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『神学・政治論』7(世の中の仕組みを俯瞰する)

2020年11月19日 | 哲学
🌸『神学・政治論』7(世の中の仕組みを俯瞰する)

 ☆信仰が必須だった時代に
 *「無神論」との一石を投じた『神学・政治論』
 *欧州を極度の緊張に陥れた”有害図書”
 ☆それでも、スピノザは、発刊せずにはいられなかった
 ☆著者、バールーフ・デ・スピノザ

⛳『神学・政治論』筆者スピノザのプロフィール
 ☆ユダヤ人としてオランダに生を受たスピノザ
 ☆スピノザが生まれた時代は、ルネサンス・大航海時代
 ☆ヨーロッパ人のアメリカ移住、植民地政策盛んな時代
 ☆アフリカ由来の伝染病がアメリカ先住民を襲う
 *コロンブスの発見以前、3千万人のメキコ人が住んでいたアメリカ
 *ヨーロッパ人の移住で、メキシコ人160万人に激減した
 ☆ヨーロッパではペストが猛威を振るう
 ☆東インド会社を設立し貿易拡大を成功させたオランダ
 *興隆を迎えたオランダだが、イギリスとの戦争をへて衰退する
 *ヨーロッパ市民の価値観は大きく揺らいでいた
 ☆『神学・政治論』は、1670年著者名は伏せて発刊された
 *本書は、常軌を逸する、驚愕すべき内容だった

⛳『神学・政治論』の概略
 ☆神学と哲学は分けて考えるべきである
 ☆教会よりも国家が上に立つべきである
 ☆自由に思考することは国家の平和に必要なことである
 ☆国家は国民を支配せず自由を与えるべきである
 ☆聖書は神の言葉そのものではない
 ☆教団所属者による著書である
 ☆聖書は神からの「啓示」ではない
 ☆17世紀の欧州
 *キリスト教かユダヤ教を信仰しない者などいなかった
 ☆『神学・政治論』は、無神論を説きバッシングを浴びた
 *「卑猥かつ瀆神」「悪魔が地獄で作り出した」「有害で唾棄すべき」と
 *本書により、ヨーロッパで極度の緊張状態を起す
 ☆スピノザの宗教批判は、18世紀以降の聖書神学に生かされていく
 *聖書を教会や教義の支配下に置かない
 *科学的に検証したうえで、史実と神話を区別する
 *批評的かつ客観的な研究を軸とする、自由主義神学である

⛳『神学・政治論』の社会への影響
 ☆神は人間に対し超自然的存在を介して
 *「啓示」し宗教的真理を伝達する
 *聖書も「啓示」のひとつだとする考え
 ☆「啓示」を発する神を神学者が見つめなおす
 *その手段を提示したのが無神論者のスピノザだ
 ☆社会状況を睨み考えたが
 *スピノザは本書を発刊せずにはいられなかった
 ☆現代において重要性を増す“危険な”思想家スピノザの神髄
 *「思想・言論・表現の自由」をどう守り抜くか
 ☆17世紀のオランダと現代との類似点が見えてくる
                  (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、『世界の古典』




『神学・政治論』7(世の中の仕組みを俯瞰する)
(ネットより画像引用)

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