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「トラウマ体験」「PSTD」「記憶の書き換え」(最終回)

2024年01月22日 | 社会
🌸すべての記憶は「偽物」である(2)(最終回)
   
 (2回購入した本⇔読者の理解不足結果より)

『要旨』
 ☆トラウマとPTSDのやっかいな関係
 *トラウマ的出来事に遭遇したひとがPTSDになるのではなく
 *トラウマ体験をもちやすいタイプの人がいるのだ
 ☆トラウマ体験をしやすい性格は、神経症傾向が高い「悲観的」なタイプ
 ☆無意識のうちに記憶を書き換えているケース多い
 ☆脳にハードデイスクが埋め込まれているのではない
 *刺激を受けたとき、そのつど記憶が新たに想起される再構成される
 *記憶はある種の「流れ」であり、思い出すたびに書き換えられている
 ☆記憶は、原理的には、ニューロン間の
 *「つながりやすさ」と「つながりにくさ」の組み合わせでしかない
 ☆心によい影響を与えた経験に比べ、悪影響のあった経験の記憶
 *時間を経ても著しく安定し
「トラウマ優位効果」と呼ばれる
 ☆記憶の抑圧や解離がPTSDの原因なのだ





「トラウマ体験」「PSTD」「記憶の書き換え」
(ネットより画像引用)

トラウマとPTSDのやっかいな関係
 ☆私たちは、常に因果関係を探している
 *これは脳の「基本設計」で、なにか悪いことが起きると
 *原因があるはずだと(無意識に)考える
 ☆リベラルな社会では子どもへの暴力が忌避され
 *幼児がひどく怯えたり、性的なことに関心を示すと
 *虐待が疑われるようになった
 ☆性的虐待を受けた子どもたちを調べた結果
 *33%に恐怖心があり、53%にPTSDの一般的な症状
 *28%に不適切な性行動が見られた
 *3分の1の子どもには、なんの症状もなかった
 *心に傷を負つたあとの過程はひとつではないと研究者述べている
 ☆「辛い体験の記憶が心理的な症状を生み出す」という因果論
 *ほんとうに正しいのか疑問もある
 ☆PTSDも同様に、単純な因果関係では理解できない
 *トラウマ的出来事に遭遇したひとがPTSDになるのではなく
 *トラウマ体験をもちやすいタイプの人がいるのだ
 *このひとたちは子ども時代も大人になってからも
 *トラウマ体験をする確率が高く、PTSDになりやすい

トラウマ体験をしやすいパーソナリティとは
 ☆外向性が高いと、強い刺激を求めてリスク行動をとりやすい
 ☆神経症傾向が高い「悲観的」なタイプ
 *出来事をネガティブに解釈するので」
 *辛い思いを感じやすいひとが、トラウマを体験しやすい
 ☆近年の心理学では、レジリエンス(反発力)が注目されている
 *がんのサバイバーがその典型だ
 *ストレスに強くなったりする場合がある
 ☆行動遺伝学は、人生のあらゆるところに遺伝の長い影が落ちている
 *生得的にトラウマになりやすいひとと、なりにくいひとがいる
 ☆無意識のうちに記憶を書き換えているケース多い
 *「このトラウマは偽物だ」ということではない
 *「すべての記憶は偽物」なのだ
 ☆脳にハードデイスクが埋め込まれているのではない
 *刺激を受けたとき、そのつど記憶が新たに想起される再構成される
 *記憶はある種の「流れ」であり、思い出すたびに書き換えられている

人類がトラウマから解放される日
 ☆ヒトにかぎらず、多くの生き物が記憶をもっている
 *それが生存と生殖にきわめて有利だからだ
 *記憶をもたないライバルより多くの子孫をつくることができた
 ☆記憶は進化してきた.
 *進化論的な観点からは、強いストレスによって記憶
 *「抑圧(なにが起きたのかまったく覚えていない)」されたり
 *「解離(体験が断片化され他人事のように感じる)」する
 *生命の危機に直結する体験を覚えていなければ
 *次に同じ事態に遭遇したときに的確に対処できないだろう
 *こうした″バグ″は、自然淘汰で消失していくのだ
 ☆心によい影響を与えた経験に比べ、悪影響のあった経験の記憶
 *時間を経ても著しく安定し
「トラウマ優位効果」と呼ばれる
 ☆記憶の抑圧や解離がPTSDの原因なのだ
 *潜在的なトラウマ体験をしたとしても
 *その対処法は個人のパーソナリティによって異なる
 *明晰な記憶に苛まれるひとがいる一方
 *はっきり覚えていないか、記憶を負担に感じないひともいる
 ☆記憶は他者の体験と簡単に融合する
 *他者のより印象の強い経験が自分の記憶に取り込まれて
 *トラウマ体験になってしまうことがある

記憶とはなんだろうか
 ☆脳には1280億のニューロンがある
 ☆脳は「二ューロンの活動から生じる複雑系の動的ネットワーク」で
 *記憶を保存しておくハードデイスクやメモリはどこにもない
 ☆記憶は、原理的には、ニューロン間の
 *「つながりやすさ」と「つながりにくさ」の組み合わせでしかない
 *脳にはこれ以外の機能はないのだから
 *こうしてつくられるネットワークのある状態が
 *特定の記憶を意識させると考えるほかはない
 ☆記憶は特定の刺激で、その都度、脳のネットワーク内で再構成される 
 *存在するのはニューロンの痕跡だけだから
 *記憶が生成される瞬間に、それを生理学的に阻害すると
 *ふたたびその記憶をつくりだすことができなくなる
 ☆将来的に、記憶を自由に書き換えることができるようになるかも
 *そうなれば、もはやトラウマに苦しむこともなくなるだろう
 *「わたし」とはいったい何者になるのだろうか
                       (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『バカと無知』

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