裏磐梯、五色沼の旅から帰ってきました。想像以上にすばらしい旅でした。
ちょうど、栗原市を中心とした地震に重なり、裏磐梯も震度4とゆれましたが、あのような大きな災害になったとは夢にも思わず、のんびりと、素敵な旅を味わって帰ってきました。
被災地の皆様には誠に申し訳ないと思いながら、貴重な体験はそれなりに大切にしたいと思っています。3日間の磐梯、吾妻の旅は、都会の生活を忘れさせてくれるものがありました。それは、都会人がいかに自然に遠く、非人間的な生活をしているかを教えてくれた旅でした。自然に近いだけが人間的かどうかは、議論のあるところでしょうが・・・。
2連泊した「裏磐梯国民休暇村」は、なかなかいい宿でした。このような宿泊施設を運営しているのなら、国もそう馬鹿にしてはいけないなあ、などと思ったものでした。国、特に官僚をほとんど信じていない私としては、思いかけないことでした。
広々とした敷地に、ゆったりとした宿舎・・・、部屋も広く、バイキング形式の食事も大変においしく、なかなかのものでした。何よりもその食堂の面前に広がる磐梯山の雄姿がすばらしい! 榛の木を中心にした自然林に囲まれた環境は、得がたいものと思いました。
中でもすばらしいのがお風呂・・・その露天風呂に四肢を伸ばし、朝は鶯の鳴き声を聞きながら、夜はこぼれ落ちるような星を拾い集めるような思いで、気持ちのよい湯に浸かりました。
磐梯山の噴火のこと、自然林のこと、猪苗代湖や野口英世のこと、またこの地が育んだ酒(日本酒)のこと、何よりもその美しさに心を奪われた五色沼のこと・・・・・・、たくさんの書きたいことを、次回より書き綴ります。
先ずは無事に帰ってきた報告まで。
08年6月15日 tabinoplasma