

☆上座部仏教では、仏像は釈迦を中心として描かれる「釈迦の像」
(釈迦の生涯をたどるレリーフで「釈迦以外の如来像」「観音菩薩像」はない)
(上座部では、教義に菩薩をもつ世界観がない)
☆日本人の多くは、仏像を「ブッダ」とは言わない(西欧人はブッダで表現)
(釈迦の像以上に如来像や菩薩像の方がポピュラー)
☆日本の仏像は、今日信仰の象徴と崇拝の対象以外にも美術品として
(鑑賞や教義を超越した癒しの効果が人々を引き付けている)

☆釈迦の像は三十二相、八十種好の規定に沿つて造られる
☆如来像の頭頂部が盛り上がっているのも眉間に突起物があるのもマニュアルにあるから
☆如来の身長は、約4.8メートルとされこの大きさが基本
☆これより大きい仏像を大仏と呼ぶ

☆仏像制作は日本で独特の進化を遂げました
☆中国、朝鮮半島、中央アジアの大乗仏教の仏像は、石窟などに巨大な仏像をみることが出来る
(大陸の仏像には石像が多い)
☆日本の仏像は、金銅仏、一木・寄木の木造、乾漆像など種類豊富
☆日本の仏像文化では、仏典の世界を忠実に表現しようとした
☆仏典に説かれている世界観をもとに再現し、視覚的な表現を試みた意匠が多数ある
(個々の仏像を精密化&配置方法で計算し仏像群をジオラマ化する)
(阿弥陀仏の世界極楽浄土は西方にある論理より、阿弥陀仏は東を向いて配置された)等
☆日本の仏教には時代を追うごとに流行があった
(釈迦信仰、弥勒信仰、薬師信仰、密教、阿弥陀信仰など)


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荘厳・多様な「仏の宇宙」(『手にとるように宗教がわかる本』記事より画像引用)
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