毎年、年末近くになると、テレビが急につまらなく感じる。
普段、それほど熱心に見ているわけではないが、この時期は、
どこもかしこもお笑いタレントを起用した特別番組ばかりで、
全く面白みがない。
そのような中、毎年クリスマスの夜に小田和正が行うクリスマス
コンサートだけはなんとなく狙って見てしまう番組のひとつだ。
特に小田和正のファンではないし、普段全く聞くこともないのだが、
中学生の頃、当時、オフコースが流行っていて良く聞いたので、
なんとなく懐かしさもあるのだろう、毎年かかさず見ている。
今年も当日夜、そろそろかなとチャンネルをポチポチやっていると、
どうやらまだ早かったらしい。仕方ないので何か別の番組を…と
探していると、なにやらNHKで「平成長屋」と題したドキュメンタリー
をやっているではないか?
「平成長屋」
東京、JR大塚駅近くにある40人が住むシェアハウスのことである。
リビングや台所、風呂は共用、プライベート空間は2段ベッドの中
だけという、いわゆるドミトリー部屋である。
シェアハウスは売れ残ったマンションや企業のリストラで閉鎖された
社員寮などを改装した共同住居で、いま東京を中心に増え続けている
そうだ。
家賃は3万円ほどで敷金・礼金なし、保証人も不要という手軽さから
主に若者が集まっている。様々な仕事を経験しながら自分探しをする
元大学生、正社員の職を辞めネットトレーダーとして成功をねらう
サラリーマン、お笑い芸人をめざしているフリーターらが住人である。
番組は不安定な生活の中でも自由を楽しんでいるように見える彼らの
会話から、現代の若者たちの本音に迫るドキュメンタリーである。
社会から落ちこぼれた若者が、まだ夢を捨てきれずに奮闘している
姿はなんだか微笑ましくもあるが、一方で「世の中そんなに甘くな
いぞ…」と思わせる会話も多く、世間と自分自身の意識のズレに
未だ気づかない若者特有の青臭さがなんだか懐かしく感じられた。
またこのシェアハウスのリビングで交わされる会話や雰囲気は
どことなく外国に良くある安宿で交わされるものと非常に似ており、
一昔前の自分を見ているようでもあった。
しかし、最近ではこの平成長屋にも、派遣切りなどで職を失った
若者らが入居して来たりと、住人らの構成が少しずつ世相を反映
したものになって来ているようである。
「平成長屋」
この歳で住みたくはないが、経営者としてやってみたい気がする。
普段、それほど熱心に見ているわけではないが、この時期は、
どこもかしこもお笑いタレントを起用した特別番組ばかりで、
全く面白みがない。
そのような中、毎年クリスマスの夜に小田和正が行うクリスマス
コンサートだけはなんとなく狙って見てしまう番組のひとつだ。
特に小田和正のファンではないし、普段全く聞くこともないのだが、
中学生の頃、当時、オフコースが流行っていて良く聞いたので、
なんとなく懐かしさもあるのだろう、毎年かかさず見ている。
今年も当日夜、そろそろかなとチャンネルをポチポチやっていると、
どうやらまだ早かったらしい。仕方ないので何か別の番組を…と
探していると、なにやらNHKで「平成長屋」と題したドキュメンタリー
をやっているではないか?
「平成長屋」
東京、JR大塚駅近くにある40人が住むシェアハウスのことである。
リビングや台所、風呂は共用、プライベート空間は2段ベッドの中
だけという、いわゆるドミトリー部屋である。
シェアハウスは売れ残ったマンションや企業のリストラで閉鎖された
社員寮などを改装した共同住居で、いま東京を中心に増え続けている
そうだ。
家賃は3万円ほどで敷金・礼金なし、保証人も不要という手軽さから
主に若者が集まっている。様々な仕事を経験しながら自分探しをする
元大学生、正社員の職を辞めネットトレーダーとして成功をねらう
サラリーマン、お笑い芸人をめざしているフリーターらが住人である。
番組は不安定な生活の中でも自由を楽しんでいるように見える彼らの
会話から、現代の若者たちの本音に迫るドキュメンタリーである。
社会から落ちこぼれた若者が、まだ夢を捨てきれずに奮闘している
姿はなんだか微笑ましくもあるが、一方で「世の中そんなに甘くな
いぞ…」と思わせる会話も多く、世間と自分自身の意識のズレに
未だ気づかない若者特有の青臭さがなんだか懐かしく感じられた。
またこのシェアハウスのリビングで交わされる会話や雰囲気は
どことなく外国に良くある安宿で交わされるものと非常に似ており、
一昔前の自分を見ているようでもあった。
しかし、最近ではこの平成長屋にも、派遣切りなどで職を失った
若者らが入居して来たりと、住人らの構成が少しずつ世相を反映
したものになって来ているようである。
「平成長屋」
この歳で住みたくはないが、経営者としてやってみたい気がする。