狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

守屋人事 「新聞で知った」と新大臣

2007-08-31 18:26:53 | 県知事選

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2007/08/31-12:48 守屋氏の顧問就任「決めてない」=高村防衛相
 高村正彦防衛相は31日午前の記者会見で、守屋武昌事務次官が退官後に防衛省顧問に就任するとの報道について「守屋氏はかつて(自身の後任人事を報じた新聞の)朝刊を見てびっくりしたことがあったそうだが、わたしはきょう新聞を見てびっくりした。わたしは何も決定していない。(現時点で)賛成でも反対でもない」と述べた。
 また、高村氏は4年1カ月にわたり次官を務めた守屋氏の退任に関しては「(守屋氏は)大変見識があり、省内を統括していい仕事をしてきた。ただ相当長い間、事務次官という立場にいた。ここで人心一新して、さらに国民のために防衛の仕事をきっちりやっていく体制をつくりたい」と語った。
                     ◇

>「守屋氏はかつて(自身の後任人事を報じた新聞の)朝刊を見てびっくりしたことがあったそうだが、わたしはきょう新聞を見てびっくりした。わたしは何も決定していない。(現時点で)賛成でも反対でもない」

久々の爆笑会見。

俺の立場はどうなってるのだ、守屋ク~ン。

高村新大臣も就任早々なめられたもんだ。

大臣の知らぬ間に特別室を設けて常勤の特別顧問。

天下りどころか院に這い上がり、「守屋上皇」の院政を敷くとは再三書いた。

これを上司の大臣が新聞で知った、なんて守屋上皇の面従腹背の面目躍如というところか。

>「・・・ただ相当長い間、事務次官という立場にいた。ここで人心一新して、さらに国民のために防衛の仕事をきっちりやっていく体制をつくりたい」

人心一新といくら大臣が言っても既に既成事実を作ってしまった上皇を切腹か、少なくとも遠島島流しにするだけの度胸が新大臣にあるだろうか。

「男・小池前大臣」だったらこのような上官無視の不逞の行いには「反乱」だとして斬首、晒し首の刑に処していただろうに。

今回の「防衛庁騒動」ではっきりしたことは、結局、大臣は官僚の言いなりの置物に過ぎないという日本政治の伝統。

後は、守屋前事務官の「反乱」に高村新大臣がどうカタをつけるかだ。

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防衛省に院政! 守屋次官、防衛省の天皇から上皇へ格上げ

2007-08-31 09:33:37 | 県知事選

 

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 守屋防衛次官、退任後は事実上の常勤顧問に (8月30日 22:13)
 
31日で退任する守屋武昌防衛次官は30日の最後の定例記者会見で、日米が1996年に返還合意した沖縄県の米海兵隊普天間飛行場の移設がいまだに実現していないことについて、「10年前の県民の思いをふまえて原点に返って考えて頂く必要がある」と述べ、政府の移設案に反対している沖縄県や名護市を暗に批判した。

 守屋氏は退任後、防衛省顧問に就任する見通しだ。顧問は非常勤だが、幹部によると、守屋氏は個室を与えられ、毎日出勤する事実上の常勤になるという。

(2007年8月30日22時13分  読売新聞)


                                               ◇

>守屋氏は退任後、防衛省顧問に就任する見通しだ。

やはり「防衛省の天皇」は「防衛省の上皇」に格上げになった。

「常設顧問」というがこれは事実上「上皇の座」に着くこと。

以後,防衛省は「院政」の時代に入る。

警察庁からの横滑りを拒否し、自分の部下を後釜にそえることにより防衛省に「院政」を敷くことに成功したのだ。

守屋次官の「院政」への野望については「小池前防衛大臣、最後のメッセージ」ですでに触れていた。

≪久間前大臣が「しょうがない辞任」をしてトップの守屋次官は何の責任も取らなかった。

むしろ自分の息のかかった者を後任者に推すという緊張感の無い防衛省。

更に退任後も強大な影響力を防衛省に残す意気込みさえ露(あらわ)にしていた。

これでは事務次官が辞任しても「防衛省の天皇」から院政を強行する「防衛省の上皇」に格上げされたことになるだけだ
 
県のアセス反発を批判/防衛次官 沖縄タイムス 8月24日

沖縄の基地政策に長くかかわった経験から「私の後輩が仕事に取り組むことになると思うが、私の知見が必要であればいつでも協力したい」とも語った。≫

私の知見が必要であればいつでも協力したい」とも語った

役職は「特別顧問」というが、強権を振るったかつての上司にこう言われたら、一々ご意見を伺わざるを得ない羽目に陥るだろう。

これを日本史の受験用語で「院政」と呼ぶ。

 


「集団自決」 「パンドラの箱」を閉じたのは琉球新報自身

2007-08-31 06:25:04 | ★集団自決

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琉球新報 金口木舌2007年8月30日掲載  

 安倍改造内閣で留任した伊吹文明文部科学相は、よほど教科書検定意見の撤回に抵抗があるようだ。27日の記者会見で「私が教科書を修正できるとか言った途端にパンドラの箱を開けるという汚名を着る」と言い切った
▼あらゆる災いが詰まっているという「パンドラの箱」はギリシャ神話に登場する。伊吹文科相にとって検定意見の撤回は文科省に災いを招くらしい
▼「教科書検定に政治は介入できない」と文科相は言うが、「美しい国」を掲げる安倍首相の政治姿勢や
歴史教科書の記述を「自虐的だ」と批判する団体の影響を指摘する教科書執筆者もいる(略)

            ◇

現在沖縄で行われている「不都合な真実」の封殺。

「パンドラの箱」はこれを象徴する言葉だ。

だが、伊吹文科大臣と琉球新報ではその意味するところが異なるようだ。

伊吹大臣は「パンドラの箱」を開けるということは「大臣の意思で教科書記述を変えること」。

大臣の意思で歴史教科書の記述を左右する先例を作ると、他の国に教科書記述の変更を求められても拒否できなくなるからだ。

一方、琉球新報が意味する「パンドラの箱」は慶良間で囁かれる「不都合な事実」を封じることだった。(後述)

文科相がいう「教科書検定に政治は介入できない」は、至極当然のことであり、左右どの勢力もこれに異論を唱えるものはいないはずだ。

が、琉球新報はこれを素直に受け取らず、あえて異論を唱える。

歴史教科書の記述を「自虐的だ」と批判する団体の影響を指摘する教科書執筆者いる

そう、世の中にはいろんな考えの人がおり、歴史の検証よりイデオロギーを重視して教科書記述する執筆者いる。

「歴史教育者協会」に属するようなマルクス主義史観の執筆者なら伊吹大臣の正論に批判的で不思議はない。

「集団自決」検定/執筆者「恣意的」と非難

 

■「歴史教育者協議会」とは?http://www.jca.apc.org/rekkyo/html/katudou_c.html#okinawa

軍命削除撤回を決議 歴史教育者協議会  (琉球新報 8/4 16:03)

このきわめてアレな組織はマルクス史観の歴史家松島栄一氏の創立したもの。

それに日教組の社会科の教師が集まったとなると、全ての歴史はマルクス史観の色眼鏡を通して判断される。

この集団は苔むした「マルクス史観」の研究団体ではあっても、まともな歴史研究団体ではない。

いや、むしろ「政治団体」といったほうがその活動には相応しい。

                    ◇

 

■「パンドラの箱」を閉じたのは琉球新報だ■

>伊吹文明文部科学相は、よほど教科書検定意見の撤回に抵抗があるようだ。27日の記者会見で「私が教科書を修正できるとか言った途端にパンドラの箱を開けるという汚名を着」と言い切った

当日記が訴え続けているのが琉球新報の「言論封殺」。

琉球新報で掲載中のの長期連載特集、上原正稔著「パンドラの箱を開ける時 沖縄戦の記録」が読者に一言の断りも無く一方的に中止になった。

上原さんは掲載日の前に知人に次のように言っていた。

≪19日付からは第2話慶良間で何が起きたのか」が始まります。
集団自決」をテーマにしたもので、作者の上原正稔氏は圧力に屈することなく執筆する≫と。

慶良間諸島のの渡嘉敷島と座間味島は「集団自決」が行われた現場である。

これまで地元マスコミが報じる現地の声はすべて「軍の命令」をにおわす証言ばかりで、多くの「軍命令はなかった」という証言は完全に封殺され、地元紙に載ることはない。

そのような慶良間の状況をイデオロギーにとらわれない異色のドキュメンタリー作家上原正稔さんがつぶさに実地調査をして「慶良間で何が起きたのか」、パンドラの箱を開ける時 沖縄戦の記録」を発表しようと言うのだから琉球新報は仰天した。

しかもそれが自社紙に掲載される。

それを黙認すれば、これまで沖縄タイムスとタッグを組んでキャンペーンを張ってきた「軍命令あり」論に水をさすことになる。

慌てた新報は恥も外聞なく掲載日になって突然読者に何の断りもなく、上原さんの連載特集を中断したのである。

そう、慶良間に潜む「不都合な真実」を封印するため、

「パンドラの箱」を閉じたのは他ならぬ琉球新報自身だった。

詳しい経緯は「琉球新報の言論封殺に抗議します【再掲」を一読ください。 

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