ハウステンボス (長崎県佐世保市ハウステンボス町)
本土から早岐瀬戸を渡った針尾島に位置する
手前に見えるお城のようなホテルは、ハウステンボスの場外にある。
ハウステンボスにはまだ行った事がない。チーバくんのベロにあるテーマパークにも行った事はない。ハウステンボスは街並みが見てみたいので行きたいけど今日ではない。
ハウステンボス駅を望む
川のように見えるのが早岐瀬戸。ハウステンボスは針尾島の干拓地にある。
JR九州 大村線 ハウステンボス駅 (長崎県佐世保市南風崎町)
国鉄時代の片仮名のみの駅名はニセコ(北海道)、マキノ(滋賀県)で、民営化直前に石勝高原がトマム(北海道)に改称。平成4年開業のハウステンボス駅は国鉄・JRでは4例目だそう。
改札口、出札口あり〼
ハウステンボスまでの特急券は持ち帰るため「乗車記念 使用済 JR九州」のハンコを押して貰った。駅前を見るためちょっと途中下車したが、乗車券には途中下車印を押してくれた。区間変更券になっていたし長崎で回収でいいかなと思っていたが、これで乗車券も持ち帰りたくなった。改札掛に「ありがとうございました」と声を掛けて途中下車した乗車券(区間変更券)で再入場する。
JR九州 大村線 区間快速〔シーサイドライナー〕 4227D列車 [YC1系] (ハウステンボス)
YC1-204
非電化区間を走る気動車だが、形式がキハではなくYCとなっている。ディーゼルエンジンの動力で走るのではなく、ディーゼルエンジンで発電したその電力で電気モーターを回して走る。蓄電池も搭載したハイブリッド車両、電気式気動車である。
区間快速〔シーサイドライナー〕でハウステンボスを出発
車内は混雑しておりクロスシートには座れなかったが、通路を挟んだ向かいの車窓に海が見渡せるよう、山側の窓を背にしたベンチシートに腰掛ける。列車は出発。加減速など電車のような乗り心地。発電のためディーゼルエンジンが唸る。小海線で乗ったキハE200系、東北本線・仙石線で乗ったHB-E210系を思わせる。車内はJR九州らしい。次の南風崎に到着。母は幼い頃の事で記憶にないが、祖父によると満州から引き揚げて、この辺りから汽車で山口県に帰って来たそう。
車窓には大村湾 (彼杵-千綿)
素晴らしい車窓。進行方向海側の窓側のクロスシートで存分に車窓を味わいたいが、YC1系にはクロスシートが少ない。トイレが車端部ではなく中央にあり、車内が見渡せなくて気付かなったが、後で確認すると、この車両のクロスシートは目の前の1区画だけだった。海側のベンチシートで首をひねって見るか。今回は立ち上がって立席に行き景色を眺めた。
新幹線の高架が! (松原-大村車両基地)
武雄温泉で分かれた西九州新幹線と再会する。
車両基地の壁が見える
車両基地自体は見えん。
新幹線乗換駅である新大村駅に到着
大村市街を通るが、大きな街という印象を受ける。大村線は長崎本線の経路から外れたが、長崎街道の宿場町で国道34号、長崎自動車道が通る。新幹線が出来て鉄道のメインルートに戻ったという事か。大村市には長崎空港もある。
もうすぐ諫早 (岩松-諫早)
JR九州 長崎本線 区間快速〔シーサイドライナー〕 4227D列車 [YC1系] (諫早)
諫早に到着。これにて大村線乗りつぶし完了。列車は長崎本線に直通する。諫早で8分間停車。
JR九州 大村線 区間快速〔シーサイドライナー〕 4232D列車 [YC1系] (諫早)
プラットフォームの向かいには佐世保行。区間快速〔シーサイドライナー〕は佐世保線・大村線・長崎本線経由で、県内二大都市の長崎と佐世保とを結んでいる。諫早も新幹線乗換駅で写真左の壁の向こうが新幹線プラットフォームである。列車は諫早を出発する。諫早からは島原鉄道線が分岐する。喜々津からは長崎本線も二手に分岐する。長与経由の旧線と現川経由の新線。旧線は非電化で新線は電化されていた。しかし新線も非電化となる。寝台特急〔さくら〕、特急〔かもめ〕で通ったのは新線の方で、旧線はまだ乗った事がない。喜々津-浦上間は単線で、寝台特急〔さくら〕は長崎トンネル内にある肥前三河信号場で運転停車した。本州から九州に入ってからは他の特急に抜かれたり、交換待ちもあって寝台特急〔さくら〕はゆるゆると進んでいたが、長崎を目の前にして最後の最後で運転停車かと思った。今乗っている区間快速は諫早を出ると運転停車はない。特急が走らなくなって列車の本数が減ったのだなと思う。
もうすぐ長崎 (浦上-長崎)
JR九州 長崎本線 区間快速〔シーサイドライナー〕 4227D列車 [YC1系] (長崎)
区間快速〔シーサイドライナー〕で長崎に到着
大村線 区間快速〔シーサイドライナー〕 4227D ハウステンボス(11:31)→長崎(13:02) YC1-204
※諫早-長崎間は長崎本線。
◆岩国-長崎間の運賃7,480円
平成16年11月21日以来、18年振りの長崎に到着する。前回はブルートレインで来て、今回はハイブリッド気動車で来るとは。時の流れを感じる。
車止め
高架駅となりすっかり様変わりした。
新幹線2面4線、在来線2面5線だそう。まだ在来線に架線が残っているが撤去するのだろう。電化区間から非電化区間に戻るなんてとも思ったが、ハイブリッド気動車で電車のような乗り心地ならそれもありかなと思った。筑豊本線の一部区間、香椎線のように架線のある所で充電した蓄電池の電力で走る電車BEC819系もある。
それでは乗車券(区間変更券)に「乗車記念 使用済 JR九州」のハンコを押して貰い出場する。
在来線改札口
新幹線改札口
ちなみにラッチ内に乗換口もある。さて、駅構内の観光案内所で地図をいただき、目的地の場所や行き方を確認して駅の外に出る。
JR九州 長崎本線 長崎駅《かもめ口(東口)》 (長崎県長崎市尾上町)
駅頭の様子
長崎放送局 (長崎県長崎市西坂町)
ここは建て替えてないのか。鹿児島のは新しかった。
これまで令和4年10月13日撮影
旧駅舎があったのはこの辺りか。
JR九州 長崎本線 長崎駅 (長崎県長崎市尾上町)
平成16年11月21日撮影
駅前は電車通り これより令和4年10月13日撮影
長崎電気軌道 本線 1号系統 普通列車 [200形] (長崎駅前)
路面電車で目的地に向かう。長崎は広島と同じく民営。以前乗った熊本、鹿児島は市電だった。
1号系統は日中概ね5分間隔で運転
長崎電気軌道 本線 1号系統 普通列車 [5000形] (長崎駅前)
こちらは3両編成の連接車。まだ路線図を把握していないが目的地とは逆の電車。
長崎電気軌道 本線 1号系統 普通列車 [1500形] (長崎駅前)
この1両の電車に乗る。広電で言う単車。バイクじゃないよ。
長崎電気軌道(1号系統)で長崎駅前を出発
Suicaをタッチして乗車する。長崎電気軌道では交通系ICカードに対応。均一運賃で140円。交通系ICカードに限り2区間までの乗車は運賃100円という割引もある。長崎駅前から乗った時は混雑していて座れなかったが、途中で席が空いた。僅かな距離だが腰掛ける。ゆるゆる進む路面電車の感じは広電を思わせる。出島で多くの客が降りる。出島の次の新地中華街でSuicaをタッチして下車した。
本線 1号系統 長崎駅前(13:27頃)→新地中華街(13:37頃) 1505 運賃140円
長崎電気軌道 本線 新地中華街停留所 (長崎県長崎市銅座町)
中華街の門が見える
修学旅行?の生徒さんが多数…
長崎新地中華街 北門 (長崎県長崎市新地町)
日本三大中華街の一つ、長崎新地中華街を訪れよう。先日、横浜中華街に行ったばかりだが。
規模が小さいと聞いていたが、もう中華街から出てしまった。
湊公園 中華門 (長崎県長崎市新地町)
もう一度、中華街に戻ろう。
長崎新地中華街 南門 (長崎県長崎市新地町)
新地蔵跡 (長崎県長崎市新地町)
新地荷蔵跡
元禄11年(1698)、後興善町から出火した火事は、隣接する22町に延焼、樺島町や浦五島町の土蔵33棟に収蔵されていた唐船20隻分の貨物(代銀3,377貫目分)も全て焼失しました。そこで、これらの貨物を火災等から守るため、元禄15年(1702)に2年の歳月をかけて新地が造成されました。敷地は東西70間(約127m)、南北は50間(約90m)、総坪数は3,500坪のほぼ長方形で、12棟60戸の土蔵が建てられました。安政の開国後、新地も変貌、慶応元年(1865)の幕府献納後は居留地に編入されました。 (説明板より)
石碑を見てお地蔵さんがいらっしゃったのだとばかり思っていた。新地の蔵の跡だった。新地中華街と言うが、まさに新造成された地なのだ。新と言っても元禄年間だから随分古い。では、ちゃんぽんを食べるべくお店に入る。
キリン一番搾り生ビール(640円)
長崎ですから麒麟麦酒でいいでしょう。長崎の気候が温かいから余計に麦酒が旨い。
パクチー水餃子(390円)
メニューのパクチーにひかれてお店に入ってきた。味は付いているので何も付けずにとの事。
この水餃子は実に旨かった。パクチー(香菜)はそんなに主張しない。苦手の人には知らんけど。
長崎ちゃんぽん(880円)
長崎で食べるちゃんぽん。
いただきます♪
やっぱり美味しい。市内の他の店は18年前に行っただけで屋号すらも覚えておらず、比べられるのはよく行くチェーン店だけだが、こちらの方が美味しいように思う。しかし特筆すべきは水餃子が旨かった事である。ごちそうさまでした。
老李 中華街ちゃんぽん店 (長崎県長崎市新地町)
最近、とある動画チャンネルのYさんはこちらで召し上がっているのを見たな。
長崎新地中華街をあとにする…
前回の長崎では駅の商業施設でちゃんぽんを食べただけだが、今回は中華街まで来た事で美味しい水餃子にも出会えた。実はこのお店の系列店が長崎駅の商業施設にも東京にもあったりするが、この時は知らない。今日はちゃんぽんだけでなく、長崎観光して行く。 (つづく)