朝青龍診断に医学者から“物言い”「神経衰弱」は戦前の病気
スポーツ報知 06日08時15分
2場所連続出場停止と謹慎などの厳罰を受けた横綱・朝青龍(26)が5日、精神科医の診断で「神経衰弱及び抑うつ状態」と診断されたことについて、医学者から異論が出た。精神科医の香山リカさんは「今回の重い処分や厳しい批判を受けた反応性のうつ状態ということだろう。針のむしろでストレスが多い環境が、症状を悪化させかねない、ということも理解できる」とした上で「この状況を招いた本人が謝罪会見もしないうちに診断結果が発表され、批判しにくいような状況になるのは、精神科医として複雑な気分だ。診断が隠れみの的に利用されるようなことはあってほしくない」と厳しい。
一方、世田谷井上病院の井上毅一理事長は「神経衰弱は夏目漱石がかかったことで有名な、戦前の病名。米国の診断基準からもすでに消えている"亡霊"のごとき病名が出てくるとは、さすがは歴史のある相撲界ですね」と苦笑。胃腸科が専門の同理事長は、胃かいようで亡くなった文豪・夏目漱石の研究を長年続けてきたが「神経衰弱の漱石に夫人が胃薬だと言って睡眠薬を飲ませていた」というエピソードを紹介。特効薬は「休養するのではなく、あるがままに生活させること」という。つまり「神経衰弱」は「モンゴル帰国」を後押しする診断名ということになる。
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そもそもの発端は「医者の証明書」だった。
腰が痛いといって職場に休みを求める場合、医者のお墨付きがあれば仮病を疑われる事はない。
朝青龍言うの場合、医者のお墨付きが疑われて謹慎処分を受けたら、今度は精神科にお墨付きを求めた。
その医者が「数日のうちにうつ病になる」と診断した。
そして、謹慎を解いて蒙古への帰郷が最良の治療だと言う。
ここまでは大目に見よう。
ところがその医師が精神科ではなく「包茎治療のカリスマ」医師だったというから吹き出した。
◆朝青龍診断医は包茎クリニックだった…本人直撃!(08/06)
ここまで話がこじれてきたら横綱の品格どころの騒ぎではないでしょう。
この医師が経営する クリニックは沖縄ではテレビCMも流している“その道”の有名店だという。
大横綱双葉山は60級連勝を阻止された時
「我いまだ木鶏(もっけい)たりえず」
と知人に電文をに送った逸話が有名だが、
大横綱を狙う朝青龍はモッケイどころかホウケイでうつ病になっていたとしたら、大横綱の道は遠い。
◆いまだ木鶏たりえずhttp://sumo.goo.ne.jp/ozumo_joho_kyoku/yomu/003/011.html
で、このカリスマ医師の朝青龍に対する診断名は?
そりゃ、当然「包茎性ウソ病」、・・・もとい、「包茎性ウツ病」でしょう。
この「包茎のカリスマ」先生、自称の精神保健指定医は詐称ではないかと疑惑がもたれているらしい。
朝青龍の「包茎性急性ウソ病」については下記のブログが詳しい。
◆天漢日乗http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/08/post_660f.html