6日に米連邦議会で行われる米大統領選の選挙人の投票結果の集計をめぐり、共和党上院議員11人が2日、バイデン次期大統領勝利の投票結果に異議を申し立てる意向を明らかにした。同党下院議員も、少なくとも140人が異議を唱えるとみられる。結果が覆る可能性はほぼないが、150人以上の共和党議員がトランプ大統領に同調し、大統領選の結果を否定するのは極めて異例だ。
米大統領選をめぐっては昨年12月14日、各州で選挙人による投票が行われ、一般投票の結果通り、バイデン氏が306人、トランプ氏が232人を獲得し、バイデン氏の勝利が事実上確定。6日には米連邦議会の上下両院合同会議で選挙人の投票結果が確認され、バイデン氏の勝利が正式確定する手続きが行われる。上院は定数100、下院は435。
しかし、共和党のクルーズ上院議員(テキサス州選出)や、3日に上院議員に就任するハガティ前駐日大使(テネシー州選出)ら11人は2日、「我々は論争になっている州の選挙人の投票結果の受け入れを拒否する票を投じる意向だ」という声明を発表した。 すでにホーリー上院議員(ミズーリ州選出)も反対する考えを示しており、上院では計12人の共和党議員が大統領選の結果を否定することになる。米メディアによると、下院でも少なくとも140人の共和党議員が反対する見通しという。
朝日新聞社
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日本のメディアに中で朝日に比べたら弱小新聞の世界日報は、ワシントン・タイムスと特約を結び国際ニュースでその特色を発揮している。
朝日と同じ内容の記事を記者を現地に派遣した世界日報はどのように報じるか。
一面左トップ
バイデン氏勝利に異議表明へ
クルーズ上院議員ら11名
バイデン氏勝利に異議表明へ、クルーズ上院議員ら11人
米与党・共和党上院議員ら11人は2日、大統領選の選挙人投票の結果を公式に集計する6日の上下両院合同会議で、バイデン前副大統領勝利の結果への異議申し立てに賛同する意向を表明した。
11人は現職上院議員のクルーズ氏のほか、新たに上院議員に就任するハガティ前駐日大使ら。議員らは声明で「2020年の大統領選で不正行為があったという主張は、われわれの生涯で前例のない規模だ」と指摘した。
その上で、議会に対し、不正について調査する委員を任命し、10日間の「緊急監査」を行うよう要求。これが実現しなければ、選挙結果の認定に反対するとした。
既にホーリー上院議員が異議申し立てを発議する意向を表明。CNNによると、下院議員も少なくとも140人が賛同する見通しだという。
上下両院合同会議では、各州ごとに選挙人投票の結果が認定され、両院の議員が結果に異議を唱えれば、各州最大2時間の審議が行われる。その後採決が行われ、上下院ともに過半数の同意でその州の結果は無効となる。
トランプ氏はバイデン氏勝利確定に反対するよう共和党議員に呼び掛けており、6日には首都ワシントンで「大規模な抗議集会」を開くと明らかにしている。
一方、合同会議で進行役を務めるペンス副大統領の補佐官は2日声明を出し、「副大統領は不正に対する何百万人もの懸念を共有する。上下院議員が法の下で保持する権限を行使して異議を唱え、1月6日に議会と米国民に証拠を提出する努力を歓迎する」と理解を示した。米メディアによると、ペンス氏に対し認定手続きに介入し、不正の主張がある激戦州の結果認定を拒否することを求める声がトランプ氏の支持者の間で高まっている。
共和党のゴーマート下院議員らは先月28日、ペンス氏にどの州の選挙人を集計すべきかを決定する「独占的権限と裁量権」があることを確認する訴えをテキサス州の連邦地裁に起こしたが、同裁判所は今月1日、訴えを退けた。
(ワシントン 山崎洋介)
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同じニュースの報道ではあるが、朝日の記事から次の最重要部分が抜け落ちており「結果が覆る可能性はほぼないが」がなどと、自分の願望を潜り込ませている。
一方世界日報は、記事の目玉であり次期大統領選出の命運を左右する次の事実を明確に報道している。
>上下両院合同会議では、各州ごとに選挙人投票の結果が認定され、両院の議員が結果に異議を唱えれば、各州最大2時間の審議が行われる。その後採決が行われ、上下院ともに過半数の同意でその州の結果は無効となる。
>合同会議で進行役を務めるペンス副大統領の補佐官は2日声明を出し、「副大統領は不正に対する何百万人もの懸念を共有する。上下院議員が法の下で保持する権限を行使して異議を唱え、1月6日に議会と米国民に証拠を提出する努力を歓迎する」と理解を示した。
朝日の憶測記事を信じるか、それとも世界日報の事実に基づく記事を信じるか。
それはあなた次第である。
さらに、世界日報は日本のメディアが報道しない米上院の2議席を争うで決選投票について、大きく報道している。
■世界日報5面中段
米上院2席
次期政権の命運を左右
ジョージア州で決選投票
次期政権の命運左右 南部州で与野党総力戦―米上院決選投票
2021年01月04日07時07分
米国再建、険しい道 対コロナ、100日が勝負―バイデン次期政権
昨年11月の大統領選と同時に行われた上院選では、民主党が48議席、共和党が50議席を確保。ジョージア州の2議席は得票率50%超の候補がおらず、未確定だった。上院では採決で50対50となった場合、副大統領が最後の1票を投じる権限を持つ。民主党が上院で主導権を握るためには、残る2議席を取る以外に道は残されていない。
選挙予想サイト「ファイブサーティーエイト」によると、昨年末時点では民主党候補2人がリードしているが、いずれも2ポイント以内の接戦となっている。
バイデン氏は12月中旬にジョージア州を訪れ、「仕事を成し遂げるため、この州から2人の上院議員が必要だ」と気勢を上げた。バイデン陣営はこれまでに約500万ドル(約5億円)の資金をジョージア州に投下。バイデン氏とハリス次期副大統領は投票直前にも現地入りし、最後の訴えを行う。
民主党支持者もこの呼び掛けに呼応している。今月1日時点で期日前投票者数は300万人余を記録。既に2008年上院選決選投票での総投票者数(約210万人)を上回った。
トランプ大統領もジョージア州を訪問する予定。ただ、大統領選で大規模な不正が行われたとのトランプ氏の主張が、共和党支持者の投票意欲をそぎ、民主党有利に働く可能性も指摘されている。
上院は大統領が指名した人事案の承認や条約批准などの権限を持つ。共和党が上院を押さえれば、バイデン氏が掲げる野心的な地球温暖化対策や富裕層・企業への増税は実現が厳しくなる。
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選挙は公正に行われる限り、勝敗は開票迄未確定である。
>バイデン氏は12月中旬にジョージア州を訪れ、「仕事を成し遂げるため、この州から2人の上院議員が必要だ」と気勢を上げた。バイデン陣営はこれまでに約500万ドル(約5億円)の資金をジョージア州に投下。バイデン氏とハリス次期副大統領は投票直前にも現地入りし、最後の訴えを行う。
トランプ陣営は勝利のため複数の選択をもつが、バイデン陣営はこの決戦投票で負けたら次期大統領の目は完全に潰される。
追い詰められたバイデン陣営はマスコミに泣きついて次のような偏向報道を依頼した。
大統領選の投票結果の最終確定を控え、トランプ大統領が結果を覆そうと画策を続けている。3日には、ジョージア州の選挙管理責任者に対し、同州で民主党のバイデン次期大統領を逆転するのに必要な票を「見つける」よう求め、拒まれると「大きなリスクだ」と脅す電話の録音が明らかになった。専門家からは「法律違反の可能性もある」と指摘が出ている。(続きは【おまけ】参照)
トランプが「票の上積みを強要」したかのような報道だ。
ではこれがトランプの命取りにてるかといえば、そうではない。
同記事は、トランプ大統領と南部ジョージア州のラフェンスパーガー州務長官との間の会話の録音記録の一部をリークしたもの。
そもそも誰が通信記録をリークしたかと言えば、電話の当時者ラフェンスバーガー州務長官以外に考えられない。
メリカの共和党は一枚岩ではなくトランプを裏切るものは続出している。
ラフェンスバーガー州務長官もそのひとり。
米大統領選2020】 トランプ氏、票を「見つける」よう要求 ジョージア州 ...
米主要メディアが狂喜乱舞している録音記録の「違法部分」とはこの部分だ。
「私が望んでいるのは、(バイデン次期大統領の得票を上回るための)1万1780票を見つけることだけだ」
この文言のどこが「決定的証拠」?
これでこれで票数改竄指示だとはコジツケにも程があるだろう。
【追記】
バイデンがメディアに偏向報道の援護を泣きついたジョージア州の上院議員選が大変なことになっている模様。
【おまけ】
トランプ氏「これは犯罪行為だ」 得票上積み拒まれ脅す
米大統領選の投票結果の最終確定を控え、トランプ大統領が結果を覆そうと画策を続けている。3日には、ジョージア州の選挙管理責任者に対し、同州で民主党のバイデン次期大統領を逆転するのに必要な票を「見つける」よう求め、拒まれると「大きなリスクだ」と脅す電話の録音が明らかになった。専門家からは「法律違反の可能性もある」と指摘が出ている。
【写真】選挙集会で演説するトランプ大統領=2020年12月5日、ジョージア州バルドスタ、ランハム裕子撮影
録音が明らかになったのは、トランプ氏が2日、ホワイトハウスのメドウズ首席補佐官らとともにジョージア州のラフェンスパーガー州務長官(共和党)らと行った約1時間の電話会談。ワシントン・ポストが音源を入手し、報じた。 同州は大統領選で大接戦となり、2回にわたる再集計の結果、バイデン氏がトランプ氏に1万1779票差で勝利したと認定された。だが、トランプ氏は電話で選挙の責任者だったラフェンスパーガー氏に「ジョージア州で負けたはずがない」と主張。そのうえで「ジョージア州の人々は怒っている。『再計算をした』ということは何も悪くない」と述べ、選挙結果を変えるよう迫った。 電話で、ラフェンスパーガー氏は「あなたのデータは間違っている」とトランプ氏の主張を否定し、要求に応じない姿勢を見せた。それでも、トランプ氏は「私が望んでいるのは、1万1780票を見つけることだけだ」と、バイデン氏を逆転するのに必要な「上積み」を求めた。また、「我々は数十万票の差で勝っている」と根拠を示さずに語り、投票用紙がシュレッダーにかけられて廃棄されたり、投票集計機メーカーが機器を持ち去ったりしたという「うわさ」があると訴えた。
トランプ氏はさらに、「あなたは何が起きたのか、知っていながら報告していない」と、ラフェンスパーガー氏が不正を容認していると主張。「これは犯罪行為だ。あなたと、あなたの弁護士にとって大きなリスクだ」と、要求に応じないことは犯罪行為への加担だと示唆した。
朝日新聞社