短文投稿サイトのツイッターが、トランプ米大統領のアカウントを停止した。米連邦議会議事堂の襲撃後に支持者を「愛国者」とし、新大統領就任式に出席しないと表明した内容が、第2の暴動を鼓舞しかねないと判断した
▼「バイデン氏の式典を襲撃しても、トランプ氏には危険が及ばない」。こんな群集心理を誘発する懸念だ。一方で「表現の自由の侵害」と論争が起きている
▼トランプ氏が直接的に「式典を襲撃しよう」と扇動したら、議論の余地はなかっただろう。間接的な表現を規制すべきかの問いでもある
▼表現(言論)の自由は米憲法の修正第1条が認め、民主主義の根幹を成している。ハーバード大教授を務めた故チェイフィー氏は「全ての国民が政府の報復を恐れることなく考えを発言する権利」と定義した。成り立ちは権力者ではなく、市民の権利だ
▼トランプ氏は投稿で「選挙は不正に盗まれた」と根拠のない主張で支持者をあおり続け、議事堂襲撃が起きた。大統領が享受する表現の自由が、民主主義を破壊しかねないところまで行き着いた。その象徴がアカウント停止なのだと思う
▼絶大な影響力を持つ公人の言葉が凶器になる例を、私たちは学んだ。メディアを「フェイク」とこき下ろし、自分はうその投稿を続けた為政者に「表現の自由」が当てはまるとは思えない。(吉田央)
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下院議長のパソコン盗んでロシアへ売却か、議事堂乱入者を捜査
配信
(CNN) 米首都ワシントンで6日に起きた議事堂乱入事件の裁判で、連邦捜査局(FBI)が乱入者の1人について、ペロシ下院議長の部屋からノートパソコンを盗み、ロシアへ売り渡そうとしたとの情報を得ていることが分かった。
ペンシルベニア州在住のライリー・ジューン・ウィリアムズ容疑者は多くの乱入者と同様、議事堂の立ち入り禁止区域に不法侵入した疑いなどで逮捕された。
米議事堂乱入はトランプ大統領が「あおり立てた」-共和党マコネル氏
配信
(ブルームバーグ): 米上院共和党トップのマコネル院内総務は、6日に起きた連邦議会議事堂乱入は「うその情報を与えられ」、「大統領にあおり立てられた」結果だと言明した。
マコネル氏は19日、上院議場で発言。議会乱入事件とトランプ大統領の関連性について同氏が使った言葉としては、これまでで最も強い部類に入る。この事件で民主党ジョー・バイデン氏の大統領選勝利を認定する手続きに混乱が生じた。
トランプ氏の演説を受けて議事堂へ殺到した群衆は、「連邦政府の一部である立法府における特定の手続きを、気に入らないという理由で阻止しようとした」と、マコネル氏は述べた。
米下院、トランプ大統領に対する弾劾訴追決議案可決-暴動の扇動で
原題:McConnell Says Mob Attack on Capitol Was ‘Provoked’ by Trump(抜粋)
(c)2021 Bloomberg L.P.
Steven T. Dennis, Laura Litvan
ブライアン・マスト下院議員は、トランプ大統領の弾劾投票で、「この議事堂に押し入って暴力をふるった人をここに連れてきて、彼らの行動が大統領のせいなのか、尋ねたことはあるか?」と質問した!
この質問に対して、約30秒間、誰も返答しなかった。
事実関係として、トランプ大統領の演説と議会乱入事件は、全く無関係だ!
トランプ大統領は、議会に乱入しろなどとは一切言っていない。
その上、時系列的にも場所的にも、議会乱入事件の犯人たちは、トランプ大統領の演説を聞いて議会乱入事件を起こしたということは、あり得ない!
さらに、看過できないこととして、議会乱入事件を起こした犯人にはCNNもいた!
それにもかかわらず、CNNなど主要メディアはそろって「トランプが議会乱入事件を扇動した」などとフェイクニュース(虚偽報道)を流ししまくっている!
そして、日本のNHKなどのマスゴミも、CNNなどの「トランプが議会乱入事件を扇動した」というフェイクニュース(虚偽報道)を垂れ流している!
短文投稿サイトのツイッターが、トランプ米大統領のアカウントを停止した。米連邦議会議事堂の襲撃後に支持者を「愛国者」とし、新大統領就任式に出席しないと表明した内容が、第2の暴動を鼓舞しかねないと判断した
▼「バイデン氏の式典を襲撃しても、トランプ氏には危険が及ばない」。こんな群集心理を誘発する懸念だ。一方で「表現の自由の侵害」と論争が起きている
▼トランプ氏が直接的に「式典を襲撃しよう」と扇動したら、議論の余地はなかっただろう。間接的な表現を規制すべきかの問いでもある
▼表現(言論)の自由は米憲法の修正第1条が認め、民主主義の根幹を成している。ハーバード大教授を務めた故チェイフィー氏は「全ての国民が政府の報復を恐れることなく考えを発言する権利」と定義した。成り立ちは権力者ではなく、市民の権利だ
▼トランプ氏は投稿で「選挙は不正に盗まれた」と根拠のない主張で支持者をあおり続け、議事堂襲撃が起きた。大統領が享受する表現の自由が、民主主義を破壊しかねないところまで行き着いた。その象徴がアカウント停止なのだと思う
▼絶大な影響力を持つ公人の言葉が凶器になる例を、私たちは学んだ。メディアを「フェイク」とこき下ろし、自分はうその投稿を続けた為政者に「表現の自由」が当てはまるとは思えない。(吉田央)
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