ツ倉間の運賃1,690円






東口駅舎を望む


西口駅舎

東口側が上り線(いわき・水戸方面)、西口側が下り線(原ノ町・仙台方面)とそれぞれ改札が分かれ、簡易改札機が設置されている。西口側は無人。


JR東日本 常磐線 四ツ倉駅《西口》 (福島県いわき市四倉町字鬼越)


いわき市の人道橋が東西の駅舎を連絡する


JR東日本 常磐線 四ツ倉駅《東口》 (福島県いわき市四倉町字鬼越)

新駅舎は令和3年竣工。築85年の旧駅舎は建て替えられた。


人道橋にはエレベータが設置されている


駅頭の様子


いわき市四倉町

駅名の四ツ倉駅には「」が入るが、地名は四倉町。昭和41年に平市、磐城市、勿来市、常磐市、内郷市、岩城郡四倉町、遠野町、小川町、好間町、三和村、田人村、川前村、双葉郡久之浜町、大久村が対等合併して、いわき市が誕生している。


福島県道160号 四倉停車場線 四倉町西二丁目

駅前から延びる道は国道6号に至るまで200m余りの県道。




← 仙台 Sendai 四倉駅入口交差点 水戸 Mito →

仙台まで140km余り、水戸まで100km余りといったところか。



仙台方に歩くと、道の駅のサインが出ている。最初はここへ車で行き、食事をするつもりだったが、レンタカーの安い車種が空いておらず、ガソリン高騰の折でもあり、列車を利用する事にした。一般道でここまで来たらどのくらい時間が掛かった事か。付近の地図を見ていたら海鮮が食べられる飲食店がいくつかあったので、そのうちのひとつを訪れる。


東日本大震災 津波浸水区間 ここから

四倉町も津波被害を受けている。


仙台方を望む

国道6号を走破してみたい。しかし上矢田交差点(福島県いわき市)より北は走った事がない。


東京まで to Tokyo 214km

東京から国道1号で214kmは、静岡県島田市(榛原郡旧金谷町)付近。


四倉港 うまいもんや やまかく (福島県いわき市四倉町東)

国道沿いのこちらのお店へ。




アサヒ瓶ビール(650円)

恐らく県内のビール工場(本宮市)で醸造した麦酒でしょう。連日の猛暑に苦しめられていたが、今日の四倉町は海風のせいか涼しく、店内は冷房ではなく窓は開け放たれており、その中で飲む麦酒は実に旨い。車で来なくてよかった。


目光の唐揚げのある定食(1,650円)

黒板に書かれたお勧めをパッと見ただけなので、料理名は知らない。食べたかった目光(めひかり)があったので注文。思いの外、品数が多い。


目光の唐揚げ

いわき市の魚でもあるめひかり・目光。標準和名でアオメエソ・青目鱛というそうだが、最近まで存在を知らなかった。脂がのっており実に旨い。麦酒によく合う。焼酎にも合うだろう。頭から丸ごと食べてしまう。


お刺身に…


フライなどに小鉢もついてくる

おさかな尽くしで嬉しい。味噌汁はあら汁であった。実に美味しかった。ごちそうさまでした。



全然関係ないが漢字で「目光」と書いてあるのを「日光」と見間違う。片仮名で「メヒカリ」だと、メキシコ合衆国バハ・カリフォルニア州の州都メヒカリ Mexicali, Baja California, Mexico が頭に浮かぶ。西暦2000年にバハ・カリフォルニア州のティファナ Tijuana に行くつもりだったのに、トラブルで米国LAで足止めとなり、米墨国境を越えられなかったのが心残りである。閑話休題。満足してお店を出ると丁度暖簾をしまうところだった。お昼の営業は午後1時半までのようだ。


四倉海水浴場 (福島県いわき市四倉町東)

折角なので太平洋を見てゆく。
















隣接して道の駅がある


道の駅 よつくら港 (福島県いわき市四倉町)




いわき観光情報ナビゲーター フラおじさん

なかなか強烈なキャラクターが。


コカ・コーラ 250ml(110円)

ベンチに腰掛け小休止。涼しい風に吹かれながらコーラを飲む。実に気持ちがいい。昭和50年代半ば、コーラは250ml缶で100円だった。今110円で買って来たが、消費税等(10円)を考えるとお値段そのままなのかなと思う。




やまかくさんの前を通り…


四倉停車場線を通り…

四ツ倉駅に戻ってきた。ところで停車場といえば台湾のホテルのサイトを見ていると「汽車停車場」とあり、鉄道駅と思ったが、「汽車」は自動車で「停車場」は駐車場の事だった。ホテルの駐車場の案内だった。鉄道駅は「火車站」「車站」という。


改札口と自動券売機 ※交通系ICカードにチャージ可能。

無人駅ではなく駅員さんはいるが出札口はない。指定席券売機もない。


交通系ICカードに関する注意

東海道本線の熱海Suicaエリア(JR東日本)とTOICAエリア(JR東海)の境界で、両エリアを跨いで交通系ICカードを利用出来ない事は何度か紹介したが、常磐線にも跨いで利用出来ない二つのエリアがある。どちらもSuicaエリア(JR東日本)だが、首都圏エリアと仙台エリアに分かれている。熱海のように両エリアが接するのではなく、首都圏エリアが東京日暮里方面から浪江まで、仙台エリアが仙台岩沼方面から小高までとなっており、その間の浪江小高間はSuicaエリアではない。そして浪江以南は東京近郊区間に入れられた。どこが東京近郊なのかと思うが、東京近郊区間内相互発着の普通乗車券は営業キロに関わらず有効期間は当日限り、途中下車不可である。信州松本から奥州浪江までの長距離でも東京近郊区間内であり有効期間は当日限り、途中下車不可である。


日暮里方を望む

折角SuicaエリアなのでSuicaで入場する。


JR東日本 常磐線 普通 676M列車 [E531系K471編成] (四ツ倉)

岩沼方より広野いわき行普通列車が入ってきた。四ツ倉以北の常磐線は広野木戸間を除いて単線となる。全線電化で日暮里側が直流電化、岩沼側が交流電化。取手藤代間に死電区間がある。


E531系普通車の様子


クロスシート(ボックスシート)あり


metro 常磐線で四ツ倉を出発symbol6


田園風景を行く (草野-四ツ倉)


JR東日本 常磐線 普通 676M列車 [E531系K471編成] (いわき)

終着のいわきに到着。下車して出場する。四倉町より平に戻ってきた。 (つづく)

常磐線 普通 676M 四ツ倉(14:34)→いわき(14:44) クハE531-1021 IC運賃199円




JR東日本 常磐線 いわき駅 (福島県いわき市平字田町) いずれも令和5年9月7日撮影


この記事についてブログを書く
« 続・宇都宮芳賀ライトレール線 | トップ | いわき号 »
最新の画像もっと見る