旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

ノーベル平和賞を問い直す

2024-10-14 15:13:29 | 政治経済

 最近、ノーベル賞を受託した日本人が少なくなっていたが、超時間を経て検討されたと思われる「日本人の平和賞」が提起されたと思われた。既に79時間が費やされていた。
 1945年8月6日と9日。そのずっと以前から、悲惨な国民を置きやられていた日本勢力は、まさに「非平和」を象徴するものであったが、対する米英勢力は、広島(6日)と長崎(9日)に核兵器の投下をやったのだ。まさに極悪な「非平和」がこれであった。
 この広島・長崎を始めとして、長い、消えることのない苦しみを負いながら、「被爆ノー。再びなくせ」を叫びながら、「核による破滅阻止には廃絶しかない」という発言に結実してきた。
 これこそ「非平和」をも超えて、核廃絶による平和、恒久平和を求めてきたのだ。79年を超えた、いや、一世紀を超えた課題に応え、日本人に求めた「ノーベル平和賞」に贈ってくれた。


 (注)ノーベル委員長の一問う一答
  ——紛争当事国の指導者たちへのメッセージは
   被爆者の体験談や証言は、核兵器の使用がいかに容認で
  きないものであるかを思い起こさせる需要なものだ。二度
  と核兵器が使用されてはならないことを思い起こさせる被
  爆者の痛ましく劇的な証言に、全ての指導者が耳を傾ける
  よう願っている。
  ——なぜ今年なのか
   世界中で起きている紛争を見ると、核兵器を二度と使用
  してはならないという規範を守ることがいかに重要である
  かがわかる。日本被団協と被爆者は、この文脈において極
  めて重要だ。
  ——どのような効果を期待しているか
   若い世代が体験者(被爆者)と共に、世界中の人々を刺
  激し教育していくことが,核のタブーを維持するために重
  要だ。

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