ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

景気回復

2008-12-14 12:45:42 | 時事(国内)
ソニーやキャノンなど、日本の大手メーカーの派遣社員の
大量人員削減が社会問題化している。年内から年明けにかけて、
数万人が一度に職を失うことになるわけで、これらの人々が、
一度に失業保険を申請し、それがまた財政負担としてのしかかる
など、巡り巡って不景気の波が循環していく…。

そして、こんなところにも不景気にまつわるお話が…。

東京、六本木の話しである。金融破綻によって欧米のバンカーたちが
本国に引き上げたり、収入が激減している。その煽りで六本木ヒルズに
あるハートランドという外資系の外国人御用達バーに出会いを求めて
集まる若い女性たちも、姿を消しつつある…というのだ。

六本木ヒルズは勝ち組のシンボル的存在で、ヒルズ族と呼ばれる一群
に自らを置き、一時的にでも贅沢なライフスタイルを実現することを
夢見る女性たちは、1時間以上かけて電車でこのバーにやってくると
言われていた。

しかし、彼女らは単なるアホでもないらしく、その辺の人達より余程、
金融市場に詳しいそうだ。そのバーに通う、ある米系大手投資銀行の
セールス・トレーダーは「2003年~2007年の株価上昇期の5年間で、
六本木ヒルズ周辺に集まる女性たちは勘を磨いた、つまり景気の後退を
敏感につかむ感覚を身につけてきた…」というわけで、ヒルズ周辺から
いち早く姿を消したのは彼女たちだったそうだ。

80年代後半のバブル期にも六本木周辺には外国人が多くて、御用達バー
みたいな店もけっこうあったようだが、でも当時は勝ち組とかヒルズ族
みたいな格差感のある言葉もなかったし、何より皆が浮かれていたので、
他人を当てにした、人の金バブル狙いの人はあまりいなかったのではない
だろうか?

これも時代の変化なのだろう。

彼女たちがまた六本木に集まってきた時、それが本当の景気回復の
兆候なのかもしれない…?


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