今年は例年になく梅雨の終わりが鮮やかであった。このところ毎年毎年、何時梅雨が終わったのか、何時から真夏が始まったのかわからないような年が続いていた。
子供のころの九州では、梅雨の終わりと真夏の始まりが明瞭であった。つまり梅雨が終わるとカラリと晴れて、その青空に入道雲が浮かぶ。「ああ、夏だ!」と夏を実感したものだ。
今年の東京は久しぶりにそれを実感させてくれた。梅雨の終わりの豪雨の後、快晴が続く…。それだけに一気に猛暑が襲ってきた。その暑さにはいささかまいっているが、これぞ季節の変わり目だと思う。
昨日はその中で株主総会を開いた。参加者は北は秋田、南は名古屋に及んだが、東京の最高気温35,6度を中心に、名古屋は37度、秋田でも32度とか報じられていたので、日本列島は酷暑列島となっているのであろう。
しかし秋田からの参加者は、「東京は暑い。秋田の暑さと質が違う」と言っていたので、都会独特の暑さがあるのであろう。
その中で昨日に続き引っ越し作業だ。中野坂上には2年間いたが、駅から事務所までの環六沿いの道路は工事が続き、ここにきてようやく完成、欅と花水木の美しい歩道ができた。それを歩くことわずか一、二カ月でこの地にもお別れだ。
さようなら中野坂上…、短くとも思い出は多い。
何時の日か、再びこのきれいな歩道を歩く日があるだろうか?