ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

爪の垢

2008-12-07 15:55:00 | 時事(海外)
経営再建中の日本航空社長の倹約振りは見習う所大である。

先日、米CNNがJALの西松社長兼CEOの「倹約ぶり」を取材、
その様子が放送されて、反響を呼んでいるそうである。
レポートでは、西松社長が報酬をパイロット以下にカット
したことや、都営バスで通勤している様子が紹介された。

今一番見習うべきは、米議会で財政支援を求めているビッグ3だろう。

経営再建中とはいえ、世界第10位の航空会社のCEOの給料が960万円である。
一方で米国ビッグ3のCEOの年収が2億ドル、日本円でおよそ186億円である。
しかも経営破たん寸前の会社にもかかわらず、自家用ジェットを利用するなどの
神経は理解不能である。

これでは、国民の反発を受けるのも当然だろう。
そもそも、石油があと何十年かで枯渇すると言われているのに、
それに対応した車を開発する気もなく、企業努力もせずに
生き残れるわけがないのである。

将来的にアメ車のガソリン垂れ流し、バカ大きいだけの車に一体誰が乗る
というのか、考えなくてもわかりそうなのだが…。

JALは経営再建に向けての取り組み中だから、なりふり構っていられない
のだろう。社長だからと言って、ふんぞり返っていられたら部下が
ついてこないのである。現場にだけ痛みを与える事無く、社長自ら
痛みを分かち合う姿勢は素晴しい。

ビック3のトップらには、西村社長の爪の垢でも煎じて飲ませるべきである。




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