人気blogランキングへ クリックお願いします
「小沢独裁」について立て続けにエントリーしたので、そろそろ話題を変えようと思っていたら、昨日の各局テレビ番組は「小沢独裁」が占拠。
日曜日の討論番組はNHKを除いて全てテーマは「小沢独裁」である。
沖縄で放映された番組はこれ。
TBS「サンデーモーニング」⇒「存在感増す小沢幹事長」
テレビ朝日「サンデープロジェクト」⇒「小沢戦略を徹底討論」
フジTV「新報道2001」⇒「政権公約修正へ・・・小沢氏の思惑は」
「サンデープロジェクト」では「天皇特例会見」に関わる「小沢独裁」について「細野(民主党)vs石波(自民党)」のバトルがあった。
細野氏は小沢援護に回ったが、石破氏は勿論ゲストの猛攻撃を受け四面楚歌。
小沢氏の側近というだけで、みんなの矢面に立たされ誠にお気の毒。
このお方(細野氏)、小沢氏と心中する覚悟らしい。
バトルの詳細は全国各紙が社説で批判しているくらいなので、ここでは省略するが、一つだけ気になったことを記す。
小沢氏が「ブチ切れ会見」で、自分は「鳩山首相に会見を指示していない」と弁解していたが、これについて司会の田原氏が次のようにまとめた。
「宮内庁に一か月ルールを基に断られ、会見を諦めていた首相が再度特例を適用すよ強要したのは、小沢氏を中国側の王毅駐日中国大使が訪問した後である」として、そのとき「王毅大使が小沢氏に特例会見を強く指示したのではないか」とのこと。
勿論出席者の誰も「小沢・王毅会談」には同席していないのであくまで想像の域を出ない論議。
鳩山首相が一旦断念していながら再度「特例会見」を宮内庁に強要していたとしたら田原氏の推測も一応の説得力はあるが、あくまでも推測。
さらに「小沢ごり押し説」に拍車をかける一つの事実がある。
「特例会見」を一旦断念したのは鳩山首相でけでなく中国側も断念していたというのだ。
だが、共同通信伝えたこのニュースについては、その日の番組では田原しは触れなかった。
「サンプロ」がスルーした共同記事は下記に引用。
二日前の記事なので「サンプロ」がこれを見逃すはずはないのだが、「天皇特例会見」での小沢氏のごり押しの有無に関する重要な場面でスルーされたとなると二つの理由しか考えられない。
(1)共同ニュースがガセネタだった。
(2)天皇会見の中止をを首相も中国側も了解していたとなると、「小沢ごり押し」の推測が決定的になるので、「サンプロ」が小沢擁護のために敢えてスルーした。
共同通信のガセネタ説は信じがたいので、田原氏の差し金で一応細野氏を出演者に叩かせ四面楚歌にしておいて、肝心の「小沢氏が天皇特例会見をごり押しした」という事実を藪の中に閉じ込めたのでないか。
天皇会見いったん見送り容認 「健康配慮なら」と中国側
天皇陛下と習近平・中国国家副主席の特例会見をめぐり、会見が正式に設定される2日前の今月9日ごろ、中国高官が「陛下のご健康に配慮し会見を見送るなら、やむを得ない」と日本側に伝えていたことが17日、分かった。複数の中国関係者が明らかにした。
11月下旬から特例会見を求め続けてきた中国側が、交渉終盤で見送り容認姿勢を示していたことが判明したのは初めて。10日からの訪中を控えた小沢一郎民主党幹事長の意向を受け、首相官邸による政治判断で方針転換し、特例会見が実現した実態が裏付けられた。
中国筋によると、この中国政府高官は9日ごろ、日本側と中国国内で協議。日本側が「陛下はご高齢であり、健康状態を勘案してほしい」と説明したところ、高官は「そういう話なら会見見送りは理解できる。共産党指導部を説得できる」と受け入れた。
中国側は同時に、宮内庁の「1カ月ルール」を守らなかった事実を認める一方で「前向きな対応を求めたい」と主張。「1カ月ルール」を理由とした会見見送りには難色を示したという。
この中国高官は日本大使館勤務を重ねた日本通として知られる。
2009/12/18 02:02 【共同通信】
◇
■中国側は「天皇特例会見」を辞退していた
小沢幹事長の「天皇特例会見」ごり押しのため、すっかり悪役に仕立て上げられてしまった習副主席だが、上記報道によると、天皇会見が正式に設定される2日前の9日ごろ、中国側は天皇の健康配慮なら、今回は会見を見送ると日本側に伝えていたという。
だとしたら、中国側も今回は「見送るのもやむを得ない」と辞退の意志を伝えていたにも関わらず、
「陛下の体調がすぐれないなら、優位性の低い(ほかの)行事はお休みになればいい」と、陛下の体調は二の次で、皇室行事への口出しとも受け取れる暴言を吐いたのは、小沢氏が「ごり押し」の張本人であるということの証ではないのか。
これでは中国側が陛下の体調を考慮して延期を伝えていたのに、小沢氏が中国へ自分のの面子を立てるため、陛下の体調を無視して「特例会見」をごり押ししていたことになる。
一方、「会見は総理経験者が口利きしていた」とされる前原発言の元首相とは中曽根康弘元首相のことらしいが、これも宮内庁側から「一か月ルール」を説明され理解したとされている。
小沢氏を援護するためと思われる前原発言も、「永田メール」の二の舞となってブーメランとなって民主党を襲う気配である。
因みにこの「前原発言」も「サンプロ」ではスルーであった。
◇
「政策は内閣に任す」といったが、小沢の独裁的手法は衣の下のナンとやらで、最近は人目を憚らずである。
小額の「事業仕分け」はガラス張りを装って国民を誑かし、高額の陳情や予算の重点要望(農業の所得保障等)の主導権を一手に握り、全て小沢氏の独断で決める。
当然陳情は小沢氏の胸先三寸で仕分けされるわけだから露骨な差別的対応が生じ利権も発生する。
小沢氏の胸中には常に来年の参院選があるというが、」参院選でも“小沢チルドレン”のような未熟な議員を当選させ、数の力で主導権を握ることにより絶対的独裁体制を樹立ことが目的であり、国会での議論は全く問題にしていない。
彼にとってマニフェストなんて集票のための一道具に過ぎず、多数票を取ってしまえば何事でも「国民の要請」を盾に独裁が可能なのだ。
民主党応援団の沖縄タイムスが「天皇特例会見」では小沢批判の社説を書いたのは驚きだったが、今回の「予算要請」でも小沢批判の社説を書いている。
沖縄タイムス社説 2009年12月20日 社説
[民主党予算要望]
「二重権力」を懸念する
《要望書提出時のやりとりを見ていると、鳩山首相と小沢氏の存在感が逆転し、権力の二重構造になっているのではと映る。小沢氏は「選挙あっての政権」とあからさまにいい、鳩山首相に「党というより、全国民からの要望なので、可能な限り予算に反映させてほしい」と申し入れた。
だが、その後、暫定税率維持や子ども手当への所得制限導入などは要請がなかったことが判明した。暫定税率維持は小沢氏の「鶴の一声」で入れられたという。
民主党は族議員を排除するとして、業界団体や地方自治体からの陳情や要請を幹事長室で受けるシステムを導入しているが、これが小沢氏への権力集中を招いていないか。
陳情や要請2800件からどのような基準で18項目に絞り込んだのか、小沢氏には豪腕、こわもてのイメージが付きまとうだけに意思決定過程の透明性が求められる。》
小沢独裁政権に反対する方、
クリック応援お願いします。
人気blogランキングへ クリックお願いします