慶喜

心意気
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『オーストリアのがん告知』『ハンガリーの終末期医療』

2024年09月08日 | 医療
🌸海外の“死''見聞録3

 ☆文字ばかりで恐縮ですが
 *医師側から見た『看取り』の内容なので
 ☆何か『人間のライフクロック』を感じさせられます

⛳オーストリアのがん告知
 ☆筆者は、オーストリアの終末期医療について話を聞く
 *医療の先進国であるオーストリア
 *日本の状況とさほどのちがいはありません
 *大いに異なったのは、患者さんへのがん告知
 ☆今でこそ日本でも告知はふつうに行われます
 *当時はまだまだがん告知はタブーでした
 ☆「がんの告知で悲観し、自殺する患者さんはいませんか」と訊ねると
 *「そうならないよう、しつかりと説明をする」との答えでした
 ☆「進行がんで治癒の見込みがないときも話すのですか」と聞くと
 *「もちろんそうだ」と事実を隠さず、ありのままを受け入れる強さ
 *医師の側にも患者さんの側にもあるのだなと感じた
 *結果が悪いときに事実を告げないのなら
 *検査をする意味がないというのは、合理的な判断です
 ☆日本人は合理性より、感情を重んじる
 *それを改めて感じたのは、人間ドック
 *筆者在勤時、ウイーンに人間ドックをする施設がありませんでした
 ☆日本には人間ドックというシステムがあるらしいが
 *どんな検査をするのか、そのメニューを教えてくれ」と言ってきました
 ☆事務長は満面の笑みで教えてくれました
 *日本人はほんとうにありがたいお客だよ
 *何しろ、どこも悪くないのに検査を受けてくれるんだから
 ☆欧米人の合理性では、検査の無駄ということ
 *検査は悪いから受けると理解されている
 *どこも悪くないのに検査を受けて
 *どこも悪くないと判定されるのは当たり前
 ☆人間ドックを受ける日本人
 *症状が出てからでは手遅れになる危険性があると思っている
 *心配や不安はキリがないし
 *いくら熱心に人間ドックを受けていても
 *調べない臓器や病気もある
 *100%安心というわけにはいかない
 ☆日本人、それでも人間ドックを受ける人が多いのは
 *合理性より心配という感情を優先する人が多いからでしょう

ハンガリーの終末期医療(後進国)
 ☆ブダペストの日本大使館から相談が持ち込まれた
 *参事官の秘書ハンガリー人の女性が肺がんになった
 *日本で治療を受けさせられないかという
 ☆送られてきた胸部のⅩ線写真を見ると
 *がんはすでに両側の肺に広がっていたので
 *日本で治療しても治癒はむずかしいと答えぎるを得ませんでした
 ☆参事官は、 ハンガリーの医療事情の悪さを罵る
 *進行したがんの患者は、治療せずに家に帰らせる
 *治療の余地がないからと、患者を見捨てて病院から追い出す
 ☆参事官は続けてこう言いました
 *家に帰らせたあとは、痛みが出たときだけ
 *医者がモルヒネの注射をしに行くそうです
 *当時のハンガリーは、民主化からまだ間もなく、医療も停滞気味でした
 *病院でも高度ながん治療ができず、患者さんを自宅に帰らせていた
 ☆それ、今日本で注目されている在宅医療、在宅での看取りそのもの
 *医療が進みすぎて、患者さんにつらい検査や治療を受けさせ
 *それが無駄だとわかって緩和治療や待機療法を取り入れた
 *日本の医療を、 ハンガリーは遅れていたからこそ先取りしていた
                       (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『人はどう死ぬのか』

                    映画(フェアウェル)
                         フェアウェル


『オーストリアのがん告知』『ハンガリーの終末期医療』
(ネットより画像引用)

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