今年を表す文字は「災」という字に決まったようだ。 自然災害も含めて妥当な決定であろう。
日本は危険な国になったのではないか? 殺人や強盗などが日常化してきた。弱者(含む動物)虐待や陰惨な事件が相次ぐ。日本の誇りであった治安の良さは、今やなくなりつつあるのではないか?
その背景に、格差と貧困の広がりがあるように思える。支配層が、儲けのネタを求めて国民のポケットに手を突っ込んで来た結果ではないか? 日本は、危険で、貧しい、悪い国になったのではないか? 特に、医療、年金、介護などに、高齢者の不安は大きい。
83歳と78歳の、わが老夫婦の話題も多くは暗い。過去の話をしても、悪い思い出と悪い出来事ばかりが話題になる。長く生きてきた生活の中には、歓喜に沸いた出来事や、心ときめいた瞬間もあったのではあるが、それらはあまり話題にならない、暗い、重い、時によってはお互いを責めあう話題ばかりが飛び交う。なぜだろう? これが、老後…人生の末路を示す特徴なのだろうか?
もちろん、明るい話題がないわけではない。それは過去にはなく、やはり未来にある。その最たるものは、たった一人の孫の成長を見ることだ。まだ三歳の孫が、月に2,3度訪れて、その都度、新たな成長の片りんを見せて帰る。。もう一つは、娘のオペラ活動の進展だ。オペラ界の鬼才岩田達宗氏と組んで、小劇場・演劇的オペラに取り組んで6年目を迎えるが、来年も、六月に『愛の妙薬』の四日間公演が決まったようだ。楽しみにしている
人間が生きるということは、やはり希望をつなぐということなのだろう。
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