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普天間移設に関する鳩山首相とその仲間達のドタバタ劇はもうそろそろ勘弁して欲しいと思うのだが、沖縄タイムスが今日も一面トップを飾っている以上、付き合いのよい当日記としては、うんざりしながらも付き合わざるを得ない。
ある問題がこじれた場合、通常は時間の経過とともに、問題点が煮詰まってくるものだが、今回の普天間移設に関しては、時間が経てばその分だけますます混迷していくのはどうしたことなのか。
民主党といえば野党時代から無責任な発言を連発し、ブーメランの仕返しで有名だが、与党になっても鳩山首相とその仲間達は自分の発した無責任な発言で自縄自縛に陥っていると言うのが現状ではないのか。
今朝の沖縄タイムスは一面に続いて三面トップも普天間問題の大見出しが躍っているが、そのブーメラン発言で自縄自縛に陥っている現在の鳩山首相の立場を上手く表現しているので、見出しと記事の冒頭部分を紹介する。
首相「普天間」で窮地
沖縄・米国・社民に配慮
真意は依然明かさず
米軍普天間飛行場移設問題で鳩山由紀夫首相は7日、自らの発言で窮地に追い込まれた。 18日までに政府方針を米国に伝える意向を表明した一方、現行計画を譲らない米国だけでなく、県外移設を求める沖縄でや社民党の立場にも配慮すると明言。 妥協点もつかめないままの“八方美人ぶり”に次第に身動きが取れなくなっている。(沖縄タイムス)
なるほど、自分の発言で問題解決どころか身動きが取れなくなっているとは、言い得て妙であるが、その原因が首相の「八方美人ぶり」と「優柔不断な態度」にあることは論を待たない。
この二つの態度は指導者としては最も避けるべきことだが、鳩山首相は、次のような不渡り手形を同時に切って八方美人と優柔不断を通したのだ。
(1)オバマ大統領には ⇒TRUST ME
(2)沖縄には ⇒県民の思いは重く受け止める
(3)社民党には ⇒立場を配慮する
信念も無ければ国家観もない首相が、最も信念と国家観を要する懸案に優柔不断で対処すれば自縄自縛も当然であろう。
普天間先送り、米大統領にCOPで伝達…首相意向 (12月8日 03:05)
鳩山首相は7日、沖縄の米軍普天間飛行場の移設問題について、コペンハーゲンで17~18日に開かれる国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)首脳級会合までに対処方針をまとめる考えを表明した。
首相官邸で記者団に語った。政府・与党内では、首相が「県外・国外移設」に固執する社民党などに配慮し、対処方針では移設先に触れず、結論を先送りにするとの見方が強まっている。首相としては、普天間問題が混乱している状態を収拾するため、政府としての方針を年内に正式に決定し、米側にも公式に伝える必要があると判断したものと見られる。
首相は「オバマ米大統領とお会い出来るようになればありがたいし、その時までには政府の考え方をしっかりと述べて理解を頂きたい」と、首脳級会合に出席するオバマ大統領と会談し、対処方針を直接伝えたいとの意向も示した。
ただ、具体的な移設先を明示するかどうかは、「必ずしもそう申し上げているわけではない」と述べ、言及を避けた。
この問題で、首相は7日午後、首相官邸で平野官房長官、岡田外相、北沢防衛相、前原沖縄相と会談した。また、外相は同日、ルース駐日米大使と外務省で会談した。
防衛相が8日午後に米グアムに海外出張する予定のため、首相は8日、防衛相の出発前に改めて4閣僚と会談し、結論先送りの対処方針を確認したい考えだ。
これに関連し、政府関係者は7日夜、「年内決着は無理だという空気が強い」との見方を示した。日米が合意した沖縄県名護市への移設計画については「現行案で行くという気配はまるで感じられない」と語った。
平野長官は7日の記者会見で「沖縄の基地問題は、危険や騒音の除去を含めて県民負担をいかに少なくするかが基本の軸だ」と強調、政府の対処方針に沖縄の負担軽減策などを盛り込む考えを示した。さらに、米側へ方針を伝える前に、与党党首らによる基本政策閣僚委員会を開く方針も明らかにした。
民主党の小沢幹事長は7日の記者会見で「新しい政権を作った仲間として政権をよりよいものにすると協力し合うことは、党務を預かる者として努力しなければならない」と述べた。社民党の意向にも配慮すべきだとの考えを示したものだ。
一方、沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事は7日、県庁内で記者団に「頭越しではだめだ。最終決断を出す前に説明してほしい」と語った。知事は11日に上京し、政府関係者と会談する予定だ。
(2009年12月8日03時05分 読売新聞)
◇
現時点で一番新しいと思われる上記読売記事を見ても、ますます混迷の様相で、結局首相が何を意図しているのか、読んでも意味がよくわからない。
環境問題がテーマのはずのコペンハーゲン(COP15)で、オバマ大統領に再度[TRUST ME]とも言えないので、今度は「理解して欲しい」とでも言うつもりなのだろうか。
今日の午後には北沢防衛大臣が移設先を求めてグアムに発つとのことだが、今頃、視察旅行なんて暗中模索、いや、泥縄と言われても、・・・いやいや、悪足掻きといわれても仕方がない。
学級委員のような鳩山首相とお仲間達は当初、こんな混迷を招くとは夢にも思わず夫々勝手な発言をしていた。
岡田外相が「嘉手納統合案」にこだわり、北沢俊美防衛相が「現行案容認」を示唆して閣内不統一の醜態をさらし、自民党政権なら内閣不一致で辞任モノであったが、首相のあいまいな姿勢が大臣更迭をあいまいにし、更に問題解決を困難にした。
全ての責任は鳩山首相にある。
この辺で自らの考えや腹案をはっきり示し、指導力を発揮する責任があるが・・・・
鳩山首相にはその能力も自覚も無い。
八方美人と優柔不断を足して2で割ると、八方ふさがりになることに鳩山首相は気が付いていない。
民間会社なら不渡り手形を切ったら倒産であるが、普天間移設で三枚も不渡り手形を振り出した鳩山首相は、
即刻辞任するのが日本の国益だ!と思う方
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社団法人 沖縄青年会議所
〒904-0032 沖縄市、諸見里2-7-15
電話(098)932-6700