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『安倍晋三回顧録』プロローグ(1)

2023年02月22日 | 安倍晋三
🌸『安倍晋三回顧録』「歴史の法廷」への陳述書である

 ☆安倍元総理の国葬での菅さんの挨拶
 「かたりあいて、尽し尽し人は 先立ちぬ 今より後の 世をいかにせむ」
 *菅さんは二度もこの歌を詠んで結びました
 *「いま、この歌くらい、私自身の思いを読んだ一首はありません」
 ☆挨拶が終わる式場には大きな拍手が起こりました
 *参列した人たちにとっては
 *それだけ感動が深かったのでしょう
 ☆日本武道館の近くに設けられた一般向けの献花台
 *自分で花を持ち寄った人たちの長い列が、間断なく続いた

通算8年9か月の安倍政治
 ☆安全保障関連法はじめ国論を二分する懸案に挑戦し続けた日々でした
 *その意味では、国葬に対しても賛否が渦巻くのは当然とも言える
 ☆日本憲政史上最長の政権を徹底分析することは
 *安倍政治への賛否、好き嫌いはどうであれ
 *ジャーナリストとしての責務だということでした
 ☆安倍さんに「回顧録」出版でインタビューを申し入れたのは
 *首相辞任を表明される1か月半前の20年7月
 ☆お願いした最大の理由
 *何故通算の首相在任期間で最長の政権になり得たのか?
 *その理由と政策決定の舞台裏、煩悶と孤独の日々
 *ご自身に語ってもらいたいと思ったから

欧米の指導者と日本の指導者との回顧録への対応
 ☆大統領や首相を辞めると、時を経ずに回顧録を出版するのが伝統
 *指導的立場にあった政治家の責任と考えているからでしょう
 ☆日本の場合は違う
 * 多くの著書を残した中曽根康弘氏でさえ
 *本格的な回顧録を出したのは、退陣後10年近く経ってから
 *迷惑をかけてはいけないという配慮
 *自らを誇るようなことは慎もうという日本美徳の表れかもしれません

退任後出来るだけ早く振り返ってもらおうと思った理由は
 ☆記憶が生々しい状態で語ってもらうことで
 *より真実に近づくことができると考えたから
 ☆政治家に限りませんが、回顧録には濃淡の違いはあれ
 *自己正当化が付きまといそれは避けられないことです
 *時が経てば、正当化や美化の度合いがさらに強くなるのは普通です
 ☆それを少しでも相対化できるのは
 *「回顧録」を関係者の前に晒すことです
 *事実の見方は決して一つではありません
 *そのためにも関係者に反論の余地を残しておくことが肝要です
 ☆多くの目に晒されることで、語る側にも自制が働きます
 ☆すばやく「回顧録」が出されることで
 *日本の政治に何が起きていたのか、より多角的に光が当てられる
 *それを安倍さんにお伝えして「回顧録」をお願いした
 *安倍さんから申し出に応じることをお伝えいただきました
 ☆安倍さんにとっても政治的疾風怒濤の時代を
 *きちんと残しておきたいという気持ちがあったのでしょう
 *面談を、20年10月から1年間、18回で計36時間行いました

政治記者としての経験から言えば、安倍内閣は特異な内閣でした
 ☆第1次政権では
 *教育基本法の改正や防衛庁の省昇格
 *憲法改正の手続きを定めた国民投票法の制定等
 *50~60年来の懸案を処理した
 ☆第2次政権では
 *特定秘密保護法の制定、集団的自衛権の限定的容認
 *安全保障関連法の整備、テロ等準備罪の制定など
 *国論を二分する課題に取り組んだ
 ☆野党や一部マスコミから
 *立憲主義を踏みにじる内閣との批判を浴びました
 ☆しかし、安倍首相・総裁のもとで戦われた6つの国政選挙
 *ことごとく自民党が勝利した
 *政権選択の衆院選で勝利しても
 *次の参院選では議席を減らすのが常です
 *その理由は選挙で公約しても
 *期待したような成果を上げることは短期的に無理だからです
 *国民にお灸を据えられることになるからです
                      (敬称略)                                     
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『安倍晋三回顧録』


『安倍晋三回顧録』プロローグ(1)
『安倍晋三回顧録』記事他より画像引用)

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