狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

日教組が敗北宣言 「軍命の有無」裁判で

2007-08-30 17:36:15 | ★集団自決

 

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                     ◆ 

日教組が撤回決議 集団自決の軍関与「明らか」  (8/29 16:05)

 【東京】全国約30万人の組合員で構成する日本教職員組合(日教組、森越康雄委員長)は、東京都内の社会文化会館で開かれた第95回定期大会最終日の29日午前、文部科学省の高校歴史教科書検定で沖縄戦の「集団自決」から日本軍の強制の記述が修正・削除された問題に抗議し、検定撤回と記述の復活を求める特別決議を採択した。日教組が個別案件で特別決議をするのは初めて。
 抗議文は「集団自決」への日本軍関与について「戦争体験者からの聞き取り調査や沖縄戦研究ですでに明らかになっている」と主張し、「悲惨な体験をし、筆舌に尽くしがたい犠牲を強いられた沖縄の人々の思いを踏みにじるものであり、容認できない」と強く批判。
係争中の大江・岩波裁判について「一個人の名誉棄損の訴訟であり、その主張が沖縄戦の全体像を表しているとは言えない」としている。
 また、「アジアを始め世界の平和と安定、共生社会を実現する主権者をはぐくむことが重要であり、(略)教科書に歴史の事実を記述することは不可欠だ」と、検定意見の撤回を史実に基づく記述を求めている。
 大会では、松島裕子教育文化局次長が決議文を読み上げ、参加者の拍手で採択した。
 大会後に記者会見した森越委員長は、決議理由について「沖縄を置き去りにしてきたのではないかという痛みが日本人としてあるべきなのに、分かり切った事実さえごまかそうとする権力の虫の良さが(検定に)表れている。日本人として怒るべきだ。この問題を放ってはいけない」と話した。
 決議採択について、高教組の松田寛委員長は「あらためて歴史歪曲(わいきょく)は許さないこと、教育に真実をという意識を共有することができた。検定意見を撤回させるまで頑張っていきたい」と述べた。
 沖教組の大浜敏夫委員長は「教科書問題について全国の教職員が、検定を許さないという共通認識を持てたことは大変意義がある。9月14日には東京で全国集会も持つ。このことは県民にとって大きな励みになる」と話した。

(琉球新報 8/29 16:05)

                                               ◇

日教組の決議は、連日地元両紙が騒ぐので既に決議済みかと思ったら29日の決議だった。

新報:日教組が抗議決議へ 教科書検定  (8/22 )

タイムス:「集団自決」修正/日教組 大会で撤回決議へ (8/22 )

毎日、決議、決議と騒ぐとニュース価値もなくなるのか、琉球新報はウェブサイト記事では市議会クラスの決議は掲載しなくなった。

29日の新報夕刊は豊見城市議会が「県民大会」へ[24全議員が参加]と確認したと報じている。

「意見書撤回」を既に決議しているのだからわざわざ確認しなくとも勝手に参加すればよさそうなのに、よっぽどこの議員さんたち暇なのだろうか。

又このような事を一々ニュースにするようでは新報も暇なのでしょう。

県内の数多くある市議会で一々決議が必要なのかと思ったら、面倒に思ったのか「県市議会議長会」でまとめて決議したようだ。

記述復活求め決議 県市議会議長会  (8/30 9:52)

 

 

■日教組が敗北宣言■

沖縄戦で「集団自決」があったことを否定する者は誰もいない。

係争中の裁判での争点はその「集団自決」に軍の命令があったかどうかの一点につきる。

そして裁判の経過を注意深く検証している者なら既に裁判に決着が付いていることが分るだろう。

もちろん「軍命令があった」という証拠は何一つ無い。

明らかに原告側の勝訴で、被告も大江・岩波側の敗訴が予測される。

サヨク勢力の常套手段だが、形勢不利となると論点すり替えの奥の手を出す。

地元紙で御馴染みの「識者」の意見も、最近では「直接の軍命の有無は問題ではない」と言い出している。

>係争中の大江・岩波裁判について「一個人の名誉棄損の訴訟であり、その主張が沖縄戦の全体像を表しているとは言えない」としている。

この裁判で敗訴となったら天下の日教組が「特別議決」で支援したことに傷が付く。

そのための、最重要の争点「日本軍は残虐かどうか」を争う裁判であるにも関らず「一個人の名誉棄損の訴訟であり、その主張が沖縄戦の全体像を表しているとは言えない」と前もって逃げをうったわけだ。

これを世に敵前逃亡と呼ぶ。

この裁判は日教組の言うような「一個人の名誉棄損の訴訟」ではない。

沖縄の左翼は、日本の全左翼勢力の存亡をかけた天下分け目の戦いと位置づけていたはずだ。

その支援活動の象徴として、全国の各議会の決議を募り「9・29県民大会」への大動員を企画した。

裁判ではどうあっても勝訴して「日本軍の残虐性」を証明し、これを教科書に記述しなければならない。

「集団自決」を特集している「ダイジェスト版世界日報」はこの裁判の意味を次のように説明している。

≪「軍命令による集団自決」は、その後、左翼勢力を中心に、沖縄戦の最大の悲劇であり、沖縄戦の特徴と喧伝(けんでん)されてきた。(略)この裁判を通じて、実は「軍命令」なるものは存在せず、それどころか原告が訴えているように「島民の遺族の補償のために、虚偽の軍命令を容認した」というのが真相であれば、沖縄の「左翼運動」はその足場を喪失し、一方、沖縄の保守派の活動が大きく弾みを付けることは明らかだ。 依然として残る自衛隊アレルギーも解消されよう。 最近でも自衛隊の音楽演奏会が中止されたり、自衛隊員を父に持つ子供が「お父さんは人殺し」などと教師に言われて、深く傷ついたという話があるほどなのだから。  故に原告側は「二人の名誉回復だけにとどまらず、日本の名誉を守り、子供たちを自虐的歴史認識から解放して、事実に基づく健全な国民の常識を取り戻す」裁判と位置づける。 もちろん、教科書にある記述も全面的に見直しを求められよう。(地裁判決前に、記述修正が行われ、関係者を驚かせたが、これも後述する)。

これに対して被告は、「軍は住民を守らない」という沖縄戦観を覆す意図をを持った、極めて政治的な意味合いのある裁判である、と警戒感を強める。 裁判で原告側の主張が退けられれば、日本軍の残虐性が証明された、として被告を支援する文化人やメディアが、猛然と宣伝することは火を見るより明らかだ。≫(VP臨時増刊号「 沖縄戦「集団自決」から62年 真実の攻防」 緊急出版!

このように日本の左右両派にとって天下分け目とも言うべき重要な裁判を「一個人の名誉棄損の訴訟」と矮小化することは、日教組は既にこの裁判の決着を悟り、「敗北宣言」をしたことになる。

そういえば朝日新聞は「集団自決」に関わる軍命の有無については、既に敵前逃亡をしてアリバイつくり始めている。

朝日の敵前逃亡 沖縄の「集団自決」 
≪・・・地元二紙がこのように「集団自決」について突然及び腰になっているが、沖縄タイムスの親分とも言うべき朝日新聞の態度はどうだろう。
 
ネットで見る限りは「照屋証言」を完全スルーしているのは同じだが、今年の6月23日の沖縄慰霊の日の社説で「敵前逃亡」のアリバイ作りをしていた。
 
沈没船のネズミが事前に察知して船から脱出すると言う話と全く同じだ。
 
朝日社説は、慶良間諸島の集団自決に触れるが、あえて大江健三郎の名とその「沖縄ノート」の名を出して彼の言葉を引用するも、集団自決が日本軍(各島最上級官)の「命令」によるものだったかには巧妙に触れていない。
 
この時点で朝日は既にこれまで主張してきた「軍命令による集団自決論」が崩れ出していることをネズミの本能で嗅ぎ付けていた。
 
朝日お得意の「広義の解釈」で「軍命のあるなしは問題はでない」と論点すり替えのアリバイ作りのつもりなのだろう。
 
しかし、大江健三郎氏の「沖縄ノート」の引用で他人事のように逃げるのは卑怯と言うものだろう。
 
朝日新聞社は「集団自決」問題については第三者ではなく、当事者そのものなのだ。
 
ことの発端となった沖縄タイムス社刊行の「鉄の暴風」の初版は朝日新聞が出版している。
 
「鉄の暴風」の執筆者の一人牧港篤三さん(89)・元新聞記者は【沖縄タイムス<2002年6月12日>[戦への足音 6・23体験者が伝える「有事」](1)】で次のように語っている。
 
≪『鉄の暴風』で取材した体験者は二百人余り。初版は朝日新聞社で印刷され、二万部出版された。≫
 
沖縄タイムスの前身は「沖縄朝日新聞」であり「鉄の暴風」の執筆者牧港さんは沖縄朝日新聞の記者だったのだ。
 
その杜撰な記事を鵜呑みにして「軍命令があった」と声高に個人攻撃をしたのが「沖縄ノート」になるわけだから、朝日が社説で自社出版物を典拠の「沖縄ノート」をわざわざ引用に使うのは事情を知る者にとっては笑止千万な話だ。
 
ネズミは危機を察知した。
 
正に朝日の敵前逃亡だ。≫
 

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コメント (4)

防衛担当大臣はお飾りか 背広の実力者と制服の実力者

2007-08-30 07:11:08 | 普天間移設

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2007/08/29 中国国防相が来日=高村防衛相と会談へ

【東京29日AFP=時事】中国の曹剛川国防相(写真)が29日、来日する。中国国防相の訪日は9年ぶり。日中両国が関係修復を進める中での訪問となる。
 曹国防相は、先の内閣改造で就任したばかりの高村正彦防衛相と会談する。(略) 〔時事〕

                                              ◇

【追記】

日中防衛首脳、4年ぶり会談

日中防衛首脳、4年ぶり会談
会談を前に握手する高村防衛相(右)と中国の曹国防相。日中防衛首脳会談は約4年ぶり。会談では、両国の軍事ホットライン開設や海上自衛隊と中国海軍の艦艇相互訪問などが議題となる見通し(30日、防衛省) 【時事通信社】

>曹国防相は、先の内閣改造で就任したばかりの高村正彦防衛相と会談する

自由時報によると、中国の軍艦が沖縄本島と宮古島の間を今年になってから二度も横断している。(後述)

一方、尖閣諸島へ視察に向かった石垣市議が海保によって検挙されるという異常事態が発生している。(後述)

日本と中国の間には友好の文字だけでは解決できない諸問題がある。

この制服の国防大臣に対して媚中派といわれる高村新大臣がどれだけ国益を主張できるか。

写真でも分るとおり中国の防衛大臣(国防相)は軍服を着ているので軍を指揮する実力者と思い勝ちだが、東京新聞によると、本来は国防相は実力のないお飾りの大臣だという。

ただ今回来日の曹国防相は党中央軍事委副主席を兼務しているため、軍の統帥にも参与する実力者だという

逆に背広を着ているので分り難いが、守屋防衛事務次官は武力集団である自衛隊員のトップに君臨する実力者である。

人民解放軍が実力行使しても抑えられないお飾りの国防大臣と大臣に反旗を翻す防衛事務次官。

中国の国防省と日本の防衛省が良く似ているというのが東京新聞【私説・論説室から】の論旨。

下記引用の記事は文末の一行≪防衛庁から省への昇格は、早過ぎたのではないか。≫を除いて全面的に同意である。

弛んだ組織はいくら時間をかけても腐敗するだけ。

「天皇」と呼ばれる防衛事務事務次官の存在は中国の人民解放軍と同じ危険性を感じる。

自衛隊という実力集団に属する次官が大臣に負けない力を示した。大臣は「飾り」といっては言いすぎか。これが、制服組の人事なら、文民統制を根本から揺るがす深刻な事態であったことが、もっと、はっきりしたに違いない。(東京新聞)

防衛省に内在する問題を浮き彫りにしたのは小池前大臣の功績である。

「防衛省人事騒動」について東京新聞もやっとことの重大さがわかってきたようだ。

久しぶりのG記事だ。

東京新聞【私説・論説室から】
防衛担当大臣はお飾りか(8月29日) 2007年8月29日

 最近、訪中した軍事研究者から、中国の国防大臣は「飾り」にすぎないと聞いた。

 人民解放軍は国の予算で支えられているが、共産党の軍隊を自任し、組織も革命以来の党軍のままだ。国防省はあるが、軍の運営・指揮は党中央軍事委に直属する総参謀部など各部門が行っている。

 国防相に実権はないが、各国との交流窓口に設けたという。ただ、二十九日に来日する曹剛川国防相は党中央軍事委副主席を兼務しているため、軍の統帥にも参与する

 しかし、国防省に次官は存在しない。外国との次官級交流になると、軍の組織上は、国防相より実権を持つ総参謀部副総参謀長が担当する「逆転現象」が起きるという。

 小池百合子前防衛相と対立の末、退任する守屋武昌事務次官も二年前の訪中では副総参謀長と会談した。この点で、日中は奇妙に似ている。

 守屋次官は文官だが自衛隊員で、制服組の頂点に立つ統合幕僚長を指揮する。小池前防衛相は守屋次官を退任に追い込んだが、後任は警察庁出身者を起用できず結局、守屋氏と同じ防衛省生え抜きを受け入れざるをえなかった。

 守屋次官は、その後も記者会見で後任人事は自分に相談してほしかったと批判、小池防衛相は守屋次官と刺し違える形で自ら留任を辞退した。

 自衛隊という実力集団に属する次官が大臣に負けない力を示した。大臣は「飾り」といっては言いすぎか。これが、制服組の人事なら、文民統制を根本から揺るがす深刻な事態であったことが、もっと、はっきりしたに違いない。

 力を持つ者は、とかく、ごう慢になりやすい。防衛庁から省への昇格は、早過ぎたのではないか。 (清水美和)

                     ◇

 

今朝の琉球新報に次の記事が出ていた。

本島・宮古間を 中国艦隊が航行

<今年2回、台湾東沖に>

【台北29日共同】台湾の李天羽国防部長(国防相)は28日、中国のミサイル駆逐艦など海上艦隊が今年4、5月の2回、沖縄本島と宮古島の間を抜けて太平洋に展開、台湾東岸沖を航行したことを確認済みだと語った。  29日付けの台湾紙、自由時報によると、李部長は中国軍の狙いとして①軍事能力の誇示②海洋情報の収集③台湾の反応の偵察ーの3点を挙げた。

台湾の外国軍事筋は「中国艦隊が台湾東岸沖を航行することはよくあり、中国の“内海化”への既成事実作り」とした上で、来年の総統選に向け対中強硬姿勢を鮮明にしてきた台湾の陳水扁総統への「警告」のいみもあるとの見方を示した。(琉球新報 3007年8月30日)

日本の大手マスコミでは報じらレていないが、これが事実なら国防に関る大問題である。

沖縄本島と宮古島の間を中国のミサイル駆逐艦などの戦艦隊が横断したというのだ。

他人の家に土足で上がり込んで、そのまま横切って出て行ったようなものだ。

③台湾の反応の偵察ー

沖縄本島と宮古島の間を横切っておいて、日本の反応の偵察ではなく、台湾の反応の偵察とは日本の国防もずい分と舐められたものである。

一方、尖閣諸島を行政地区とする沖縄県石垣市の現役市会議員が行政視察の為尖閣に向かったところ海保に検挙される異常事態が発生した。

これに関しては次のエントリーで書いた。

尖閣、魚釣島へ石垣市議上陸試みる! 国が実力で阻止!

 

「尖閣諸島」自国の領土視察を妨害する海保 【追記】沖縄のサムライ

視察を試みた仲間均市会議員が首都圏で緊急アピールの「講演会」を持つという。

東京近郊の方は是非参加して、自分の行政地域も視察させない海保の理不尽な行動についての仲間議員の話を聞いて欲しい。

仲間均のHPhttp://www.thida.net/nakama/

                     ◆

【動画】
石垣市議会議員が尖閣諸島海域にて海保に検挙1/3
http://jp.youtube.com/watch?v=PowEvM74GKA

石垣市議会議員が尖閣諸島海域にて海保に検挙2/3
http://jp.youtube.com/watch?v=Or-4lyqlB78

石垣市議会議員が尖閣諸島海域にて海保に検挙3/3
http://jp.youtube.com/watch?v=FnkbzApD02M

◆関連リンク:尖閣諸島の防衛構想-軍事的視点からの分析

緊急!!講演会(集会)のお知らせ

石垣市議会議員が尖閣諸島海域にて海保に検挙される異常事態が発生

仲間 均(石垣市議会議員)が首都圏で緊急アピール

<何故?議員の尖閣諸島視察が違法行為になるのか!何故?尖閣領土内での漁民の操業が違法行為になるのか!行政視察の議員を拘留する海保が何故?外国(台湾)漁船の領海侵犯は黙認するのか!>

<熱血議員・仲間均がこれだけは国民に知らせたいと、尖閣諸島海域の驚くべき現状と海保の横暴を語る。なを、質疑に60分以上を充てております>

【声明文】より

「船舶安全法違反の疑いで事情聴取いたしますのでご協力願います」との海保の対応に、一瞬我が耳を疑うが、有無を言わさない強引な対応になす術もなく、尖閣諸島魚釣島周辺海域(平成19年7月31日)で約5時間余にわたる船長への取り調べが続いた。日本領土内での漁労が何故、航海安全法違反?になるのか。

※その後も海保は、船長に対する10回に及ぶ出頭取り調べと仲間議員を起訴する等の嫌がらせを執拗に繰り返している。南海の果てで、議員生命を賭して尖閣諸島を守り抜いている仲間均を政府の横暴から守ろう。熱血議員を見殺しにしてはならない!

講 師:仲間 均(沖縄県石垣市議会議員)

日 時:平成19年9月5日(水)午後6時会場、6時半開演(質疑あり)

場 所:文京区民センター2F(2-A会議室)

(シビックホールではありません)

電話03-3814-6731:文京区本郷4-15-14

資料代:千円

交 通:地下鉄三田線・大江戸線春日駅「A2」出口0分

丸の内線・後楽園駅「4B」出口、南北線後楽園駅「6」出口徒歩5分

JR:水道橋駅東口徒歩10分

主催:尖閣諸島を守れ!仲間 均を支援する会(仮名、仮代表・西村修平)

東京都千代田区西神田1-1-2

         パトリス26-502

電話03-5281-5502

Fax03-5281-5603

 

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【パンドラの箱は開けたくない】 文科相「撤回に否定的」 「集団自決」修正

2007-08-30 05:39:50 | ★集団自決

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沖縄タイムス 2007年8月28日(火) 夕刊 5面  
 
文科相 撤回に否定的/「集団自決」修正

直接回答は「大変危険」
 【東京】高校歴史教科書の沖縄戦「集団自決(強制集団死)」の記述から、日本軍の関与が削除された問題で、内閣改造で留任した伊吹文明文部科学相は二十七日、検定意見の撤回を求める沖縄側の要望について「ストレートにお答えするのは大変危険なこと。私が修正できるとか、こうあるべきだと言った途端にとんでもないパンドラの箱を開いた汚名を着る」と述べ、意見撤回に否定的な見解を示した。安倍内閣改造後の会見で答えた。
 伊吹文科相は、県民の気持ちには理解を示した上で、「(撤回すれば)今度は日中、日韓、その他の問題で、ある意見を持った人たちが『こうしろ』と言ったら、大臣の権限でできるという国であってはならない」と説明した。
 
                                            
   ◇

奉加帳方式(ほうがちょうほうしき)とは、付き合いで金銭を負担させられたり、署名させられたりすることをいう。

名称は奉加帳の如く、横並びで金品を出させられたりすることがその謂われ。

だが神社への寄付を我慢して付き合う人も「教科書の記述を書き変える」となると横並びの奉加帳方式では困るというのが常識ある人の考えだろう。

自治会の行事のように「みんながやるからやる」といった付き合い上手でことを運んだら困るはず。

だが、現在沖縄で次々と行われている各議会の議決はこの奉加帳への署名を連想させる。

糸満市議会も県民大会参加、協力へ

那覇市議会 県民大会に全議員参加へ  (8/28 16:06)

那覇市がやるなら俺もやる。

沖縄南部のの南城市も市議会で、「県民大会」に全議員参加の議決をした

「集団自決」修正意見書/九州議長会へ提案、香南市で検討

ことの重大さを専門的に議論・検証することなく、

「あそこが議決しているのだから当議会で議決しても・・・」といった責任の分散による気楽な議決もありうる。

「赤信号、皆で渡れば怖くない」と同じ心境だ。

この奉加帳への署名にも似た各地域の議会決議が桜前線のように沖縄発で北上しつつある。

東京都の練馬区議会にも飛び火したことを書いたが(練馬区議会へ/教科書検定撤回を)、28日の琉球新報によると、

東京都の国立市、と千葉県の佐倉市で教科書検定で沖縄戦の『集団自決』の記述から日本軍の関与が修正・削除された問題で、意見書の撤回を求め関係各機関に提出することを求め、それぞれの市民が各市議会に請願書を提出した。

高知県の香南市議会でも「香南市議会で決議して、全国の口火を切ったほうがいい」との意見が議会運営委員会で起きているとのこと。

まるで「悪性腫瘍」の全身転移か、それとも桜前線の北上か。

奉加帳の署名回覧のように「議会決議の輪」は全国に広がりつつある。

                    *

「(撤回すれば)今度は日中、日韓、その他の問題で、ある意見を持った人たちが『こうしろ』と言ったら、大臣の権限でできるという国であってはならない

ここで譲歩すれば「従軍慰安婦」の二の舞になることが予想されるし、教科書記述では「近隣国条項」の悪例もある

それに加えて「沖縄条項」はいかにしても阻止しなければならない。

それこそ教科書記述を「政治家の妥協」で汚すことになる。

ところが留任になった伊吹文科大臣、再任前に次のような無責任なことをことを言っていた。

文科大臣の再任は無いと見たのか、

私も近々大臣を辞めるのでどうこう言うわけにはいかないが、『軍の関与』という表現ならいいのではないか。教科書出版会社に『軍の関与』という表現を使用するようお願いしてはどうか

大臣在任中にこんな発言をしたら当然教科書会社への圧力とも取れる。

留任が決まって慌てて従来どおりの正論に軌道修正したのだろう。

歴史に関る政治家の妥協は「従f軍慰安婦」で懲りたはずなのに。

 

伊吹文科相「軍関与なら問題ない」/「集団自決」修正
 
≪伊吹文科相は、軍の関与を容認した上で「すべてで『軍命』があったわけではない。『軍の関与』という表現であれば、次回の検定で問題とならないだろう。出版会社にお願いしてはどうか」などと提案したという。≫

【付録】
 
「ウィークリー・O・K・I・N・A・W・A」

   -本土に伝わらない沖縄の真実-            2007.8.28 Vol.318
 ■沖縄レポート
─────────────────────────────
◎集団自決軍命説-沖縄タイムス、「証言」で誤報
◎2度の訂正記事

 地元紙の一つ「沖縄タイムス」が6月、沖縄戦で発生した慶良間諸島での集団自決に関して大きな誤報をした。同紙は、沖縄県議会の議員団が慶良間諸島への聞き取り調査を敢行した際、住民の一人が「梅沢隊長は『舌をかみ切って死になさい』と話した」と大きく報じたが、後日、この証言が間違いであったとの訂正記事を二回掲載した。慶良間諸島のうち座間味島と渡嘉敷島での集団自決に関しては、当時の梅沢裕隊長と赤松嘉次隊長による軍命の有無をめぐって現在大阪地
裁で係争中であり、マスコミ報道においては、係争中の内容については慎重に扱ってしかるべきである。地元紙でこうした誤報が行われた背景を探った。
http://www.worldtimes.co.jp/j/okinawa/kr/kr070818.html
●配信ニュースの詳細は、世界日報社のホームページをご覧下さい。
http://www.worldtimes.co.jp/ ただし、毎日更新しておりますので、一部読めなくなっているものもあります。

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