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中国、「ポスト胡」お披露目の意味も 天皇陛下会見にこだわり
中国が習近平国家副主席と天皇陛下の会見実現にこだわったのは、習氏の訪日が「ポスト胡錦濤」最有力候補として「お披露目」する意味を持つからだ。今回の訪日は1998年4月に胡錦濤国家主席が副主席として訪日した例をほぼ踏襲。98年には胡氏が天皇陛下と会見しており、中国政府は習氏のメンツを傷つけることを懸念、駐日大使館を中心に日本政界に会見を実現するよう働き掛けた。
日中関係筋によると、中国側は当初、日本が「1カ月ルール」を厳格適用しないと楽観していた。日本の外務省が早く会見を申請するよう要請したにもかかわらず、11月中旬まで動かなかった。(北京=佐藤賢)(01:01)
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最近日曜日のテレビの政治討論をあまり見ないが、昨日テレビ朝日の「サンデープロジェクト」を途中から見た。
テーマは『混迷の鳩山連立政権 どうなる「普天間」 出口戦略はあるのか?』、ということで画面は渡辺周総務副大臣と町村孝信元官房長官とが日本の安全保障についてバトルの真っ最中だったが、バトルの詳細はここでは省略し、コメンテーターの星浩氏が両者のバトルに述べたコメントが安保論争についての核心を衝いていていたのでそれを紹介する。
星氏の発言の要旨はこうだ。
(1)50年以上以上自民党が政権を持っていたため安全保障という技術に関する分野に専門家は自民党の周辺にいる。 それは現実をマネージする必要上当然である。
(2)アメリカの場合は民主党にも共和党にもそれなりの安全保障の専門家がいる。
(3)その点日本の場合、政権交代が無かったので、民主党には現実派が少なく理想に走るものが多いのは気の毒である。
思われる星氏のコメントでも自明の通り、民主党の安全保障には鳩山首相の「基地なき安保論」といった旧社会党の「非武装中立論」に近い現実離れしたものを感じた。
朝日新聞論説委員で民主党応援団と思われる星浩氏も、本音では普天間移設に関するバトルは町村元官房長官に軍配を上げたようだ。
事前の予定では当日のテーマは「普天間移設」と「日教組」であったが、田原氏が急遽番組のテーマを「天皇の政治利用」に振り替えた。
■緊急テーマで「天皇の政治利用」!
その前日に突然降って湧いたようなこのテーマを予測していなかったと思われる渡辺氏の困惑した表情が印象的であった。
渡辺周氏は当日、政府側を代表する立場(総務副大臣)で出席したようだが、予期せぬ「天皇の政治利用」にコメントを求められ誠にお気の毒としか言いようがない。
渡辺氏といえば、民主党の有志議員連盟である慰安婦問題と南京事件の真実を検証する会の会長を務めており、対外的に一部の民主党員よりはるかに保守色が強いということで知られている人物。
本音から言えば小沢・鳩山という国賊の「天皇の政治利用」は不遜極まりないと立腹すべきところを、立場上、「特例は今回限りにすべき」と発言し、お茶を濁そうとした。
ところが連立を組む、国民新党の亀井亜紀子幹事長代理や社民党の安部知子政審会長、更には共産党の小池晃政策委員長にまで「天皇の政治利用は止めるべき」と反対され、遂には「天皇会見は止めた方がいい」と発言した。
早速、その日の午後のネットニュースがこれを次のように報じた。
総務副大臣が首相批判=天皇特例会見「やめた方がいい」
12/1314:04
鳩山由紀夫首相が中国の習近平国家副主席と天皇陛下の会見を特例的に実現するよう指示した問題について、13日のテレビ朝日の番組で、与野党から批判の声が相次いだ。
渡辺周総務副大臣(民主)は「天皇陛下の政治利用と思われるようなことを要請したのは誠に遺憾だ」と指摘。「やめていいなら、今からでもやめた方がいい」と、会見中止も検討すべきだとの考えを示した。副大臣が首相を批判するのは異例。
社民党の阿部知子政審会長は「(会見は)特例でも認めてはいけない」と強調。国民新党の亀井亜紀子幹事長代理も「象徴天皇制は国の基本で、きちんと(しなければならない)」と語った。
一方、自民党の町村信孝元官房長官は、首相の指示の背景に小沢一郎幹事長の働き掛けがあったとの見方に触れて「これでは小沢内閣だ」と指摘。公明党の高木陽介幹事長代理は首相の偽装献金問題と絡めて、「首相には『ちょっとぐらいルールを破ってもいいじゃないか』という発想がある」と皮肉った。
共産党の小池晃政策委員長は「乱暴なやり方だ」と指摘し、みんなの党の浅尾慶一郎政調会長は国民への説明と謝罪を求めた。(2009/12/13-14:04)
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コキントウ⇒小沢幹事長⇒鳩山首相⇒平野官房長官」⇒羽毛田宮内庁長官
・・・と続く小沢幹事長の傲慢不遜なごり押し。
これが、「政治利用ではない」と鳩山首相は強弁するが、これが政治利用そのものであることは、思わぬ世論の反発に驚いたその発言の中に如実に現れている。
平野官房長官や福山外務副大臣自身が白状している例を、ネットで拾って次に紹介する。
天皇陛下と習副主席 面会調整(NHK 12月11日)
《平野官房長官は「1か月ルールといわれるものは詳しく承知していないが、政治的に日中関係は非常に重要であり、ぜひお願いできないかと
申し上げたということだ」と述べました。》
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中国副主席との陛下会見、小沢氏訪中のお返し?(読売新聞 12月12日)
《鳩山首相が、天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見実現を指示していたことについて、福山哲郎外務副大臣は12日朝のTBS番組で「中国側から本当に強い要請があった。
日中関係は、これからの日本外交の中でも重要だという判断で、
お願いをしたというのが実態だ」と述べた。》
語るに落ちるとは、まさにこのことではないか。
これのどこが政治利用じゃないのか。
誰か説明して欲しい。
■政治利用だとは思わない人々
昨日のテレ朝「サンプロ」では、「天皇制打倒」のはずの共産党にまで「政治利用だから中止すべき」との意見だったが、必ずしもそうは思わない人物が一人いた。
高野孟インサイダー編集長だ。
最後にコメントを求められた高野孟氏は、一応「天皇会見は止めるべき」と発言したが、田原氏に「高野さんでも反対ですか」と突っ込まれ、「(一か月)ルール違反と言うだけで、それ以上でもそれ以下でもない」と憮然とした態度で答えていた。
毛沢東を心から尊敬する共産主義者の高野氏としては、天皇が毛沢東の後輩と会見するのは理由の如何に関わらず当然のことだが、ルールは守るべき」ということなのだろう。
高野氏には小沢幹事長と共に、中国に帰化する事をお勧めする。
鳩山首相は一か月ルールに関して、「1カ月を数日間切ればもうしゃくし定規に駄目だということで、 果たして諸外国との国際的な親善の意味で正しいことなのか」と強弁しているが、
今朝のTBS「みのもんたの朝ズバ!」で杉尾解説員は「表にならなければ問題になるほどのこともなかった」として、政治利用ではないが「ルール違反」だけが問題であるかのような発言をした。
もう一人の末吉某解説員は「世界の大国である中国の次期副主席候補が日本を訪問したら、天皇に会見を希望するのは当然」と、会見を是認するコメント。
そもそも本気で陛下との会見を希望するのなら、自分が相手に会見スケジュールを合わすのが礼儀であり、ご高齢で病身の陛下を自分の都合に合わせて「会うべき」と主張するのは不遜であり、
これを是とする輩が解説するTBSは中国の工作機関だといわれても仕方ない。
みのもんたが杉尾氏に「名も知れぬ小国の元首が来日し、突然陛下に面会を希望しても以後はルールに関係なくに会えるのか」と質問したが、これに対しては「ルールは生きている」との答え。
大国と小国に、特例を使い分けることこそ「政治利用」ではないのか。
彼らテレビ芸者達には理解できないだろうが、一か月ルールには、陛下は体調面以外にも、国の大小に関わりなく、政治的・外交的重要性に関わりなく、 全ての国々を平等にというお気持ちの意味がこめられているのだ。
ご高齢の上、2002年以来前立腺がんとの闘病生活を継続中の陛下の
「病との闘い」をウィキぺディアから抜粋する。
1995年(平成7年)、大腸のポリープを摘出。
2002年(平成14年)12月、人間ドックに入った際に前立腺癌が発見された。その後、天皇の意向を受け宮内庁が病名を公式発表した。翌年1月18日に、前立腺の全摘出手術を行なったが、この前立腺癌手術に当たっては万全を期すため、皇族が受診する宮内庁病院ではなく、東京大学医学部附属病院に入院して行なわれた。
2008年(平成20年)2月25日、宮内庁は「天皇陛下は定期健診において今のところ前立腺癌の再発や他臓器への転移は見られないものの、ホルモン療法の副作用で骨密度が低下しており、このままでは骨粗鬆症に移行する恐れがある」と発表し、公務及び宮中祭祀を軽減する等、生活全般についての検討を始めた。
同年12月9日の宮内庁記者会見に於いては、天皇が12月上旬に上室性不整脈に罹患し、また、消化器官検査で胃と十二指腸に炎症が発見されたことなどが発表された[16]。原因は心身のストレスであり、宮内庁は「将来にわたる皇統の問題を始め、皇室にかかわるもろもろの問題を憂慮されている」と述べ、ストレスの中心に皇位継承問題があるとの考えを示した。
天皇自身が、公務等の見直しは在位20周年となる2009年(平成21年)以降からと希望していたため、2009年(平成21年)1月29日に宮内庁より軽減策が発表された。(ウィキぺディア)
有志の皆様へ
「特例で12月14日(月)天皇会見を強要!」至急抗議をお願いします!!
◆中国政府の命を受け、民主党の小沢幹事長がごり押しして会見を強要したようです。
過去10年でもほとんど前例のないことだそうです。
◆ご承知のように習近平副主席はウイグル弾圧の首謀者です。
次の場所へ至急抗議をお願いします。
「マスコミ報道を正す有志の会」より
<抗議先>
【首相官邸】電話03-3581-0101、FAX 03-3581-3883 「http://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html」
▼鳩山 由紀夫 首相 FAX 03-3502-5295
▼平野博文 官房長官 FAX 03-3502-5025
【民 主 党】 電話03-3595-9988、FAX 03-3595-9961 http://www.dpj.or.jp/header/form/index.html
【宮 内庁】 電話 03-3213-1111(代表)、 「 E-mail : information@kunaicho.go.jp 」
【外 務 省】 電話03-3580-3311、FAX 03-5501-8260 https://www3.mofa.go.jp/mofaj/mail/qa.html
▼岡田克也外相 FAX 03-3502-5047
<抗議の例>
(1)日本国および日本国民統合の象徴たる天皇陛下の尊厳をお守りし、その政治的中立性・公平性を維持するのは内閣及び内閣総理大臣の役割である。その鳩山内閣総理大臣が率先してルールを破り、陛下の政治利用に関与するとは、言語道断です。
(2)鳩山首相は、天皇陛下の大御心を戴して政治を行うべきであり、小沢幹事長の権力欲に屈して、天皇陛下を政治利用するとは、言語道断です。
(3)小沢幹事長は、自己の権力誇示のため、また中共に媚びるために天皇陛下を利用しているのではないか。
(4)宮内庁長官は、なぜこのような民主党政権の天皇陛下の政治利用に屈するのか。直ちに会見を中止すべきでする。
(5)外務省は、小沢幹事長や中共のごり押しに、なぜ抗議しないのか。なぜ民主党政権の天皇陛下の政治利用に屈するのか。
(6)鳩山首相は「諸外国と日本との関係をより好転させるための話であり、政治利用と
いう言葉は当たらないと考えている」と述べたが、中国政府からの要請と小沢幹事長からの指示で、一か月ルールを無視し、会見の決定をごり押ししたこと自体が、将に政治利用である。中国政府は、平成4年の天皇陛下・皇后両陛下のご訪中を政治利用したことに味をしめたと思われる。このことは、鳩山首相の発言とは裏腹に、日中関係を好転させるどころか、対中従属外交につながる危険性がある。直ちに会見を取りやめるべきだ。
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