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☆景気がよくなっても悪くなっても、日銀の保有資産の評価、損債務超過に陥る
☆某国の中央銀行が債務超過に陥ったとき
*某国の通貨を保有しよう思わなくなり通貨の暴落が生じる
☆中央銀行が、簿価会計でも債務超過(=民間では倒産状態)になる
*日銀が発行する通貨など、誰も信用しなく、円の暴落・ハイパーインフレ
☆日銀が債務超過になったら、政府が資本投入すればと考える人
*政府が、資本投入をすれば、日銀が再度債務超過になる事態が避けられる
*現実問題として、日本の予算は毎年20数兆円の赤字
*今国債の買いては日銀と外国人だけ
☆そんなことで、世界が円への信認を復活させるとは到底思えない
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☆スイス国立銀行(SNB)が債務超過に陥った
*スイス国立銀行も、スイスフランの信用も失墜しなかった
*「SNBが大丈夫・日銀も大丈夫」というわけにはいかない
☆スイス銀行の場合、スイスフランが強くなりすぎた
*SNBはユーロ買い、スイスフラン売りの為替介入を行う
*スイスフラン高を防止しようとした
*勢いは止まらず、購入したユーロの価値が下がる
*SNBの場合、保有資産の評価損による債務超過
☆SNBの権威もスイスフランの価値も失墜してない
*発行する通貨(スイスフラン)の価値が下落
*SNBの保有資産ユーロの価値が上昇する
*債務超過は即座に解消される
*SNBの債務超過は、マーケットで問題にされなかった
☆日銀に予想される債務超過は、性格が全く違う
*円が下落しても、債務超過が簡単に解消されない
☆日銀とその発行する通貨・円の信用失墜は間違いないと思う
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☆景気が過熱した場合
*中央銀行は「政策金利の引上げ」と「ばらまいた資金の回収」する
*日本の場合、現状では政策金利の引き上げは難しい
☆現在(2019年9月末)日銀のバラマキ額
*発行銀行券で107兆円、日銀当座預金408兆円、計515兆円
*日銀のバランスシートは、570兆円で、名目GDP104%です
*他の中央銀行のバランスシート規模は対GDP比で約30%位
*日銀は断トツのメタボ
☆FRBは、国債の発行額の10%しか買っていなかった
*しかしFRBは、「国債の途中売却」をあきらめ、全額「満期待ち」とした
*FRBは、売却による市場への影響を恐れた
☆日本国債、裁定取引目的の外国人以外に買い手のいない
*米国債の場合は、FRBの他にも、外貨準備として備える、中国、日本他
(米国債購入希望者が多数いる)
*そのFRBでも出来なかった
☆日銀に国債の途中売却など出来るはずがない
*日銀当座預金が減るのは
*日銀が保有国債を市中に売却するか、海外に資金が逃げていくときだけ
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☆日本国債の最大の買い手だった大蔵省資金運用部が購入中止を発表
*長期金利0.6%から2.4%に急騰した(購入中止の発表だけ)
*大慌ての大蔵省は購入再開を発表し、コトを収めました
☆現在の日銀は一時70-80%を購入していた
*日銀が購入をやめるときの衝撃は想像を絶する
☆1998年当時の国債市場「日銀、最後の砦」として存在した
*国債市場が大崩れすれば、日本の危機だ
*法律を変えてでも日銀が資金運用部に代わって国債を引き受けるだろう
*今は最後の砦の日銀自身が国債の爆買いをしている
☆日銀の保有国債の途中売却は不可能
☆インフレが加速しても、ジャブジャブ状態の資金を回収できない
☆満期待ちしか選択肢はなく、その満期待ちも難し状況
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☆FRBの異次元緩和からの撤退に伴う株価の暴落現象
*FRBは米国債の爆買いを終え購入量を減額した
*FRBが購入量を減らし、需給から国債価格は下がる(=金利上昇)
*景気の下押しを予想した市場で、株価が下落した
☆FRBがバランスシート(BS)をほんの少し縮小するだけで、これだけの衝撃
☆日銀の出口ではどれだけの衝撃があるか怖くなる
☆日銀がBSを縮小しようとすれば、強烈な株価下押し圧力が働く
☆その点からも、日銀のばらまき資金回収は困難
(敬称略)
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☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
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日本・破綻寸前10(円の大暴落)
(『日本・破綻寸前』記事より画像引用)
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