昨日は、孫遥人(はると)のお食い初めの儀式があった。正に「儀式を行った」という感じで、本人は何のことだか分からなかったと思うが。
お食い初めというのは、子供が生まれて100日前後経った頃、生涯にわたって食べることに不自由しないよう、その子に初めて食べ物を食べさせる儀式ということだ。もちろん本人はまだ食べることなどできないので、ほんのまねごとをするだけであるが。
新宿小田急の『なだ万』さんで行ったところ、孫のために立派な料理が出てきた。先ずは、赤色の漆器(男児は赤、女児は黒らしい)で高足の御膳に、飯椀、汁椀、煮物椀、つぼ椀(酢の物、香の物)の四つの御椀が並び、まん中に高杯がすえられ、そこに歯固め石が乗っている。加えて、鯛皿が添えられ、立派な尾頭付きが跳ねている。歯固め石というのは、なんでも噛み砕ける立派な歯が育つように願ってなめさせる石とのことだ。
とにかくこれらの料理を、次々と口に持っていく。最近時々笑顔を見せるなど反応を示しだした遥人君は、いくつかに口を開け気味に食べる気配を示したかに見えたが、歯固め石に至っては、「こんなもの食えるかよお…」と不機嫌な顔をした。まあ、この根性なら立派な歯が育つであろう。
歯固め石をなめさせる
無事に儀式を終えて、両親ともどもホッとしました
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます