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民主党政権成立当初から、首相と幹事長が政治資金疑惑の渦中にある政権も珍しいと書いた。
小沢幹事長の「西松建設事件」では元秘書が刑事告発を受けているが、鳩山首相の「虚偽献金事件」では、二人の元秘書が起訴されながらも、ご本人の首相は「知らなかった」ということで起訴を免れた。
ここに来て小沢氏には「西松建設事件」の他にも別の疑惑が持ち上がってきた。
小沢氏といえば自民党時代から師匠の田中角栄元首相から強権政治と政界錬金術を叩き込まれた男であり、金銭に関しては常に黒い噂が付きまとっていた。
確か田中元首相だったと思うが「刑務所の塀の上を歩いて、刑務所の中に落ちるか、刑務所の外に落ちるかは、その人の運次第」といった言葉を残したが、結局最後はロッキード事件で塀の中に落ちてしまった。
小沢氏もこれまで塀の上をリスクを冒して歩き回り、金と権力を手中にしてきた。
だが、年が明けて石川議員(元秘書)が起訴されることになったら、さすがの小沢氏も今度は塀の上から内側へ落ちることも充分考えられる。
「秘書のやったことは知らなかった」との上申書一枚で起訴を免れた「鳩山虚偽献金事件」をこれで幕引きにしていけないのは勿論だが、小沢氏のゼネコンがらみの献金疑惑や今回今回発覚した「公金による不動産取得疑惑」を徹底的に解明しなければ国民は納得しない。
新しい党を作っては壊すという小沢氏の政治手法は、その過程で残った政治資金をかき集め、個人の政治団体でマネーロンダリングの後、簿外で小沢氏名義の土地を買いあさるという「焼け太り錬金術」であることがわかってきた。
小沢氏団体、簿外4億で土地購入…石川議員聴取 (12月28日 03:02)
民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」が2004年に購入した土地を巡る問題で、東京地検特捜部は27日、同会の元事務担当者で政治資金規正法違反(不記載)容疑で刑事告発されている石川知裕衆院議員(36)(民主・北海道11区)から任意で事情聴取した。
同会が簿外の現金4億円を土地代金の支払いに充てていたことも関係者の話で新たに判明。4億円は同会の04年分の政治資金収支報告書に収入として記載されておらず、特捜部は石川議員に土地取引や不記載の経緯について説明を求めたとみられる。
問題の土地は東京都世田谷区深沢の476平方メートルの宅地で、同会は04年10月29日に約3億4000万円で購入したにもかかわらず、05年分の収支報告書に支出計上していた。同会は読売新聞の取材に、この土地代金について「4億円の定期預金を担保として金融機関から借り入れた4億円を充てた」と説明していたが、銀行から融資を受ける前に、別途調達した資金で元の所有者の不動産会社に支払ったことが判明している。
関係者によると、同会は購入に先立ち、簿外の資金4億円を現金で用意。小沢氏の複数の関連政治団体の口座に一度入金してから陸山会の口座に移したり、陸山会の口座に直接入金したりして、取引の1~2日前に4億円を集めた。そのうえで10月29日の午前中に、不動産会社の口座に手付金を除く代金約3億3000万円を振り込んだという。
特捜部は、当時、同会で土地取引や銀行との交渉を担当していた石川議員がこうした資金移動にも関与した疑いがあるとみて、27日、任意で事情聴取した。同会で石川議員の後任の事務担当者だった小沢氏の元私設秘書からは既に聴取しており、小沢氏の公設第1秘書で、当時、同会の会計責任者だった大久保隆規被告(48)(西松建設からの違法献金事件で公判中)からも今後、事情を聞く方針だ。この土地取引を巡っては同法違反容疑で、石川議員のほか、大久保被告、元私設秘書が刑事告発されている。
石川議員は今年10月、この問題について、読売新聞の取材に「だいぶ前のことなので、収支報告書を見ないとわからない」と話していた。
小沢一郎氏を称して壊し屋だとか破壊者とは良く聞く話。
同じ破壊でも創造的破壊ならシュンペーターも納得だろうが、小沢氏が破壊した後にはぺんぺん草も生えない瓦礫の山だ、と思っていた。
ところが新生党から新進党、そして自由党と立て続けに政党を作っては破壊してきた小沢氏は、破壊の度に巧妙なマネーロンダリングを繰り返し,後には瓦礫を残しながら、個人的には22億にも及ぶ巨額の資金で私腹を肥やしていたのではないか。
テレビ芸者が鳩山首相を擁護するため合唱してきた「私腹を肥やすためではない」という言い訳は小沢氏の場合は通用しない。
解党する度に党に残った政治資金を自分の個人事務所内の政治団体に移動させ、また小沢氏が個人的に運営する別の政治団体に資金を移動させたりして、帳簿にない金で不動産を買いあさっていたとしたら、金持ち首相のように「秘書に任せていた」では説明が付かないだろう。
不動産名義を小沢一郎にしたのは、政治団体が法人化されていないので便宜上個人名義にしたでは世間では通る話ではない。
時が流れて、「陸山会」などの政治団体が解散し、関係者が辞めてしまったら不動産は最終的に名義人である小沢氏のものになってしまうのではないか。
これでは小沢氏の私腹は肥えすぎて真っ黒ではないのか。
小沢氏が党を壊した後には瓦礫が残っても、小沢氏の懐はそのたびに膨れあがっていくという構図だ。
これを世間では焼け太りという。
「焼け太り」とは、 「火事に遭ったあと、前よりも豊かになったり事業が伸びたりすること」と辞書にはあるが、小沢氏が党を解党するとき世間的には、一見窮地に陥ったように見えても、実際はその度に私腹を肥やしていたことになる。
小沢幹事長の「悪事」を万事仕切っていたとされるのが、越後屋ならぬ当時の秘書である石川知裕衆議院議員。
小沢氏が自らわざわざ「悪者になる」といわなくとも、石川越後屋と小沢悪代官との間にこんな会話が交わされたのではないのか。
22億の焼け太りの金を仕切った石川越後屋を前にして。
小沢代官:「お前も相当のワルだのう」
石川越後屋:「いえいえ、めっそうもございません。 ワルでは代官様にはかないません」
年明け早々にも起訴だといわれるが、もし、石川議員が起訴されれば、現職の国会議員が起訴されるのは前代未聞のことという。
いくら異例ずくめの民主党政権といえども、これでは国民は納得しないであろう。
石川議員は、中川昭一前財務相を破ったあの石川知裕である。
上記をクリックして中川さんの無念を偲んでください。
中川さんが石川氏のような人物に敗北し、命まで失ったことは返す返すも残念至極、日本の大きな損失である、と思う方、
そして小沢幹事長、鳩山首相の辞任を求める方、
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「小沢先生に恩返し」中川前財務相破った石川氏 北海道11区
2009.8.30 21:35
前財務金融相の中川昭一氏を破って当選を確実にした北海道11区の石川知裕氏(民主)は、小沢一郎氏の秘書も務めた“側近”。準大手ゼネコン「西松建設」の違法献金事件をめぐり東京地検特捜部から参考人聴取されたこともあり、「西松建設の事件のころが一番苦しかった」と振り返った。
早稲田大学商学部在学中から書生として小沢氏の自宅に住み込んで政治修行。「小沢氏からは多くのことを学んだ。政治家としてきちんと活動していくことで、小沢先生や支援者への恩返しをしたい」と語った。
◆参考ブログ⇒鳩山内閣 最新の内閣支持率(12月28日)
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