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大腸がん(高・中・低・未分化)とは

2023年02月22日 | 医療
🌸管状腺癌の病理組織学的特徴

 ☆腺腔形成の明瞭な腺癌を管状腺癌という
 ☆癌腺管は,円柱上皮あるいは立方上皮から構成されている
 ☆腺腔形成の状態で、高分化型と中分化型に亜分類される
 ☆高分化型は、円柱上皮からなっている
 *癌は明瞭な管状腺管を形成し、硬性型は例外的にしか存在しない
 ☆中分化型は,立方上皮からなる腺管で構成される
 *腺腔形成が高分化型ほど完全ではない
 *間質量は多くの例で中等度以下だが,硬性型をとることもある

🌸大腸の低異型度癌と超高分化腺癌 

病理総論的に腫瘍の分類
 ☆病理総論的な腫瘍組織学的類似性の分類
 *発生母地との正常組織との組織学的類似性より
 *高分化・中分化・低分化・未分化に分類される
 *分化度が高いほど,正常組織に類似する
 ☆腫瘍組織学的類似性とは逆の分類
 *正常組織からの組織学的乖離の度合いを表す用語異型度
 *乖離の程度が低いものは低異型度、高いものが高異型度
 ☆分化度,異型度ともに腫瘍の細胞像に用いられる

大腸の上皮性腫瘍は構造分化度より分類する
 ☆高分化腫瘍(腺腫,乳頭腺癌,管状腺癌 : 高分化)
 ☆中分化腫瘍(管状腺癌 : 中分化)
 ☆低分化腫瘍(管状腺癌 : 低分化)に分類
  ☆高分化腫瘍&超高分化腺癌
 *細胞異型度から良悪性の鑑別がなされるが
 *細胞異型度が低く癌とは診断できないものもある
 *超高分化腺癌でも、粘膜下層に浸潤を来しているものがある
 *超高分化腺癌は“浸潤”“転移”という診断用語
 *その組織診断基準が確立されているわけではない
 ☆低異型度癌
 *超高分化腺癌の同義語として用いられる
 *高分化腺癌をその細胞異型度から
 *低異型度癌と高異型度癌とに分類する

大腸癌手術後の転帰とその経過&組織型との関係
 ☆408例を組織学的に分類
 *治癒切除例は、その生存率・再発形式,・再発時期で検討
 *非治癒切除例も、その生存期間・非治癒切除の理由等を検討
 ☆大腸癌切除例の組織型は高分化腺癌が多い
 *中分化腺癌, 粘液癌が続き、他の組織型は少数であった
  ☆直腸癌治癒切除例の5年生存率
 *リンパ節転移の有無や深達度を一致させても
 *中分化腺癌の方が高分化腺癌より5年生存率低かった
 ☆直腸癌治癒切除例と非治癒切除例比較
 *再発死亡した症例の生存期間
 * 高分化腺癌より中分化腺癌の方が短かった
 *直腸癌では、中分化腺癌は高分化腺癌に比べ悪性度が高い癌である
                      (敬称略)                                     
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⛳出典、『胃と腸』





大腸がん(高・中・低・未分化)とは
『胃と腸』記事他より画像引用)

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