何度も書いたが、2011年に脳梗塞に見舞われ、爾来、血液サラサラ薬(プラザキザ)と胃薬を飲み続けてぃた。ところが、昨年1月の区の定期健診で貧血症の症状が現れ、医者は「貧血症にサラサラ薬は出せない。むしろ造血剤だ」と別の薬を与えられ、「それよりも、検便に軽いが潜血反応もあるし、貧血の原因は胃ガンか腸ガンによる出血と考えられ、専門病院の検査を要する」という。これに対し私は、「この年になって(米寿)ガンと分かっても手術などするつもりはない。ガンの進行より老衰の方が早いと思うから」と持論を展開して検査を拒否した。
それから半年後の血液検査で、貧血症状はかなり改善、医師は「薬を変えて劇的に改善、ここで薬はすべてやめて模様を見ましょう」という。私が「薬なしでは脳梗塞が心配ですが」と問うと、「症状の出ないことを神に祈るしかない。薬より水をたくさん飲みなさい」ときた。
「神に祈るのみ? それが医者の言う言葉か?!」と、いささかムッときたが、そこは黙って引き下がった。
それから半年、今年の定期健診の結果を、昨日、恐る恐る聞きに行くと、「貧血症はすべて平常値に戻りました。γ‐GTPが140(基準値60以下)だが、これも肝機能は正常値だし、他の指標もほぼ収まってる。指摘事項ナシ」とほぼ満点の評価を貰った。γ‐GTP140は私の勲章みたいなもので、これが60以下に下がったときは酒が飲めなくなった時で、それは死を意味する
「胃薬くらい呉れませんか」と問うたが、「自覚症状が何もないのに、薬など飲む必要なし」とキッパリ。
スッキリした88歳の春でした。
音楽室のピアノの上には、例年通りのひな人形が…
高齢者は、何かと体調改善のため、薬を手放せないことが多いようですが、副作用もあって大変な場合もあるようですね。
私は、花粉症の薬が必要になりそうな春が、やってきそうです(苦笑)
ともあれ、長寿銘酒もちょっぴり飲みながら、早春の日々を楽しみたいものです。
ただ、日々の生活で特に自覚症状ナシはありがたい。