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移設先決定 参院選後に 「普天間」政府方針/WGで米側に伝達(12/6沖縄タイムス)
米軍普天間飛行場の移設問題で、政府は移設先の方針決定を来年7月の参院選後まで先送りする意向を固めていたことが5日、分かった。(略)
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移設先の決定は参院選の後?
これは沖縄タイムスの希望的観測だとみるが、これが事実だとしたら一番喜ぶのは「普天間移設」を自分の政治の駆け引きの道具に使ってきた伊波宜野湾市長であろう。
昨日のエントリーで鳩山首相を究極の偽善者と断じたが、もう一人、鳩山首相や岡田外相を手玉に取る、最強の偽善者が沖縄にいた。
その人物は仲井真県知事でもなければ、移設先辺野古を行政管轄する島袋名護でもない。危険と隣り合わせの普天間地域を管轄する伊波宜野湾市長のことだ。
読者の涼太さんの言を借りると、鳩山政権の閣僚達は偽善者というより単なる無知に過ぎないと、次のようなコメントを頂いている。
>>これに対し岡田氏は、「普天間の危険性を除去するために努力する中で、地元の市長が(現行計画に)合わないことを言うのはいかがか」と不快感を示した。
なんか、下手な吉本喜劇よりも滑稽です。
岡田大臣は、普天間基地は絶対無くならない、の前提で国からゆすりたかりをやってきた、伊波市長の思惑がまだ理解出来ないのでしょうか。金のなる木を失いたくない、伊波市長の焦りが手にとるように解かります。もしそうなったら伊波市長は首でしょう。沖縄の左翼団体が県外、県外というのも、実は100%県外は無い、との確信のもとやっていると思います。アメリカが怒って県外でもいいよとなったら、鳩山政権も沖縄経済も破綻します。
せいぜい鳩山総理には県民の思いを大事に頑張って欲しいものです。
外交、内政、経済こんなに禍の種を撒く政権も珍しい。
今日のNHK「日曜討論」でも、長妻厚生労働大臣は、「セーフティーネットの拡大」と何度も発言していますが、自民党の鴨下議員の言葉に正解があるように思います。鴨下議員は「セーフティーネットも大事だが、税収が落ち込んでいるときに、税収増に繋がる戦略なくして、セーフティーネットの拡大いうのは、国民全員が貧困になることだ。」と言いました。
民主党は弱者救済といいますが、弱者切捨ての政策を実施しているのに気が付かない。偽善というより無知なんでしょう。
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■県知事選を睨んだ偽善的発言「県外を!」
岡田外相の想定では、危険な普天間基地に隣接する普天間(宜野湾市)の市長が、その危険を除去することに全力を尽くすのは当然であり、普天間住民の危険を先延ばしするような県外移設を主張する伊波市長の言動は、無知な岡田外相にとっては想定外であり、当然不快なのであろう。
地域住民に選ばれた市長であれば、その地域の安全を考えるのが緊急かつ最重要課題のはずだが、偽善者の伊波宜野湾市長にとって、「県外」にこだわることが、結局問題の先送りになり、最終的には来年の名護市長選挙、そして県知事選挙後にまでもつれ込んだら、伊波市長にとっては思惑通りということになる。
それを暗示するように今朝の沖縄タイムスには来年の県知事選の候補者が写真入で掲載されているが、二選を狙う仲井真現知事に対する野党側候補の筆頭に伊波宜野湾市長の名が挙げられている。
タイムスの説明には「伊波氏は市長二期を努め、米軍普天間飛行場の返還など基地問題の解決に精力的に取り組んだ実績が評価された」とある。
そう、普天間基地移設は伊波市長にとって簡単に解決しては困る問題であり、それを「県外」という無理難題で解決をこじらせばこじらせるほど、伊波市長のマスコミ露出が多くなり、知事選には追い風になると言うのが伊波市長の本音なのである。
この際市民の安全を最優先して緊急避難的に辺野古に移設という選択肢は伊波市長の脳裏には一欠けらもない。
普天間住民の危険と引替えに基地を自分の選挙の道具にする・・・これこそ最強の偽善者たるる所以である。
つまり伊波市長にとって、普天間移設は容易に解決して欲しくない財産なのである。
無知な岡田外相に、「地元の市長が危険除去に反対の意見はおかしい」と指摘され、これに反論?する偽善者市長の言葉が傑作である。
「危険除去と移設は別」?
どういう意味?
外相に宜野湾市長反論「危険除去と移設は別」
岡田外相は5日午前、那覇市内で、米軍普天間飛行場を抱える沖縄県宜野湾市の伊波洋一市長と会談した。
岡田氏は、4日の日米外務・防衛当局の閣僚級作業部会で、米側が同飛行場を米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に移設する現行案の早期履行を強く求めたことを受け、「状況は厳しく、米国は辺野古以外の選択肢はないという。このまま行くと普天間の危険性がなくならないことを最も懸念している」と述べ、現行案での早期決着もやむを得ないとの考えをにじませた。現行案に反対している伊波氏は「危険性除去と移設は別の話だ」と反論した。(略)
(2009年12月5日 読売新聞)
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最近になってやっと夢から現実に立ち返った岡田外相は、「このまま行くと普天間の危険性がなくならないことを最も懸念している」と述べ、現行案での早期決着もやむを得ないと述べて、最も普天間住民の安全を考えるべき伊波市長を説得したが、最強の偽善者・伊波市長の言葉は常人の理解の範疇をはるかに超える。
危険地域の市長なら住民の危険除去を真っ先に考えるのが責務ではないのか。
それを現行案に反対する理由が「危険性除去と移設は別のこと」だとはどういう意味なのだ。
世界一危険とされる普天間基地に隣接する普天間住民から危険性を除去するのが基地移設の目的ではなかったのか。
沖縄タイムス 2008年8月12日(火) 朝刊 1面
民間地の鉄塔 撤去要請/防衛局
宜野湾市大謝名/米軍機の安全で
【宜野湾】宜野湾市大謝名に設置された個人所有の高さ約四十メートルの電波塔に対し、沖縄防衛局が隣接する米軍普天間飛行場を離着陸する米軍機の事故防止を理由に、撤去を求めていたことが十一日、分かった。専門家によると、法律に違反しない建物に、米軍基地運用の妨げとなるとして国が撤去を求めるのは異例だという。(略)
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普天間基地があるために一番得をしているのは伊波市長だといわれる理由は数多くの補助金の他に、テレビ等のマスコミ露出の数の多さだ。
次期県知事候補といわれる伊波市長は基地関連のニュースの度にマスコミに登場し、今や那覇市長を押さえて最もマスコミ露出の多い市長として全国的にも知られ始めてきた。
これまで伊波市長が知事選を狙って演じてきた数々のパフォーマンスを嫌われメアの逆襲!民間地の鉄塔 撤去要請から抜粋し補筆して以下に引用する。
誰もが認める伊波市長の財産は「普天間基地」であり、それには次の大前提が不可欠である。
「住宅密集地に隣接した普天間基地は危険である」
これを基に伊波市長は数多くのパフォーマンスを演じてきた。
「クリアゾーン(土地利用禁止区域)」を滑走路両端に設けているが、実際は、ゾーン内に小学校や住宅がある。市はこれが米軍自身の安全基準違反になると指摘し、同飛行場の運用停止を求める。」
伊波市長訪米、米基準違反を追及へ(2008.7.26)
米海軍省作成の「普天間飛行場マスタープラン」のクリアゾーンを宜野湾市の航空写真に重ねた図
これに関しては当日記は、危険を承知でこれに近づいて、これを危険だとして、ゆすりたかりをするのはヤクザの手口と批判した。
⇒ゆすり、たかりはマフィアの生業
これに対し当時のケビン・メア在沖米総領事(現国防総省日本部長)が、「逆に滑走路の近くの基地外に、なぜ、宜野湾市が建設を許しているのか疑問」と反論した。⇒“無理解”メア氏 「近くに建設許す宜野湾市に疑問」
なるほど、基地外の建築許可は宜野湾市の管轄だからこれを許可した宜野湾市の責任こそ問われるべきで、米軍基地に責任を問うべきではない。
ところが、メアさん、言わんでよいことも、つい口に出してしまった。⇒ メア総領事 宜野湾市長訪米効果を疑問視
その結果がこれだった。
そして、新聞にはこんなことも書かれ⇒メア発言 こんな米総領事、要らない
基地外にはこんなこともされた。⇒在沖米総領事館に火炎瓶:
「そんなに危険と思う基地の側に鉄塔を作る方が危険だろう」と言ったら、再度「メア、出て行け」コールが起きかねない。
そこで防衛省をクッションにして、今回の「民間地の鉄塔 撤去要請/防衛局 」ということになった。
メアさん、前にこんなことを言っていた。
「米政府は日本の基地外の建設に何も権限がない。日本政府と県と市がコントロールしているので、米側は何もできない。普天間の滑走路の南の進入灯の近くにタワーができているが、これも安全の面で米側からはよくない。でも米側からは何もできない」
危険な滑走路を含む基地の側に鉄塔を作ることは危険地域をより危険にすると思うのだが、そんな理屈は伊波市長には通用しない。
危険を除去したかったら「飛行場で、飛行禁止」をすれば済む!
確か、沖国大も危険を承知で近くに建設されたはずだが・・・。
◆関連エントリーです。
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