人気blogランキングへ クリックお願いします
鳩山首相説明も偽装? 献金、食い違う事実続々 「国民欺いた」 - 産経新聞(09年12月25日03時03分)
8月の政権交代前からくすぶり続けた鳩山由紀夫首相側の偽装献金事件は24日、現職首相の元公設秘書2人が刑事責任を問われる異例の事態となった。鳩山氏は過去に「秘書の罪は国会議員の罪。ことに金庫番秘書ならなおさら」と自民党側を批判したが、在宅起訴された元公設第1秘書、勝場啓二被告(59)はまさに鳩山氏の“金庫番”だった。一国の宰相は「政治家の言葉」の重みをどう考えているのか。今回の事件では、鳩山氏の説明自体が“偽装”だった疑念をも抱かれている。
偽装疑惑発覚後の6月、鳩山氏は会見で、虚偽記載は平成17~20年の4年間で総額2177万8千円に上ると公表。その際、「いただいてはいけないお金を隠していたわけではない」と弁明し、偽装献金の原資は自己資金だったと主張した。
7月に自民・公明両党から「献金の上限逃れや脱税の意図があったのではないか」と指摘されたが、「母からは毎年150万円の上限いっぱい献金してもらっており、それ以上はない」と反論。「疑惑ありとのイメージ作りだ」として、説明責任を求める声にも詳しい説明を避けてきた。
そして、8月末の衆院選を迎え、「鳩山民主」は偽装献金の影響を感じさせない圧勝で、政権交代を果たした。
ところが、東京地検特捜部が10月から捜査に乗り出すと、新たな事実が次々と表面化した。
小口献金も偽装、パーティー券収入を水増し…。虚偽記載額は4億円を超え、鳩山氏側が公表した「2千万円余り」とは大きくかけ離れた。
さらに決定的だったのが、実母(87)からの資金提供だった。
鳩山氏は「150万円」以外は「ないと信じている」「(勝場被告や)母からは何も聞いていなかった」と言い続けた。
だが実際は、実母から過去7年間で総額約12億6千万円が勝場被告に渡り、その一部が偽装献金の原資になっていた。
続々と明るみに出た事実と、大きく食い違う鳩山氏側の説明。その説明自体が“偽装”だったのではとの疑念を抱かせる。
自民党関係者は「6月に徹底調査をしていれば、母からの資金提供などは明らかにできたはず。鳩山氏側が衆院選への影響を避けるため最小限の事実だけを公表しており、国民を欺いたに等しい」と話した。
◇
ウソで塗り固めて国民を欺いて選挙に圧勝した民主党。
二人の元秘書が起訴されるに及んで、これまで頑なに拒んでいた首相自らの説明をせざるを得なくなった。
だが、その説明そのものがウソに塗れていたとなると、民主党を信じて投票した国民もさすがに黙ってはいないだろう。
ネット⇒新聞と、鳩山内閣への批判は雪崩現象を起こしているが、テレビメディアだけが、最後まで鳩山首相にエールを送っていた。
だが、25日のTBS「みのもんた朝ズバッ!」とテレ朝「スーパーモーニング」を見た限りでは2局で意見が分かれた。
「朝ズバッ!」は「鳩山やめるべし」と言った論調で、「スーパーモーニング」は「私腹を肥やしていない」を理由に辞めるには及ばないと主張。
但し、「朝ズバッ!」の与良氏だけが批判はしながらも「新聞で辞めろとは書いていない」と、この期に及んでも鳩山擁護をしていた。
特に「スーパーモーニング」の大谷昭宏氏は、首相擁護のあまりにとんでもない発言をしていた。
「首相への強制捜査がなかったのは、これが見返りとか悪質性とか国民に対する重大な裏切り行為とはいえないから。秘書の1人は罰金30万円でしょ。
いま万引きでも最高50万円です。万引き程度で総理大臣が辞めてたらどうなる、という発想もある」
万引き程度でも罪は罪。 一国の総理大臣なら、いや総理だからこそ特に法に厳しくあるべきではないのか。
万引きはともかく、読者の涼太さんも指摘するように、6億以上もの脱税をしておきながら、「私腹を肥やしていない」とは誰が信じるのか。
6億も脱税したのな、ら充分私腹は肥えていると思うのだが。
それとも、鳩山氏の私腹は6億でも肥えないほど巨大だとでもいうのか。
世論はマスコミ、特にテレビメディアの誘導で作られる。
今後、テレビメディアが何処まで鳩山首相を援護し続けるかは興味のあるところだが、最新のyahooの意識調査では、もろに国民の怒りが現れている。
辞任すべき⇒76%
辞任しなくてもよい⇒23%
涼太さんの仰るとおり「ここまで醜態を晒したら、やはりアウトでしょう。」
⇒http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/quiz/quizresults.php?poll_id=4852&wv=1&typeFlag=1
「鳩山辞任」の世論を広めたい方、
クリック応援お願いします。
人気blogランキングへ クリックお願いします
◇
【おまけ】
■独裁者は密告がお好き
有益な“密告”に金品提供? 「ハトミミ」で政府方針
政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)は22日、行政の無駄や不正情報を官僚や国民から集める窓口「ハトミミ.com」に有益な情報を提供した通告者に対し、金品を提供する方針を固めた。表彰状や現金を渡す方向で調整する。
11月30日に官邸で開かれた第4回刷新会議で、メンバーのキッコーマンの茂木友三郎会長が「良い意見があったら、褒賞を出すことを考えてはどうか」と提案していた。
その後、同会議事務局内で検討が行われてきた。
官僚からの“密告”を対象とした「ハトミミ.com」は、今月2日からインターネットや郵送を通じて募集を開始した。
16日までに、行政の無駄や不正情報143件▽新しい政策提案59件▽やりがいを感じた業務報告8件-の計210件が寄せられ、
弁護士や税理士が中心となって情報の精査を行っている。
(産経新聞 12月23日)
◇
総理大臣は、元公設秘書と元政策秘書が起訴されても、ご本人は一通の上申書だけで起訴を免れた。
これは自民党の棚橋議員が命名した「鳩山システム」のせいなのかどうかは措くとして、次々出てくる疑惑に小沢氏が自ら首相就任することにより、権力の表舞台に躍り出て、検察に睨みを効かすことは充分考えられること。
小沢氏が首相になれば、検察の長たる法務大臣を操るのは独裁者としては赤子の手を捻るようもの。
そうなると「検察を恫喝する」最悪の独裁内閣の誕生となる。
■独裁者と密告制度
一旦独裁権力を手中にすると、独裁者は疑心暗鬼に陥る。
密告を奨励し、批判するものを密告により徹底的に弾圧、粛清することは歴史が教えることである。
1930年代から戦後にかけて独裁者スターリンが支配するソ連は、正に血に塗られた密告社会であった。
古い記録映画で見たが、子が実の親を密告して党から表彰を受けるなど異常な時代であった。
ソ連国民は常にNKVD(秘密警察)の監視に怯えていた。
独裁者の代名詞になっているヒトラーも疑心暗鬼はスターリンと同じで、ゲシュタポ(秘密警察)は、密告を奨励し反ヒトラー勢力を弾圧するなどドイツ国民を恐怖に陥れた。
今回、鳩山内閣が取り入れた「密告制度」は「ハトミミ」と耳に心地よいが、これが小沢氏に引き継がれたらヒトラーやスターリンなどの先輩独裁者の後を継ぐことになる。
「ハトミミ」は、密告による批判勢力抹殺の「地獄耳の小沢機関」にもなりかねない。
鳩山首相は「国民が辞めろといえば辞める」と言っているが、「国民の声」を作るのは独裁者の小沢幹事長。
鳩山首相は記者会見で自分の進退には次のように答えている。
■国民の声は小沢さんの声
「国民がどう思うか分からないが、説明を自分なりにできる限り尽くしていきたい。それでも辞めろという声が圧倒的になった場合、国民の声というものは尊重しなければならないとは感じている。そうならないように努めたい。」
クドクドと解り難い表現だが、「国民の声」を「小沢さん(の声)」に置き換えてみれば解りやすい。
「小沢さんがどう思うか分からないが、説明を自分なりにできる限り尽くしていきたい。それでも辞めろという小沢さんの声が圧倒的になった場合、小沢さんの声というものは尊重しなければならないとは感じている。そうならないように努めたい。」
小沢氏が首相就任に意欲を示すのは、「西松巨額献金事件」で本人に迫り来る司直の捜査の足音に脅え、「鳩山システム」を「小沢システム」に切り替え、起訴を免れたいからではないのか。