🌸岸田氏 “終わった政治家”から起死回生の一打
☆自民党の新総裁に選出された岸田文雄前政調会長
⛳昨年の自民党総裁選後に「岸田は終わった」と言われた
☆岸田文雄氏は、安倍氏とは当選同期の間柄
*安倍政権で要職も歴任し禅譲狙いとされた
*安倍氏が後継に選んだのは菅義偉首相だった
☆菅内閣の支持率が低迷する中の総裁選
*岸田氏、退路も、確かな勝算もなく名乗りを上げた
*立候補表明で、党役員の任期を限る大胆な党改革
*百戦錬磨の二階幹事長に退任を迫る乾坤一擲の大勝負
*二階氏だけでなく、菅首相にまで引導を渡す結果となった
*起死回生の“ホームラン”に自信を深めた
*総裁選の出陣式では鬼気迫る表情で訴えた
☆決選投票で河野氏を破り、総裁に選出された岸田氏
*硬い表情で、会場を見回しながら声を張り上げた
*「岸田の特技は、人の話を聞くということ」と
☆岸田氏は開成高野球部に所属していた
*3度の東大受験に失敗し「俺に価値はあるのか」と悩んだ
*早稲田大に入学、夏目漱石やドストエフスキーを読みあさる
*日本長期信用銀行(現新生銀行)に就職
*その後、自民党衆院議員に転身した父の選挙を支えた
*1票を懸けて生身の人間が激しく交錯する世界
*岸田氏、29歳で父の地元秘書になった
⛳「あいつは偉くなるぜ」つぶやいた麻生氏
☆自民党総裁選でアピールした「聞く力」の原点
*苦労した若手時代に養われた
☆35歳で地盤を継いで臨んだ衆院選で初当選
*祖父から続く3代目の国会議員となった
☆岸田氏、毎週末、広島市の繁華街でマイクを握った
*その姿を見て麻生氏が「あいつは偉くなるぜ」とつぶやいた
*閣僚になってもできる限り地元に戻った
*「凡事徹底」で9回連続の当選を重ねた
⛳「敵をつくらない」主義で、堅実に要職歴任
☆権力闘争の恐ろしさを肌で知り、永田町きっての“慎重居士”になった
☆「加藤の乱」加藤紘一氏が主導したが土壇場で躊躇した
*「なぜやめるんですか」岸田氏らが血気盛んに迫った
*その後、加藤氏は総裁の芽を断たれた
*「絶対に負け戦はしてはいけない」と心に刻んだ岸田氏
☆「敵をつくらない」とされる性分で堅実に要職を歴任していく
☆第2次安倍政権で外相や政調会長も担い「ポスト安倍」の最右翼に浮上
☆「与えられた役割を全力でこなし、首相は目指してこなかった
☆安倍晋三氏の顔色をうかがう「禅譲路線」
*「優柔不断」「戦えない男」の評価がまとわりついた
*岸田氏、脱皮を模索しているようだった
☆雌伏の末にようやくつかんだ総裁の座
*「政治にとっては決断力が大変重要だ」と述べならが
*記者会見で自らに言い聞かせるように表情を引き締めた
(敬称略)
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⛳出典、『西日本新聞』
「あいつは偉くなるぜ」つぶやいた麻生氏
(『西日本新聞』記事より画像引用)
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