狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

移設先送りは普天間住民の危険の先送り!

2009-12-16 15:33:23 | 普天間移設

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普天間返還、頓挫の危機=対米関係、難局に
 鳩山由紀夫首相は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題の結論を先送りする政府方針を正式に決めた。しかし、代替施設の建設地をキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)とした現行計画が「唯一実行可能な案」とする米国が反発するのは避けられない。新たな移設先を模索する鳩山政権と米側との交渉は難航必至で、普天間返還そのものが頓挫する危機に直面した。
 政府方針は、2010年度予算案に普天間移設関連経費を計上するとしており、日米合意に沿った移設も排除はしていない。しかし、移設先を民主、社民、国民新の3党で検討する以上、現行計画に強く反対する社民党の意向が反映されるのは確実だ。沖縄県民の「県外移設」への期待感がさらに高まるのは間違いない。
 来年1月には名護市長選が予定されており、「受け入れ反対派が勝てば、辺野古への移設は極めて困難になる」(政府関係者)との見方が広がっている。
 一方、普天間問題の「迅速な解決」で合意した先月の日米首脳会談に反する方針を日本側が決めたことで、日米関係は一段と厳しい局面を迎える。日本側は、現行計画に代わる新たな移設先の検討にも着手することになるが、外務省幹部は「米国はそんなことには付き合ってくれない。彼らの結論は現行案だ」と指摘する。
 米側は、普天間移設が実現しなければ、在沖縄海兵隊8000人のグアム移転が白紙に戻ると警告している。在日米軍再編計画そのものが大きく停滞し、同盟関係に深刻な亀裂が生じる懸念が高まっている。(2009/12/15-11:49)

                      ◇

泰山鳴動鼠一匹・・・いや、一匹の鼠も出てこなかったのが、昨日の基本政策閣僚委員会の結論だ。

「普天間移設」に関する政府方針を決定するという触れ込みで、与党三党の閣僚が集まって決定した「政府方針」とは、「何も決めないということを決めた」というお笑い劇。

鳩山政権成立以来、三カ月以上の迷走の結果とはいえ、何も決められないのが政府方針とは、この内閣の本質を表してあまりある結論だ。

何も決めない、いや、決められない最大の理由は鳩山首相の次に挙げる三つの配慮だ。

(1)アメリカへの配慮。⇒TRUST ME

(2)社民党への配慮。⇒ 連立政権を大事にする。

(3)沖縄県民への配慮⇒県民の思いを重く受け止める。

三枚の手形(配慮)を乱発したが、いずれも今年中には決済されず、期日の書き換えという信用破綻に陥った。

おまけにその先送りした期日さえ空欄と言う有様。

今や鳩山内閣が振り出した手形を信用するものは誰もいない。 不渡りに陥るのが明白だからだ。

ただ、鳩山首相は配慮という手形を乱発するあまりに、肝心な人々への配慮を欠いてしまった。

「沖縄県民への配慮」と一括りに発言しているが、一番肝心な普天間地区住民に対する配慮が欠落しているのだ。

先送りということは、その分だけ普天間住民が被る基地被害が先送りになることを意味する。

「県外がベストだが辺野古も容認」を主張する仲井真知事の悩みもここにある。

「一日も早い危険性除去を」=普天間問題で沖縄知事

先送りでけで済めばよい。

そもそも、普天間移設は13年前、沖縄県民の基地負担軽減の要請に応えて、「世界一危険」とされる普天間基地の移設を米側が受け入れ、その長年の模索の結果、辺野古が日米で合意されたのだ。

その間、辺野古の滑走路がL字案、X字案と論議され、そして近隣住宅の上空をできるだけ避けるために考え出された苦肉の策が現在のL字型滑走路である。 鳩山首相は長年の模索の結果が辺野古合意であることをご存知なのだろうか。

従って、今回の先延ばしが結果的に「日米合意の破棄」(普天間移設の白紙化に繋がっても米側は痛くも痒くもない。

元々この話を持ち出したのは日本側なのだ。

先送りで一番困るのは普天間住民の筈である。⇒普天間先送り、米に伝達 計画白紙化の恐れ写真付き記事(00:28)

 

■何も決められない鳩山政権とこれに乗じる伊波市長

「年内に政府方針を決める」と豪語していながら、「何も決めないことを決めた」と開き直る国の指導者は、世界中広しといえども鳩山内閣を措いて他にはないだろう。

おっと、普天間移設先送りで最も喜んだのは伊波洋一宜野湾市長ではないのか。

伊波市長は来年の県知事選では革新候補の筆頭に挙げられている人物だが、これまでも「世界一危険な米軍基地」を行政管轄区に抱える市長として、沖縄紙が針小棒大に基地被害を訴える度に、マスコミに登場し、現在では全国テレビ報道にも顔を知られる「基地で悩む市長」を演じてきた。 

伊波市長にとっては、商売道具ともいえる普天間基地移設が、簡単に辺野古に決着されては困るのだ。

伊波市長はその悩める表情とは裏腹に、基地移設は解決の見込みのない「県外」がベストであり、できるだけ長引いて白紙にでもなれば最高の結論なのだ。

そうなれば基地を売りものに全国に顔を売って、県知事から国会議員にまでなった大田昌秀氏に倣い、伊波市長が、「沖縄の良心」の後継者を演じ続けることができるからだ。

沖縄タイムスも今日(16日)の社説で、「先送りを歓迎する」と伊波市長を応援しているが、普天間住民の危険先送りには何の配慮も見られないのが不可解である。

ジュゴンを護るためには普天間住民は危険をこれからも甘受せよ、ということなのだろう。

                            ◇

これまでグダグダ書き連ねたことを、「河北日報」社説が上手くまとめてくれているので、引用します。

暇があれば読んでください。

天間移設問題/覚悟見えない先送り再確認
 中身に何か新味があるわけではない。最終結論を出す具体的な時期も決められなかった。それでも「方針」と名付けて、政府として一応、新しい決定をしたことにしたいらしい。

 米軍の普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題できのう、与党3党が基本政策閣僚委員会を開き、当面の対応を決めた。「対処方針を決定した」とはいうものの、先送りを正式に再確認しただけのことだ。

 米国は名護市辺野古に移設する合意済みの計画に基づいて、年内に決着することを求めてきた。鳩山由紀夫首相とオバマ米大統領との会談で「迅速な解決」を確認し合っている。米側からすれば、期限を示さない先送りは、合意の破棄とさえ映る。日本側の説明がすんなり受け入れられるとは思えない。

 普天間問題だけにとどまらず在日米軍の再編計画や日米関係が大きく揺らぐ可能性が膨らみ始めている。鳩山首相は反発、不信を受け止めてなお交渉を切り開く決意、覚悟を感じさせる説明を、国内に向けてもしていない。そこが心もとない。

 まず、年内決着の要請には応じない。辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸への移設合意を含めることは含めるが、候補地をあらためて検討する。2010年度予算案に辺野古移設関連経費は計上する。閣僚委で確認された主な点は、この三つだ。

 閣僚委で平野博文官房長官が来年5月までという期限案を提示したが、社民党の福島瑞穂党首の反対で消えたという。

 鳩山首相は自身も含めた関係閣僚の発言の揺れが続く中で、今月18日までに政府方針を決めると明言していた。米国議会の予算案審議の日程を無視できなかったからだ。その揚げ句の結論がこの内容である。

 米側の反応に十分注意する必要がある。辺野古沿岸部への合意計画を「唯一実行可能な案」と主張するオバマ政権が、与党3党による候補地選定をじっと待つことは恐らくあり得ない。

 米側の反発が経済関係に悪影響を及ぼす恐れがある。通商・通貨政策に関連して米側に変化が表れないか。外務省や経済産業省など各省庁が掌握する情報に、神経を行き届かせておかなければならない。

 沖縄では県外への移設実現に対する期待感が高まっている。名護市は来年1月に市長選が予定されている。辺野古移設反対派が勝てば、合意計画の実現はさらに困難になるだろう。

 沖縄の心情にしっかり身を寄せながら、一方で米国の反発をぬぐい去り、しかもなお新たな移設先を早期に探し出すのは至難の業だ。どんな最終結論が導き出されるにしても、各方面からの称賛の声に囲まれることは最初から望めない話だ。

 だからこそ、鳩山連立政権は首相自身の口からこれまでの検討の経緯や苦渋の思い、当面の展望を、「対処方針」を決定するに当たっての覚悟としてきちんと語るべきだったのだ。

 この節目でも多くを語らないのでは、リーダーシップへの評価を自らおとしめるようなものではないか。

2009年12月16日水曜日


                       ◆
  

◆田母神講演会のお知らせ

 

         田母神俊雄氏が語る!

      日本人の誇り

     日本の中の沖縄、世界の中の沖縄、

     日本人としての誇りとは・・・・

 

◆講師: 前航空幕僚 田母神俊雄氏

◆日時: 2009年12月16日(水)
      
19:00~21:00(開場18:00)

第一部 田母神俊雄氏 基調講演

第二部 (社)沖縄青年会議所理事長との対談

◆場所: 沖縄市民会館大ホール  ⇒地図

◆チケット: 1000円(前売り・当日)

※定員1500席 早めにお買い求め下さい。

【主催】

社団法人 沖縄青年会議所

〒904-0032 沖縄市、諸見里2-7-15

電話(098)932-6700

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コメント (2)

独裁者はこうして生まれる!

2009-12-16 00:29:21 | 県知事選

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象徴天皇を政治の道具にする独裁者を,
国民は投票によって選んだ。
 
ヒトラーは選挙という極めて民主的な手段で、ドイツ国民が自ら選んだと書いた。
 
独裁者は国民の権限委託によって生まれる。
 
日本の歴史をひも解くと、天皇の権威を時の権力者が政治利用した時、必ずと言っていいほど大乱が日本を襲っていることがわかる。
 
戦前の軍官僚が己の本分を忘れ、天皇の権威(統帥権)を政治に利用し、先の大戦の原因を作ったことは記憶に新しい。
 
日本国憲法が謳う「象徴天皇」とは、天皇の政治利用を避けるため設けられた日本人の叡智であったはず。
 
独裁者小沢は連綿と続く日本人の叡智を踏みにじり、今日本を中国の属国に仕立てようと画策している。
 
天皇を政治目的達成の道具としか見ない小沢は、憲法と民主主義を持ち出して、自己の強引な「政治利用」を正当化しようとしている。
 
動画による小沢の逆切れ会見を見たが、陛下を自分の下僕のように発言する不遜な態度には、怒りを通り越しておぞましい「異星人」を見る思いに駆られた。
 
高齢で病身の陛下の体調、それにご多忙な公務を考えれば、当然「会見中止」と言うかと思えば、この驚くべき不遜な発言だ。
 
「そして天皇陛下のお体がすぐれない、体調がすぐれないというならば、それよりも優位性の低い行事はお休みになればいいことじゃないですか。そうでしょう? わかった?」
 
自分が発した至上命令の達成のためには、他の行事は控えて、陛下の体調を無視してまでも、会見は実行せよと言うことだ。
 
閣僚の一員でもない小沢がこのような傲慢な発言をする裏には、圧倒的勝利を納めた衆院選の結果、与党の独裁者となった自分は「この世をば我が世ぞ」とばかりに、天皇は自分の胸先三寸で動くものとでも考えているのであろう。
 
前稿でも記したように大手各紙は「特例会見」に批判的であが、悲しいかな、日本の民意はテレビメディアが作り上げる。
 たかがテレビとは言うが、されどテレビでもあるのだ。
 
昨日のTBS「朝ズバッ!」ではみのもんたは、この問題はほとんどスルーで、コメンテーターの杉尾、末吉の両氏が会見を支持するようなトンチンカンな発言をした。
 
今朝の「朝ズバッ!」は、みのが昨日の小沢の会見に憤慨したのか小沢発言をボードに示して、昨日とは打って変わって小沢批判をしていた。
 
三屋裕子氏が小沢発言の「優位性の低い行事を誰が決めるの。あちこち矛盾している」と批判したが、宮内正英氏の発言が国民の気持ちを代弁していて興味深かった。
 
小沢会見に関して、宮内氏はこう吐き捨てるように言った。
 
「記者会見は何度も出ましたが、(小沢の態度には)はっきり言ってムカムカしてきます」と。
 
■独裁者にダンマリの閣内

さすが独裁者の威光は予想をはるかに超える。

当初は閣内にも批判続出であったが・・・。⇒特例会見で閣内、与党からも批判 渡辺氏「やめた方がいい」

昨日の独裁者の逆切れ会見の後は、この有様だ。⇒特例会見問題、閣僚だんまり「当たらず障らず」 

渡辺総務副大臣は独裁者の逆鱗に触れる結果となった。 粛清される前に離党することをお勧めしたい。


(ポスターはあんた何様?日記より)
 

【小沢会見詳報】(14日夕)「30日ルールって誰がつくったの?知らないんだろ、君は」 (1/4ページ)

2009.12.14

 民主党の小沢一郎幹事長が行った14日の記者会見で、天皇陛下と中国の習近平国家副主席が特例的に会見することになった経緯や永住外国人への地方参政権付与法案などに関する発言要旨は次の通り。

(省略)

  -習副主席と天皇陛下の会見は(1カ月前に文書で正式に申請する)「30日ルール」にのっとらず行われるが

 「30日ルールって誰がつくったの?知らないんだろ、君は。法律で決まっているわけでも何でもないでしょ、んなもの。君は日本国憲法を読んでるかね? ふん? 天皇の行為はなんて書いてある?」

 -国事行為と

 「国事行為は内閣の助言と承認で行われるんだよ。天皇陛下の行為は、国民が選んだ内閣の助言と承認 で行われるんだ、すべて。それが日本国憲法の理念であり、本旨なんだ。ね」

 「だから、なんとかという宮内庁の役人(羽毛田信吾宮内庁長官)が、どうだこうだいったそうだけども、まったく、日本国憲法、民主主義というものを理解していない人間の発言としか思えない。ちょっと私には信じられない」

 

前のページ

 
                      ◇
今回の「特例会見」が憲法違反であることは各ブログが検証しているようだが、当日記にもTBしてくださっている慶応大学の竹田先生が詳しく解説されているので是非読んでいただきたい。

なお今朝(12月15日)の『産経新聞』に、竹田先生の署名入り記事が掲載されている。 陛下特例会見、憲法原理に反する 慶応大学講師・竹田恒泰

                      ◆

◆田母神講演会のお知らせ

 田母神俊雄氏が語る!

日本人の誇り

◆講師: 前航空幕僚 田母神俊雄氏

◆日時: 2009年12月16日(水)
      
19:00~21:00(開場18:00)

◆場所: 沖縄市民会館大ホール  ⇒地図

◆チケット: 1000円(前売り・当日)

【主催】社団法人 沖縄青年会議所

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「小沢独裁政権」を粉砕せよ!民意より中国の意を尊重

2009-12-15 13:54:29 | 県知事選

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この記事は本来今朝の7時過ぎにエントリーの予定だったが、ブログ目ってナンスのため長時間サービスストップを余儀なくされ、予定より約8時間遅れのアップである。 従ってその間強行された「会見」のことについては次の機会に触れたい。

天皇陛下・習副主席会見問題 民主・小沢幹事長「日本国憲法理解していない人間の発言」(12/14FNN)
 14日午後、次の国家主席ともいわれている中国・習近平国家副主席が来日した。宮内庁を押し切る形で決まった15日の天皇陛下との会見にも、民主党の小沢幹事長の関与が取りざたされている。
これに対し、民主党の小沢幹事長は14日午後、「なんとかという宮内庁の役人が、どうだこうだ、どうだこうだ言ったそうだけれども、まったく日本国憲法、民主主義というものを理解していない人間の発言としか、私は思えない。ちょっともう、私には信じられない。天皇陛下のご行為は、国民が選んだ内閣の助言と承認で行われるべき。それが日本国憲法の理念であり、本旨」と述べた。

小沢氏、宮内庁長官は「辞表出してから言うべき」特例会見問題で12.14 17:40
  民主党の小沢一郎幹事長は14日の記者会見で、天皇陛下と中国の習近平副主席の会見をめぐり、政治利用にあたるのではないかとの懸念を表明した羽毛田信吾宮内庁長官について「内閣の一部局の一役人が内閣の方針についてどうこう言うなら、辞表を提出してから言うべきだ」と述べた。

 また、天皇陛下と習副主席の特例会見を働き掛けたと指摘されていることについては「私が『(陛下に)会わせるべきだ』とか、『会わせない』とか言った事実はない」と強調した。
                       
【動画】⇒ 小沢幹事長の逆切れ会見
                               

                    

小沢幹事長が独裁者の本音丸出しで、羽毛田宮内庁長官を批判した。

言うに事欠いて、「日本国憲法と民主主義を理解していない」と憲法と民主主義を持ち出したのは笑わせてくれる。

日本国憲法には天皇の権威を散々利用した戦前のの反省が盛り込まれており、陛下の権威が「政治利用」されないための叡智が「象徴天皇」ではなかったのか。

中国の、国家主席でもないナンバー7のと会見することは、特例まで適用するほどの重要事項なのか。

習副主席は次期国家主席候補だといわれるが、中国共産党の熾烈な国家主席レースに関わることが、天皇のの国事行為だといえるのか。

「内閣が決めたことをツベコベいうな」、という態度は政治主導ではなく、政治利用そのもではないのか。

何よりも、民主主義を持ち出すなら、民意は今回の「特例会見は廃止」が明白であるから、これに従うべきではないのか。

民意を無視して、これを強行することは民主主義の否定ではないのか。

日本国憲法第3条にこうある。
「天皇の国事に関する全ての行為には、内閣の助言と承認を必要とし、内閣が、その責任を負う」

この条文の主旨は、政治的行為に関し、天皇の責任を問わないための条項である。 

小沢氏の傲慢な口調からは、次のような本音が垣間見える。

「天皇は内閣の言うことを黙って聞け!」

「内閣はオレの意のままだから、天皇はツベコベ言わずにオレ言うことを聞けばよい!」

現代の道鏡を自認する小沢は、配下の鳩山首相に命じて、天皇陛下を意のままに動かそうとしている。

しかもその目的が中国の国家主席レースに寄与するためというのだから、怒り心頭である。

重ねて言う。

今回の「天皇会見」は民意ではない。
 
                        ◇

■「会見中止」が民意である。

一昨日のテレ朝「サンプロ」に出演の民主党は勿論、全政党の代表者が声を揃えて、今回の天皇と中国副主席との会見は明らかな天皇の政治利用であり、「今からでも遅くないから止めるべき」(渡辺総務副大臣)と、中止すべきと発言した。

独裁者小沢は羽毛田長官の危惧に対して「内閣に反対するなら辞任せよ」と辞任要求をした。だったら渡辺副大臣他の反対した連立野党の面々も辞任すべきだろう。

13日までの全国紙も経済紙の日経を除いて四紙が揃って、強引な会見には反対の論を主張している。

◆産経社説12日⇒【主張】天皇と中国副主席 禍根残す強引な会見設定

◆読売社説13日⇒天皇特例会見 憂慮される安易な「政治利用」 

◆朝日社説13日⇒天皇会見問題―悪しき先例にするな

◆毎日社説13日⇒天皇の特例会見 誤解招かぬ慎重さを

このように、与党側の民主党、社民党、国民新党そして野党側の自民党、公明党、みんなの党が意見を同じくして反対する事案も珍しいが、

産経、朝日、読売、毎日という日頃は意見が真っ二つに別れる全国四紙が社説で、全員一で批判する案件も稀有である。

これは、改めて国民に意を問わずとも、今回のの特例会見は中止すべきと言うのが民意であることを物語っている。

日頃は売国記事を垂れ流している毎日新聞も、民意に逆らう恐ろしさを悟ったのか、中国の意志が小沢幹事長、鳩山首相そして平野官房長と何の批判も無く下達される様子を正直に報じている。

毎日新聞 クローズアップ

天皇陛下特例会見、宮内庁長官が説明

<世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

 ◇「ルール破り」「政治利用」問題視 異例の内閣批判
 天皇陛下と中国の習近平国家副主席の会見が、1カ月以上前に申請する「1カ月ルール」を破って設けられた問題は、羽毛田(はけた)信吾・宮内庁長官が報道陣への説明で不快感を示したことから表面化した。なぜ、羽毛田長官は異例の内閣批判をしたのか。官邸や民主党、中国側にはどんな思惑があったのか。

 「外国からの賓客については、引見(会見)希望日が迫った形で願い出がまいりますと、両陛下の日程調整に支障をきたす」「1カ月以上前に内閣から願い出を頂くのをルールとしてやってきた。『ぜひルールを尊重してほしい』と官房長官に申し上げた」

 11日午後、報道各社の問い合わせに応じて説明した羽毛田長官は、苦渋の表情を浮かべながら内閣を批判。鳩山由紀夫首相の指示として押し切られた経緯を説明した。

 1カ月ルールは、95年ごろから慣例としてあった。特に陛下が前立腺がんの摘出手術を受けた後の04年以降は厳格に守られてきた。

 宮内庁によると、両陛下が外国の要人と会見するのは年100回以上。ある宮内庁幹部は「国際親善に努めつつ、陛下のお体を気遣いながら設けられたルール。それを破ることを強いてきた内閣に対し、長官が批判する気持ちはよくわかる」と弁護する。陛下は今月23日の誕生日で76歳。宮内庁は今年から、式典や行事での「お言葉」を原則として廃止するなどして、負担軽減に努めている。

 1カ月ルールとともに羽毛田長官が強調したのは、「両陛下の国際親善の活動は、国の大小や、政治的に重要であるか、そうでないかなどには関係なく実施してきた」点だ。

 経緯説明では、平野博文官房長官から「日中関係の重要性にかんがみてぜひお願いする」と強く要請されたことも明らかにし、「現憲法下の天皇のお務めのあり方や役割といった基本的なことがらにかかわることだ」と指摘。官房長官の要請について、天皇の政治的利用につながりかねないとの認識も示して批判した。

 ただし、羽毛田長官は天皇陛下を支え、お守りする立場であると同時に、内閣の一員。厚生事務次官から01年4月に宮内庁次長、05年4月から長官となった。羽毛田長官は「(平野官房長官から)総理の指示を受けての要請だとの指示があった。内閣の指示に従うべき立場なので、曲げて陛下に(会見を)お願いした」「問題点を指摘しつつも、それに服さなければならないと思う」と、苦しい胸の内を吐露した。【真鍋光之】

 ◇中国、厚遇を要求 「もう一人の国家指導者」
 日中関係を巡り、天皇陛下の政治利用が問題視されるのは今回が初めてではない。

 中国の銭其シン・元副首相は03年10月に出版した回顧録「外交十記」で、92年の天皇訪中について、天安門事件(89年)以来の「西側の対中制裁を打破するのに積極的な役割を果たした」と記述した。事件当時、首脳の往来停止や経済制裁を続けていたが、同書は「中日関係の修復と突破によって、欧州共同体も制裁を緩和し始めた」と分析している。

 当時天皇訪中の調整にあたった日本の元外務省高官は「陛下を政治利用したと受け取れる書物の出版は極めて遺憾だ」と、現在も憤りを隠さない。

 しかし、天皇訪中の「効果」を目の当たりにした中国外交当局は、共産党内で序列の高い政治家の訪日時に「国家指導者だ」として、天皇会見を要求するようになった。

 習副主席は党序列6位。胡錦濤国家主席の最有力後継候補でもある。このため中国側は「(胡主席ではない)もう一人の国家指導者」と呼び、天皇会見を含む異例の厚遇を日本側に求めていた。

 中国側は「前例」として、98年に同じ国家副主席として訪日した胡主席と天皇の会見を挙げる。

 ただ、当時の胡氏は習氏より上の党序列5位で、日本滞在日数も5日と習氏の3日より長く、対日重視の姿勢が鮮明だった。【北京・浦松丈二】

 ◇官邸からの働きかけ、小沢氏訪中の直前
 「小沢幹事長から話があったわけではありません。そこだけは明確にしておきます」

 11日夕、記者団から今回の特例が、10日に訪中した民主党の小沢一郎幹事長の意向を受けたものではないかと問われた鳩山首相は、色をなして反論した。しかし、官邸が宮内庁に会見実現を働きかけたのは小沢氏訪中の直前になってからだ。

 外務省が宮内庁に会見を申し入れたのは、11月26日。外務省幹部によると、翌27日に宮内庁に断られたため、官邸の了承を得た上で、中国側に会見はできないことを伝えた。この際、官邸から異論はなかったという。

 12月に入り、官邸の対応は急変する。

 小沢氏は4日、公邸で首相と会談。平野官房長官は7日、羽毛田長官に電話で習副主席の天皇会見を要請したが、断られた。一方、崔天凱駐日中国大使は9日、平野氏と小沢氏に相次いで面会。平野氏は10日夕、再び羽毛田長官に電話し「総理の指示を受けての要請です」と申し入れている。これに対し、岡田克也外相は官邸に「1カ月ルールを厳格に適用すべきだ」と強く進言していたという。

 小沢氏は10日夕、中国の胡錦濤国家主席と会談した。だが、直前まで日程が決まらず、7日夜の段階でも「会談が流れる」と懸念していたという。12日に韓国入りした小沢氏は、習副主席の特例会見へのかかわりについて一切語ろうとしなかった。

 小沢氏の関与が取りざたされる背景には、小沢氏が中国重視を鮮明にしていることがある。周辺には「米国へのけん制で、中国寄りの姿勢を示している」との見方がある。日米関係が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で混乱する中、政府が普天間問題の結論を越年させるのも、小沢氏の意向が影響したとされる。

 しかし、政府関係者は羽毛田長官の批判に対し「陛下を守ろうとしたのだろうが、それなら最後まで突っ張ればいい」と不快感を隠さない。官邸は今回の問題を深刻にとらえていないフシがあり、世論とのずれが広がれば、政権へのダメージとなる可能性がある。【田中成之】(略)

 毎日新聞 2009年12月13日 東京朝刊

                      ◆

日頃の発言のブレは忘却したのか、鳩山首相は、こと中国の要望に関してはブレが見えないのはどうしたことか。

この期に及んでも中国様の要望だけには絶対服従し「判断は間違っていなかった」と強弁するのは、自国の民意より中国の要請を重要視するということか。

小沢・鳩山政権は何時から中国の下僕と成り下がったのか。

国民の意志を踏みにじってまで中国に隷従する売国政権に、国民は今こそ覚醒する時である。

打倒、小沢ー鳩山独裁政権!に賛成の方

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同時に小沢一郎に厳重な抗議をお願いします。
 [小沢事務所]
 TEL:03-3508-7175 FAX:03-3503-0096

 

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会見強要に抗議する!「会見拒否」は民意である! 

2009-12-14 08:20:39 | 県知事選

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中国、「ポスト胡」お披露目の意味も 天皇陛下会見にこだわり
 中国が習近平国家副主席と天皇陛下の会見実現にこだわったのは、習氏の訪日が「ポスト胡錦濤」最有力候補として「お披露目」する意味を持つからだ。今回の訪日は1998年4月に胡錦濤国家主席が副主席として訪日した例をほぼ踏襲。98年には胡氏が天皇陛下と会見しており、中国政府は習氏のメンツを傷つけることを懸念、駐日大使館を中心に日本政界に会見を実現するよう働き掛けた。

 日中関係筋によると、中国側は当初、日本が「1カ月ルール」を厳格適用しないと楽観していた。日本の外務省が早く会見を申請するよう要請したにもかかわらず、11月中旬まで動かなかった。(北京=佐藤賢)(01:01)

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特例会見で閣内、与党からも批判 渡辺氏「やめた方がいい」  12/13 13:27 【共同通信】  

                                             

最近日曜日のテレビの政治討論をあまり見ないが、昨日テレビ朝日の「サンデープロジェクト」を途中から見た。 

テーマは『混迷の鳩山連立政権 どうなる「普天間」 出口戦略はあるのか?』、ということで画面は渡辺周総務副大臣と町村孝信元官房長官とが日本の安全保障についてバトルの真っ最中だったが、バトルの詳細はここでは省略し、コメンテーターの星浩氏が両者のバトルに述べたコメントが安保論争についての核心を衝いていていたのでそれを紹介する。

星氏の発言の要旨はこうだ。

(1)50年以上以上自民党が政権を持っていたため安全保障という技術に関する分野に専門家は自民党の周辺にいる。 それは現実をマネージする必要上当然である。

(2)アメリカの場合は民主党にも共和党にもそれなりの安全保障の専門家がいる。

(3)その点日本の場合、政権交代が無かったので、民主党には現実派が少なく理想に走るものが多いのは気の毒である。

思われる星氏のコメントでも自明の通り、民主党の安全保障には鳩山首相の「基地なき安保論」といった旧社会党の「非武装中立論」に近い現実離れしたものを感じた。

朝日新聞論説委員で民主党応援団と思われる星浩氏も、本音では普天間移設に関するバトルは町村元官房長官に軍配を上げたようだ。

事前の予定では当日のテーマは「普天間移設」と「日教組」であったが、田原氏が急遽番組のテーマを「天皇の政治利用」に振り替えた。

■緊急テーマで「天皇の政治利用」!

その前日に突然降って湧いたようなこのテーマを予測していなかったと思われる渡辺氏の困惑した表情が印象的であった。

渡辺周氏は当日、政府側を代表する立場(総務副大臣)で出席したようだが、予期せぬ「天皇の政治利用」にコメントを求められ誠にお気の毒としか言いようがない。

渡辺氏といえば、民主党の有志議員連盟である慰安婦問題と南京事件の真実を検証する会の会長を務めており、対外的に一部の民主党員よりはるかに保守色が強いということで知られている人物。

本音から言えば小沢・鳩山という国賊の「天皇の政治利用」は不遜極まりないと立腹すべきところを、立場上、「特例は今回限りにすべき」と発言し、お茶を濁そうとした。

ところが連立を組む、国民新党の亀井亜紀子幹事長代理や社民党の安部知子政審会長、更には共産党の小池晃政策委員長にまで「天皇の政治利用は止めるべき」と反対され、遂には「天皇会見は止めた方がいい」と発言した。

早速、その日の午後のネットニュースがこれを次のように報じた。

総務副大臣が首相批判=天皇特例会見「やめた方がいい」

12/1314:04

 鳩山由紀夫首相が中国の習近平国家副主席と天皇陛下の会見を特例的に実現するよう指示した問題について、13日のテレビ朝日の番組で、与野党から批判の声が相次いだ。
 渡辺周総務副大臣(民主)は「天皇陛下の政治利用と思われるようなことを要請したのは誠に遺憾だ」と指摘。「やめていいなら、今からでもやめた方がいい」と、会見中止も検討すべきだとの考えを示した。副大臣が首相を批判するのは異例。
 社民党の阿部知子政審会長は「(会見は)特例でも認めてはいけない」と強調。国民新党の亀井亜紀子幹事長代理も「象徴天皇制は国の基本で、きちんと(しなければならない)」と語った。 
 一方、自民党の町村信孝元官房長官は、首相の指示の背景に小沢一郎幹事長の働き掛けがあったとの見方に触れて「これでは小沢内閣だ」と指摘。公明党の高木陽介幹事長代理は首相の偽装献金問題と絡めて、「首相には『ちょっとぐらいルールを破ってもいいじゃないか』という発想がある」と皮肉った。
 共産党の小池晃政策委員長は「乱暴なやり方だ」と指摘し、みんなの党の浅尾慶一郎政調会長は国民への説明と謝罪を求めた。(2009/12/13-14:04)

                     ◇


コキントウ⇒小沢幹事長⇒鳩山首相⇒平野官房長官」⇒羽毛田宮内庁長官

・・・と続く小沢幹事長の傲慢不遜なごり押し。

これが、「政治利用ではない」と鳩山首相は強弁するが、これが政治利用そのものであることは、思わぬ世論の反発に驚いたその発言の中に如実に現れている。

平野官房長官や福山外務副大臣自身が白状している例を、ネットで拾って次に紹介する。

天皇陛下と習副主席 面会調整(NHK 12月11日)

《平野官房長官は「1か月ルールといわれるものは詳しく承知していないが、政治的に日中関係は非常に重要であり、ぜひお願いできないかと
申し上げたということだ」と述べました。》

                   ◇

中国副主席との陛下会見、小沢氏訪中のお返し?(読売新聞 12月12日)

《鳩山首相が、天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見実現を指示していたことについて、福山哲郎外務副大臣は12日朝のTBS番組で「中国側から本当に強い要請があった。
日中関係は、これからの日本外交の中でも重要だという判断で
お願いをしたというのが実態だ」と述べた。》


語るに落ちるとは、まさにこのことではないか。

これのどこが政治利用じゃないのか。

誰か説明して欲しい。

■政治利用だとは思わない人々

昨日のテレ朝「サンプロ」では、「天皇制打倒」のはずの共産党にまで「政治利用だから中止すべき」との意見だったが、必ずしもそうは思わない人物が一人いた。

高野孟インサイダー編集長だ。

最後にコメントを求められた高野孟氏は、一応「天皇会見は止めるべき」と発言したが、田原氏に「高野さんでも反対ですか」と突っ込まれ、「(一か月)ルール違反と言うだけで、それ以上でもそれ以下でもない」と憮然とした態度で答えていた。

毛沢東を心から尊敬する共産主義者の高野氏としては、天皇が毛沢東の後輩と会見するのは理由の如何に関わらず当然のことだが、ルールは守るべき」ということなのだろう。 

高野氏には小沢幹事長と共に、中国に帰化する事をお勧めする。

鳩山首相は一か月ルールに関して、「1カ月を数日間切ればもうしゃくし定規に駄目だということで、 果たして諸外国との国際的な親善の意味で正しいことなのか」と強弁しているが、

今朝のTBS「みのもんたの朝ズバ!」で杉尾解説員は「表にならなければ問題になるほどのこともなかった」として、政治利用ではないが「ルール違反」だけが問題であるかのような発言をした。

もう一人の末吉某解説員は「世界の大国である中国の次期副主席候補が日本を訪問したら、天皇に会見を希望するのは当然」と、会見を是認するコメント。

そもそも本気で陛下との会見を希望するのなら、自分が相手に会見スケジュールを合わすのが礼儀であり、ご高齢で病身の陛下を自分の都合に合わせて「会うべき」と主張するのは不遜であり、

これを是とする輩が解説するTBSは中国の工作機関だといわれても仕方ない。

みのもんたが杉尾氏に「名も知れぬ小国の元首が来日し、突然陛下に面会を希望しても以後はルールに関係なくに会えるのか」と質問したが、これに対しては「ルールは生きている」との答え。

大国と小国に、特例を使い分けることこそ「政治利用」ではないのか。

彼らテレビ芸者達には理解できないだろうが、一か月ルールには、陛下は体調面以外にも、国の大小に関わりなく、政治的・外交的重要性に関わりなく、 全ての国々を平等にというお気持ちの意味がこめられているのだ。

ご高齢の上、2002年以来前立腺がんとの闘病生活を継続中の陛下の
「病との闘い」をウィキぺディアから抜粋する。

1995年(平成7年)、大腸のポリープを摘出。

2002年(平成14年)12月、人間ドックに入った際に前立腺癌が発見された。その後、天皇の意向を受け宮内庁が病名を公式発表した。翌年1月18日に、前立腺の全摘出手術を行なったが、この前立腺癌手術に当たっては万全を期すため、皇族が受診する宮内庁病院ではなく、東京大学医学部附属病院に入院して行なわれた。

2008年(平成20年)2月25日、宮内庁は「天皇陛下は定期健診において今のところ前立腺癌の再発や他臓器への転移は見られないものの、ホルモン療法の副作用で骨密度が低下しており、このままでは骨粗鬆症に移行する恐れがある」と発表し、公務及び宮中祭祀を軽減する等、生活全般についての検討を始めた。

同年12月9日の宮内庁記者会見に於いては、天皇が12月上旬に上室性不整脈に罹患し、また、消化器官検査で胃と十二指腸に炎症が発見されたことなどが発表された[16]。原因は心身のストレスであり、宮内庁は「将来にわたる皇統の問題を始め、皇室にかかわるもろもろの問題を憂慮されている」と述べ、ストレスの中心に皇位継承問題があるとの考えを示した。

天皇自身が、公務等の見直しは在位20周年となる2009年(平成21年)以降からと希望していたため、2009年(平成21年)1月29日に宮内庁より軽減策が発表された。(ウィキぺディア)

 

 有志の皆様へ 

「特例で12月14日(月)天皇会見を強要!」至急抗議をお願いします!!

◆中国政府の命を受け、民主党の小沢幹事長がごり押しして会見を強要したようです。

過去10年でもほとんど前例のないことだそうです。

◆ご承知のように習近平副主席はウイグル弾圧の首謀者です。

次の場所へ至急抗議をお願いします。       

「マスコミ報道を正す有志の会」より

<抗議先>

【首相官邸】電話03-3581-0101、FAX 03-3581-3883 「http://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html

      ▼鳩山 由紀夫 首相 FAX 03-3502-5295

      ▼平野博文 官房長官 FAX 03-3502-5025

【民 主 党】 電話03-3595-9988、FAX 03-3595-9961 http://www.dpj.or.jp/header/form/index.html

【宮 内庁】 電話 03-3213-1111(代表)、 「 E-mail : information@kunaicho.go.jp

【外 務 省】 電話03-3580-3311、FAX 03-5501-8260 https://www3.mofa.go.jp/mofaj/mail/qa.html      

      ▼岡田克也外相 FAX 03-3502-5047                                                  

<抗議の例> 

(1)日本国および日本国民統合の象徴たる天皇陛下の尊厳をお守りし、その政治的中立性・公平性を維持するのは内閣及び内閣総理大臣の役割である。その鳩山内閣総理大臣が率先してルールを破り、陛下の政治利用に関与するとは、言語道断です。

(2)鳩山首相は、天皇陛下の大御心を戴して政治を行うべきであり、小沢幹事長の権力欲に屈して、天皇陛下を政治利用するとは、言語道断です。

(3)小沢幹事長は、自己の権力誇示のため、また中共に媚びるために天皇陛下を利用しているのではないか。 

(4)宮内庁長官は、なぜこのような民主党政権の天皇陛下の政治利用に屈するのか。直ちに会見を中止すべきでする。

(5)外務省は、小沢幹事長や中共のごり押しに、なぜ抗議しないのか。なぜ民主党政権の天皇陛下の政治利用に屈するのか。

(6)鳩山首相は「諸外国と日本との関係をより好転させるための話であり、政治利用と

いう言葉は当たらないと考えている」と述べたが、中国政府からの要請と小沢幹事長からの指示で、一か月ルールを無視し、会見の決定をごり押ししたこと自体が、将に政治利用である。中国政府は、平成4年の天皇陛下・皇后両陛下のご訪中を政治利用したことに味をしめたと思われる。このことは、鳩山首相の発言とは裏腹に、日中関係を好転させるどころか、対中従属外交につながる危険性がある。直ちに会見を取りやめるべきだ。


 

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コメント (6)

憲法を踏みにじる狂気の小沢!

2009-12-13 09:44:59 | 県知事選

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昨夜は毎月飲み会をする同級生の忘年会があったが、ほとんどが民主党支持者の友人達の間にも、さすがに最近の小沢幹事長の独裁志向には疑念が続出し、来年の参院選で民主党に勝たせたら日本は独裁国家になるから、「打倒民主党だ!」と蛮声を上げるものも出てきた。

因みに毎月集まる10人の友人のうち6月の衆院選で民主党に投票したのが7人、自民党に入れたのが3人という内訳である。

「狂気の小沢」と「優柔不断の鳩山」という最悪のコンビの最近の言動は、我が国の将来に暗澹たる思いをさせてくれるに充分である。

600人余の朝貢団を引き連れての北京詣で、そしてその代償としての天皇陛下の政治利用が国民の怒りをかっているが、小沢氏は韓国にも立ち寄って、「日本の悪事」を謝罪し、遂には「地方参政権法案」についての言質まで取られてしまうという売国奴ぶりである。

昨日の飲み会で民主党に投票したというN君が小沢氏の言動で特に危険を感じるのは、これら一連の朝貢旅行で示した売国行為よりも、マスコミが余り報じなかった「議員立法」の原則禁止であるという。

三権分立を標榜する我が国おいては国会が立法の府であることは憲法の示すところだが、小沢氏の言う「議員立法の禁止」は、つまるところ国会の役目を否定することであり、憲法違反ということになる。

少し古いが議員立法禁止を報じる朝日新聞を引用する。

朝日記事では特に明記されていないがこれを主導したのは勿論「優柔不断の鳩山」ではなく「狂気の小沢」であることは言うまでも無い。

民主、議員立法を原則禁止 全国会議員に通知2009年9月19日3時1分
   
 民主党は18日、政府・与党の二元的意思決定を一元化するため、議員立法は原則禁止し、法案提出は原則、政府提案に限ることを決め、同党所属の全国会議員に通知した。政策決定がスムーズになり、族議員の誕生を防ぐといった効果が期待されるが、政治主導が不完全なままでは従来の政府見解にとらわれて自由な立法活動が阻害される可能性もある。

 民主党は、自民党政権では党内の事前審査を経ないと政府が法案を提出できないといった弊害があったとして、政府・与党一元化を主張しており、すでに党政策調査会の廃止が決まっている。これにより、族議員の関与で法案の内容がゆがめられたり、法案の提出が遅れたりすることがなくなるとみられている。

 議員立法が認められる例外として「選挙・国会など議員の政治活動に係る、優れて政治的な問題」にかかわる法案とした。公職選挙法や政治資金規正法の改正案といった「政治とカネ」の問題に関連する法案などが該当するとみられる。

 ただ、議員立法がこうしたケースに限られ、原則禁止されれば、超党派や党内有志による立法活動ができず、政策決定の幅がこれまでより狭まる可能性がある。例えば、改正臓器移植法や水俣病救済特別措置法など今年の通常国会で成立した弱者救済にかかわる法律は有志議員によって成立にこぎつけた。臓器移植法は党議拘束を外すことで採決が可能になった経緯もある。だが、議員立法の原則禁止により、こうした法案の提出が難しくなる恐れがある。(金子桂一)

                     ◇

実際は「原則禁止」ということで、その後幾つかの法案が議員立法を認められているが、それも小沢氏の胸先三寸で「可否」が決定されるわけで益々小沢独裁に拍車をかけると言う点で変わりはない。

さらに小沢氏は地方議員の陳情も全て幹事長を通さなければ認めないという新ルールを作ったが、小沢氏に裁可を仰ぐためにここに新たな利権と言う権力が発生することを糾弾するマスコミが皆無なのも不可解である。

 

上記朝日記事が報道されたとき、マスコミの批判が少なかったが2チャンネルではかなりの批判コメントが飛び交っていた。

核心は「小沢のヒトラー志向」である。

こんなのもあった。

「おいおい、そのうち全権委任法が提出されるんじゃないか? 」

 

以下は一部抜粋です。

54 名無しさん@十周年[sage] 2009/09/19(土) 06:22:55 ID:m6/4Jh/G0
なにが根拠で国会の権限を制限してるのか意味不明


11 名無しさん@十周年[sage] 2009/09/19(土) 06:14:14 ID:6skZwc990
国会ってほんの数人の人間だけで物事を決める所なの?


5 名無しさん@十周年[sage] 2009/09/19(土) 06:11:52 ID:+7iAf7c40
内閣が決めることは
全て正しいのか?


13 名無しさん@十周年 2009/09/19(土) 06:14:19 ID:0CTKRLi60
三権分立とはなんだったのか


82 名無しさん@十周年[sage] 2009/09/19(土) 06:27:16 ID:/KLzWHWn0
議員立法禁止って、下手すると憲法違反になるんじゃねえのか?(汗)


62 名無しさん@十周年 2009/09/19(土) 06:24:35 ID:l2o58h8b0
議員の仕事は法律を作ることだと解釈していたが…


9 名無しさん@十周年 2009/09/19(土) 06:13:22 ID:Fd+/dyZP0
じゃあ、200人いる政府に入れない政治家の存在意義は?という事になる。
残りの200人が内閣に対して法案を提議できるような仕組みにしないと。


25 名無しさん@十周年 2009/09/19(土) 06:17:14 ID:22JFOMWr0
民主党の議員さんは、ただ手を挙げるだけの
ロボットになりますwww


36 名無しさん@十周年 2009/09/19(土) 06:19:12 ID:rKN1VReR0
目的はわかるが、これはあかんやろ。
立法府での立法権を縛ってどうするよ。
別のやり方考えたほうがいい。


64 名無しさん@十周年 2009/09/19(土) 06:24:46 ID:rKN1VReR0
族議員の関与って、党で政策をやろうとするからでしょ。
議員立法ならべつに族議員だろうがたんなる有志だろうが限界あるんだから、
むしろこっちを緩めたほうがいいんじゃないのかね。


98 名無しさん@十周年[sage] 2009/09/19(土) 06:30:10 ID:sd7b6Lb90
>>76
たとえ撤回しても議員立法できる民主議員はもういないんじゃない?
だって議員立法すると小沢が怒るってわかっちゃったし


108 名無しさん@十周年[age] 2009/09/19(土) 06:31:18 ID:m8Lzof5MO
大衆は小さな嘘は直ぐ見抜くが、大きな嘘には気づかない。
by汚沢


66 名無しさん@十周年 2009/09/19(土) 06:25:05 ID:Si3RVOaQ0
やっぱ勘違いしてる連中が多いな
民主だぞ?右も左も判らない一年生の集団だぞ?

そんな軽い議員を宗教団体その他の圧力団体が洗脳して、
自分達に都合の良い法案を提出させて来たのが議員立法なわけ

だから、これをあらかじめ禁止するのは
メリットこそあれデメリットはない


84 名無しさん@十周年 2009/09/19(土) 06:27:54 ID:/UeoYxeu0
>>66
>右も左も判らない一年生の集団だぞ?
法的に国会議員の立場には経験の区別なぞ無いぞ?
憲法のどこに未熟な議員の権利を制限しても良い、なんて書いてあんだよ?


12 名無しさん@十周年 2009/09/19(土) 06:14:19 ID:xVateHmT0
どんどん閉じられたものになっていってる気がする


68 名無しさん@十周年 2009/09/19(土) 06:25:25 ID:G5aB44yqO
内閣の独裁色、閉鎖性が露骨になってきた。恐怖政治始まりそうだな。


18 名無しさん@十周年[sage] 2009/09/19(土) 06:15:26 ID:4AYtiTTp0
おいおい、そのうち全権委任法が提出されるんじゃないか?


21 名無しさん@十周年[sage] 2009/09/19(土) 06:16:03 ID:iDnHEJN10
独裁政権ではあよくあること


116 名無しさん@十周年 2009/09/19(土) 06:32:52 ID:FZ/Tg91x0
うわぁあああああああああ

ナチ党が議会過半数の2年後にやったことだよw

わかってるのかw関係者wwww

でもおもしれええええええええええええええええええ


151 名無しさん@十周年 2009/09/19(土) 06:38:18 ID:LTWVvzJh0
>>116
全くだなw
ナチスと同じ手法を薦めてる民主党
恐怖とワクワクが交差してる

どんだけ古い政治に逆戻りさせようとしてるんだか


111 名無しさん@十周年 2009/09/19(土) 06:31:46 ID:CHHXQvP70
いろんな形態で言論封鎖を推し進めてるな


126 名無しさん@十周年 2009/09/19(土) 06:34:42 ID:CHHXQvP70
民主主義の否定


149 名無しさん@十周年 2009/09/19(土) 06:37:28 ID:BDcfTptM0
そろそろ武装警察が創設されるレベル


74 名無しさん@十周年[sage] 2009/09/19(土) 06:26:32 ID:sd7b6Lb90
官僚の会見禁止したり、議員立法禁止したりこれで独裁とかの批判がないメディアが異常


183 名無しさん@十周年 2009/09/19(土) 06:43:50 ID:CHHXQvP70
メディアも巻き込んだ全体主義の完成


186 名無しさん@十周年 2009/09/19(土) 06:44:13 ID:YgGHp6GK0

事務次官の記者会見禁止より遥かに重大な問題なんだが、
マスゴミはあまり騒がないだろうな。

どうなっちまうんだ、日本は?

《「ソ連軍に包囲される前にベルリン市民を脱出させるべき」という進言を退けたヒトラーは、平然と「国民の自業自得(自己責任)」だとうそぶく。「(ドイツ)国民が地獄を味わうのは当然の義務。われわれを(選挙で合法的に)選んだのは国民なのだから、最後まで付き合ってもらうさ」

                       ◆

独裁者小沢氏が韓国で行った売国行動はこれ。

小沢幹事長:地方参政権法案、次期国会に提出 韓国で方針(毎日 2009/12/12)

小沢氏、天皇陛下ご訪韓「結構なこと」 韓国は謝罪期待、政治利用に論議も(産経 2009/12/12)

独裁者小沢の本心は、来年の参院選挙で勝つために、組織力がある民団などの票がほしいという事なんでしょうか

地方参政権、断固阻止しよう!

                     ◆

◆田母神講演会のお知らせ

 

         田母神俊雄氏が語る!

      日本人の誇り

     日本の中の沖縄、世界の中の沖縄、

     日本人としての誇りとは・・・・

 

◆講師: 前航空幕僚 田母神俊雄氏

◆日時: 2009年12月16日(水)
      
19:00~21:00(開場18:00)

第一部 田母神俊雄氏 基調講演

第二部 (社)沖縄青年会議所理事長との対談

◆場所: 沖縄市民会館大ホール  ⇒地図

◆チケット: 1000円(前売り・当日)

※定員1500席 早めにお買い求め下さい。

【主催】

社団法人 沖縄青年会議所

〒904-0032 沖縄市、諸見里2-7-15

電話(098)932-6700

 

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コメント (6)

陛下を政治利用とは!最悪の独裁指導者「小沢・一郎」

2009-12-12 07:43:38 | 県知事選

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中国政府が14日に訪日予定の習近平国家副主席と天皇陛下との特例的な会見を日本側に求めていたことが11日、複数の政府関係者の話で明らかになった。                  

小沢チルドレン約140名を含む600人を超す大訪中団が、卑屈な朝貢旅行で現を抜かしたいると思ったら、その代償は大きかった。

中国側のコキントウを先頭にした接待攻勢に小沢幹事長はすっかり舞い上がってしまい、中国政府の理不尽な代償要求を呑まざるを得なかった。

それが天皇陛下の政治利用である。

鳩山首相が天皇陛下と習氏の会見を「日中関係は非常に重要だ」として、実現するよう官房長官に指示していたというが、

優柔不断の鳩山首相にこんな知恵はない。

「指揮権発動」をしたのは小沢幹事長である。

中国政府の命を受けた小沢幹事長がごり押しした会見強要であることは各紙の報道を総合すれば自明である。

中国の理不尽な要求は、言うに及ばないが、これに何の疑念も抱かず取り次いだというか、平野官房長官に命じた小沢氏や鳩山首相の卑屈な対応も極めて問題である。

習氏は胡錦濤国家主席の有力後継候補といわれるが、それが特例になるには現在の地位が余りにも下位であり、その経歴にも疑念がある。

外務省筋の情報によると、そもそもXi Jinping(習近平)とは、現在の中国に置ける順位は6~7位程度であり、マルクス主義を中国全土に教育徹底すすることを要求するような共産主義者である。

さらに、習氏はウイグルなどの弾圧に影響力を行使した、国家元首でもない下位の人物であり強引に特例まで適用して「天皇陛下に会わせろ」というのは、国際外交儀礼の観点からしても無礼千万な話であり、断じて受け入れるべきではない。

 中国政府のランキング

民主党政権になった我が国は狂気の小沢幹事長と優柔不断の鳩山首相という最悪の指導者により、今まさに戦後最悪の道へ踏み込む瀬戸際にある。

日米安保を破棄し、中国の属国になろうとしているのだ。

中国に朝貢旅行した小沢氏は、接待の返礼に天皇の政治利用を要求された。

中国のゴリ押しの構図はこうだ。

コキントウ⇒小沢幹事長⇒鳩山首相⇒平野官房長官⇒羽毛田宮内庁長官⇒天皇陛下

小沢一郎幹事長が独裁の道を固めつつある、とヒトラーを例にして次のように書いた。

《ナチスドイツは最初から銃と戦車で国民を脅して独裁政権を獲得したのではない。選挙という極めて民主的手段でドイツ国民はヒトラーを独裁者にしたのだ。言葉を替えれば、ヒトラーの独裁政権はドイツ国民の民意であった。》⇒それぞれの「民意」、本日午後から県民大会

衆議院選で圧倒的勝利を手にした「鳩山・一郎内閣」は来年の参院選で過半数を狙い、「国民の委託」による独裁政権の道を歩み出している。

その手始めに「対等な付き合い」と称して、普天間移設では米国に喧嘩を売りながら、その一方で中国には揉み手をして媚を売る。

小沢訪中団140人、民主・国会議員の3分の1(11/24読売)

民主党に投票して政権を委託した国民は果たして、米国に喧嘩を売ってまで、中国に媚びることを委託したのであろうか。

民主党に投票した人にとっても、これは民意では無いはずだ。

国家百年の計を過たないためにに、決然と抗議活動をすべき時である。

陛下を小沢独裁政権の政治に利用させてはならぬ、と思う方

抗議とともにクリック応援もお願いします。

抗議先:
  
■内閣官房
電 話:03-5253-2111
メール:http://www.cas.go.jp/goiken.html
FAX:03-3581-3883

■外務省
電 話:03-3580-3311
メール:https://www3.mofa.go.jp/mofaj/mail/qa.html

■国政に関するご意見・ご要望 【内閣への連絡】
電 話:03-3581-0101 
FAX:03-3581-3883
メール:http://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html

■民主党本部「国民の声」係
電 話:03-3595-9988
FAX:03-3595-9961
メール:http://www.dpj.or.jp/header/form/index.html

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コメント (6)

基地は出て行け!給料はたっぷり!米軍基地従業員の給与下げ反対 沖縄県議会が意見書

2009-12-11 08:02:10 | 普天間移設

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「基地は出て行け! 給料はたっぷりよこせ!」

こんな矛盾に満ちた「県民の思い」を携えて上京し、政府に要請する仲井真県知事は矛盾の巨塊のように見えるだろう。

誠にお気の毒さまである。

米軍基地従業員の給与下げ反対 沖縄県議会が意見書
2009.12.10 12:11
  沖縄県議会は10日、政府の事業仕分けで、在日米軍駐留経費負担(思いやり予算)のうち米軍基地従業員の給与水準が見直しの対象となったことに対し、給与を引き下げないよう求める意見書を全会一致で可決した。

 意見書はあて先は首相や防衛相、外相ら。「約9千人の駐留軍等労働者の生活に大きな影響を与えるだけでなく、県内労働者の賃金低下への引き金となって経済の低迷を招く」と給与引き下げを実施した場合の影響を懸念している。
                                           

                                            ◇

意見書は全会一致で可決され、仲井真知事は今日11日防衛省を訪れ要請を行うほか、11月定例会終了後には県議会の代表者が上京して、政府担当者に意見書を手渡す予定とのこと。

仲井真知事の普天間移設に関するスタンスは「県外がベストだが、現実を見ると辺野古も容認」と終始態度は変わっていない。

だが、先の衆議院総選挙で保守系候補者が全員落選し、革新系地元議員に囲まれた知事の立場には同情すべきものがあり、

マスコミ扇動の「県外」のプレッシャーによろめいて、あるときは「県外がベスト」という枕詞に重点を置く事はあっても、本心が「辺野古容認」に変わりはない。 

それにしても県知事はマスコミに「県外と主張せよ」と圧力を受けながら、その一方で「基地従業員の給与を下げるな」という県議会の意見書を政府に伝えるとは・・・。 

知事に先立ち、駐留軍労働者組合代表らは昨日(10日)上京し、給与減額反対の意思表明を民主党に行っている。

一方では基地は「県外」だと主張しながら基地従業員の給料は下げるな。 これでは余りに矛盾に満ちた態度ではないか。

基地を県外、国外に移設、或いは「沖縄の思い」が主張するように基地を撤廃すれば、彼らが失業することは自明の理であるはず。

ところが事業仕分けで、「沖縄基地従業員の給与は減額すべき」と言われたとたん、減額反対の陳情に上京すると言うのだから、心ある国民のひんしゅくをかっても仕方ない。

仲井真知事と同じく、与那覇栄蔵全駐労委員長にも同情を禁じえない事情がある。

沖縄では独占状態にある沖縄二紙の報道のみに頼ると、沖縄の「民意」は一致して「県外」であるかのように報じられているが、実態はそうでないことは再三当日記でも書いてきた。

今回の全駐労の要請は、基地従業員が、「基地撤廃を訴えながらその一方、給料はたっぷり払え」と主張しているように誤って取られている。 

彼らは基地を容認しているが、新聞がその「不都合な事実」報じないだけの話である。

マスコミが報じる沖縄の民意が必ずしも正しくない。

それを象徴するのが沖縄の「平和運動」にも夫々の立場があるということ。

以下の記事を読むと、基地従業員の「平和運動」に対する立場が故意に伏せられているが、続いて引用する古い記事を読むと彼らの「平和運動」が「基地撤去」ではないということが分かる。。

全駐労沖縄地本、基地従業員給与維持の働き掛けを要請
2009年12月3日       
 鳩山内閣の事業仕分け作業で基地従業員の給与見直しを求められていることを受け、全駐労沖縄地本の与那覇栄蔵委員長らは3日、県庁に仲井真弘多知事を訪ね、給与水準を引き下げないよう政府に働き掛けることを要請した。仲井真知事は、県議会の一般質問終了後の10日以降、早期に上京して要請する考えを示した。与那覇委員長らは、県議会にも陳情した。【琉球新報電子版】

                                             ◇

以下に引用の記事はいささか古い一年前の記事だが、資料保存として全文引用する。

全駐労、平和センター脱退 「反基地」に抵抗感(2008.11.5)

全駐留軍労働組合沖縄地区本部(全駐労地本、与那覇栄蔵委員長、約6500人)は4日までに、これまで傘下団体として平和行動に参加してきた沖縄平和運動センター(崎山嗣幸議長)からの脱退を決定し、同センターに通知した。全駐労地本は脱退理由について、構成員の若年化に伴い、基地撤去などの反基地運動に組織内の抵抗があり、理解を得るのが困難になってきたためと説明している。加盟団体の自治労や、教職員組合などと共に平和運動を推進してきた全駐労地本の脱退決定で、米軍基地整理・縮小を掲げて進めてきた同センターの運動は、曲がり角に立たされることになる。
 全駐労地本は、1997年の運動方針(98年度)で「基地撤去」を掲げないことを決定して以来、基地包囲行動にも組織参加ではなく自主参加としてきた。基地撤去を訴える平和運動センターの理念と、職場を奪われたくないという基地従業員の現実的な要求との間に累積してきたひずみが表出した格好だ。
 全駐労地本は、10月25日の定期大会で脱会方針を決定、同27日に同センターに決定を伝える文書を送付した。今後、全駐労地本の平和運動については、連合傘下の組織として継続していくという。
 全駐労地本の座間味寛書記長は「基地がなくなれば仕事がなくなる。10年ほど前から組合の中から、基地撤去を求めることや米軍再編に対し不安の声が上がっている」と述べた。
 一方、同センターの崎山議長は、全駐労地本のセンター脱退決定について「6日の幹事会で報告することになるが、現時点で対応策をどうこう言える段階ではない」と述べるにとどめた。
 沖縄平和運動センターは、沖縄戦や米軍統治の経験を通じて沖縄から反戦・平和を発信していくことを目的に1993年2月に護憲反安保県民会議などの運動を引き継いで設立された。「5・15平和行進」や「人間の鎖」など反基地、平和運動を主導している。(滝本匠)

<用語>全駐労
 在日米軍基地の日本人従業員でつくる労働組合「全駐留軍労働組合」の略称。沖縄、長崎、山口、広島、神奈川、東京、青森の7地区本部と、厚木、さがみ野、横須賀、空軍、マリン、ズケランの各支部で構成。構成員は約1万6600人(県内約6500人)。全駐労沖縄地区本部の前身は復帰運動の中核を担った全沖縄軍労働組合(全軍労)。1978年全駐労に合流。96年全沖縄駐留軍労働組合(その後沖縄駐留軍労働組合に改称)が分裂した。使用主は米軍だが労働条件改善などの交渉は雇用主の防衛省と行う。政治的には、民主党基軸を打ち出している。

                     ◇

沖縄が島ぐるみで「基地撤廃」「県外移設」が沖縄の民意であるかのように扇動する沖縄二紙の印象操作を横目に見ながら、

「基地従業員の給料減額撤廃」という矛盾した行動を余儀なくさせられている仲井真県知事と与那覇全駐労委員長。

お二人には心よりご同情を申し上げる。

◆参考エントリー分裂!沖縄平和運動が

沖縄の民意が金太郎飴のように同じであると先導するため沖縄紙が良く使った言葉に「島ぐるみ」と言う言葉がある。

これについて「本土左翼活動家」を自称するブログが興味深い記事を書いている。⇒島ぐるみ闘争という神話の背景について


 

◆田母神講演会のお知らせ

 

         田母神俊雄氏が語る!

      日本人の誇り

     日本の中の沖縄、世界の中の沖縄、

     日本人としての誇りとは・・・・

 

◆講師: 前航空幕僚 田母神俊雄氏

◆日時: 2009年12月16日(水)
      
19:00~21:00(開場18:00)

第一部 田母神俊雄氏 基調講演

第二部 (社)沖縄青年会議所理事長との対談

◆場所: 沖縄市民会館大ホール  ⇒地図

◆チケット: 1000円(前売り・当日)

※定員1500席 早めにお買い求め下さい。

【主催】

社団法人 沖縄青年会議所

〒904-0032 沖縄市、諸見里2-7-15

電話(098)932-6700

 

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コメント (4)

「行き詰まってきた」鳩山首相、普天間移設で

2009-12-10 08:08:08 | 普天間移設

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「普天間移設」に関しては昨日までで、実に5日連続のエントリーになる。 さすがに同じテーマでランキングを維持するのキツイので、そろそろ今日当たりは別のテーマをと考えていたのだが・・・。

今朝の沖縄タイムスの一面、社会面(計四面)を占拠している平野官房長発言を見て、又しても「普天間移設」でエントリーと相成った。

一面トップの大見出しはこれ。

普天間飛行場

騒音減へ住民移転言及

官房長官「一つの例」強調

普天間移設に関して発言している関係閣僚は、鳩山首相、岡田外相、北沢防衛相、前原沖縄相(兼任)、平野官房長官などがいるが、彼らがてんでバラバラ、統制の取れない糸の切れた凧のように勝手に「一つの例」として発言するから、やれ硫黄島だ、やれ嘉手納だと思いつき発言が流布している。

おかげで北沢大臣などは急遽グアムに飛んで視察したが、「グアムは日米合意に反するし、(移設が)頓挫する」と最初から解っている間抜けな発言をする始末。

負けてはおらじと平野長官は、普天間住民の安全を考えるなら「住民が移転する」という究極の思いつきに至ったのだろう。

平野発言は、鳩山首相が連発する「県民の思いを重く受け止める」とは裏腹に、普天間移設を一種のゲームととらえ、住民をまるで血の通わぬ将棋の駒としか見ていないという鳩山政権の本音が垣間見えて興味深い。

さぁ、「基地難民」となった普天間住民の落ち着く先は何処。

硫黄島か、グアムか、はたまた世界へ散って流浪の民となるか。

例によって沖縄紙は更新が遅いので、東京新聞を引用する。

平野官房長官は「極端な話」と前置きはしているが、同記事を紹介してくださった読者の「ねここねこ」さんのコメントにもあるように、極端すぎる!

首相、普天間で具体策提示の意向 米軍再編行程表に影響も 
2009年12月9日 13時10分

 鳩山由紀夫首相は9日午前、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関し「12月になっているので、米国に交渉材料として主張する方針を固めていく」と記者団に述べた。米側に対し「交渉材料」となる具体策を早期に提示し、正式協議に入りたいとの意向を示したものだ。これに関連し平野博文官房長官は記者会見で、日米合意した在日米軍再編のロードマップ(行程表)について、実行が遅れるなどの影響が出る可能性に言及した。

 首相は、移設問題が日米同盟に悪影響を与えているとの指摘には「先方はそういう意見を述べるかもしれないが、まだ正式な交渉の中での話ではない。かなり難しい局面だが、解答や解決策はある」と強調した。

 一方、平野氏は「普天間問題(の解決)に時間がかかれば在日米軍再編のプログラムが多少変わる可能性がある」と指摘。同時に沖縄県民の負担の軽減策として(1)普天間飛行場のヘリコプターの機数削減(2)ヘリ部隊の沖縄県外などへの移転―のほか、「極端な話」と前置きした上で、飛行場周辺の住民の移転も挙げた。

(共同)
                     
 ◇

「平野発言」を受けて、沖縄タイムスは第二社会面の見出しを、「本末転倒 意識にずれ」で飾っているが、通常沖縄タイムスに異論を唱える当日記だが「本末転倒」の見出しには同意せざるを得ない。

ただへそ曲がりの筆者としては、下衆の勘繰りでもしたくもなってくる「軽い発言」(タイムス)ではある。

内閣の大番頭とも言える重要役職の官房長官が「極端な話」とは言え、こんな本末転倒な発言をするだろうか。

平野長官は、これまでの「県民の基地被害を軽減する県外移設論」が、結果的に「普天間移設」の白紙化となり、基地の固定化に繋がることを一番恐れているのではないのか。

そして平野長官は、「県民の思いを重く受け止める」という一見優しそうな文言には「固定化」による普天間住民の「小指の痛み」については一顧もされていないことを憂慮しているのではないのか。

(⇒小指の痛みは普天間の痛み 角を矯めて牛を殺す気か!

心優しい平野長官は、活発に飛び交う「県外発言」が普天間住民の「小指の痛み」を完全に忘れ去っているのを見て、逆説的に「極端な話」を持ち出して、注意を普天間住民に向けたのではないのか。

おっと、下衆の勘繰りが過ぎて、平野長官を買いかぶリ過ぎたようだ。

学級委員のような鳩山内閣の閣僚に過ぎない平野長官にこんな深読みの言動ができるはずも無い。 単なる筆者の妄想としてスルーしてほしい。

12月8日のエントリーで、次のように書いた。

《ある問題がこじれた場合、通常は時間の経過とともに、問題点が煮詰まってくるものだが、今回の普天間移設に関しては、時間が経てばその分だけますます混迷していくのはどうしたことなのか。》

鳩山首相が当日記を読んでいるとは思えないが、その日の夕方の報道で、鳩山首相は、18日にコペンハーゲンで開かれる「COP15」の首脳級会合の機会に日本側の対処方針を伝えたい考えで、「(対処方針を)決める方向で努力している。かなり詰まってきていると思う」と記者団に述べている。 

 

同盟協議先送り=米、普天間「越年」に反発(時事通信) - goo ニュース 2009年12月8日(火)18:03
(前略)
 同盟深化の協議について日本側は、外務・防衛担当閣僚を中心に年内にも論議を始め、来年11月の米大統領の再来日の際、成果を公表する意向だったが、普天間問題の難航により、作業の遅れは必至となった。一方、首相は8日午後も外相、北沢俊美防衛相、平野博文官房長官、前原誠司国土交通相を首相官邸に呼び対応を協議した。首相は18日にコペンハーゲンで開かれる国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)の首脳級会合の機会に日本側の対処方針を伝えたい考えで、外相らとの協議後、「(対処方針を)決める方向で努力している。かなり詰まってきていると思う」と記者団に述べた。

                  ◇ 

検索してみたら、実は12月5日の毎日新聞が、普天間移設で迷走する鳩山首相を取り上げたコラムで「煮詰まる」という言葉を解説しているので、それを借用するとこうなる。

余録:
 「それはここで速断せずに、もう少し煮詰めて……」。会議で問題を先送りするときの決まり文句だ。赤瀬川原平さんは著書「優柔不断術」で、これぞ狭い島国の農耕社会が生んだ知恵という。時間に仕事をしてもらうのだ▲「鍋の中でというより、一本の時間の中でぐつぐつと煮詰める。そうするとその件が、ほどよくこなれて、柔らかくなり、味がしみ込み、よくなじんで、ムリのない結論に仕上がっていく。……なんとなく結論を先送りしているうちに、……とにかくいつの間にか解決している」▲年季の入った日本人の問題先送り術である。それが政治でも通用したのは、以前なら大方の問題は先送りすれば経済成長が解決したからだ。だが今や国内問題もそうはいかない上に、ことは名うての優柔不断嫌いの米国相手の外交である▲沖縄の米軍普天間飛行場移設問題をめぐり鳩山由紀夫首相は年内の決着を見送る構えだという。関係閣僚には日米が合意している名護市辺野古に代わる移設先探しを指示したが、その背景には連立離脱をほのめかした社民党への配慮がある▲あきれるのはこの問題での首相はじめ閣僚の変転極まりない発言だ。それもこれもいずれうまく煮詰まると首相は考えているようだが、ことは過去の外交合意を見直す力業だ。米国が交渉に応じ、沖縄県民が受け入れられる方策への首相自身の見通しなしにうまくいくはずがない▲先の見通しを欠いた時間稼ぎは、米国の不信を高め、沖縄の怒りをつのらせ、しかも肝心の移設は何一つ解決しない最悪の結果を招きかねない。煮込んだあげくに形もなくなるような首相のリーダーシップはごめんだ。

                    ◇

鳩山首相が当日記を読むことは無いとしても、毎日新聞なら読む可能性は充分ある。

首相がこのコラムを読んで「かなり詰まってきている」と発言したとしたら、言葉の意味を取り違えている可能性もある。

「煮詰まる」と「詰まる」では場合によっては反対の意味になる。

「煮詰まる」が時間の経過とともに具体化することを意味するのに対し「詰まる」は「行き詰まり」や「フン詰まり」でも分かるとおり、北沢大臣がいみじくもグアム移設案に使った「頓挫」を意味する。

その後も揺れ動く鳩山発言を見ると、首相の「詰まる」発言は文字通り「行き詰まり」、つまり普天間移設の「頓挫」を予感した発言ではないのか。

鳩山政権の普天間移設に関して、結局今日で六回連続でエントリーしてしまったが、あまり続くと妄想が勝って来るのでこのくらいにしたい。

 

【追記】 9:50

沖縄タイムスに。は、オピニオン欄とは別に「『普天間基地』県民の声 ホットライン」というコーナーがあり、連日電話をした読者の声を紹介している。

ほとんどが「県外」を訴える声なので斜め読みしかしないが、時々は「バランスを取って」のアリバイ作りに、反対意見を掲載するのだが、今日はそのアリバイ作りの声を掲載していた。

辺野古案に賛成

上原さん(45)

仲井真知事が県民のことを考えていないと言っているのは、辺野古移設反対派だけ。 私は辺野古移設賛成です。 県民皆が移設反対というのは間違っている。 米軍がいるから事故、犯罪を起こすといっているが県民だって事故、犯罪を犯す。 いかにも米軍だけが悪者、犯罪者みたいな言い方も辞めて欲しい。 米軍だっていいことはする。 ただメディアが報道しないだけ。(北中城)》

不良米人と不良女子中学生の「ナンパ・トラブル」で県民大会を開くということは、それだけ米兵による性犯罪が少ないということになる。

「犬が人を咬んでもニュースにならないが、人が犬を咬んだらニュース」になるの例えどおり、県人の性犯罪の度に県民大会は開いてはおれない。

以下は「視界」さんよりの引用です。

外国人の性犯罪と県民の性犯罪とどちらが多いのでしょうか。
人数が違うと言われればそれまでですが、県民の犯罪が多いから「いつものこと」と報道しない(報道は小さく)というのでしょうか?

沖縄署は15日、沖縄市の14歳の女子中学生への傷害容疑で、同市の飲食店従業員の男(20)を逮捕

17日、宮古島市で17歳の女子高生2人が中年男に「道案内」を理由に車に乗せられ、
車内で体をさわられたあと、開放される事件が発生。
被害者の証言から、26日になって那覇市の自営業の男(42)が、
わいせつ目的誘拐・強制わいせつ容疑で逮捕


22日午前10時45分ごろ、
沖縄本島中部の女子小学生(11)に対し、
宜野湾市の無職男(74)が「わいせつな行為」をしたとして、
宜野湾署が強制わいせつ容疑で緊急逮捕


(多すぎて以下省略)


ちょっと調べただけでどんどん出てきます。

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19:00~21:00(開場18:00)

第一部 田母神俊雄氏 基調講演

第二部 (社)沖縄青年会議所理事長との対談

◆場所: 沖縄市民会館大ホール  ⇒地図

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日米同盟の危機!米、同盟協議「延期」を鳩山政権に通告

2009-12-09 07:48:38 | 普天間移設

 

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ここのところ連日、普天間移設に関する鳩山首相の迷走に付き合ってきたが、そろそろ食傷気味なので話題を変えようかと思っていたら、18日までに基本方針を決めると言う。 

愈々決着かと思ったのだが、首相発言をよく読んで見たら「移設先の最終判断」ではなく、「その時までの政府の考え方」をCOP15で大統領に説明すると言うのだから、単なる時間稼ぎに過ぎず大統領が納得するはずは無い。

鳩山内閣は経済問題では亀井金融相(国民新党)に、外交問題では福島少子化対策相(社民党)に振り回され、まさに内憂(経済)外患(外交)問題でダッチロール飛行の状況である。

こういった国内政局の事情から普天移設の年内決着を断念したことは、米側には日米同盟に対する裏切り行為と映っている。

これは現在でも民主党政権に影響力のあるアーミテージ元国防副長官の発言にも伺える。

アーミテージ元米国務副長官は7日、東京都内で谷垣自民党総裁と会談し「鳩山首相の方針はどうなのか。連立政権維持や地元への配慮ではなく、『常時駐留なき安全保障』を考えているのなら、日米関係はどうなるのか」と、日本政府の対応に懸念を示した。

アーミテージ氏は現在でもオバマ政権の東アジア政策へ大きな影響力を持つと言われ、普天間問題は、「普天間」という個別の基地問題の枠を超えて鳩山首相の安全保障観や日米同盟に対する米側の懸念にも火をつけつつある。

このように米側の信頼をすっかり失ってしまっては、コペンハーゲンで大統領との会談を希望する鳩山首相の思惑はセットするのは困難とみられ、会議の合間を利用しての立ち話などにとどまる可能性が高い。(毎日新聞)

そんな矢先、日米同盟に暗雲が立ち込めるようなニュースが入った。

米、同盟協議「延期」を鳩山政権に通告 (12月8日 14:51)

 来年の日米安全保障条約改定50周年に向け、「日米同盟の深化」を目指して日米両政府が始めることにしていた新たな協議について、米政府が「延期」の意向を日本政府に通告してきたことが8日、政府関係者の話でわかった。


 米軍普天間飛行場移設問題で、米側が強く求める日米合意の履行を鳩山政権が見直す姿勢を示していることが理由だ。「同盟深化」の協議は、将来の両国関係強化の象徴と位置づけられているもので、普天間問題の混乱は、日米関係全体に深刻な悪影響を及ぼし始めた。

 関係者によると、「延期」は、4日に都内で行われた普天間移設問題に関する閣僚級作業部会の後、日本政府に通告された。米側は「普天間移設問題が解決されるまでは協議に応じない」と理由を伝えたという。

 日本政府は4日の作業部会で、普天間移設の結論を来年まで先送りする意向を米側に伝えた。これに、米側が強く反発したものとみられる。

 日本政府は、普天間問題の作業部会とは別に、米側と外務・防衛担当閣僚級の同盟協議を年内に開始したい意向だったが、延期が不可避となった。

 同盟深化のための協議は、先月13日の日米首脳会談で鳩山首相が提案し、オバマ大統領が同意。来年11月に予定される大統領の再来日まで、1年間かけて議論を進めることになっていた。

 首相は大統領との共同記者会見で、「日米同盟は安全保障のみに限らない」と述べ、防災、医療、教育など幅広い日米協力を重視する形での同盟の再構築を目指すとした。また、日米地位協定や在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)の見直しも日本側が提起するとみられていた。

 協議は、1996年の日米安保共同宣言に続く、新たな共同宣言を出すことを目指していたが、鳩山政権が普天間移設問題をこのまま先送りした場合、新共同宣言の策定も困難になる可能性が強まっている。

 オバマ政権の極めて厳しい姿勢が明らかになったことで、首相が望んでいる、コペンハーゲンでの国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)首脳級会合(17、18両日)の際の日米首脳会談の実現も、調整の難航が予想される。

(2009年12月8日14時51分  読売新聞)

                                          ◇

本物の虎と張子の虎が「対等な付き合い」をする。

そんなことが出きるはずもないのに、鳩山首相は、何をトチ狂ったのか、就任当初から日米関係は対等の付き合いだと強調し、米国を困惑させた。

鳩山首相は野党時代から反米的発言を連発し、オバマ政権は鳩山種層の反米的要素をを懸念していた。

米国は、日米両国が合意に達している普天間移設に関して、先月の大統領の訪日に先立って、ゲーツ国防長官を派遣して「現行案以外に選択肢はない」という米側の強い意思表示をしていた。

それに続く日米首脳会談でもオバマ大統領は、日米合意を実行するという意志は一貫しており、これに対して鳩山首相は[TRUST ME]で対応し、オバマ大統領はそれを「現行案で実行」と判断した。

首脳会談で「私を信じて」と発言しその舌の根も乾かぬうちに合意を反故にしたら、当然の如く対抗措置を受けるのが外交の常識である。

今回の「同盟協議の延期」は日本側の「合意破棄(の場合)」に備えての米側の対抗措置である。

鳩山首相は「(延期を)聞いていない」と発言しているようだが、それはそうだろう。 これを首相が認めたら日米同盟の危機を首相自ら認めたことになり、鳩山政権瓦解の危機さえある。

「同盟協議延期」のニュースを読売は「政府関係者の話でわかった」としているが、その日の夜の時事通信(12/08-20:21)は、「来年以降に先送りされることが確実になった」と報道の信憑性にダメ押しをしている。

当初は鳩山首相と同じく「対等な日米関係」と脳天気発言をしていた岡田克也外相は、途中から米国側の「本気」を悟って夢から覚めたのか、自分達が撒いた種の普天間移設の難航を念頭に、疲労感を滲ませながら日米同盟についての危機感を表明している。

だが、覆水盆にの例え通り、一旦失った信頼を回復することは至難の業である。

■日米安保の危機

普天間移設に関する鳩山首相の国家間無きパフォーマンスが、日米安保に危機をもたらすと過去エントリーで書いた。

それがこれ。

《鳩山首相が来年11月の県知事選まで結論を先延ばすとは思えない。

だが、最悪の場合「県外移設」と決定したらどうなるか。

国外はもとより、国内の他地域で普天間基地を受け入れる場所はそう簡単に見つかるものではない。

普天間移設問題は13年前の振り出しに戻る。

そして又しても延々と移設先探しが始まることになる。

これでは日米同盟どころか日米安保の存在さえ危うくなってくる。

この機会に当日記の国防に関する基本スタンスを述べておこう。

日米安保は次善の策であり、本来国防は自主防衛が最善である」と。

その伝でいえば「米軍基地の撤去」には左翼勢力と基本的に同じ立場になるが、米軍基地と入れ替わりに国防軍と名を変えた自衛隊が配備されることが前提である。

そうなってこそ日米同盟も初めて「対等な付き合い」ができることになる。

さて、何の心積もりもなく「対等な付き合い」を主張してパーフォーマンスを続ける鳩山首相。

結末はともかく大見得を切る千両役者はある意味格好いい。

だが下手な歌舞伎の三流役者の長すぎる大見得は、もうそろそろ勘弁して欲しいものだ。

鳩山首相の大見得が長引けば長引くほど、「県外」にせよ「辺野古」にせよ、自分の墓穴が深くなることに気が付いていないようだ。》

 

鳩山内閣は、国防に関しては何の理念も無い空洞の「張子のトラ」。

それが虚勢を張って本物の虎である米国と「対等の関係」をパフォ-マンスを演じたため本物虎の逆鱗に触れた。

これが今回の普天間移設の迷走劇の実態である。

(本物の)虎の尾を踏んでしまった張子のトラの命運は、今まさに尽きようとしている。

虎に咬み付かれる前に、鳩山首相が辞任するのが日本の国益である。

それとも松島トモ子さんを顧問にして粘り続けますか。(爆)

もっとも松島トモ子さんを咬んだのはライオンと豹だったらしいですね。(笑) 知らなかった。

 

◆田母神講演会のお知らせ

 

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      日本人の誇り

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     日本人としての誇りとは・・・・

 

◆講師: 前航空幕僚 田母神俊雄氏

◆日時: 2009年12月16日(水)
      
19:00~21:00(開場18:00)

第一部 田母神俊雄氏 基調講演

第二部 (社)沖縄青年会議所理事長との対談

◆場所: 沖縄市民会館大ホール  ⇒地図

◆チケット: 1000円(前売り・当日)

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【主催】

社団法人 沖縄青年会議所

〒904-0032 沖縄市、諸見里2-7-15

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自縄自縛の鳩山首相、八方美人と優柔不断で、

2009-12-08 07:43:33 | 普天間移設

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普天間移設に関する鳩山首相とその仲間達のドタバタ劇はもうそろそろ勘弁して欲しいと思うのだが、沖縄タイムスが今日も一面トップを飾っている以上、付き合いのよい当日記としては、うんざりしながらも付き合わざるを得ない。

ある問題がこじれた場合、通常は時間の経過とともに、問題点が煮詰まってくるものだが、今回の普天間移設に関しては、時間が経てばその分だけますます混迷していくのはどうしたことなのか。

民主党といえば野党時代から無責任な発言を連発し、ブーメランの仕返しで有名だが、与党になっても鳩山首相とその仲間達は自分の発した無責任な発言で自縄自縛に陥っていると言うのが現状ではないのか。

今朝の沖縄タイムスは一面に続いて三面トップも普天間問題の大見出しが躍っているが、そのブーメラン発言で自縄自縛に陥っている現在の鳩山首相の立場を上手く表現しているので、見出しと記事の冒頭部分を紹介する。

首相「普天間」で窮地

沖縄・米国・社民に配慮

真意は依然明かさず

米軍普天間飛行場移設問題で鳩山由紀夫首相は7日、自らの発言で窮地に追い込まれた。 18日までに政府方針を米国に伝える意向を表明した一方、現行計画を譲らない米国だけでなく、県外移設を求める沖縄でや社民党の立場にも配慮すると明言。 妥協点もつかめないままの“八方美人ぶり”に次第に身動きが取れなくなっている。(沖縄タイムス)

なるほど、自分の発言で問題解決どころか身動きが取れなくなっているとは、言い得て妙であるが、その原因が首相の「八方美人ぶり」と「優柔不断な態度」にあることは論を待たない。

この二つの態度は指導者としては最も避けるべきことだが、鳩山首相は、次のような不渡り手形を同時に切って八方美人と優柔不断を通したのだ。

(1)オバマ大統領には  ⇒TRUST ME

(2)沖縄には  ⇒県民の思いは重く受け止める

(3)社民党には  ⇒立場を配慮する

信念も無ければ国家観もない首相が、最も信念と国家観を要する懸案に優柔不断で対処すれば自縄自縛も当然であろう。

普天間先送り、米大統領にCOPで伝達…首相意向 (12月8日 03:05)
 鳩山首相は7日、沖縄の米軍普天間飛行場の移設問題について、コペンハーゲンで17~18日に開かれる国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)首脳級会合までに対処方針をまとめる考えを表明した。

 首相官邸で記者団に語った。政府・与党内では、首相が「県外・国外移設」に固執する社民党などに配慮し、対処方針では移設先に触れず、結論を先送りにするとの見方が強まっている。首相としては、普天間問題が混乱している状態を収拾するため、政府としての方針を年内に正式に決定し、米側にも公式に伝える必要があると判断したものと見られる。

 首相は「オバマ米大統領とお会い出来るようになればありがたいし、その時までには政府の考え方をしっかりと述べて理解を頂きたい」と、首脳級会合に出席するオバマ大統領と会談し、対処方針を直接伝えたいとの意向も示した。

 ただ、具体的な移設先を明示するかどうかは、「必ずしもそう申し上げているわけではない」と述べ、言及を避けた。

 この問題で、首相は7日午後、首相官邸で平野官房長官、岡田外相、北沢防衛相、前原沖縄相と会談した。また、外相は同日、ルース駐日米大使と外務省で会談した。

 防衛相が8日午後に米グアムに海外出張する予定のため、首相は8日、防衛相の出発前に改めて4閣僚と会談し、結論先送りの対処方針を確認したい考えだ。

 これに関連し、政府関係者は7日夜、「年内決着は無理だという空気が強い」との見方を示した。日米が合意した沖縄県名護市への移設計画については「現行案で行くという気配はまるで感じられない」と語った。

 平野長官は7日の記者会見で「沖縄の基地問題は、危険や騒音の除去を含めて県民負担をいかに少なくするかが基本の軸だ」と強調、政府の対処方針に沖縄の負担軽減策などを盛り込む考えを示した。さらに、米側へ方針を伝える前に、与党党首らによる基本政策閣僚委員会を開く方針も明らかにした。

 民主党の小沢幹事長は7日の記者会見で「新しい政権を作った仲間として政権をよりよいものにすると協力し合うことは、党務を預かる者として努力しなければならない」と述べた。社民党の意向にも配慮すべきだとの考えを示したものだ。

 一方、沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事は7日、県庁内で記者団に「頭越しではだめだ。最終決断を出す前に説明してほしい」と語った。知事は11日に上京し、政府関係者と会談する予定だ。

(2009年12月8日03時05分  読売新聞)

                                               ◇

現時点で一番新しいと思われる上記読売記事を見ても、ますます混迷の様相で、結局首相が何を意図しているのか、読んでも意味がよくわからない。

環境問題がテーマのはずのコペンハーゲン(COP15)で、オバマ大統領に再度[TRUST ME]とも言えないので、今度は「理解して欲しい」とでも言うつもりなのだろうか。

今日の午後には北沢防衛大臣が移設先を求めてグアムに発つとのことだが、今頃、視察旅行なんて暗中模索、いや、泥縄と言われても、・・・いやいや、悪足掻きといわれても仕方がない。

学級委員のような鳩山首相とお仲間達は当初、こんな混迷を招くとは夢にも思わず夫々勝手な発言をしていた。

岡田外相が「嘉手納統合案」にこだわり、北沢俊美防衛相が「現行案容認」を示唆して閣内不統一の醜態をさらし、自民党政権なら内閣不一致で辞任モノであったが、首相のあいまいな姿勢が大臣更迭をあいまいにし、更に問題解決を困難にした。

全ての責任は鳩山首相にある。

この辺で自らの考えや腹案をはっきり示し、指導力を発揮する責任があるが・・・・

鳩山首相にはその能力も自覚も無い。

八方美人と優柔不断を足して2で割ると、八方ふさがりになることに鳩山首相は気が付いていない。

民間会社なら不渡り手形を切ったら倒産であるが、普天間移設で三枚も不渡り手形を振り出した鳩山首相は、

即刻辞任するのが日本の国益だ!と思う方

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最強の偽善者は伊波市長!「基地は財産」 県知事選へ立候補!

2009-12-07 07:28:19 | 普天間移設

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移設先決定 参院選後に 「普天間」政府方針/WGで米側に伝達(12/6沖縄タイムス)
 米軍普天間飛行場の移設問題で、政府は移設先の方針決定を来年7月の参院選後まで先送りする意向を固めていたことが5日、分かった。(略)

                    ◇

移設先の決定は参院選の後?

これは沖縄タイムスの希望的観測だとみるが、これが事実だとしたら一番喜ぶのは「普天間移設」を自分の政治の駆け引きの道具に使ってきた伊波宜野湾市長であろう。

昨日のエントリーで鳩山首相を究極の偽善者と断じたが、もう一人、鳩山首相や岡田外相を手玉に取る、最強の偽善者が沖縄にいた。

その人物は仲井真県知事でもなければ、移設先辺野古を行政管轄する島袋名護でもない。危険と隣り合わせの普天間地域を管轄する伊波宜野湾市長のことだ。

読者の涼太さんの言を借りると、鳩山政権の閣僚達は偽善者というより単なる無知に過ぎないと、次のようなコメントを頂いている。

>>これに対し岡田氏は、「普天間の危険性を除去するために努力する中で、地元の市長が(現行計画に)合わないことを言うのはいかがか」と不快感を示した。

なんか、下手な吉本喜劇よりも滑稽です。
岡田大臣は、普天間基地は絶対無くならない、の前提で国からゆすりたかりをやってきた、伊波市長の思惑がまだ理解出来ないのでしょうか。金のなる木を失いたくない、伊波市長の焦りが手にとるように解かります。もしそうなったら伊波市長は首でしょう。沖縄の左翼団体が県外、県外というのも、実は100%県外は無い、との確信のもとやっていると思います。アメリカが怒って県外でもいいよとなったら、鳩山政権も沖縄経済も破綻します。
せいぜい鳩山総理には県民の思いを大事に頑張って欲しいものです。
外交、内政、経済こんなに禍の種を撒く政権も珍しい。
今日のNHK「日曜討論」でも、長妻厚生労働大臣は、「セーフティーネットの拡大」と何度も発言していますが、自民党の鴨下議員の言葉に正解があるように思います。鴨下議員は「セーフティーネットも大事だが、税収が落ち込んでいるときに、税収増に繋がる戦略なくして、セーフティーネットの拡大いうのは、国民全員が貧困になることだ。」と言いました。
民主党は弱者救済といいますが、弱者切捨ての政策を実施しているのに気が付かない。偽善というより無知なんでしょう。

                     ◇

■県知事選を睨んだ偽善的発言「県外を!」

岡田外相の想定では、危険な普天間基地に隣接する普天間(宜野湾市)の市長が、その危険を除去することに全力を尽くすのは当然であり、普天間住民の危険を先延ばしするような県外移設を主張する伊波市長の言動無知な岡田外相にとっては想定外であり、当然不快なのであろう。

地域住民に選ばれた市長であれば、その地域の安全を考えるのが緊急かつ最重要課題のはずだが、偽善者の伊波宜野湾市長にとって、「県外」にこだわることが、結局問題の先送りになり、最終的には来年の名護市長選挙、そして県知事選挙後にまでもつれ込んだら、伊波市長にとっては思惑通りということになる。

それを暗示するように今朝の沖縄タイムスには来年の県知事選の候補者が写真入で掲載されているが、二選を狙う仲井真現知事に対する野党側候補の筆頭に伊波宜野湾市長の名が挙げられている。

タイムスの説明には「伊波氏は市長二期を努め、米軍普天間飛行場の返還など基地問題の解決に精力的に取り組んだ実績が評価された」とある。

そう、普天間基地移設は伊波市長にとって簡単に解決しては困る問題であり、それを「県外」という無理難題で解決をこじらせばこじらせるほど、伊波市長のマスコミ露出が多くなり、知事選には追い風になると言うのが伊波市長の本音なのである。

この際市民の安全を最優先して緊急避難的に辺野古に移設という選択肢は伊波市長の脳裏には一欠けらもない。

普天間住民の危険と引替えに基地を自分の選挙の道具にする・・・これこそ最強の偽善者たるる所以である。

つまり伊波市長にとって、普天間移設は容易に解決して欲しくない財産なのである。

無知な岡田外相に、「地元の市長が危険除去に反対の意見はおかしい」と指摘され、これに反論?する偽善者市長の言葉が傑作である。

「危険除去と移設は別」?

どういう意味?

外相に宜野湾市長反論「危険除去と移設は別」
 岡田外相は5日午前、那覇市内で、米軍普天間飛行場を抱える沖縄県宜野湾市の伊波洋一市長と会談した。

 岡田氏は、4日の日米外務・防衛当局の閣僚級作業部会で、米側が同飛行場を米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に移設する現行案の早期履行を強く求めたことを受け、「状況は厳しく、米国は辺野古以外の選択肢はないという。このまま行くと普天間の危険性がなくならないことを最も懸念している」と述べ、現行案での早期決着もやむを得ないとの考えをにじませた。現行案に反対している伊波氏は「危険性除去と移設は別の話だ」と反論した。(略)

(2009年12月5日  読売新聞)

                     ◇

最近になってやっと夢から現実に立ち返った岡田外相は、「このまま行くと普天間の危険性がなくならないことを最も懸念している」と述べ、現行案での早期決着もやむを得ないと述べて、最も普天間住民の安全を考えるべき伊波市長を説得したが、最強の偽善者・伊波市長の言葉は常人の理解の範疇をはるかに超える。

危険地域の市長なら住民の危険除去を真っ先に考えるのが責務ではないのか。

それを現行案に反対する理由が「危険性除去と移設は別のこと」だとはどういう意味なのだ。 

世界一危険とされる普天間基地に隣接する普天間住民から危険性を除去するのが基地移設の目的ではなかったのか。

沖縄タイムス 2008年8月12日(火) 朝刊 1面
民間地の鉄塔 撤去要請/防衛局
宜野湾市大謝名/米軍機の安全で
 【宜野湾】宜野湾市大謝名に設置された個人所有の高さ約四十メートルの電波塔に対し、沖縄防衛局が隣接する米軍普天間飛行場を離着陸する米軍機の事故防止を理由に、撤去を求めていたことが十一日、分かった。専門家によると、法律に違反しない建物に、米軍基地運用の妨げとなるとして国が撤去を求めるのは異例だという。(略)

                    ◇

普天間基地があるために一番得をしているのは伊波市長だといわれる理由は数多くの補助金の他に、テレビ等のマスコミ露出の数の多さだ。

次期県知事候補といわれる伊波市長は基地関連のニュースの度にマスコミに登場し、今や那覇市長を押さえて最もマスコミ露出の多い市長として全国的にも知られ始めてきた。

 

これまで伊波市長が知事選を狙って演じてきた数々のパフォーマンスを嫌われメアの逆襲!民間地の鉄塔 撤去要請から抜粋し補筆して以下に引用する。

誰もが認める伊波市長の財産は「普天間基地」であり、それには次の大前提が不可欠である。

「住宅密集地に隣接した普天間基地は危険である

これを基に伊波市長は数多くのパフォーマンスを演じてきた。

クリアゾーン(土地利用禁止区域)」を滑走路両端に設けているが、実際は、ゾーン内に小学校や住宅がある。市はこれが米軍自身の安全基準違反になると指摘し、同飛行場の運用停止を求める。」
伊波市長訪米、米基準違反を追及へ(2008.7.26)

米海軍省作成の「普天間飛行場マスタープラン」のクリアゾーンを宜野湾市の航空写真に重ねた図

これに関しては当日記は、危険を承知でこれに近づいて、これを危険だとして、ゆすりたかりをするのはヤクザの手口と批判した。

ゆすり、たかりはマフィアの生業

これに対し当時のケビン・メア在沖米総領事(現国防総省日本部長)が、「逆に滑走路の近くの基地外に、なぜ、宜野湾市が建設を許しているのか疑問」と反論した。⇒“無理解”メア氏 「近くに建設許す宜野湾市に疑問」
なるほど、基地外の建築許可は宜野湾市の管轄だからこれを許可した宜野湾市の責任こそ問われるべきで、米軍基地に責任を問うべきではない。

ところが、メアさん、言わんでよいことも、つい口に出してしまった。⇒ メア総領事 宜野湾市長訪米効果を疑問視

その結果がこれだった。

「メア氏は退島を」 普天間爆音訴訟原告団、要求決議を可決

そして、新聞にはこんなことも書かれ⇒メア発言 こんな米総領事、要らない

基地外にはこんなこともされた。⇒在沖米総領事館に火炎瓶:

「そんなに危険と思う基地の側に鉄塔を作る方が危険だろう」と言ったら、再度「メア、出て行け」コールが起きかねない。

そこで防衛省をクッションにして、今回の「民間地の鉄塔 撤去要請/防衛局 」ということになった。

メアさん、前にこんなことを言っていた。

「米政府は日本の基地外の建設に何も権限がない。日本政府と県と市がコントロールしているので、米側は何もできない。普天間の滑走路の南の進入灯の近くにタワーができているが、これも安全の面で米側からはよくない。でも米側からは何もできない

 

危険な滑走路を含む基地の側に鉄塔を作ることは危険地域をより危険にすると思うのだが、そんな理屈は伊波市長には通用しない。

危険を除去したかったら「飛行場で、飛行禁止」をすれば済む!

沖国大「飛行禁止」要求/普天間ヘリ墜落4年

確か、沖国大も危険を承知で近くに建設されたはずだが・・・。

 

 

◆関連エントリーです。 

ジュゴンの命か住民の安全か 伊波市長のハワイ訪問  

ゆすり、たかりはマフィアの生業

沖縄タイムスが報じた「不都合な真実」、「返還パニック」!

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鳩山首相は究極の偽善者!岡田外相は今頃現実に目覚めたか

2009-12-06 08:26:36 | 普天間移設

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「偽善」を辞書で引くと、「 うわべをいかにも善人らしく見せかけること」とある。

偽善者とは「うわべを善人らしく見せかける人」のことになる。

だとしたら鳩山首相こそ究極の偽善者ではないか。

普天間移設に関し、基地被害をなくす為と称して、

「沖縄県民の思いを重く受け止める」と、うわべだけのいかにも善人らしい発言をしながら、その本心は「自民党が決めた案を踏襲したくない」というパフォーマンスと、国家観の欠如したブレまくる発言の連発で結局は、普天移設の白紙化そして「基地の固定化」に驀進しているようにしか見てとれない。

岡田外相、普天間「移設白紙」に懸念 宜野湾市長と会談

2009年12月5日12時43分
    
 岡田克也外相は5日、沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場の移設問題をめぐり、同市の伊波洋一市長と那覇市で会談した。岡田氏は「このままいくと、普天間飛行場の危険がなくならないという最も懸念するような事態になりかねない」と語り、同県名護市辺野古へ2014年までに移設する現行計画が白紙に戻りかねないとの懸念を示した。

 移設問題をめぐって日米両国は4日、東京で閣僚級作業部会を開いた。岡田氏は、この場で米側が普天間飛行場を辺野古沿岸部へ移設する現行案の履行を強く求めたことを紹介。「昨日も米国と話したが、状況は厳しく、(米側にとっては)現時点で辺野古沿岸部以外の選択肢はない」と説明した。

 鳩山内閣は、連立政権を組む社民党や国民新党が辺野古への移設に抵抗していることから、政権の安定を重視して年内決着を断念。辺野古移設の現行案の履行は難しい状況だ。岡田氏は伊波氏との会談で、このまま日米間で平行線が続けば、海兵隊8千人のグアム移転を含めた米軍再編の日米合意が破綻(はたん)しかねないとの見方を示した。

 岡田氏は、住宅密集地にある普天間飛行場を早期に移設し、住民への危険を取り除くことが重要との立場を取ってきた。再交渉が必要となり、時間がかかる県外や国外への移設ではなく、現行計画か嘉手納基地への統合に絞って可能性を探っていた。

 一方で伊波氏は、現行案の見直しを岡田氏に要望。「危険性除去のために辺野古に(飛行場を)つくるといういまの議論は納得できない」と訴えた。これに対し岡田氏は、「普天間の危険性を除去するために努力する中で、地元の市長が(現行計画に)合わないことを言うのはいかがか」と不快感を示した。

                     

鳩山首相が偽善を続行している中、岡田外相は10月のゲーツ米国防長官の恫喝以来、現実に目が覚めたのか従来の偽善を止めて「県外案」を撤回している。

ゲーツの恫喝に県外を撤回したことを弱腰だと批判する向きもあるが、そもそも国防に関し対等でない立場の日本が米国に強気で楯突けるはずは無い。

アメリカの傘の下で守られながら「非核四原則」(核について議論もできない)を叫ぶ日本が米国と対等に付き合うということ自体がおかしいのだ。

岡田外相は再度沖縄を訪問し、沖縄の偽善者達の説得に懸命のようだが、これだけ「県外」を煽っておいて、今さら現実を説明しても手遅れであろう。

個人でも国家でも相手が約束を履行している間は、こちらも約束を守らねばならず、不都合な約束でも履行せざるを得ない。

ところが一旦相手が約束を反故にしたら、対抗手段としてこちらも不都合な約束を破る口実になる。

13年前、橋本首相とクリントン大統領の間で「普天間基地移設」が合意され移設先は辺野古と合意された。

その間、米国側は民主党→共和党→民主党と政権は変わったが国家間の合意は首尾一貫していたし、現政権のゲーツ国防長官などはブッシュ政権から引き継いでオバマ政権でも普天間移設の事実上の責任者になってる。

13年もかけて日米両国家で合意した「普天間移設ー辺野古」を鳩山政権に変わったというだけで反故にされたら、米国側は対抗手段として「普天間移設」の合意そのものも反故にしてくるだろう。これは偽善者達が最も反対する「基地の固定化」ではないのか。

では、米側の「普天間移設」の反故に対する鳩山政権の対抗手段は何か。

日本の「合意反故」に対して米国側も「合意反故」と、ここまで日米の信頼関係が失われてはもはや日米安保の反故しかないであろう。

国防に関し我が国が自主防衛で準備完了の暁には日米安保の発展的解消もありうるだろうが、国防意識のまるで無い鳩山首相のパーフォーマンスだけで、日米間の信頼にヒビが入り、遂には日米安保の破棄にまで至るとしたら、これは我が国の将来に大きな禍根を残すことになる。

では、鳩山首相を迷走させた「沖縄の思い」とは何か。

沖縄の偽善者であるマスコミが作り上げた「民意」である。

巷に流布する沖縄の民意が沖縄のマスコミに歪められているこtとは良識ある沖縄県民の知るところであるが、「本土左翼活動家」を自称する人物のブログがその手口を暴いている。⇒歪められた沖縄県民世論調査

因みに今朝の沖縄タイムスのオピニオン面に「辺野古を守るオバァの覚悟」と題する75歳の女性の投稿があるが、毎朝四時に起きて辺野古のテントに通う辺野古のオバァと称しているがご本人の住所は沖縄市になっているし、辺野古にテントで毎朝行われるミーティングもほとんどはヤマトンチュと正直に告白しておられる。

沖縄の民意とか辺野古の民意とはこの程度のいい加減なものを沖縄タイムスなどが誇張しているに過ぎない。

沖縄の偽善者の代表ともいえる沖縄タイムスが昨日の社説で、偽善者の面目丸出しの意見を述べている。

偽善者の主張を「重く受け止めた」鳩山首相の迷走が普天基地の固定化に繋がることは一顧もされていない。

普天間住民の「小指の痛み」は忘れたのであろうか。

沖縄タイムス社説⇒[「普天間」越年] 目に見える負担軽減を
私たちは、政府が辺野古以外の移設先を検討するのは当然だと考えている。選挙期間中、「最低でも県外」だと有権者に公約したのは鳩山首相自身であり、3党の連立合意も、米軍再編や在日米軍基地の「見直し」を明記しているからだ。それだけではない。

 私たちは、普天間問題の迷走をもって、日米関係が危機に陥った、とは理解しない。現在の迷走は、基地押しつけの長いいびつな歴史に終止符を打つための、産みの苦しみだと思いたい。》

 

                       ◇

普天間移設の他にも日米間の信頼にヒビを入れている問題に沖縄返還に関わる「日米の密約」がある。

岡田外相はムキになって解明すると言っているが、外交に密約、密書は付き物であり、それを今さら正義面で暴いたところで何の国益ににも繋がらない。 いや、むしろ国益を損なう恐れさえある。

そもそも国民は密約の存在は先刻承知している問題だ。

当時の担当官僚を引っぱりだして密約の存在を証言させるようだが、国家間の秘密は個人の場合の弁護士や医者とおなじで職業上知りえた秘密を退職後も職業の倫理上口外すべきではないはずだ。

何よりも、誰でも知っている密約を公然と暴いて「非核三原則」との整合性はどう説明するのか。 

今度は核持込で時代を遡ってアメリカを追及するつもりなのか。

密約を暴くのは正義だとする鳩山内閣だが、首相自身が米側に「密書」を送っていたとしたら、これこそ大笑い、いや究極の偽善ではないのか。

鳩山首相、米側に日米合意を重視するともとれる極秘書簡を送っていたことが明らかに(12/3FNN)
 11月から始まった普天間移設問題を話し合う日米作業部会を通じて、鳩山首相がアメリカ側に、日米合意を重視するともとれる極秘書簡を送っていたことが明らかになった。
 11月13日の日米首脳会談の翌日、鳩山首相が外遊先で、記者団に対して、今後の協議について、「日米合意を前提にしたものではない」と発言し、両首脳の認識のずれが表面化したと報じられたことについて、鳩山首相は、ルース駐日大使にあてた書簡で「心配されているかもしれないが、そうした報道などに惑わされないでください」と伝えていた。
 県内移設の「日米合意重視」ととれる内容だけに、今後波紋も呼ぶものとみられる。

                     ◇


アメリカ側には「日米合意を重視する」と極秘文書で伝えておきながら、一方ではグアムに言及したり、或いはそれを否定したり、辺野古は生きていると言ったりで、この偽善者を信じる人はいないだろう。

挙句の果てにルース米大使には「報道は信じるな」ときた。

確か大統領には「Trust me」と擦り寄っていたが、これこそ偽善者の真骨頂であろう。

                       ◇

講演会は今日の午後です。

『教育再生の動きを止めるな!!』

        教育講演会

講師 参議院議員 山谷えり子先生(元首相補佐官)

入場料 1000円


「日本の素晴らしい歴史と生命を守りたい。教育再生、拉致問題の解決、家族の絆、地域社会の再生にひたすら働いてまいります。」
この事を願い国会議員としてご活躍中の山谷えり子先生による教育講演会を開催します。

民主党政権下における教育行政の現状と課題についても、生の声を拝聴したいと思います。ふるってご参加下さい。


●とき:2009年 12月6日(日) 13:30開場  14:00開演

●ところ:カルチャーリゾート・フェストーネ(旧沖縄ハイツ)

●入場料:1000円


【講師のご紹介】 山谷えり子先生 
昭和25年     東京都生まれ、福井県育ち。
昭和48年     聖心女子大学文学部卒業
 サンケイリビング新聞編集長、テレビキャスター、エッセイスト
平成12年  6月  衆議院議員初当選
主な著書 『嫁姑合戦』(TVドラマ化)、「走りつづけて・父・山谷親平五千六百一回目の朝」、
       「はりきりママのかしこい子育て」など。
 
事務局 TEL098-889-1305、2023   FAX098-889-6496

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小指の痛みは普天間の痛み 角を矯めて牛を殺す気か!

2009-12-05 06:38:59 | 普天間移設

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普天間 移設手続きを凍結へ
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014218921000.html
NHKニュース 12月05日
04時58分

沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題で、防衛省は、年内の決着が難しくなったことを受けて、名護市のキャンプシュワブ沿岸に移設する今の計画を実施するために必要な手続きを、いったん凍結する方針を固めました。仮に今の計画を進めるとしても、日米が合意した平成26年の期限までに移設を完了するのは厳しいという見方が政府内には出ています。(略)

日米両政府は、5年後の平成26年までに移設を完了することで合意していますが、手続きの凍結によって、仮に今の計画を進めるとしても、期限までに移設を完了するのは厳しいという見方が政府内には出ています。・・もっと詳しく・・

 

                     ◇

米、普天間継続使用も…老朽化で予算措置の考え写真あり 

 日米両政府は4日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡る閣僚級作業部会の第2回会合を外務省で行った。

 日本側は連立与党の社民党が米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に移設する現行案に強く反対している政治状況を理由に、結論を来年に持ち越すことに理解を求めた。米側は「現行案が唯一実現可能な案だ」と、早期決着を迫った。

 これに関連し、作業部会の米側メンバーは民主党関係者に非公式に接触し、鳩山政権が現行案以外の移設先を模索する場合は、普天間飛行場施設の老朽化に対応するため、予算措置を行いたいとの考えを伝えた。問題解決が長期化した場合、普天間飛行場の「固定化」につながりかねず、米側のいらだちを反映した動きとも受け止められている。

 作業部会には、岡田外相と北沢防衛相、ルース駐日大使、ライス在日米軍司令官、シファー国防次官補代理、メア国務省日本部長らが出席した。

 外相は普天間問題を巡る社民党の主張など国内の政治状況を説明、「米側の協力を得て解決したい。沖縄の負担をできるだけ軽減していくことも必要だ」と述べた。事務レベルで米側に打診している訓練移転の前倒しなどに応じるよう求めたとみられる。防衛相も「年内に確定的な結論を下すのは容易でない」と伝え、新しい移設先の検討についても「首相は従来からあらゆる選択肢を検討すべきだと指示している」と理解を求めた。

 米側は「このままだと状況はさらに困難になる」と懸念を表明。在日米軍再編計画は在沖縄海兵隊のグアム移転なども一体だと強調し、「米議会の関心も極めて高く、普天間移設が進まなければ議会との関係でもグアム移転を含む計画全体に悪影響を及ぼしかねない」と警告した。

 作業部会終了後、外相と防衛相は首相に協議内容を報告。首相は同日夜、首相官邸で記者団に「米側は日米同盟を当然大事にしてくれると期待している」としながらも、「日程的なものをずらすことに対し、強い懸念が表明された」と説明した。

 作業部会に先立ち、ルース大使は4日、都内で講演し、在日米軍再編計画について「おそらく、いろいろな調整があるだろう」と述べた。現行案通りに決着する場合には、日本側が求める負担軽減策に応じる用意があることを示唆したと受け止められている。

(2009年12月5日03時58分  読売新聞)

                                       ◇   

■角を矯めて牛を殺す鳩山首相

10数年の歳月をかけて日米で合意に達した普天間基地の辺野古移設案は、対案も無いままに年を越そうとしている。

この問題に関する米側の事実上の最高責任者と目されるゲーツ国防長官は、10月に来日した時、設先を沖縄県名護市のキャンプ・シュワブ沿岸部とした現行計画を「唯一実現可能なもの」と明言し、もしそれが不可能なら普天間基地の固定化に繋がると日本側を恫喝していた。

その後も米側は首尾一貫してゲーツ発言の通り日本側に接しており、態度がブレまくっているの日本側だけである。

これは前政権 の決めた案を安易に受け入れないという鳩山首相の優柔不断なパーフォーマンス発言の責任である。

今頃になって「新しい移設先を探せ」と関係大臣に指示したとのことだが、裕福な家庭に育った首相は、アパート探しくらいの安易な気持ちで新しい移設先を探せというのだろうか。 いや、アパート暮らしの経験の無い総理なら、こんないい加減な態度ではアパートさえ探せない現実を知らないのだろう。

県外移設となると相手先のあることであり、結局決まるまでの間は普天間住民に危険を強いたまま放置するということになる。 

つまり当初に辺野古案で決着しても移設完了までは5年を要するというのに、対案もないままこれを先送りするということは、少なくとも5年以上は普天間住民に基地を押し付け続けるということになる。

いや問題がこじれたら更に10年かかるかも知れない。

角を矯めて牛を殺すの例え通り、結局鳩山首相は「県外」にこだわる余り、普天間住民の痛みを先延ばしすることになった。

■小指の痛み

既に気が付いている人も多いと思うが、鳩山首相の発言には「~の思い」という情緒的言葉を多用するが癖がある。 

使用例としては「沖縄県民の【思い】は重く受け止めている」とか。

この場合の「思い」は民意と翻訳されるのだろうが、しばしばこの言葉の後に続く「重い」という言葉と発音が同じだということと、派生語の「思い込み」や「思い入れ」という言葉との連想で、無意識に意味深い印象を聞く人に与える。

だが、これは単なる癖であり、「思い」には特に重い意味があるわけではないことは、次々とブレまくる発言を聞けば良く分かる。

筆者がまだ20代の頃、こんな歌が流行った。

♪ あなたが噛んだ 小指が痛い
  きのうの夜の 小指が痛い ♪

伊東ゆかりが歌う「小指の思い出」の冒頭だが、小指に「思い」があるかどうかはともかく、この場合の小指の痛みは、ある意味甘美な痛みであることは無粋な筆者でも理解できる。

だが、たとえ小さな小指の痛みであっても心臓の痛みに匹敵する痛みがあることも同時に理解できる。

鳩山首相に負けず劣らず情緒的文言を多用して、読者をミスリードしてきた沖縄紙であるが、昨日の沖縄タイムスは「小指の痛み」という極めて印象的文言で読者を印象操作しようと試みている。

小指の痛みを普天間移設に関する「沖縄の痛み」に例えた下記のコラムは一応の成功を収めたといえるのだが・・・。

2009年12月03日 沖縄タイムスコラム 

[大弦小弦]

 「小指の痛みは全身の痛み」。参議院議員だった故喜屋武真栄さんが国会で政府を追及する時に使った有名なセリフである▼「小指」は沖縄を、「全身」とは沖縄以外の本土を指す。過重な米軍基地を沖縄に背負わせながら、基地から派生する事件事故など、沖縄の「痛み」に鈍感な本土に向けた告発的な響きもあった ▼「関西で、沖縄の負担軽減につながる政策が出せるなら、政治家としてやりたい」との橋下徹大阪府知事の発言を聞き、喜屋武さんのセリフを思い出した。「小指」の痛みを分かち合おうと本土側の知事が明言したのは初めてのことだ▼ただ、実現性が乏しいと見てなのか、大手メディアの「橋下発言」の扱いは冷ややかだ。とはいえ、ほかに受け入れ先がないからと、沖縄に基地を押し込めてきたこれまでの政府の言い訳は通用しなくなるだろう▼米軍普天間飛行場の移設問題で、鳩山政権は県外移設を模索するも、外務、防衛の両大臣は早々に白旗を揚げ、県内決着に傾斜している感が強い。一方の鳩山由紀夫首相も沖縄の負担軽減を強調するも腰が定まらない▼米国との同盟関係だけを優先し、「小指」だけにさらに痛みを強いれば、日米安保という「全身」にもいずれ、歪(ゆが)みが来るはずだ。鳩山首相は、痛みを共有しようという声に耳を傾ける時である。(稲嶺幸弘)

                                              ◇

同じ日の沖縄タイムスは、沖縄の痛みを「小指の痛み」に例えたことをコロッと忘れたのか、県外移設が普天間住民に更なる痛みを強いることを伏せて、移設先の対案も無い「県外案」が越年すると嬉しそうに報道している。

沖縄と一言で言っても基地公害の無い地域もあれば、普天間のように世界一危険な基地に隣接する地域もある。 

沖縄を全身に例えれば、さだめし普天間住民の痛みは小指の痛みに相当するのではないのか。

沖縄タイムス 2009年12月04日 政治 

普天間 結論は越年/首相、新案検討も指示 社民との連立を優先 政府は3日、米軍普天間飛行場移設問題の年内決着を断念する方針を固めた。鳩山由紀夫首相がキャンプ・シュワブ沿岸部へ移設する日米合意に反対する社民党との連立政権維持を優先。岡田克也外相と北沢俊美防衛相に対し「丁寧に時間をかけて米国と交渉するように」と指示した。同沿岸部以外の新たな移設先がないか、検討の加速も求めた。(略)

                      ◇

鳩山首相が公約してきた「少なくとも県外」や「辺野古以外の沖縄県内」を実行するとなれば、米国側との再協議が必要となり、決着に時間がかかることは明らかである。

だとしたら今回の越年の決断は結局、当てもないままの問題先送りに過ぎず、その間は「普天間基地」そのままにそえおくことになる。

このような先送りは問題解決をますます難しくする。

越年ということは、来年1月24日に実施される名護市長選の結果を見るつもりだろうが、県外移設主張の候補が勝利すれば、移設問題は13年前に逆戻りし白紙になる可能性が高い。

問題は、鳩山首相の指導力の欠如である。

首相は、沖縄県民の「思い」を連発し、「最後は私が決める」と強調するが、具体的な方向を示すのを避け続けてきた。

普天間移設問題の現在の混迷の責任は鳩山首相にある。

 

ここで再度「小指の痛み」に話題は戻る。

世界一危険とされる「普天間基地」とフェンス1枚隔てる普天間第二小学校は、米軍機の騒音に悩まされ、毎年春には、米軍機の校内墜落を想定した全校児童の避難訓練を強いられている。

住宅密集地にある同基地の移設は、こうした異常な事態を解消し、周辺住民の安全を確保するために日米合意に至ったはずだ。

ところが一旦移設先が辺野古と決まるや、左翼プロ市民による反対運動がおき、それをマスコミが後押しし県外移設の「民意」を作り上げた。

沖縄タイムスのコラムがいう「小指の痛み」を、「小指」は普天間住民に、「全身」は沖縄全体の指すと言い換えれば、世界一危険といわれる普天間基地を普天間住民にに背負わせながら、普天間住民の「痛み」に鈍感な「県外移設派」の辺野古反対運動に対する告発も忘れるべきではない。

普天間住民の「小指の痛み」は完全に忘れ去られ、その一方で「ジュゴンの痛み」のみがマスコミでで強調される。

 

鳩山首相のリーダーシップの放棄は、普天間飛行場の固定化、すなわち普天間住民の「小指の痛み」を増幅させることに他ならない。

結局沖縄タイムスは、県外移設を訴えているが、それが結果的に13年前の時点に逆戻りし、新たな移設先を今から模索することになる。

まさに暗中模索の様相だ。 

そのため被害を被る普天間住民のことは一顧だにしない。

県外移設が「小指の痛み」を普天間住民に強いる結果になることに沖縄タイムスが目を閉ざすことはダブルスタンダードではないのか。

その一方で誰も見たことのない辺野古沖の数匹のジュゴンの痛みは、多くの普天間住民の痛みに勝るというのだから呆れ果てる。

ジュゴンを喰ってしまえば問題は解決すると言った人がいたが、イルカを喰うくらいだからジュゴンだって喰う人がいても可笑しくはあるまいに。

                     ◇

『教育再生の動きを止めるな!!』

        教育講演会

講師 参議院議員 山谷えり子先生(元首相補佐官)

入場料 1000円


「日本の素晴らしい歴史と生命を守りたい。教育再生、拉致問題の解決、家族の絆、地域社会の再生にひたすら働いてまいります。」
この事を願い国会議員としてご活躍中の山谷えり子先生による教育講演会を開催します。

民主党政権下における教育行政の現状と課題についても、生の声を拝聴したいと思います。ふるってご参加下さい。


●とき:2009年 12月6日(日) 13:30開場  14:00開演

●ところ:カルチャーリゾート・フェストーネ(旧沖縄ハイツ)

●入場料:1000円


【講師のご紹介】 山谷えり子先生 
昭和25年     東京都生まれ、福井県育ち。
昭和48年     聖心女子大学文学部卒業
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平成12年  6月  衆議院議員初当選
主な著書 『嫁姑合戦』(TVドラマ化)、「走りつづけて・父・山谷親平五千六百一回目の朝」、
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事務局 TEL098-889-1305、2023   FAX098-889-6496

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NHKに翻弄された証言者の晩年!

2009-12-04 07:00:23 | ★集団自決

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昨日のエントリーで、集団自決の重要証言者の一人金城重栄氏が亡くなったことを書いた。

今年の4月29日(昭和天皇の誕生日)に、渡嘉敷島の集団自決に立ち会った最重要証人・比嘉喜順(旧姓安里)さんが亡くなっている。

「集団自決」の生き残りは老人と子供が多かったため、既に物故した人が多かったり、当時幼かったため後の証言が他人の影響を受け信憑性にかける点が指摘され、それが真相解明の大きな妨げになっている。

更に問題を複雑にしているのは、「集団自決」の関係者が血縁・地縁で何らかの繋がりがありそれが証言者の口を重くしているという点である。

それに年金支給の問題が絡むと、今でも黙して語らないお年寄りが多数いると聞く。

その点、当時渡嘉敷島の巡査であった比嘉さんは信憑性のある証言者としての条件を全て具備していた。

安里(比嘉)巡査は本島から赴任したばかりで渡嘉敷島の血縁社会には無縁の「よそ者」であり、、島の血縁・地縁社会とはつながりの無い新任の警察官だった。 従って安里巡査に地域共同体の呪縛はない。

安里巡査は、親族に「集団自決」のいない証言者であり、赴任当時29歳という年齢的にも、村の指導的立場の警察官という立場からいっても、生存者の中で最も信頼のできる証言者のはずだった。

これだけの証言者としての条件を具備していながら、しかも戦後一貫して沖縄に在住しているのにもかかわらず、地元マスコミで比嘉(安里)さんに取材したものは1人もいないというのも不可解である。

その理由は?

比嘉さんが渡嘉敷島で起きた集団自決の「不都合な真実」を知っていたからである。

重要証言者の死

 

一方の金城重栄さんは、弟重明氏と違って「軍命」を明言していないにもかかわらず、重明氏の兄であるというだけでNHKに何度も引っぱり出されて、晩年を静かに過ごすことを妨げられ、追われるように島を出て那覇の施設で寂しい晩年を過ごした。

比嘉喜順さんが何度も沖縄マスコミに取材するように連絡しても、一度も取材されることなく一生を終えたこととは全く対照的である。

なお「不都合な事実」の証言者としてマスコミに嫌われた比嘉さんの手記は「沖縄県警察史」に安里巡査として記録されている。

緊急!生き残り警察官の証言  パンドラの箱は開

 

金城重栄氏をNHKが無理やり引っ張り出した印象の番組に関する過去記事NHK特番の感想 【重要付記】あり!を、補筆して以下に引用する。

6月22日放映のNHK、「“集団自決”戦後64年の告白~沖縄 渡嘉敷島から」を途中からしか観てなかったので、コメントを避けていたが、知人の録画を見せてもらった。

予想通りとはいえ、過去に何度も登場した金城重栄、重明兄弟の手垢のついた「証言」を繰りかえしただけの陳腐かつ安易なな番組構成にコメンの必要もないと思ったのだが・・・。

保存記録として感想を記しておく。

全編を通じて、昨年年8月29日放映の≪九州沖縄スペシャル“集団自決”~沖縄渡嘉敷島 兄弟の告白~≫の焼き直し番組で、唯一の変化は、兄の重栄氏が認知症になりかけて、現在は一人渡嘉敷を離れて那覇で入院生活を送っていること。

証言の主役は兄・重栄氏であったが、認知症で記憶を失いかけた重栄氏に、NHK担当者が無理やり用意した証言を言わそうとしているという印象であった。

同じ年の2月1日19時30分に放映されたNHK「渡嘉敷島の集団自決」も、金城重栄、重明兄弟が証言者として登場している。

実はNHKが渡嘉敷島の集団自決特集の為取材を始めた頃、渡嘉敷出身の知人から次のような連絡が入っていた。

<NHK取材班は渡嘉敷島在住でで軍命があったと証言するのは、金城重栄氏と吉川嘉勝氏と数人の取り巻きしかいないが、また金城兄弟ではないだろうね>と。

予想は的中し、重栄氏が口にしていない文言も、ナレーションで勝手に「補作」していたし、戦陣訓の文章を画面にアップで映して「生きて虜囚の云々」の部分に光を当てて、アナウンサーが朗読し「これが重栄さんにとっての軍命だった」とナレーションを入れていたが、吉川嘉勝氏は何故か登場しなかった。

何のことはない。 これでは認知症の老人をNHKスタッフが取り囲んで予定した証言を言わそうとしているのが画面からミエミエではないか。 

それも上手くいかないので、戦陣訓の文言を画面に映し、「これが彼にとっての軍命だった」とは、NHKもとんだ猿芝居演出したものだ。

 

参考までに昨年6月放映ののNHK番組を見た感想引用するとこうなっている。

<同番組を見た感想ですが、特に目新しい証言はなかったが、

次の2点は、既知の事実とはいえ、天下のNHKが放映したということで重要な意味を持つ。

①父親殺害の告白

これまで金城重明氏は「親兄弟」という表現で母親と弟、妹を殺害したことは繰り返し告白してきたが、父親のことは逃避行中はぐれてしまい、どこかで不明死したと述べていた。

それが雑誌『WILL』増刊号でジャーナリストの鴨野守氏が、父親も殺害した事実をレポートしたため、隠せないと思ったのか今回の番組では父親殺しもカミングアウトした。

数ある集団自決の証言では、一家の主が年寄りや女子供を殺害したという例はあるが、壮年の父親をその子供が殺害したという例は未だないし、少なくとも筆者は知らない。

金城兄弟が、「親兄弟を手にかけた」といいながら、長いこと「父親殺し」を隠していた理由は一体なんだったのか。

勿論、番組ではこれには触れていない。

更に兄弟は、自分の親弟妹だけではなく、他の村人も数多く殺害している。

②金城重明氏は島で毎年行われる戦没者慰霊祭には一度も参加したことはなく、
島に住む兄の重栄氏は慰霊祭の日を避けて一人でそっと参拝していた

これも知る人ぞ知る事実ではあったが、今回NHKが本人たちに取材した結果、確実な情報となった。

この事実から、二人が渡嘉敷島では村八分状態であることがわかる。

遺族としては、敵である米軍の攻撃で死んだのなら諦めもつくが、同じ村の兄弟に自分の肉親が殺害され、しかも加害者が揃って生きている事実には耐えられないのであろう。

村人の突き刺さるような怨嗟の視線を背に受けると、金城兄弟としては、何が何でも「軍の命令だった」と言い続けなければ、戦後生きてはおれなかったのだろう。

すくなくとも、6人家族のうち、兄弟二人で、残りの四人を皆殺しにしたのなら、計算上は四人分の「援護金」が遺族である兄弟二人に支給されていることになる。(未確認)

自分の手で殺害した父母弟妹の「遺族援護金」を金城兄弟が受けているとしたら・・・・・・・・、

どんなことがあっても、軍に責任転嫁しなければ生きてはいけなかったのだ。

 
                    ◇
 
金城兄弟の「軍命あり論」は裁判でも否定されているので、ここでは詳しく述べないが、その破綻した「軍命あり論」を繰り返し放映しなければならないほど、軍命あり論派は追い詰められてきたのかと感じるような中身の無い番組だった・・・これが番組を見ての偽らざる感想である。
 
【付記】
 
渡嘉敷出身の知人から「NHK特番」を観た感想をいただきましたので、紹介します。
 
数少ない「軍命あり派」のなかでも出たがり屋といわれる元教師の吉川嘉勝氏が画面に出なかったのが不思議なようです。
 
やはり、早い時期に現地聞き取り調査をした星雅彦氏の告発が影響したのであろうか。
 
太字強調は引用者。
 
兄弟の周りにいる殺された人たちの親族、あるいは殺されかけた人たちが、あえて口からださなかったこと「惻隠の情」を加害者の側が無視して、呪縛から逃避し自己を正当化するためマスコミに登場(利用)したことは、地域においては受け入れられないと思います。
那覇で暮らす弟の方は創り上げた環境の中で生活できるからまだ良い方で、
島で暮らす兄の方は自己主張すればするほど、地域の人たちから離れていくことになると思います。

NHKはかなり前から2週間に1度程度は来島していたようですが、何をしていたのでしょうか?
あれだけ力を入れてあの程度の内容では、逆に驚きです。証言で登場した方達もでたがりで理由ありの人だけで、「あの人だったら言うだろう」と思います。
それにしても、吉川弟が画面に出なかったこと、あれだけの取材で彼らに都合の良い新しい証言が一つとして無かったことは、やはり命令なんて聞いた人はいなかったことの究極の
証明だと思います。


 

 

沖縄戦「集団自決」の謎と真実
秦 郁彦
PHP研究所

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重用証人の死と教科書問題の終焉

2009-12-03 10:45:59 | ★集団自決

 

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今朝の沖縄タイムスから「教科書検定意見撤回」の記事が完全に消えた。

そしてその三日前の11月30日、「集団自決」の重要証人が亡くなった。

その11月30日、「9.29県民大会決議を実現する会」の代表が、川端文科大臣に面談し、「撤回要請」に引導を渡されたことを書いたが、面談には代表の玉寄永哲氏(ちょん髷ジーさん)、大田守守県PTA連合会長らの他に、高嶋伸欣琉球大名誉教授や石山久男歴史教育者協議会前委員長らのおなじみの面々も参加した。

それに加えて沖縄選出・出身の衆院議員の玉城デニー氏(民主)、瑞慶覧長敏氏(同)、照屋寛徳氏(社民)、赤嶺政賢氏(共産)、参院議員の喜納昌吉氏(民主)、山内徳信氏(社民)ら政権与党側の政治家も同席して圧力を加えたつもりだったが、結論は川端大臣の「検定意見に政治介入はない」という一言で、取り付く島も無い状況であった。

■根拠を失った「検定意見撤回要請」

集団自決問題の核心が「軍命(強制)の有無」であることは、肯定派も否定派もともに共に認めること。 

では、左翼勢力にとって「軍命(強制)がった」ということが、何ゆえそんなに重要なのか。

「軍命(強制)あった」と証明されれば、それが教科書に記述されることになり、結局「残虐非道な日本軍」という印象が定着し、反日の大きなうねりが国民的に定着することになる。

「軍命(強制)の有無」は、ことほど左様に、左翼陣営陣営にとって最大の重要事項なのである。

だとしたら、現在原告側が上告中の「集団自決訴訟」の最高裁判決がどうであれ、「集団自決問題」の最大の争点は既に大阪高裁で決着しているわけだから、今さら「撤回要請団」が上京して関連大臣撤回を要請すること自体が論理的に何の根拠もないことである。 従って大臣がわざわざ彼らに面会に応ずる必要もないことだった。

仮に最高裁の判断が被告側全面勝訴であったとしても、大江・岩波の出版物を継続出版してよいということだけであり、「軍命(強制)の有無」に関しては、昨年10月31日の大阪高裁で「軍命は証明出来ない」として、事実上「軍命は無かった」として決着している。

その一方、裁判と平行して論議されていた「教科書検定意見」も、2008年12月26日の文科省発表で「軍命(強制)は削除」と決定している。

「集団自決問題」の核心である「教科書に軍命(強制)」を記述するという左翼勢力の野望は、2008年の年末で全てあえなく粉砕していたというのが動かしようの無い事実である。

ところが、それでは納まらないのが沖縄タイムスを中心にした左翼勢力。

「11万人集会」の幻を引きずって、「沖縄の民意」は「軍命(強制)あり」だとして、断続的にキャンペーンを継続してきた。

その最後の決着が先日、11月30日の沖縄側の「検定撤回要請団」と川端文科大臣の面談である。

これまでも沖縄の「要請団」が関係大臣に面談して何度も撤回要請をしているが、今回の川端大臣がこれまでの自民党内閣の関係大臣と違う点は、誤解されるような文言を一切排し、きっぱりと撤回要求を拒否していることだ。

政治家である関係大臣が「県民の意思を重く受け止める」とか、首相「県民の気持ち分かる」という発言は、

政治家としての「枕言葉」であり、それ自体にはあまり深い意味はない。

国民を一票を持つ選挙民と見る大臣にとって「県民の意思をを軽く受け流す」とも「県民感情を無視して」ともいえないだけの話だ。

だが、この情緒的文言がしばしば誤解となって新聞の見出しとなって読者を惑わすことになる。

いや、沖縄タイムスなどは、むしろ誤解した振りをして、確信犯的に都合のよい解釈の記事で読者をミスリードしてきた。

自民党時代の渡海文科大臣や町村官房長官が発していた「県民感情配慮」を臭わす情緒的発言がいかに県民を惑わしてきたことか。

ざっと拾っただけでもこの有様だ。

「文科省でしっかり検討」 参院代表質問に福田首相  (10/4 17:04)

声反映に「知恵絞る」 作業進めると文科相 カメラ  (10/3 16:02)

訂正応じる、答弁書明記 教科書検定で政府閣議決定  (10/2 16:03)

審議会で再検討も 渡海文科相、訂正申請「丁重に対応」 カメラ  (10/2 16:00)

 

自民党時代の関係閣僚でさえ、このような曖昧発言だったのだから、民主党政権なら、大臣の裁量で検定意見の撤回も夢ではないと、「検定意見撤回要請団」は考えたのだろう。

だが、川端大臣は政治家の枕言葉抜きで、冷徹にも「教科書検定への政治介入」を否定した。

「検定意見撤回」に引導を渡したという意味で2009年11月30日は、「集団自決」論争にとって歴史的な日だともいえる。

長年、この問題で「軍命(強制)はなかった」という立場でブログを書き続けてきた当日記としては上手い酒でも飲んでお祝いでもしてみたい気分である。

■重要証人の寂しい死

11月30日、玉寄氏ら「検定意見撤回要請団」が、川端文科大臣に「撤回拒否」に引導を渡された日は歴史的日だと書いたが、その同じ日に沖縄は那覇の老人施設で、集団自決の重要証人の一人金城重栄しがその84歳の生涯をひっそりと閉じた。

金城重栄氏といえば、集団自決「軍命あり派」のシンボルとも言える金城重明氏の実兄であり、重明氏と二人で自分の両親と家族を殺害したことで知られている。

弟の重明氏がいち早く島を出て、「軍命あり派」の証言者として、自著やマスコミ、講演会などで大活躍し、「軍命あり派」の象徴的存在になったのに対し、兄である重栄氏は戦後も座間味に在住し、証言等でマスコミに登場することも無かった。 

ところがこの数年NHKを中心にしたマスコミが重栄氏に「軍命あり派」の証言者としてのターゲットを定め、特にNHKなどは数回にわたり重栄氏出演の特別番組を放映した。 

番組で重栄氏は親兄弟を自らの手で殺害した事実は証言した(させられた)が、「軍命でやった」とは明言していない。

ところがNHKは卑劣にも「戦陣訓」の頁を画面に大写しにして、ナレーションで「戦陣訓は重栄氏にとって軍命であった」と、勝手に「軍命」をねつ造して放映した。 

最後の番組では重栄氏が認知症にかかり、長年住んだ島を出て那覇の老人施設に入居する寂しそうな姿も放映された。

施設を訪問した弟重明氏との対面が放映されたが、驚くべきことに、この兄弟が対面したのは同じ沖縄に住みながら何十年ぶりだという。

弟重明氏は、若い頃島を出て以来、ほとん島に帰ることもなく、年に一度の島で行われる戦没者慰霊祭にも参加していないと聞く。

一方の、兄重栄氏は戦後も島に住んではいたが、慰霊祭には参加することもなく、誰もいない時一人で人目を避けて慰霊しているとNHKは報じていた。

弟重明氏のある意味派手な証言活動に比べ、重栄氏は何も語ることなくひっそり島に住んでいたのだが、マスコミによってその静かな生活が破られることになる。

重栄氏が、重明氏の実兄であることをNHKなどのマスコミにかぎつけられ、心ならずも「軍命あり派」の証言者として、マスコミに引っぱり出されたのではないのか。 少なくとも筆者にはそう見えた。

渡嘉敷在住の知人からの情報にも、これ以上マスコミのおもちゃになると、島には住み難くなるのでは、といった声を聞いたが果たせるかな重栄氏の晩年はNHKにもみくちゃにされ、結局那覇の施設で寂しく晩年を迎えることになったようだ。

重栄氏の死亡広告を見ると、親戚の」連名の他に弟重明氏の名も記載されていたが、通常この手の広告に付き物の「渡嘉敷郷友会」といった島の団体の記名がなかった。 やはり重栄氏はマスコミに翻弄され、村八分状況のまま晩年を迎えたのであろうか。

だとしたらNHKも随分罪な事をしたことになる。

それにしても、川端大臣が「検定意見」を明確に拒否したことは、教科書問題が終焉した日として祝杯を上げたい気分の反面、同じ日に「軍命あり派」の重要証人が亡くなったことを知り、複雑で感慨深いものがある。

金城重栄さんのご冥福をお祈りします。

合掌。

                     ◇

『教育再生の動きを止めるな!!』

        教育講演会

講師 参議院議員 山谷えり子先生(元首相補佐官)

入場料 1000円


「日本の素晴らしい歴史と生命を守りたい。教育再生、拉致問題の解決、家族の絆、地域社会の再生にひたすら働いてまいります。」
この事を願い国会議員としてご活躍中の山谷えり子先生による教育講演会を開催します。
国政の現場で首相補佐官として教育基本法改正の為に働かれ、今も日教組問題究明議連事務局長や、日本のうたとおはなし伝承普及議員連盟幹事長等も務めておられます。
民主党政権下における教育行政の現状と課題についても、生の声を拝聴したいと思います。ふるってご参加下さい。


●とき:2009年 12月6日(日) 13:30開場  14:00開演

●ところ:カルチャーリゾート・フェストーネ(旧沖縄ハイツ)

●入場料:1000円


【講師のご紹介】 山谷えり子先生 
昭和25年     東京都生まれ、福井県育ち。
昭和48年     聖心女子大学文学部卒業
 サンケイリビング新聞編集長、テレビキャスター、エッセイスト
平成12年  6月  衆議院議員初当選
平成16年  7月  参議院議員(全国比例区)初当選
平成17年 11月  内閣府大臣政務官<小泉内閣>
平成18年  9月   内閣総理大臣補佐官(教育再生担当)<安部内閣、福田内閣>
平成20年 10月  自民党女性局長
11月  自民党拉致問題対策特命委員会 事務局長
平成21年10月  参議院環境委員長
主な著書 『嫁姑合戦』(TVドラマ化)、「走りつづけて・父・山谷親平五千六百一回目の朝」、
       「はりきりママのかしこい子育て」など。
 
事務局 TEL098-889-1305、2023   FAX098-889-6496
※この「教育講演会」は、競艇の交付金による日本財団の助成金を受けて実施します。

沖縄戦「集団自決」の謎と真実
秦 郁彦
PHP研究所

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