旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

与那原町・南城市・那覇空港へ

2025-01-01 23:00:00 | ドライブ

沖縄県営鉄道 与那原線 与那原駅? (沖縄県島尻郡与那原町与那原)

令和6年12月21日土曜日。沖縄県島尻郡与那原町の与那原駅に来ている。んん?


三郎オジー

サンタではなく三郎オジー。


乗車券 與那原 より 那覇 ゆき(18錢)?

出札口で切符を購入。実際に切符があればいいのだが、これは昔の切符を模したもの。ここは現役の与那原駅ではなく、与那原町立軽便与那原駅舎展示資料館である。入館料は100円。町内の方、小学生以下は無料。入館記念にこの切符をいただける。自分で切符に鋏を入れる事が出来る。国鉄の頃から切符に入鋏してもらっているが、自分でするのは初めて。


資料館内の地図にはかつての路線図が

戦前には沖縄に軽便鉄道が走っていた。軽便の軌間は762mmと国鉄・JR在来線(一部線区を除く)の軌間1067mmよりも狭い。戦時中の昭和20年に運行停止。軽便が復活する事はなかった。


嘉手納線 これまで令和6年12月21日撮影

嘉手納線(古波蔵嘉手納間)は大正11年に開業。那覇古波蔵間は与那原線に乗り入れる。


嘉手納駅跡地 (沖縄県中頭郡嘉手納町字嘉手納) 令和6年1月24日撮影

嘉手納駅跡に行った事があるが石碑があるのみだった。


与那原線 令和6年12月21日撮影

与那原線(那覇与那原間)は大正3年に開業。今いるのが与那原駅である。


糸満線 令和6年12月21日撮影

糸満線(国場糸満間)は大正12年に開業。那覇国場間は与那原線に乗り入れる。経路は海側ではなく内陸を経由している。


沖縄県営鉄道 与那原線 那覇駅跡 (沖縄県那覇市泉崎) 令和6年1月27日撮影

与那原線、嘉手納線、糸満線の列車が発着した那覇駅の遺構は残っている。


転車台の跡 令和6年1月27日撮影


路面電車も走っていた これより令和6年12月21日撮影

現在はモノレールが走っている。


昭和13年の時刻表

それぞれの線区の列車時刻・運賃・距離を抜粋する。

嘉手納線 那覇(9:00)→嘉手納(10:00) 運賃44銭 距離23.6キロ
与那原線 那覇(8:54)→与那原(9:20) 運賃18銭 距離9.4キロ
糸満線 那覇(9:23)→糸満(10:30) 運賃35銭 距離18.36キロ


昭和18年の時刻表


乗車券


かつて名護への延伸計画があった

開通して残っていれば軽便で海を見ながら名護へ行けたのか。狭軌に改軌していたかな。今も那覇市と名護市を結ぶ鉄軌道の建設が検討されている。


かつてのプラットフォーム側に出てみる


鉄路ではなく道路が通る


鉄筋コンクリートの柱は昭和6年築の旧駅舎の物なのだそう

与那原駅舎は戦災で破壊されたものの補修をして、消防署、町役場、農協として使用された。農協が移転した後、平成26年に駅舎は復元された。


与那原町立軽便与那原駅舎 (沖縄県島尻郡与那原町与那原)


東宮殿下御乗車記念碑

大正10年、東宮殿下(後の昭和天皇陛下)の欧州歴訪の際、往路にて沖縄県を訪問された。中城湾に御召艦香取が入り、船を乗り換えて上陸。与那原線で那覇に行かれて県庁や首里城を訪れられた。


東宮殿下は仮桟橋から駅まで徒歩で向かわれた

かつて仮桟橋のあった護岸には東宮殿下御上陸記念碑が建立されているそう。



これで今回の旅行で訪れたかった場所には行く事が出来た。もう一箇所回る時間があるかな。



与那原駅を出発。国道331号を東へ。与那原町より南城市へ入る。沖縄本島南部は平坦か丘陵のイメージだったが、知念半島では変化の富んだ地形となる。国道は高い位置に上がってゆき海岸を見下ろす。本州・日本海側の国道9号を思わせる風景である。斎場御嶽も知念半島にある。かんなびという印象を受ける。吉富交差点より県道86号南風原知念線に入る。道路は大きな曲線を描きながら坂を登ってゆく。坂を登ったところで車を停める。駐車場はないけど駐車禁止ではない。




沖縄県道86号南風原知念線 ニライカナイ橋 (沖縄県南城市知念字知念)

登って来た坂、橋梁を展望する。






久高島を望む


展望台へは進入禁止

展望台近くの駐車スペースは管理用なのか進入出来ぬよう車止めのポールが設置されている。



ニライカナイ橋を出発する。県道を那覇方面に向かう。



途中に大型商業施設が出来ている。車の流れが悪くなった。午後5時までにはレンタカーを返却したいが大丈夫か。南城市より南風原町に入り那覇空港自動車道の側道の県道に入る。もう大丈夫だと思ったら渋滞している。南風原南ICで流出して国道507号へ行く車が大半ですぐに流れはよくなった。南風原南ICより那覇空港道に流入する。国道506号豊見城東道路となる区間で自動車専用道路。開通時より無料である。南城市より豊見城市に入る。開通しているのは豊見城・名嘉地ICまでで流出して一般道に進む。



国道331号小禄バイパス。引き続き那覇空港道は国道506号小禄道路として建設中。完成すれば那覇空港ICに至り、昨日利用した国道58号那覇西道路に接続し那覇うみそらトンネルに入ってゆくのだそう。最後に道の駅に立ち寄るつもりだったが渋滞を警戒してこのままレンタカー店に向かう。豊見城市より那覇市に入る。渋滞を警戒していたが流れはスムース。モノレールの高架区間と少しだけ一緒に走ってすぐに空港方面と分かれる。もうレンタカー店が近い。反対車線に給油所を見付けて転回して入る。セルフではなかった。価格は名護市のセルフ店と同じだった。ここで一回の給油で済ませてもよかったか。



給油所を出発。レンタカー店はこの近所である。無事にレンタカーを返却する。タクシーでの来店客を見掛ける。那覇空港からのタクシー代金は最大1,000円のキャッシュバックがある。


OKINAWAヴァケーションレンタカー 那覇空港店 (沖縄県那覇市金城)

運転しやすい快適な車でした。ありがとうございました。今回の行程では辺戸岬まで行ってないのであまり走行距離は伸びてないな。

料金(2日間):5,000円 NOC:1,200円 走行距離:347km

総走行距離30,000kmの瞬間があったのだが見逃した。この他の車関連の費用は次の通り。

西日本高速道路 許田IC-沖縄南IC 普通車ETC料金 730円
西日本高速道路 北中城IC-西原JCT 普通車ETC料金 270円

レギュラーガソリン(175円) 13.84L 2,422円(東開発 名護バイパス給油所)
レギュラーガソリン(175円) 6.33L 1,219円(タカラ石油 小禄金城)



それでは歩いて最寄り駅へと向かう。なおレンタカー店のタクシー代金の最大1,000円のキャッシュバックは空港からの片道のようだ。程なく駅に到着する。送迎より駅に近い方が便利かな。




沖縄都市モノレール 沖縄都市モノレール線 小禄駅 (沖縄県那覇市田原)

券売機ではSuicaにチャージが出来ない。窓口では可能。千円チャージして貰い自動改札から入場。


次の列車は3両編成


列車がやって来た


沖縄都市モノレール 沖縄都市モノレール線 普通列車 [1000型] (小禄)

てだこ浦西那覇空港行普通列車(3両編成)に乗車する。


metro ゆいレールで小禄を出発symbol6

3両でも混雑していたが、逆かぶりつきの通路側の席が空いていたので腰掛ける。


沖縄都市モノレール 沖縄都市モノレール線 普通列車 [1000型] (那覇空港)

終着の那覇空港に到着。下車する。

沖縄都市モノレール線 普通 小禄(17:07)→那覇空港(17:13頃) 1232 運賃230円


ダイナミックなモノレールのポイント切り替え


折り返し、てだこ浦西行が出発






プラットフォームの向かいには貸切列車が停車中

プラットフォームに上がって来た人が停車中の貸切列車に乗ってしまう。この列車には乗れない旨のアナウンスが流れる。紛らわしいから扉は閉めておいた方がよいのではないか。




沖縄都市モノレール 沖縄都市モノレール線 那覇空港駅《改札口》 (沖縄県那覇市字鏡水)

自動改札よりSuicaで出場する。


那覇空港OKA ROAH) 国内線旅客ターミナルビル (沖縄県那覇市字鏡水)

さっそく自動チェックイン機を使うが手続きが出来ない。板付の悲劇が思い出されるが、手続き開始は出発の90分前からだった。先にご飯を食べてくる。




沖縄家庭料理の店 ケンミン食堂 (沖縄県那覇市字鏡水 那覇空港国際線旅客ターミナル3F)

ターミナルの端にあるお店。気になっており利用してみる。後からお相撲さんも入店してきた。先程ロビーにいる時に鬢付け油の匂いがして振り向くと力士の姿を見掛けた。後日調べてみると本日沖縄アリーナ(沖縄市)で巡業があったのだ。近くの野球場の前は通ったが、アリーナの前は通らず気付かなかった。どちらの部屋の方々か判らないが、巡業を終えて暫し寛がれているところだろうか。


料理が出来上がり、カウンターから取って来る

料理を運ぶのはセルフサービスです。重さに対してお盆が小さいような。細心の注意を払って運ぶ。


ケンミンスペシャルそば(990円)

三枚肉、ソーキ、玉子焼きが入っている。コーレーグースや紅生姜を投入。


ソーキ♪

柔らかく骨まで食べられる。


三枚肉♪


蒲鉾♪


玉子焼き♪


麵はこんな感じ♪


オリオンビール(590円)

運転があったのでレンタカーを返却してようやく麦酒が飲める。三枚肉やソーキによく合う。実に旨い。結局、おそばのおつゆまで飲み干してしまう。ごちそうさまでした。


午後6時10分 搭乗手続きを済ませ、見学者デッキへ

暗くなっていた。屋内に戻る。ターミナル内のローソンで買い物。沖縄の店舗は沖縄ローソンさんが事業を行い、沖縄限定商品もある。消費期限が午後11時までの30円引きのポーク玉子を2個、さんぴん茶も2本購入した。特にポーク玉子チキナーは気に入った。沖縄県外でもポーク玉子おにぎりを販売して欲しい。それでは保安検査を受ける。沖縄県からの植物の持ち出しに制限がある。シークヮーサーを持っているが大丈夫か。係員に尋ねるが、別の係員に確認して持ち出しは大丈夫と言う事だった。後日確認するとカンキツ類の苗木などは持ち出しに制限があるが、果実は除くとある。搭乗口に向かっていると福岡行の案内の放送が流れている。あまり遅延すると着陸出来ないという。福岡空港(FUK RJFF)の運用時間は7時より22時。先日は福岡発の最終便が欠航して乗れなかったが、空港の門限も影響していたのかなと思う。大阪国際空港(伊丹)(ITM RJOO)は7時より22時と更に1時間も早い。那覇や東京国際空港(羽田)(HND RJTT)、関西国際空港(KIX RJBB)など24時間運用の空港もある。ちなみに成田国際空港(NRT RJAA)は7時より24時なのだそう。


Peach Aviation MM512便 [A320] JA823P (那覇空港)

ロビーから機体記号は確認出来ず。機内で乗務員さんに教えてもらった。申し訳ない。座席は後方の左側の窓側。翼の左には機体記号は書かれていなかった。


中華航空 CI122便 [A321neo] B-18108 (那覇空港)

臺灣桃園國際機場(TPE RCTP)からの中華航空(チャイナエアライン)さんの便が到着している。折り返し桃園行となる。那覇からは成田より桃園の方が近い。


長榮航空 BR186便 [A321] B-16211 (那覇空港)

隣のスポットに長榮航空(エバー航空)さんの便が到着。こちらも桃園から飛来して折り返す。距離の近い台湾との便は多いのだなと思う。ピーチさんも沖縄-臺灣桃園線がある。一度、那覇から出国してみたい。ドラマのゴロウさんのように急に台北に行けるよう旅券は持っている。いや11月に旅券を受領してそのまま宮城県に行ったのでリュックに入れたままになっていたのだ。桃園行ではなく成田行の便は那覇を出発。RWY36Rより離陸する。窓側だが海側なので沖縄の夜景は見えない。沖縄県、琉球国を後にする。琉球国は律令国と異なるが歴史的名称として記す。


沖縄ユーシーシーコーヒー
天然水550ml(130円)

保安検査後のロビーの自動販売機で購入。沖縄の水かと思ったが、採水地は岐阜県海津市南濃町。


コカ・コーラ350ml(200円)

ピーチさんの機内販売、Tiny Table KISSAで購入。ペットボトル類は座席上の棚には入れられないので手元に置いている。機内でこんなに飲む訳ではない。客室の照明を減灯して仮眠時間。少しウトウトする。さて復路も窓側だが、中間、通路側は空いている。いつでもお手洗いに行ける環境だと行きたくもならない。動けるうちに一応済ませておく。シートベルト着用のサインが点灯。窓外には房総の灯りが見えてくる。ジェット気流のおかげで東行きの復路は速い。向かい風の西行きの往路は長かった。成田のRWY16Lへ着陸した。千葉県、下総国に入る。


Peach Aviation MM512便 [A320] JA823P (成田国際空港)

成田では沖止めだった。機体記号はここで目視出来た。到着ロビーへ向かうバスの車内から撮影。気温は摂氏11度で思ったほど寒くない。しかし摂氏22度を超えレンタカー車内では冷房を使っていた沖縄に比べるともちろん寒い。ターミナルビルに到着。手荷物は預けてないからそのまま到着ロビーに出る。ピーチさんは第1旅客ターミナルなので駅は近い。

Peach Aviation MM512便 沖縄/那覇 OKA(19:25)→東京/成田 NRT(21:55) JA823P
◆運賃等8,680円(PSFC・発券手数料を含む)


成田国際空港(NRT RJAA)第1旅客ターミナル (千葉県成田市三里塚御料牧場)

この時間、〔スカイライナー〕は20分毎にあるが、アクセス特急は1時間に1本程度。最終のアクセス特急に乗る事にして旅客ターミナルに戻ってきた。


北ウイング♪

国際線の到着はもうない。空港で一夜を過ごすらしき外国人旅客の姿も見られる。早朝便を利用するべく前夜に来て空港で過ごす事も考えた事があるが未だ実行した事はない。




京成電鉄 成田空港線 アクセス特急 [3100形] (成田空港)

駅に戻り自動改札よりSuicaで入場。沖縄県でも千葉県でも使えて便利。出発の20分以上前に折り返し列車が到着するので車内に入って出発を待つ。


metro アクセス特急で成田空港を出発symbol6

成田空港京成高砂行アクセス特急(8両編成)で成田空港を出発。機内よりも車内の方でウトウトする。アクセス特急の最終列車なので乗り過ごすとまずい。何とか東松戸で下車する。武蔵野線に乗り換える。南船橋東所沢行普通列車(8両編成)に乗車。これは最終の1本前の列車である。無事に日付の変わる前に帰ってきた (おわり)

成田空港線 アクセス特急 成田空港(23:08)→東松戸(23:43) 3152-8 IC運賃953円
武蔵野線 普通 東松戸(23:50)→新松戸(23:57) クハE231-41 IC運賃178円

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